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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(393)~SPADⅩⅢのフライトインプレッション(墜ちちゃいました!^^;)~ (2017/05/26)

ナベさんのプロフィール

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春の荒れた季節の最中、フィールドも一面新緑となり、まるで初夏を思わせるような気候です。

今回製作したSPADⅩⅢもグリーンの芝生に良く合います。
プロペラもあえて木製にし、先端を塗装したせいか、なかなかのスケール感を醸し出しています。

さてさて、今回のフライトはどうなるのでしょうか。
結論からすると『墜ちちゃいました』が、まぁ、墜落までのプロセスをお楽しみください!^^;



初飛行を待つSPADⅩⅢです。

実際に第一次世界大戦当時も草の上から離着陸していましたから、こんな感じだったのでしょうか。



パイロット目線といったらいいのでしょうか、SPADⅩⅢを後方低目から撮影しています。

やっぱりパイロット人形は必要ですね。



初飛行の前に、とりあえずパワーユニットのデータを取ります。
この日集まってくれた仲間に手伝ってもらいました。



スロットルをフルパワーにして回転が安定するまで数秒待ちます。

3セル1300mAhのリポを使って電流値は16.8A、消費電力は193Wとなりました。

木製ペラが太陽の光を反射していたのか、モーター回転数は計測できませんでしたが、離陸には十分引きを感じます。



写真を見ていただくとお判りだと思いますが、送信周波数は72MHzです。
この手の飛行機はクラブの飛行場でしか飛ばしませんから、あえて72MHzを使用してみました。
アンテナを伸ばすして送信機をホールドすると手に安定感を覚えます。


さて、飛ばす前にイメージトレーニングをします。
まずは
1 テールが車輪ではなくスキッド(そり)ですから、低速時のラダーコントロールは期待できません。ある程度機速が付いて、ラダーに空気が張り付いてからの操作になります。

2 このSPADⅩⅢは複葉機なので重心位置が高くなります。まして車輪も大きく腰高ですから荒い操作をすると翼端が接地しかねません。

3 そもそ機体が小さいので、上空で調整が取れるまでは暴れるかも知れません。

そんな訳でスロットルも優しく穏やかに操作することを心がけます。



滑走中、モグラの穴に車輪をとられましたが、SPADⅩⅢはテールを上げて直進するようになりました。

ここでもう一段スロットルを入れて、いよいよ離陸です。



やったー!
飛んだぜ!

胴体の迷彩色とラダーのトリコロールカラーが新緑の木々に映えて美しいです。


だがしかし・・・・。
重心位置が前過ぎたのか・・・エレベータートリムが極端にダウン方向だったのでエレベータートリムをアップにしなければなりません。

しかし、あまりにもエレベーターがダウン方向だったのでスティックからエレベータートリムに指を移せません。

パワーに余裕があったので、エレベーターをUPにして機首が下がる間にエレベータートリムを取ります。
しかし、昔のアナログトリムなら一発で調整できたものの、近年のデジタルトリムですと一度にせいぜい2~3個まです。

これを何回か繰り返しているとギャラリーはSPADⅩⅢが激しいピッチングを起こしていると感じたようですが、実はエレベータートリムと格闘していました。



何度か激しいピッチングをしているうちに機体のバンクが大きくなり、やがて失速。

「バシャ!」という音と共に飛行機が墜落したという事実を目の当たりにしました。

私は遠慮がちに仲間にききます。
「機体は葦の上かな? 水の上かな?」
そうすると仲間全員が間髪を居れず一斉に
「水の上だよ!」
と即答。

桟橋(当クラブは水上機やボートが出来るように桟橋がある)からSPADⅩⅢが浮いている姿が見えました。



早速ボートを出して機体の回収です。

たまたま水上機を楽しむメンバーがボートを出していたので協力してくれます。



水上機のオーソリティーであるHさんから船外機の使い方を教えて貰います。

「船外機って小型船舶の免許が要るんじゃないの?」
「ん? このクラスは大丈夫なんだよ」



今回は岸から近いところに墜落したので、意外と簡単にSPADⅩⅢを回収出来ました。

船外機とバッテリーを提供して頂いたHさん、本当にありがとうございました。

また、スクリューに草を絡ませてしまい大変ご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。



SPADⅩⅢを回収しました。

主翼上翼の支柱と垂直尾翼が中心に折れています。
おそらく背面に近い状態で水面に墜ちていったからだと思われます。

アンプと受信機は逝ってしまったでしょう。


さて、今回の反省点は何だったのでしょうか。
後になって冷静に考えてみると・・・。

エレベータートリムを取ろうとしていた高度が約15mでした。
本当はヘリコプターの操縦のようにトリムに負けず、安全高度までスティックで押さえつけて上昇すべきだったのではと思いました。

また、小型機ですから失速の兆候が掴み辛かったような感触です。

いずれにしても、落としてしまった事実は変わりはありません。

ラジコン歴38年、まだまだ修行が足りません。
いつかリベンジですね!



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