カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ
RSS
 

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(487)~ズリンZ-50の製作⑥~(2019/03/22)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


さて、今週もズリンZ50の尾翼の製作を進めます。順調に進めばエレベーターとラダーのリンケージまで行けちゃいそうです!



例によって水平尾翼に中心線を引き、接着面のフィルムを剥がします。



エポキシ系接着剤を使って水平尾翼を垂直尾翼に接着しますが、その前に左右のエレベーターを結合するコの字金具を入れ忘れないようにします。



エポキシ系接着剤が硬化する前に水平尾翼のジオメトリーが狂っていないか確認します。
ん~、主翼と水平尾翼の取り付け角はいいと思うんだけど・・・。垂直尾翼が若干左に傾いているかな・・・?!



水平尾翼のエポキシ系接着剤が硬化する間、瞬間接着剤を使ってエレベーターにヒンジを接着します。例によってヒンジの場所が分かるようにペンで印をします。



これが尾輪のパーツ類です。
ピアノ線の上の部分が曲がっています。しかも1箇所だけでなく複雑な曲がり方をしています(笑)。
でも、これくらいの曲がりなら、ラダーのバルサ材の厚さで吸収出来そうです。



尾輪がピアノ線に入りませんでしたので、ピアノ線の太さを計測します。
昔ながらのアナログノギスが2mmを指しています(笑)



ピアノ線の太さに合わせて尾輪の穴を広げます。
ドリルをペンチに挟んでグリグリと車輪を回します。



ピアノ線をペンチで曲げます。
結局、ピアノ線の丈夫の曲がっている部分は使いませんでした。



次に、ラダーに尾輪を挿入するための穴を開けます。
錐でおおまかに穴を空けた後、ドリルを使ってグリグリと・・・。



こんな感じに挿入できました。
接着は胴体に取り付けた固定用プレートを通してから行います。



一晩過ぎて・・・。 水平尾翼のエポキシ系接着剤が硬化したので、エレベーターとラダーを取り付けます。
ラダーのコの字金具と尾輪のピアノ線はエポキシ系接着剤で、ヒンジは瞬間接着剤を使って接着しました。



次はエレベーターとラダーのリンケージです。
ホーンはエルロンに使用した物と共通です。動翼の厚さによってビスの長さが変わっています。



サーボホーンの位置とヒンジラインの位置とエレベーターホーンの台座となるハードバルサ材の位置を睨みながらホーンの場所を決めます(笑)。



次はラダーホーンの位置です。
ラダーサーボの穴の位置から水平線を引いて決めます。



場所が決まったら、ラダーホーンを取り付けます。
この写真から、尾輪の取り付け金具の構造が分かると思います。



エレベーターとラダーのロッドアジャスターです。
ロッドを延ばす場合も、縮める場合も同じ調整シロを確保するため、ネジの中央部分にクレビスが来るようにします。
これ、判っていても意外と忘れ易いです(笑)。



エレベーターをニュートラルの位置にして、サーボホーンもサブトリムなどを使って中立にしたら、適当なピアノ線の長さに印をします。



ピアノ線を直角に曲げたら、キット付属のクイックキーパーで固定します。



同じ様にしてラダーもリンケージをします。
なんとかリンケージまで進みましたね!

今週はここまで。


それではまた来週!  (^o^)/~~


ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。


ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

(過去の日記はこちら)

なべさんの気ままラジコン日記 過去分リスト(1~291)

