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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(21)~F4ファントムⅡのフライトインプレッション~(2010/03/26)

ついにF4ファントムⅡの初飛行の日がやってきました。当日の天気は快晴、東の風0.5~1m/S微風、気温も暖かく初飛行には絶好の日和です。
 私が作ったファントムⅡの総重量は695g(機体重量520g+リポ3セル2100mAh175g)になりました。マニュアルに従って製作したところ、重心位置は主翼の前縁から98mmになりました(マニュアルによると本機の重心位置は前縁から88mm~98mm)が、大事を取ってノーズギアサーボの前の隙間にウエイトを積んで、重心を前縁から88mmの位置まで前進させました。
もちろんリポはフライト前にバランス充電を完了しています。



 第4回の気ままな日記にも書いたとおりに「プレフライトチェック」を行います。送信機のアンテナをしまったままの状態で、機体と10m以上放して電波の伝播チェック、各舵の動作チェックなど、考えられるチェックはこの時に全てやります。



 Eメーターを使って電流値を計測します。ファン、ブラシレスモーター、スピードコントローラーなど、全てが新しいので、スロットルを少しずつ上げて異常がないことを確認します。
フルスロットルでファンがスタビライズ(回転が安定)した時の電流値は31Aでした。この機体の定格は30A以下ですのでリポの容量を1300mAh程度に下げる必要がありそうです。飛び始めれば電圧降下が起こりますし、負荷も軽減されますから、今回はフルスロットルの時間は最小限にすることを条件に、そのまま飛ばしてみます。



 スロットルを徐々に上げながら滑走路上を加速していきます。最初はノーズを少し右にとられましたが、機速が上がっていくうちに、垂直尾翼の空力的な効果が出て、機体の直進安定性が増していきます。滑走路を目一杯使って機速を稼いだところでエレベーターをUPすると、ファントムⅡは急角度で上昇していきます。機体も軽く、ダクテッドファンの推力も強いため、良好な上昇力を示します。



ファントムⅡが安全高度に達したら、各舵のトリムを合わせて180ターンに入れます。機体の速度が増すと、ダクトへの空気の流入量が増してダクテッドファンの効率が上がるため、更に機速が増していきます。主翼のスパンが短いせいか、ロールを入れるとかなり速いレートでクリクリと回ります。このアングルのファントムⅡはなかなか迫力があります。



再度180度ターンをして風上に機首を向けます。機体の軽さと相まって、宙返りも割と大きめにこなせます。宙返りの背面から降下の部分でスロットルを抜いても、機体の挙動が暴れることはありません。



フラッペロンは、最初は高い高度で出してみて、エレベーターダウンミキシングの量を見ます。多少ノーズがUPしても、着陸時の機速まで落としてみて降下するようなら大丈夫です。スロットルをスローにして滑走路に進入しても失速の兆候は現れません。写真のようにノーズを上げてフレアをかけながら、綺麗な姿勢で着陸します。



 1回目は、約4分(体内時計)のフライト後に、2100mAhのリポを取り出してセルメーターで計測したところ50%消費しました。
ファントムⅡはとてもギャラリー受けする機体です。フルスロットルで滑走路上をローパスするとギャラリーから歓声が上がりました。当たり前のようですが、ファントムⅡがファントムⅡらしい格好で矢のようにカッ飛んでいく姿はとても気持ちの良いものでした。




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