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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(444)〜作りかけのスーパーチップマンクの試験飛行〜(2018/05/18)

ナベさんのプロフィール

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いよいよチップマンクの試験飛行の日が来ました。 いつもなら「フライトインプレッション」と題して操縦感覚について触れるのですが、今回はカウリングも付けていないし、なにしろ20年前のエンジンを初始動させるわけですから、エンジンが回って無事に飛んでくれれば万々歳! ということでハードルを低くして「試験飛行」と題しました。

今回のフライトで新しい試みは受信機用のバッテリーに2セル2100mAhのLifeを使用したことです。 このチップマンクには、エンコン1、エルロン2、フラップ1、エレベーター1、ラダー1、引込脚1と、合計7個のサーボを使用しています。これらのサーボの消費電力を計算することもなく、ただただ漫然と飛行させてた訳ですから、今考えると自分が恐ろしくなります。
ニッカドに比べてLifeの内部抵抗や瞬発力がどれだけアドバンテージがあるのか分かりませんが、今までの2〜3倍の容量であることは確かな安心材料になります。



初飛行は風のない早朝が適しています。私の所属しているクラブの飛行時間は「午前9時から昼休み(正午から午後1時まで)を除き日没まで」とされていますので、早めに機体の組立てと動翼の動作確認をし、燃料を入れて午前9時を待ちます。

プロペラをクランクするとエンジンがジャリジャリいっています。なにせ20年以上も放っておいたエンジンですから、出荷時に内部に満たされていたオイルが切れてしまったのかも知れません。嫌な予感がしましたが、燃料をエンジン内に呼び込みプロペラをクランクしたらプルンプルンと正常な感覚が戻りました。

午前9時になりました。
燃料満タン、送信機の電源ON、受信機の電源ON、スロットル10%、スターター電源ON、プラグヒートコンタクト。久し振りのエンジン機なので声に出して指差確認をします。

「ナベさん、大丈夫?!」見るに見兼ねてかテクニカルアドバイザーのYさんが機体を支持してくれます。 プロペラを圧縮のあるところまで戻してスターターを軽く当てるとENYAの80−4Cはあっけなく始動しました。スロットルスロー⇒ハイを2〜3回繰り返してみますがレスポンスはまずまずです。スローが高いと滑走路上で止まりきれないので念入りにスロー調整をします。



フライトの準備は全て整いました。
テクニカルアドバイザーのYさんは私の様子を見ています。 そう! フライトの決断はあくまでパイロットがすることを知っているからです。
「行きます!(飛ばします!)」
と私がコールするとYさんは機体を滑走路に置き、カメラマンに徹します。

チップマンクを風下までタキシングさせてUターンし、もう一度各舵の動作チェックをします。滑走路に障害物が無い事を確認したらいよいよ離陸です。
チップマンクは尾輪式の機体ですから滑走路がラフだとお辞儀をしてしまいます。滑走路の全長は100m以上ありますから、落ち着いてゆっくりとゆっくりとスロットルを上げていきます。ラダー面積が広いからか、途中でプロペラの反トルクの修正も楽に出来ました。

機速も十分にのったところでエレベーターUP! 「ローテーション!」の瞬間です。




離陸して最初にやることはトリム調整ですが、このチップマンク、エルロンを数コマ以外はほとんど調整の必要がありませんでした。
引き込み脚をたたむと機体は僅かに増速し、エレベータートリムも若干ズレました。模型の引込脚ってほとんどギミックかと思っていましたが、それなりに効果があるものだと今さらながら感心しました。



機体を360度旋回に入れて撮影を続行します。

車輪を引込むとなかなか精悍なスタイルになりました。機体のデザインも派手なので、姿勢がよく判って操縦していても不安はありません。これならカウリングを付けたら楽しそうです。
テクニカルアドバイザーからカメラマンに変身したYさんに「どう?」と尋ねると
「いいんじゃない?! 来週はカウル付きだね!」と返事が・・・。どうやら私と同じことを考えていたようです。



次は宙返りです。
私が何度も何度も連続宙返りをするのでギャラリーは怪訝そうな顔をしていますが、これには理由があります。

宙返りの昇りでは燃料が薄くなって、逆に降下では濃くなります。地上でブレークインをする時、ニードルを濃くしたり薄くしたりしますが、それを空中でやっています。
まさにフライングテストベンチですね。



燃料を消費してくるとタンク内の液面が下がってエンジンの回転が上がってきます。試しに風下に向かってロールをしてみます。
F3A機のような軸の通ったロールは出来ませんが、それなりに実機のようなロールになります。

軸が通るか通らないかというよりも派手なカラーリングのため操縦していて姿勢が判別しやすいことに魅力を感じてしまいます。



燃料が無くなる前に、早めに着陸態勢に入ります。
車輪が降りていることとフラップが下がっていることを目で確認したらファイナルアプローチに入れます。

機体を降ろす頃には、2〜3m/sの横風(肌感覚)が吹いてきましたが、電動機に比べて機体重量が重いのと太いエンジントルクが功を成しているのかビクとも姿勢を崩しません。
「これがエンジン機なんだよなぁ」と心の中でつぶやきながら滑走路への進入を続けます。



地上高20cm、まもなくタッチダウンです。
ギャラリーからは歓声が上がっていますが、まだ安心は出来ません。なぜならこのチップマンクは尾輪式なので地上に接地した後におじぎをしてしまうかも知れません。
最後の最後までエレベーターを操ります。



無事に着陸しました。
いろいろと課題はありますが、とりあえずチップマンクの試験飛行が成功しました。

スロットルトリムを下げ切ってもエンジンが止まりません。しかたがないので燃料パイプをつまんで燃料の供給を絶ちます。
するとYさんから「ナベさんキルスイッチは?」と声が掛かりました。思わず「キルスイッチって何?」と返事をすると一同爆笑の渦の中にいました。
Yさんはいささか呆れながらも「ナベさんは電動が長かったからなぁ」とキルスイッチの設定についてていねいに説明してくださいました。

今さらながらですが、やはり多くの仲間と一緒にラジコン飛行機を楽しむっていいことですね!



それではまた来週! (^o^)/~~



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