(過去の日記一覧)
日記を読んだらブラウザの戻るボタン(←)でこの一覧に戻って次をお読みください。

ナベさんの気ままなラジコン日記①~ラジコン黎明期~(2009/11/6)
ナベさんの気ままなラジコン日記②~Uコンの思い出~(2009/11/13)
ナベさんの気ままなラジコン日記③~仲良く楽しく!~(2009/11/20)
ナベさんの気ままなラジコン日記④~プレフライトチェックの勧め~(2009/11/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑤~実機に学ぶ離陸~(2009/12/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑥~コース取りについて~(2009/12/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑦~着陸のプライオリティー~(2009/12/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑧~楽しい空撮~(2009/12/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑨~エアロトーイングを楽しもう!~(2010/01/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑩~グライダーの勧め~(2010/01/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑩~グライダーの勧め~(2010/01/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑪~スロープグライダーの世界~(2010/01/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑫~手軽に土手ソアリング~(2010/01/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑬~ダクテッドファン復活!~(2010/01/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑭~水上機を飛ばそう!~(2010/02/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑮~切った貼ったのお話~~(2010/02/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑯~電波のお話~(2010/02/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑰~リンケージの基本~(2010/02/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑱~ファントムの製作(胴体編)~(2010/03/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑲~ファントムの製作(主翼編)~(2010/03/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑳~ファントムのリンケージとミキシング設定~(2010/03/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(21) ~F4ファントムⅡのフライトインプレッション~(2010/03/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(22)~Pulama3D-EPPの製作①~(2010/04/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(23)~Pulama3D-EPPの製作②~(2010/04/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(24)~Pulama3D-EPPの製作③~(2010/04/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(25)~Pulama3D-EPPフライトインプレッション~(2010/04/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(26)~DG1000リトラクトの製作①~(2010/04/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(27)~DG1000リトラクトの製作②~(2010/05/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(28)~DG1000リトラクトのフライトインプレッション~(2010/05/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(29)~モーターグライダーの修理&メンテナンス①~(2010/05/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(30)~モーターグライダーの修理&メンテナンス②~(2010/05/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(31)~モーターグライダーの修理&メンテナンス③~(2010/06/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(32)~バルサキットを作ろう!①~(2010/06/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(33)~バルサキットを作ろう!②~(2010/06/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(34)~バルサキットを作ろう!③~(2010/06/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(35)~バルサキットを作ろう!④~(2010/07/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(36)~バルサキットを作ろう!⑤~(2010/07/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(37)~バルサキットを作ろう!⑥~(2010/07/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(38)~バルサキットを作ろう!⑦~(2010/07/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(39)~バルサキットを作ろう!⑧~(2010/07/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(40)~バルサキットを作ろう フライトインプレッション!⑨~(2010/08/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(41)~楽しいフライトツアー!~(2010/08/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(42)~2.4GHzを考える!~(2010/08/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(43)~グライダーのメンテナンス~(2010/08/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(44)~SALTOの製作①~(2010/09/3)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(45)~SALTOの製作②~(2010/09/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(46)~SALTOの製作③~(2010/09/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(47)~チップマンクの初飛行(番外編)~(2010/09/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(48)~SALTOの製作④~(2010/10/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(49)~FOXの初飛行(番外編その2)~(2010/10/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(50)~SALTOの製作⑤~(2010/10/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(51)~東庄町RC航空ショーに行ってきました!~(2010/10/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(52)~SALTOの製作⑥~(2010/10/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(53)~SALTOの製作⑦~(2010/11/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(54)~SALTOの製作⑧~(2010/11/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(55)~伊豆フライトツアー(前編)~(2010/11/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(56)~伊豆フライトツアー(後編)~(2010/11/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(57)~トーイングフックの製作(前編)~(2010/12/03)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(58)~トーイングフックの製作(後編)~(2010/12/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(59)~SALTOのフライトインプレッション~(2010/12/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(60)~SALTO改造計画~(2010/12/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(61)~FA-200のメンテナンス①~(2010/12/31)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(62)~FA-200のメンテナンス②~(2011/01/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(63)~FA-200のメンテナンス③~(2011/01/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(64)~世にも奇妙な出来事①~(2011/01/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(65)~世にも奇妙な出来事②~(2011/01/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(66)~世にも奇妙な出来事③~(2011/02/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(67)~TL-2000 140電動化計画①~(2011/02/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(68)~TL-2000 140電動化計画②~(2011/02/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(69)~TL-2000 140電動化計画③~(2011/02/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(70)~TL-2000 140電動化計画④~(2011/03/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(71)~TL-2000 140電動化計画⑤~(2011/03/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(72)~TL-2000 140電動化計画⑥~(2011/03/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(73)~TL-2000 140電動化計画⑦~(2011/03/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(74)~TL-2000 140電動化計画⑧~(2011/04/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(75)~TL-2000 140電動化計画⑨~(2011/04/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(76)~TL-2000 140電動化計画⑨~(2011/04/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(77)~TL-2000 140電動化計画⑪~(2011/04/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(78)~TL-2000 140電動化計画⑫~(2011/04/29 ※5/1掲載)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(79)~TL-2000 140電動化計画⑬~(2011/05/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(80)~関宿滑空場に行ってきました!