HOBBYWING SKYWALKER 50A-6S V2 ブラシレスESC
高性能で定評があるHOBBYWING社製のSKYWAKER V2シリーズのESCです。
通常の50A V2がリポ3-4セルまでの対応に対し、こちらはリポ3-6セルまでの対応になっておりサイズも大きくなっています。また内臓BECも5V/6Aとなっており1A多くなっています。
V2タイプになり逆回転ブレーキ機能(リバース機能)、モーターからのビープ音によるサーチ機能などが追加されました。
逆回転機能は水上機でバックしたい場合や、ダクト機で着陸後に強いブレーキをかけたい場合などに利用できます。
逆回転のコントロール用にスロットルチャンネルのほかにもう1チャンネル必要となります。
逆回転機能は2パターンあり、スイッチを切り替えてモーターを逆転させるパターン(リバース設定)とレバーまたはボリュームチャンネルの操作により逆転をコントロールするパターン(リニアリバース設定)があります。
スイッチ操作の場合(リバース設定)、スイッチを切り替えるとモーターはいったん停止し、その後は逆回転となります。モーターの回転は引き続きスロットルでコントロールします。
レバーまたはボリューム操作の場合(リニアリバース設定)はスロットルスティックが再スロー(モーター停止)状態でレバーまたはボリュームを操作するとモーター回転制御はレバー(またはボリューム)側に移り、レバーの動作幅に合わせて回転速度が変化し、スロットル操作ではモーターコントロールできなくなります。
リニアリバース設定はスイッチ操作をしなくてもすぐに逆転操作ができるため着陸後に素早く逆転させられるメリットがあります。
通常はプロポのサイドにあるレバーにコントロールを割り当てて人差し指でコントロールするようにするとプロポのスティックに親指をのせたままでも逆転コントロールが出来て便利です。
スイッチによる回転リバース機能はブレーキタイプ設定が「Reverse」または「Linear Reverse」時のみ可能です。初期値は「Disable(ブレーキ無し)」になっていますので「Reverse」へ変更してからご利用下さい。リバース機能を利用せず、通常のブレーキだけONにしたい場合は「Normal」に設定して下さい。
各種設定変更は設定音(モーターから聞こえるビープ音)を聞きながらプロポ上で操作する方法でもできますが設定音を聞き分けるのが結構難しいので、専用のプログラムボックスがお勧めです。
「HiModel PROFESSIONAL、HOBBYWING FLYFUN、SKYWALKER用プログラムカード」は利用できませんのでご注意下さい。
またプログラムボックスのシールに記載されている設定項目はFLY FUN V5タイプ用のものでSKYWAKER V2とは異なりますので、設定値についてはSKYWAKER V2の説明書に記載の項目で確認して下さい。
サーチ機能はスロットルスティックが設定した時間(5分または10分)再スロー位置にあった場合にモーターからビープ音を鳴らす機能です。バッテリーの外し忘れや、墜落して機体を探す場合などに役に立つとなっていますが、ビープ音の音量設定が無く、モーターの大きさによりますが音はかなり小さいです。この音量では機体捜索は不可能と思われ、機体発見ブザーの代わりにはなりませんのでご注意下さい。
対応セル数はリポ3セル(11.1V)~6セル(22.2V)までとなります。
BECコネクターはツメなしですのでフタバ、JR、その他互換の受信機に接続可能です。
モーター側コネクターには3.5mmゴールドコネクターが半田付け済です。バッテリー側はコネクターがついていませんのでお使いのバッテリーに合うコネクターを半田付けして下さい。
【 スペック 】
・電流値:通常50A、瞬間最大70A
・リポ対応セル数:3~6セル
・BEC:5V/6A(スイッチング式)
・重量: 約59g
・本体基盤部サイズ: 80 × 30 ×12mm(当店実測値)
オリジナルの英文説明書はこちら(PDF形式)
※説明書は英語のみとなりますのでご了承ください。ご不明な点はお尋ねください。
3.5mmゴールドコネクター(メス) 3個取付済
【 】
【 設定項目 】「*」は初期値
・ブレーキタイプ *Disable(無し)、Normal(Low、Medium、Highの3段階で設定可能)、Reverse、Linear Reverse
・ブレーキフォース:*Low、Medium、High
・カットオフモード:*Soft、Hard
・リポセル数設定: *自動認識、各セル数固定設定
・カットオフ電圧: Disable(無し)、Low、*Medium、High
・スタートアップモード: *Normal、Soft、Very Soft
・タイミングモード: Low、*Medium、High
・Active freewheeling(スロットル操作に対してモーター回転をよりリニアに反応させる機能): *Enable、Disable
・Serch Mode:*Off、5分、10分
【 プロテクション機能 】
・スタートアッププロテクション: モーター回転開始時の回転速度異常時にスロットルポジションによりモーターを停止または自動リスタート
・スロットルシグナルロスプロテクション: スロットル信号が0.25秒以上無い場合にカットオフを即発動
・オーバーロードプロテクション: プロペラ回転がブロックされたり、モーターが脱調するなどしてアンプの負荷が突然高くなった場合にカットオフまたは自動リスタート
・オーバーカレントプロテクション: 入力電圧範囲外の電圧を検知した時にビープ音でお知らせ
【 ご注意事項(必ずお読み下さい) 】
・フタバ製受信機を利用した場合にプロポで設定する送信方式について、FassTest 12CHモードはフタバ製デジタルサーボ専用モードでフタバ製以外のサーボで利用するとサーボが故障する原因になります。またジャイロやESC(アンプ)についても故障やスロットル半分の範囲しか動かないなど誤動作の原因になりますのでフタバ製以外のサーボやESC、ジャイロを利用している場合、プロポのモードは12CHモード以外(14CHや18CHモード)でご利用下さい。
アンプが故障、発火する可能性があるためサーボテスターを利用してアンプをコントロールしないでください
・プログラムボックスを利用して設定する場合、プログラムボックスに付属している設定項目シールはこのアンプには利用できませんのでアンプ説明書の設定項目を参考にして下さい。
・プロテクション機能で必ずしもアンプが安全に守られるわけではありません。異常発生の状況によっては発動しなかったり、発動したとしてもにアンプが故障、焼損してしまう場合もございます。
・スイッチによる回転リバース機能はブレーキタイプ設定が「Reverse」または「Linear Reverse」時のみ可能です。初期値は「Disable 」になっていますので変更してからご利用下さい。
・回転リバース機能利用時はスイッチがリバース位置にあると警告音が鳴り、モーターが回転しませんのでスイッチ位置を戻して下さい。
・搭載されているスイッチング式のBECは構造上、多少なりともノイズを発生させます。このアンプにはある程度のノイズ対策が施されていますが、ご使用前には必ず地上にて距離テストを行って下さい。またアンプは受信機から出来るだけ離れた位置に搭載して下さい。
・アンプの対応電流スペックは十分空冷された状態での利用を想定されたものです。空冷されにく状態で機体内部に搭載されている場合は対応可能電流以下でも故障、焼損してしまう場合があります。