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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(39)~バルサキットを作ろう!⑧~(2010/07/30)


ついにツインプラム号が完成しました!
平日は仕事の帰りが遅いので、どうしても製作は週末になってしまいます。
今回で8回目の製作ですから、およそ2ヶ月かかった訳です。
平均的なサラリーマンのペースですと、こんな感じなのかも知れません。
電動化の構想もデザインも自分流ですから、嫌でも愛着が涌いてきます。

それでは、今回はリンケージを中心に解説していきましょう。



サーボベットを作ります。素材は、その辺に余っているスクラップバルサです。サーボのリード線が通る部分を、丸くえぐったところがミソかな?!
左右のサーボの高さを変えて、ラダーとエレベーターのリンケージが、互いに干渉しないように配慮しています。



今回使用したサーボは、TowerPro SG91R(ハーフメタルギヤ)です。
なにしろ580円のサーボですから、あまり期待していなかったのですが、割と追従性は良いです。例えば送信機のスティックを目一杯倒してから指を離すと、スティックがバネにより、ニュートラル位置で振動するのですが、このサーボはその振動を割りと忠実に再現します。ツインプラム号のような軽量機には、十分な性能です。



送信機をONにして、受信機にサーボを接続して電源を入れます。サーボのシャフトの山とホーンの穴がしっくり来ない場合がありますので、慌てず無理せず静かに押し込んでください。ホーンが入りましたら、サーボとホーンが直角になるように送信機のサブトリムを使って調整します。



瞬間接着剤を使ってサーボベットを胴体に接着します。ラダーから来るワイヤーが、なるべく直線になるように、割と胴体の深い位置に固定します。



ムサシノ模型飛行機研究所のキットは、水糸によるワイヤーリンケージが特徴的です。ワイヤーリンケージのために、ホーンは上下・左右に取り付けます。



リンケージワイヤーが胴体内に入る穴を開けます。設計図を見ながら、胴枠に当たる位置を避けます。穴は、錐で開けた後、写真のような棒ヤスリで、穴の大きさを調整します。



エレベーターのリンケージワイヤーが通る穴も開けます。こちらも設計図を良く見てリンケージワイヤーが胴枠に当たらない位置に開けます。



リンケージワイヤーを固定する銅管を適当な長さに切ります。切り方はカッターで転がすようにして切ると、管が潰れません。昔は長いニューム管を使っていましたが、最近は釣具屋さんに行くと、適当な長さに切ってある管があります。



ホーンに水糸を通したら、写真のように例の銅管に通してラジオペンチでしっかりとカシメます。



水糸を胴体内に通す場合は、細いピアノ線の先に水糸の端をテープで貼ってから通すと、作業がスムーズに行えます。



エレベーターのワイヤーとラダーのワイヤーが、胴体内で干渉しないように、ワイヤーをひとつずつ張ったら、マスキングテープで胴体内に固定します。



リンケージワイヤーをサーボホーンに通したら、銅管を使って固定します。水糸は後で伸びてきますから、水糸を強く引っ張りながらカシメていきます。サーボホーンが動かないように、送信機、受信機、サーボには通電しておきます。



エレベーターとラダーのリンケージが完成しました。



次に、受信機とバッテリーのベッドを作ります。いつもの様に、あり合せのスクラップバルサをつなぎ合わせて作ります。受信機とリポを固定するマジックテープは、バルサ材に直接貼ると簡単に剥がれてしまいますから、剥がれ止めにエポキシ系接着剤を塗っておきます。



ベッドを一晩置いて接着剤が乾いたら、マジックテープで受信機とリポを取り付けてみます。受信機はHENGEのRP82L、リポは3S2100mAhを乗せてみました。



キャノピー前方の蓋に、ピアノ線を使ってノックピンを設定しました。



ノックピンを受ける穴を胴体側に開けます。少々力を入れて蓋を押しますと、胴体の内側が凹みますから、それを目安にバイスで穴を開けます。



蓋の後方は、磁石で固定することにしました。磁石はネットで磁石屋さんを調べて、適当な大きさの物を通販で購入しました。これで、キットとは思えないほど取扱いがスマートになりました。



モーターにプロペラを固定します。若干モーターシャフトが長いのですが、そこは目をつむります。プロペラはAPCの8×6Eを使用しました。当然のことながら、使用前にプロペラのバランスを取っておきます。



左右のブラシレスモーターのリード線をパラ(並列接続)っておきます。半田付けで束ねたら、シュリンクチューブで絶縁しておきます。
スロットルチャンネルに接続する二股ハーネスは、ここで左右のモーターが個々に設定出来るように、そのまま出しておきます。



スロットルチャンネルから、左右のアンプに繋ぐ二股ハーネスです。左右のアンプのBECは、同時には使えませんので、一方のホット(赤い+線)をカットしておきます。もっとも、サーボが2つなので、これでも電流値は余裕です。
※双方のBECを並列接続で使うと、BEC回路の個体差から若干の電圧の差が生じ、低い電圧のBEC回路に逆方向の電流が流れ、回路を壊す危険性があります。



自作のメインギアを取り付けます。ベニヤ板を挿入して接着したら、その上から同じ色のフィルムを貼ります。



尾そりも接着します。ピアノ線が長いと、テコの原理で尾そりが取れやすくなりますので、程ほどの長さにします。



やっと完成しました!これで完全完成です!
プロペラが大きいのと、滑走路の状況が多少悪くてもスムーズに離着陸できるように、意図的にタイヤを大き目にしてあります。これが返ってコミカルな印象を与えています。

来週は、いよいよフライトです。
ご期待ください!

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