~(2011/05/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(81)~りっくんランド(陸上自衛隊広報センター)に行ってきました!~(2011/05/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(82)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画①~(2011/05/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(83)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画②~(2011/06/03)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(84)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画②~(2011/06/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(85)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画④~(2011/06/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(86)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画⑤~(2011/06/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(87)~お便りのご紹介①~(2011/07/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(88)~お便りのご紹介②~(2011/07/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(89)~お便りのご紹介③~(2011/07/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(90)~BIG FOXの製作①~(2011/07/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(91)~BIG FOXの製作②~(2011/07/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(92)~BIG FOXの③フライトインプレッション~(2011/08/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(93)~サーボの消費電力を測定する~(2011/08/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(94)~サーボの品質を体感する~(2011/08/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(95)~EV-97ユーロスターの製作①~(2011/08/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(96)~EV-97ユーロスターの製作②~(2011/09/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(97)~EV-97ユーロスターの製作③~(2011/09/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(98)~EV-97ユーロスターの製作④~(2011/09/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(99)~EV-97ユーロスターの製作⑤~(2011/09/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(100)~EV-97ユーロスター フライトインプレッション!~(2011/09/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(101)~フライトツアーに行ってきました!~~(2011/10/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(102)~冬のラジコンライフをもっと楽しむ!~~(2011/10/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(104)~パプリカの製作①~(2011/10/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(104)~パプリカの製作②~(2011/10/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(105)~2011秋 電動機の集いに行ってきました!~(2011/11/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(106)~パプリカの製作③~(2011/11/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(107)~パプリカの製作④~(2011/11/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(108)~パプリカの製作⑤~(2011/11/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(109)~パプリカの製作⑥~(2011/12/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(110)~スーパーカブの製作①~(2011/12/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(111)~スーパーカブの製作②~(2011/12/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(112)~スーパーカブの製作③~(2011/12/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(113)~スーパーカブの製作④~(2011/12/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(114)~スーパーカブの製作⑤~(2012/01/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(115)~スーパーカブの製作⑥フライトインプレッション~(2012/01/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(116)~スーパーカブの製作⑥トーイングフックを付ける~(2012/01/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(117)~ラジコン飛行機回顧録~(2012/01/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(118)~冬の朝(ワンコインの攻防)~(2012/02/03)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(119)~不思議な飛行体①~(2012/02/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(120)~不思議な飛行体②~(2012/02/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(121)~不思議な飛行体③~(2012/02/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(122)~不思議な飛行体④~(2012/03/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(123)~不思議な飛行体⑤~(2012/03/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(124)~お便りのコーナー~(2012/03/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(125)~ターメリック3の製作~(2012/03/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(126)~ターメリック3の製作②~(2012/03/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(127)~ターメリック3の製作③~(2012/04/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(128)~ターメリック3の製作④~(2012/04/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(129)~ターメリック3の製作⑤~(2012/04/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(130)~ターメリック3の製作⑥~(2012/04/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(131)~ターメリック3の製作⑦~(2012/05/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(132)~気にしない人・気にしすぎる人~(2012/05/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(133)~ラジコンの利用され方~(2012/05/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(134)~J-35ドラケンの製作①~(2012/05/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(135)~J-35ドラケンの製作②~(2012/06/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(136)~J-35ドラケンの製作③~(2012/06/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(137)~J-35ドラケンの製作④~(2012/06/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(139)~Pusher Starを検証する①~(2012/06/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(138)~J-35ドラケンのフライトインプレッション~(2012/06/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(140)~Pusher Starの製作~(2012/07/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(142)~お便りのコーナー~(2012/07/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(143)~ピッツの製作~(2012/07/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(144)~ピッツの製作②~(2012/07/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(141)~Pusher