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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(78)~TL-2000 140電動化計画⑫~(2011/04/29 ※5/1掲載)

富士登山も九合目からが、なかなか上がれないと言いますが、私のTL-2000も90%は出来上がっていると思うのですが、大型機であるが故まだまだ作業が続きます。

さて、お便りを頂いておりますのでご紹介します。
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毎週金曜日が楽しみでKKHOBBYさんのホームページを見ています。丁寧な工作過程とさらりとこなす仕事ぶり感嘆いたしております。ところで気になるパーツがありますので機会がありましたら取り上げてほしいのです。飛行安定装置、飛行機用ジャイロの使い勝手はいかがなものか知りたいのです。
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お便りありがとうございます。
また、私の工作技術をお褒めいただいてありがとうございます。
あまりたいしたことはしていないのですが、誰もが判りやすく表現することについては、RCエアワールドに原稿を執筆していた頃から心がけていました。
あの頃と違って、今は工作と写真撮影をひとりでやっていますから、あまりに工作に夢中になってしまうと写真撮影を忘れてしまうので、製作した部分をわざわざ分解してもう一度撮り直すこともあります(笑)

さて、飛行安定装置や3軸ジャイロですが私は使ったことがありませんが、私のラジコン仲間が使っています。使用した印象は「10クラスの機体でも、大型機を飛ばしているように座りが良い」と言っていました。それだけ安定するということでしょう。しかし「だからと言って墜落しないという保障はない」とも言っていました。
私がもし使うとしたら高高度の空撮機に載せるなど、また別のアプローチの方法を考えると思います。ラジコン飛行機で航空写真を撮影する場合、どうしても高高度を飛ばすので、機体の姿勢が判り辛くなります。そんな時に水平をキープして飛んでくれたら役に立つと思います。


それでは、製作に入ります。



アンプのリード線にコネクターを取り付けます。今回は4セルのリポを直列に繋ぎ、8セルで使用しますので大電流が流れます。そこで、大電流でも耐えられるXT60コネクターを使用しました。

半田の乗りを良くするために、接点にフラックスを塗ります。



リード線の方にも十分に半田メッキをしておき、双方の半田と半田を溶かし合わせるような感じで半田付けをします。この位太いリード線になると、80Wくらいの半田ゴテを使って、サッと付けた方が電子回路への負担も少なく、コネクターも溶け出すことはないでしょう。



コネクターの半田付けが完了しました。
今回使用するアンプは、HOBBYWINGのPENTIUM-80A-HVです。
リポは5セル~10セル対応ですからリード線も太く、ヒートシンクも大型のものが使用されています。
手前にスパーク防止用の細いジャンパー線が付いています。



マニュアルによると重心位置は主翼前縁から10cmの所に指定されています。主翼裏側に前縁から10cmの所ペンで印をします。



ペンで印をした位置にビニールテープを貼ります。このビニールテープの位置で機体を持ち上げれば、重心位置のズレが判ります。



胴体に主翼を接合します。胴体内に動力用リポやサーボ駆動用ニッカドなど、重量物をなるべく前の方に設置して重心位置を合わせます。リポやニッカドなどの重量物を出来るだけ前に積むことにより、どうやらデッドウエイトを積む必要はなさそうです。



モーターマウントを付けた時にベットの一部を切り落としたので、3mmベニヤを接着して補強します。



重心位置を合わせるためにアンプも出来るだけ前に積みたいので、リンケージの木製ロッドを流用してスペーサーを作ります。



スペーサーをアンプに付けてみました。これでアンプとニッカドを2階建てにして最前部に積むことが出来ました。



ブラシレスモーターとアンプを繋ぐリード線の通る穴を開けます。最初はドリルで豪快に開けます。



次に、フライトによりリード線がショートしないように、ルーターを使って穴の内側のささくれを丁寧に整形します。



アンプはこんな感じに取り付けました。左右のマジックテープは4セル5000mAhのリポを搭載するスペースです。マジックテープはそのままベニヤ板に貼ると簡単に剥がれますので、あらかじめエポキシ系の接着剤を塗っておき、硬化してからマジックテープを貼ります。



4セル5000mAhのリポを2本積んでみました。これでもまだ重心位置は後ろ気味です。



2本のリポを直列接続するためのリード線を作って見ました。
シリコンケーブルは12AWGを使っています。



先ほど作ったリード線にリポを接続してみました。アンプのジャンパー線を使うのを忘れると、コネクターから透けて見えるほどのスパークを起こします。
サーボ駆動用のニッカドをもう少し前に持っていきたいところです。



カウリングの下の部分がノーズギアに当たるのを防ぐのと、排気効率を上げるためにカウリングの下の部分をカットします。
スプレーの缶があったので、それをなぞって半円を描き、ルーターで穴を開けていきます。



一様に穴が開いたら、ニッパーで穴と穴の間の部分をカットしていきます。



こんな形にカットできれば良しとします。



先ほど使ったスプレー缶にサンドペーパーを巻いてカウリングを整形します。



カウリングを付けてみました。
こんな感じで排気効率が上がれば良いのですが、どんなもんでしょ?!
まだまだ足りないかも!

〔訃報〕
私事ではございますが、平成23年4月22日に私の実父が他界いたしました。
このことにより私的行事が重なり、ラジコン日記の更新が遅れましたことを
心よりお詫び申し上げます。 


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