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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(77)~TL-2000 140電動化計画⑪~(2011/04/22)

最初にお便りを紹介します。
私が「ラジコン日記」の中でTL-2000のモーターを固定するネジの長さが足りないと書いたら、読者の方が心配していただいたのでしょう。早速メールが届きました。

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いつも楽しく拝見させていただいております。
空ものRCはヘリから入りまして、最近は飛行機にもどっぷりつかってしまった者です。
今回はモーターマウントのねじをお探しということみたいなので私がよく利用しているお店でも調べてみましたが、全ねじで100mmを超えるものは見当たりませんでした。
半ねじであれば長いものもありましたが、それでは意味がありませんよね
もうすでに探し終えておられるかもしれませんが、ホームセンターに寸切りのねじがありますのでそちらを利用されるのはいかがでしょうか?
ねじの頭がなく、ダブルナットで止めないといけないので重量増加にはなりますが良い長ねじが見つからない場合にはこれが使えるのではないかと思います。
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お便りありがとうございます。
私もDIY店を何軒かハシゴしましたが、M5は100mmまでしか商品化されていないようです。丁度私もお便りの方と同じ事を考えて、300mmの長ネジ(ネジの頭の部分が無くネジ山のみ加工された物)を2本とナットを買ってきたところでした。
ただ、このくらいの大きさの機体になると、ダブルナットによる重量の増加はさほど問題ではなく、むしろエンジンをモーターに付け替えたことによって機首が軽くなりますから、適正な重心位置になるようにリポを出来るだけ前に積んで重心位置を合わせることが重要になります。
まぁ、課題はいろいろありますが、製作を進めながら一つひとつ解決していきたいと思います。

それでは、製作に入ります。



コクピットにインパネを接着する位置を決めるために、インパネの形状をペンで書き入れます。



まずはキャノピー部分の製作です。コクピットにインパネを接着します。瞬間接着剤を使っても良いのですが、白く濁ると目立ちますのでコニシのSUを使用しました。
この接着剤は乾いてからも適度な弾力があるので衝撃に強いです。また、はみ出しても透明なので目立ちにくいという利点があります。



インパネを接着したら、接着剤が硬化するまでの間ズレない様にマスキングテープで止めて、ウエイトを乗せておきます。



一晩経ってインパネが完全に接着されたら、今度はキャノピーを接着します。キャノピーは事前に埃や手垢の汚れを中性洗剤でよく洗い落とし、日陰で乾燥させてから接着します。



キャノピーをゆっくりと静かにかぶせたら、左右にズレがないように良く確認をしてマスキングテープで固定します。



例のモーターマウントです。ドライブワッシャからカウリングの露出部分まで5mmほど足りません。余裕を見て7mmほど延長させればOKです。



これがDIY店で入手した長ネジ(300mm)2本とナットです。手前がM5×100mmのボルトナットです。



先ほどの測定では7mm延長でしたが、余裕と調整シロを考えて120mm(20mm延長)としました。



ネジの頭の部分をダブルナットで代用します。右手でカメラのシャッターを切っていますので、画像が不自然ですが、あくまでイメージだと思ってください。



かなりの力を入れて固定したダブルナットにロックタイトを塗って緩みを防止します。



ネジを万力で固定して、不要な部分をルーターで切り落とします。このとき鉄粉が飛びますので、掃除機で鉄粉を吸い取りながら作業することをお勧めします。



この作業を繰り返してM5×120mmの手製のボルトを作成しました。手前の以前のボルトと長さを比較してみました。



一旦モーターを外してボルトを交換します。手前の長い2本のボルトが新しい手製のものです。あれ程考えていたのに、こういう作業を「手戻り」というんですね!^^;



防火壁からモーターマウントの位置を7mm程延長し、かつダウンスラストとサイドスラストを気にしながら(目測)、モーターを固定します。



TL-2000に使用するプロペラとスピンナーです。プロペラの指定は17×8、スピンナーの径は70mmです。高出力のモーターを回す場合、スピンナーはバックプレートが丈夫な金属製の物がお勧めです。



まずはプロペラのバランスを取ります。指で隠れて見えませんが、プロペラバランサーを使用しています。



モーターのシャフトに合わせてプロペラの穴を広げます。しかしこのモーター、プロペラアダプターを付けると、シャフトの径が異様に太いです。



スピンナーのバックプレートの穴もプロペラアダプターにあわせて広げます。あまりにも太いので、手が痛くなってきました(笑)



プロペラのブレードの形状に合わせてスピンナーをカットします。このスピンナーはブレードが出る部分は肉厚を薄くして、加工しやすいように工夫されています。



プロペラ、スピンナー、キャノピーが付いた勇姿です。だいぶ製作が進みました。
キャノピーが丸いせいか、「大きいけどかわいい機体」です!


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