Starのフライトインプレッション~(2012/08/03)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(145)~ピッツの製作③~(2012/08/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(146)~ピッツの製作④~(2012/08/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(147)~ピッツの製作⑤~(2012/08/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(148)~ピッツの製作⑥~(2012/08/31)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(149)~ピッツの製作⑦~(2012/09/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(150)~信州フライトツアー前編~(2012/09/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(151)~信州フライトツアー後編~(2012/09/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(152)~信州フライトツアー空撮編~(2012/09/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(153)~ピッツフ ライトインプレッション 順不同~(2012/10/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(154)~お便りのご紹介~(2012/10/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(155)~続・お便りのご紹介~(2012/10/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(156)~続・続・お便りのご紹介~(2012/10/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(157)~ターメリック3 修理編~(2012/11/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(158)~ターメリック3 修理編その2~(2012/11/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(159)~ステビアの製作①~(2012/11/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(160)~ステビアの製作②~(2012/11/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(161)~ステビアの製作③~(2012/11/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(162)~ステビアの製作④~(2012/12/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(163)~ステビアの製作⑤~(2012/12/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(164)~ステビアの製作⑥~(2012/12/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(165)~ステビアの製作⑦~(2012/12/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(166)~ステビアの製作⑧~(2013/01/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(166)~ステビアの製作⑨~(2013/01/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(168)~ステビアの製作⑩ フライトインプレッション~(2013/1/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(169)~ステビアの製作⑪ 後日談~(2013/1/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(170)~ターメリック3のメンテナンス 診断編~(2013/2/1)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(171)~グライダーの着陸を考える~(2013/2/8)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(172)~お便りのご紹介~(2013/2/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(173)~お便りのご紹介~(2013/2/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(174)~お便りのご紹介③~(2013/3/1)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(175)~F-86 セイバーの製作①~(2013/3/8)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(176)~ターニングポイント(回想録)~(2013/3/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(177)~F-86 セイバーの製作②~(2013/3/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(178)~F-86 セイバーの製作③~(2013/3/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(179)~F-86 セイバーの製作④~(2013/4/5)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(180)~小物2点~(2013/4/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(181)~F-86 セイバー フライトインプレッション~(2013/4/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(182)~お便りのご紹介~(2013/4/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(183)~シトロン主翼の修理①~(2013/5/3)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(184)~シトロン主翼の修理②~(2013/5/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(185)~シトロン主翼の修理③~(2013/5/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(186)~シトロン主翼の修理④~(2013/5/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(187)~シトロン主翼の修理⑤~(2013/5/31)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(188)~ついにフライト解禁!~(2013/6/7)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(189)~フライトインプレッション マジョラム2~(2013/6/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(190)~CANADAIR CL-415の製作①~(2013/6/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(191)~CANADAIR CL-415の製作②~(2013/6/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(192)~CANADAIR CL-415の製作③~(2013/7/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(193)~CANADAIR CL-415の製作④~(2013/7/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(194)~CANADAIR CL-415の製作⑤~(2013/7/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(195)~CANADAIR CL-415の製作⑥~(2013/7/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(196)~CANADAIR CL-415の製作⑦~(2013/8/2)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(197)~CANADAIR CL-415の製作⑧~(2013/8/9)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(198)~CANADAIR CL-415の製作⑨~(2013/8/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(199)~CANADAIR CL-415の製作⑩~(2013/8/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(200)~信州フライトツアー(前編)~(2013/8/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(201)~信州フライトツアー(後編)~(2013/9/6)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(202)~お便りのご紹介~(2013/9/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(203)~お便りのご紹介~(2013/9/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(204)~お便りのご紹介~(2013/9/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(205)~ASK21 Air CADETSのフライト!~(2013/10/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(206)~Mini Excellenceの製作①~(2013/10/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(207)~Mini Excellenceの製作②~(2013/10/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(208)~Mini Excellenceの製作③~(2013/10/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(209)~〔ほこ×たて〕 私は広坂正美さんの意見を支持します! ~(2013/11/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(210)~Mini Excellenceの製作④~(2013/11/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(211)~Mini Excellenceの製作⑤~(2013/11/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(212)~Mini Excellenceの製作⑥~(2013/11/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(213)~Mini Excellenceの製作⑦~(2013/11/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(214)~Mini Excellenceの製作⑧~(2013/12/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(215)~Mini Excellenceの製作⑨~(2013/12/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(216)~Mini Excellenceの製作⑩~(2013/12/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(217)~Mini Excellenceのフライトインプレッション!