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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(23)~Pulama3D-EPPの製作②~(2010/04/09)

 今週はPulama3D-EPPの製作の2回目になります。製作を始める前に接着剤の使い方について少し整理しておきましょう。

【Scotchプラスティック用強力接着剤3M】
主にEPPとEPPの接着に使います。EPP用の接着剤は、いろいろと試行錯誤しながら試してきましたが、どうやらこの接着剤が一番強力です。接着する面の両面に薄く延ばして貼り合わせます。透明なのではみ出しても目立ちません。ただ、入手が難しく、私も3店舗ほど近所の大規模DIY店に行ったのですが、残念ながら入手できませんでした。ネット販売で見かけたことがあるので、多目に買って仲間内で分けると送料の負担が軽くなります。

【瞬間接着剤】
 文字通り瞬間に着くので便利なのですが、EPPの素材は気泡が多く、瞬間接着剤が何処に広がるか分からないので、瞬間接着剤を使った直後にアクセラレーターを軽く吹かないとベトベトになります。よって、瞬間接着剤とアクセラレーターはセットで使用します。

【ホットボンド】
 ガンタイプの形状をしたグリップにスティック上のボンドを挿入して、暖めて溶かしながら使う接着剤です。DIY店で1,000円程度で売っていますので手軽に購入できます。接着力は強力ですし充填効果もありますので、隙間の開いた部分の接着には好都合です。ただし、重量がかさみますのでEPP機のように重量を気にする機体には使用する量に気を配る必要があります。また、ヒーターが温まるまで5分ほど時間がかかります。

 それでは、製作に入りましょう。


これがScotchのプラスティック用強力接着剤です。黄緑色の外装から、マニアの間では通称「わさび糊」と呼ばれています。



主翼を胴体に仮止めしたら、境目にボールペンで線を引いて接着剤を塗る場所を決めます。



ボールペンで線を引いたら、主翼にプラスティック用接着剤を塗ります。ついでに胴体の接着面にも塗っておきます。



胴体に主翼を接着したら、接着剤が乾くまで、マチ針で固定しておきます。



主翼の支柱をカーボンで補強します。接着剤が漏れないように裏側にマスキングテープを貼ってから、瞬間接着剤を流します。



下側の主翼に支柱を接着します。この部分はEPPとEPPなので、Scotchプラスティック用「わさび糊」を使用します。



上側の主翼もScotchプラスティック用「わさび糊」を使って胴体に接着します。



上側の主翼を胴体に接着したところです。接着剤が乾く前に主翼の平行度やズレを修正してからマチ針で固定しておきます。



水平尾翼も、主翼と同様に接着面の境目にボールペンで印をします。



こちらもEPPとEPPの接着ですのでScotchプラスティック用「わさび糊」を使って接着します。



接着剤が乾くまで、水平尾翼の上下からマチ針で固定します。



次にカーボンロッドで主翼に支線を貼ります。ロッド用の穴は既に開いていますが、角度が合わないので、支線の方向と角度をイメージしながらバイスで穴を開け直します。この作業を怠ると、主翼がねじれます。



瞬間接着剤を使ってカーボンロッドを接着します。毛細管現象により、EPPの気泡の中に瞬間接着剤が浸透しますから、すぐらアクセラレーターを吹いて固着させます。



主翼の支柱で支線がクロスする部分の接着にはホットボンドを使用しました。穴が大きくなっても充填効果があるので、穴を塞いでしまいます。



エレベーターの補強用にカーボンロッドを接着します。説明書の手順通りに進めたのですが、これは明らかに胴体に接着する前にやっておくべき作業でした。取扱説明書の手順ミスですね!



エレベーターにカーボンロッドを接着します。とりあえずカーボンロッドの両端を瞬間接着剤で固定してから、全体に瞬間接着剤を塗ります。ここでもその後アクセラレーターを使用します。



水平尾翼にもカーボンロッドの支線を貼ります。瞬間接着剤+アクセラレーターのコンビネーションです。



支線を貼り終えたところです。前から見ると、こんな感じです。


次はメインギアの組み立てです。T型のプレートに2cmくらいのカーボンシャフト(既に切ってある)を押し込みます。T型プレートは後でホイルスパッツの角度調整がありますから、接着はしません。



メインギアのホイール関係パーツです。左側のT型プレート・シャフトに中央のホイールを挿入してから右のパーツを挿入します。



ホイール関係を組み立てると、このような形になります。シャフトの右端に極小量の瞬間接着剤を垂らして接着します。



カーボンロッド製のメインギアを瞬間接着剤で接着します。カーボンロッドは既に切ってある物を使います。T型プレートの山の部分が上に来るように調整します。T型プレートはシャフトに押し込んだだけなので微調整が可能です。



メインギアを下側主翼と胴体に予め開いている穴に差し込みます。胴体中央部まで貫通させます。メインギアは着陸の際に力がかかる部分ですので、ホットボンドで接着しました。



胴体中央部は手が届きませんので、上から瞬間接着剤を垂らしました。



胴体後方にホットボンドで尾そりを接着しました。



Pulama3D-EPPの本体が完成しました!来週はパワーユニットの配線とリンケージを行います。


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