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「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑱~ファントムの製作(胴体編)~(2010/03/05)

 今まで能書きばかり書いてきましたから、今週から機体の製作をしてみたいと思います。今回選定した機体は、現在KKHOBBYで販売しているF4ファントムⅡです。
 ファントムⅡのⅡはツーではなく、ザ・セカンドが正しい読み方です。フィールドで「F4ファントム・ザ・セカンド」と呼べば、「おっ!こいつ良く知ってるな!」と一 目置かれるかも知れません!(「かっこつけやがって!」と思われたらごめんなさい。)
 実機の方はといいますと、アメリカ海軍の艦上戦闘機として採用されてからすでに半世紀経っていますので、さすがに本国アメリカでは全機が退役しており、今では無線 標的機として細々と使用されています。 まぁ、これこそ究極のラジコン機といえばそのとおりなのですが。
一方、日本では例の機密漏洩問題でFX計画が頓挫してから、このF4ファントムⅡに延命措置が施されています。
 しかし、このファントムをジェット戦闘機として見たとき、翼端上反角の付いたクリップド(翼端の切れた)・デルタウイングや強い下反角のついた水平尾翼など、とて も個性的な飛行機で、今でも多くのファンがいます。 私も百里基地の航空際でファントムを見たとき、その轟音と迫力は他のジェット戦闘機の群を抜いていると感じました 。

 さて、話をラジコンの方に移しましょう。 私はこの商品を2万400円で購入したのですが、その後流通経路の見直しにより、現在は1万4,400円にプライスダウン し、さらに当初の物よりパワーユニットが強化されましたので、これからお買い上げになる方は大変お買い得だと思います。 機体は発泡スチロール製のカジュアルでありな がらも、デカールが細部まで行き届いていて、なかなかのスケール感を醸し出しています。機体にはダクテッド・ファンユニット、ESC、サーボなどが装着されており、尾翼と主翼を接着して受信機をセッティングすれば、即飛行可というお手軽な商品です。 しかし、そうは言っても空を飛ぶ模型ですから、押さえるところはきちっと押さえて製作を進めましょう。



これがF4ファントムⅡの外箱です。E-DOMODEL(え~どモデル?関西系?)今、模型業界では非常に元気の良い中国製です。



これが、中身です。機体はほとんど形になっています。
主翼にサーボは接着されていて、リンケージも施されています。組み立て説明書は英語で書かれています(中学生程度)が、写真が多いので、読まなくても作れます。デカ ールがウンザリする程たくさん付いています(笑)





エレベーターサーボは、延長ハーネスを使って胴体内に取り込むことになっていますが、コネクターの接触不良や脱落を防ぐ意味で直接半田付けします。 リード線は細いの で、カッターで転がすようにして切ります。絶縁ビニールが7割程度切れたらそこで止めて、ビニールを指で引っ張ると、芯線まで切らなくて済みます。 リード線は万力で固定して半田メッキをしてから付けると作業が楽に進みます。 切り取ったコネクターは後で使いますので大切に取っておいてください。





延長ハーネスを胴体内に通す場合は、写真のようにマスキングテープを使ってフレキシブルチューブに沿わせてから、挿入すると楽に出来ます。



これがキット付属の中国製2液混合型の接着剤です。「固力特」と書かれています。 見るからに強固な感じです。5~10分で固まり、1時間で実用強度に達すると「中国語で」 書かれています。



胴体後部を接着します。なにせ発泡スチロール製ですので精度に限界がありますから、接着剤を塗る前に良く付け合わせをして、バリは事前に取っておきます。 接着面の隙間を防ぐために、接着剤は両面に塗ります。





接着剤が完全に硬化する前に、胴体の中心線に狂い生じないか、縦方向・横方向ともに確認しておきます。 マスキングテープで固定しても良いのですが、マスキングテープに使われている接着剤によっては、塗装面を 剥がしてしまう物もありますので、注意が必要です。



接着剤が硬化したら、エレベーターサーボのリード線を押し込みます。 胴体内にはリード線が入る溝が切られていて、スムーズに収納されます。



胴体に水平尾翼を接着します。接着剤が硬化するまで、マチ針で固定しました。 こちらも胴体底面を基準として左右対称になるように調整します。



垂直尾翼などは接着する前にデカールを貼っておいたほうが作業が楽に進みます。 デカールは裏紙の一部を切って、位置合わせをしてから貼ると、思いどおりの場所に貼れ ます。



垂直尾翼も接着剤が硬化する前に、後ろから見て傾いていないか、良く確認します。



とりあえず、胴体が完成しました。 作業時間としてはたいしたことはないのですが、接着剤が硬化しないと次のステップに進めないので、1日30分から1時間の作業を3日程続けました。発泡スチロール製の胴体も、デカールを貼ると見違えるくらいスケール感が増してきます。
 

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