~(2013/12/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(218)~お便りのご紹介~(2014/01/03)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(219)~お便りのご紹介~(2014/01/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(220)~X3810 バックアップ電池の交換~(2014/01/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(221)~PCM9XⅡの2.4GHz化~(2014/01/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(222)~PCM9XⅡを飛行機仕様に~(2014/01/31)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(223)~ASK21 AIRCADETSの製作①~(2014/02/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(224)~ASK21 AIRCADETSの製作②~(2014/02/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(225)~ASK21 AIRCADETSの製作③~(2014/02/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(226)~ASK21 AIRCADETSの製作④~(2014/02/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(227)~ASK21 AIRCADETSの製作⑤~(2014/03/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(228)~ASK21 AIRCADETSの製作⑥~(2014/03/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(229)~ASK21 AIRCADETSの製作⑦~(2014/03/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(230)~ASK21 AIRCADETSの製作⑧~(2014/03/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(231)~ASK21 AIRCADETSの製作⑨~(2014/04/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(232)~ASK21 AIRCADETSの製作⑩~(2014/04/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(233)~お便りのご紹介~(2014/04/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(234)~お便りのご紹介~(2014/04/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(235)~お便りのご紹介~(2014/05/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(236)~ASK21 AIRCADETSの製作⑪~(2014/05/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(237)~ASK21 AIRCADETSの製作⑫~(2014/05/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(238)~ASK21 AIRCADETSの製作⑬~(2014/05/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(239)~ASK21 AIRCADETSの製作⑭~(2014/05/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(240)~ASK21 AIRCADETSの製作⑮~(2014/06/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(241)~ASK21 AIRCADETS フライトインプレッション~(2014/06/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(242)~お便りのご紹介~(2014/06/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(243)~YUGA premiumのフライトインプレッション~(2014/06/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(244)~零戦21型のフライトインプレッション~(2014/07/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(245)~雷電のフライトインプレッション~(2014/07/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(246)~その後のASK21 AIR CADETS~(2014/07/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(247)~LONG EZの製作①~(2014/07/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(248)~LONG EZの製作②~(2014/08/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(249)~LONG EZの製作③~(2014/08/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(250)~LONG EZの製作④~(2014/08/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(251)~台風と過ごした信州フライトツアー~(2014/08/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(252)~LONG EZの製作⑤~(2014/08/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(253)~LONG EZの製作⑥~(2014/09/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(254)~LONG EZの製作⑦~(2014/09/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(255)~LONG EZの製作⑧~(2014/09/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(256)~LONG EZの製作⑨~(2014/09/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(257)~LONG EZの製作⑩~(2014/10/03)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(258)~LONG EZ 初フライトなるか?!⑪~(2014/10/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(259)~LONG EZ 初フライト リベンジ!⑫~(2014/10/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(260)~ASK21 再び!~(2014/10/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(261)~ターメリックG3 リベンジ!~(2014/10/31)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(262)~なぜか地域の文化祭に出展!~(2014/11/06)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(263)~モーターグライダーMOAの製作①~(2014/11/14)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(264)~モーターグライダーMOAの製作②~(2014/11/21)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(265)~モーターグライダーMOAの製作③~(2014/11/28)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(266)~モーターグライダーMOAの製作④~(2014/12/05)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(267)~モーターグライダーMOAの製作⑤~(2014/12/12)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(268)~お便りのご紹介~(2014/12/19)
 「ナベさんの気ままなラジコン日記」(269)~続・お便りのご紹介~(2014/12/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(270)~マサラ2のフライトインプレッション~(2015/01/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(271)~お便りのご紹介~(2015/01/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(272)~マイクロL19の製作①~(2015/01/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(273)~マイクロL19の製作②~(2015/01/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(274)~マイクロL19の製作③~(2015/01/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(275)~マイクロL19の製作④~(2015/02/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(276)~マイクロL19のフライトインプレッション~(2015/02/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(277)~シーラス SR22の製作①~(2015/02/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(278)~シーラス SR22の製作②~(2015/03/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(279)~シーラス SR22の製作③~(2015/03/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(280)~シーラス SR22の製作④~(2015/03/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(281)~シーラス SR22の製作⑤~(2015/03/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(282)~シーラス SR22の製作⑥~(2015/04/03)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(283)~シーラス SR22の製作⑦~(2015/04/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(284)~シーラス SR22の製作⑧~(2015/04/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(285)~シーラスSR22のフライトインプレッション~(2015/04/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(286)~お便りのご紹介~(2015/05/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(287)~シルキーウインドパンサーのパワーアップ①~(2015/05/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(288)~シルキーウインドパンサーのパワーアップ②~(2015/05/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(289)~シルキーウインドパンサー改のフライトインプレッション~(2015/05/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(290)~どうなる? ドローン!~(2015/05/29)

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(345)~お便りのご紹介①~ (2016/06/24)

291回以降のリストはこちら

最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」①~ ラジコン黎明期 ~(2009/11/6)

空を飛びたい。大空を自由に飛んでみたい!
そんな夢を自分で作った飛行機に託して、大空をバックに自由自在に操縦できたら、どんなに素晴らしいことでしょう。今でこそ手頃な価格で良く飛ぶラジコン飛行機を楽しむことが出来るようになりましたが、昔の先輩方は大変な苦労をしながらラジコン飛行機を楽しんでいました。その頃の話を少ししてみたいと思います。

今から50年位前の話です。当時のプロポは非常に高価で(当時の大卒初任給の3倍くらい)持っている人は、ごく限られたお金持ちだけでした。ほとんどの人はシングルというボタン打ちの送信機で、右旋回はトン、左旋回はトントンと、まるでモールス信号のような操縦のし方をしていました。サーボも高価でなかなか手に入らず、代わりにゴムの力で舵を動かすエスケープメントという機械を使っていました。これは胴体内にゴムを張って、機体のお尻のところでゴムを巻きます。したがってゴムが巻き戻った時点でノーコンです。しかもこれが、どんな舵の打ち方をしても舵角は一定ですから、安定性の高い高翼機でないと上手く飛びませんでした。こちらから操縦しなければフリーフライト機のようにフワフワ飛び、旋回する時にトンと信号を送ると、機体はグラッと傾きました。「操縦しない方が良く飛ぶ!」とは、正しくこのことです。それでも操縦したことになるので、皆大喜び!それはもう大成功でした。

当時はARF機などなく、レーザーカットのバルサキットもなく、ダイカットされたキットはまだましな方で、中にはバルサに印刷しただけで自分でカッターで切り抜くキットもありました。それでも一生懸命作り、フィルムもないのでドープで絹を貼り、私のようにお金がない者は紙を貼っていました。燃料の潤滑油はひまし油で、添加剤はニトロベンゾールでしたからエンジンの始動性も悪く、エンジンが半日かからないなんてこともザラでした。大概エンジンがかかる前にバッテリーが上がってしまうんですけどね。バッテリーといえば、当時のプラグヒート用のバッテリーはコロイドバッテリーといい、現代のシールド型バッテリーと違って中の希硫酸が漏れます。これがズボンに付くと穴が開き、よく母親に怒られたものでした。このバッテリーの電圧は2Vなので、白金のプラグを使う時はニクロム線で電圧を落として使っていました。それでも、ラジコン飛行機が珍しいのでギャラリーもジット飛ぶのを待っていました。エンジンがかかると皆拍手喝采です!あの紫色の煙と独特の甘~い臭いは、今でも忘れられません。

さて、いよいよフライトです。風に向かって模型飛行機を手投げします。当時は操縦を教えてくれる人もなく、インターネットもない時代でしたから、みな独学でフライトに挑戦していました。手を離れた飛行機は、大きな放物線を描いて地面に吸い込まれていきます。そうなんです。この数秒間に、機体の傾きを目で把握して、逆方向に修正舵を打つ判断をして、修正舵はトンだったかトントンだったか頭の中で翻訳して、送信機に入力して、エスケープの反応を待つには、あまりにも短い時間なのです。
こうしてほどんどの場合は墜落してしまうのですが、それでもめげずに飛行機を修理して、次の週にはまたフライトに挑戦するのでした!


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」②~Uコンの思い出~(2009/11/13)

ラジコンのWEBショップにUコンの記事を書くのはいかがなものかとも思いましたが、昔話ということでUコンの思い出を少し書かせてください。

私が子どもの頃、ラジコンは高価な趣味でしたから、見ているのが精一杯で、とてもじゃないですがラジコン飛行機を飛ばすことは出来ませんでした。しかし、中学生になってからラジコンではありませんがエンジン模型にチャレンジする機会が出来ました。それはUコンです!

Uコンの正式名称はコントロールラインといいます。2本のワイヤーでベルクランクを通してエレベーターを操作して飛ばす模型飛行機のことですが、2本のワイヤーと手元の半円形のハンドルを合わせますとUの字に似ていることから、通常はUコンと呼ばれています。このUコンなら安い物で5~6千円で揃いますから、通常の中学生のお年玉で手に入れることが出来ました。

最初は09クラスのベビースクラッパーという練習機にFUJIの099というエンジンを付けて飛ばしました。この2サイクルエンジンは、エンジンの左右に排気口があり、マフラーも左右2個のマフラーをスプリングで繋いだ物でした。また、このエンジンの特徴はエンジン後方のバックマウントに赤い燃料タンクが付属していました。当時は燃料の品質が良くなかったせいか始動性が悪く、なかなかエンジンがかかりませんでした。夕暮れまで、必死になってエンジンをかけて、やっとかかったところで離陸したのですが、風にあおられて墜落してしまいました。

それからはお金のない日々が続き、当時電波社から出版されていた「Uコン技術」(季刊)を買って読むのが趣味になりました。とにかく、また飛行機を買うお金がないですから、本を読みあさることしか出来ません。おかげでプライマー、サンディングシーラー、タルク、ドープなどの塗装用語や、ブレークイン、プライミング、オーバーチョーク、フューエルハンマーなど、エンジン始動用語などすっかり覚えてしまいました。

それから半年くらい経ったでしょうか。中学校の校庭でUコンを飛ばしている音が聞こえましたので、必死に駆け寄ってみました。その機体はサワイのファイヤーバードJrでOSの19を積んでいました。操縦していた人は、連続宙返りや四角宙返り、四葉のクローバーなど、難しいマヌーバーをいとも簡単にこなしていました。これはすごい!子ども心に感動し、その方が模型の神様に見えました。

次の歳の正月が来て、またお年玉が入ると、早速Uコン機を買いました。もちろん私も同じファイヤーバードJrとOSの19です。ラダーが2つありエンジンが倒立なため、機首がスマートでかっこいいです。それまでUコン技術を舐めるように読んでいましたから、下手ながらも製作と塗装は出来ました。操縦も肱や手首を曲げないようにとUコン技術に書いてあったことを呪文のように唱えながら初飛行に望みました。

友人に手伝ってもらって離陸したところ、これがベビースクラッパーとは打って変わって操縦し易いんです。エンジンのパワーがあるのでテンションも強く、機体も大きいので風の影響を受けず安定して飛んでいます。エンジンの振動がワイヤーを通じて直接身体に伝わってきます!やがて燃料が空になってエンジンが止まり、かろうじて機体を壊さずに着陸しました。
「これだ!僕の求めていたものはこれなんだ!」
着陸してから冷静になると、心の底から喜びがこみ上げてきました。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」③~仲良く楽しく!~(2009/11/20)

私が言うまでもなく、ラジコン飛行機は、とても健康的で楽しい趣味です。この素晴らしい趣味を末永く楽しんでいくためには、どうしたら良いのでしょうか。目標を持って進む。競技会に出場する。はいはい、それも一つの方法でしょう。しかし、全ての人に競技会に参加することを勧めるのは、いささか無理があります。
私は、ラジコンを長く続けていくためには仲間と楽しく過ごすことがとても大切だと思うのです。ラジコンを通じて知り合った仲間と楽しく話をしたり、自由に飛ばしたり、そんな週末を迎えるのが楽しくてし方がないという人間関係がベストだと思うのです。では、その様な関係になるには、どうしたら良いのでしょうか。ラジコン特有のエチケットやマナーを含めて、少し考えたいと思います。

①挨拶をする。
ラジコンといえども、人が集まれば社会が出来ます。その社会を円滑に運営するためには、決まりや約束事が必要になります。会った時や帰る時には明るく挨拶をして、自分が使用したいバンドの確認をするなど、話しやすい雰囲気作りをしましょう。

②その場の空気を読む
飛行場に着いたら、すぐにでも飛ばしたい気持は分かります。しかし、一度深呼吸をして回りの状況を良く見てみましょう。今、何機飛んでいますか?待っている人は何人いますか?自分と同じバンドの人は何人いますか?自分が機体を広げようとしている場所は、仲間の邪魔になるような場所ではないですか?よ~く確認してKY(空気が読めない)君などと、陰で言われないように注意しましょう。

③プロペラ後流に人はいないか
機体に燃料を入れて、バンドを確認したら、すぐにでもエンジンをかけたくなります。しかし、待ってください。そのプロペラの後流付近に人はいませんか?もし、その人が食事をしていたら埃をかけてしまいますから、良く気配りをしましょう。

④自慢話より聞き上手
苦労して作った愛機の話はしたくなるのは当然です。しかし、それも程ほどにしましょう。自分にとって心地よい話でも、相手にとっては自慢話としか思えないことが良くあります。自慢話はイケナイと言っている訳じゃありませんが、程ほどにして、相手の話も聞くようにしましょう。

⑤滑走路に長く立たない
操縦技術や機体の性質により、どうしても滑走路に立って離陸したい気持は分かります。しかし、いつまでも滑走路に立っていたら、他の方が飛行機を降ろせません。離陸したら、すみやかに滑走路から出ましょう。

⑥使わない時は送信機のアンテナをたたむ
飛行機を飛ばし終わって次の順番が来るまでは、送信機のアンテナはたたんでおきましょう。アンテナに足を引っ掛けて曲げてしまったり、間違って送信機のスイッチをONにしてしまった場合でも、アンテナをたたんであると電波の放射効率が下がるので混信の被害が少なくなります。といっても絶対に防げる訳ではありませんので、あくまで混信は禁物です。

⑦お礼を言おう
最近、電動の普及により、新しい知識が必要になってきました。昔から「聞くは一時の恥」と言いますから、聞くのはかまわないのですが、教えてもらったらプィときびすを返すのではなく、必ずお礼を言いましょう。教えて頂いた一つひとつは何気ない知識かも知れませんが、その人にとっては苦労して習得した知識かもしれません。何も物やお金をあげなくてもいいですから、社会人としてきちんとお礼の言葉を言いましょう。
いかがですか?最近、どうも仲間がよそよそしいと感じているあなた!もう一度気持ちを入れ替えてみてはいかがでしょうか。 


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」④~プレフライトチェックの勧め~(2009/11/27)

ラジコン飛行機を飛ばしていて、一番悲しいことは墜落です。一生懸命作った飛行機を壊してしまうこと程悲しいことはありません。墜落は、自分の努力と時間と財産を失うことだけでなく、周囲の人の命や財産までをも危うくさせ、時には二度とその場所では飛ばせなくなってしまう可能性もあります。
当たり前のことのようですが、墜落させてはならないのです。私の場合、それに加えて雑誌の締切日がありました。もし、墜落してしまいフライトの写真も撮れず、フライトインプレッションも書けないとなると、そのページは空白になってしまいます。ですから、どうしても墜落させる訳にはいかなかったのです。
では、どうしたら墜落を未然に防げるのでしょうか。スカイスポーツの世界ではプレフライトチェック(Pre Flight Check)という言葉があります。直訳すると、飛行前点検とでもいいましょうか。これが実機になると更に細かくなり、ビフォーテイクオフチェックリスト(Before Takeoff Checklist)を代表とするさまざまなチェックリストがあります。これらを参考にラジコン飛行機用チェックリストを考えてみましょう。

①CG・舵角チェック
取扱い説明書どおりの重心位置、およびエレベーター・エルロン。ラダーなどが指定の舵角になっていますか。これは前日までに自宅でも出来ます。
②バッテリーチェック
 送信機、受信機、動力用バッテリー(リポなど)、スターターバッテリー、プラグヒートバッテリーなど、十分に充電されていますか。
③ウェザーチェック
 フライト当日の風向・風速・気温など、事前に天気予報をチェックしてきましたか。飛行場にウインドソックス(風見)を立てていますか。
④周波数チェック
 送信機のスイッチを入れる前に、他の人が同じ周波数のチャンネルを使っていませんか。また、自分がスイッチを入れることの了承をメンバー全員から取りましたか。
⑤モデルメモリーチェック
 送信機のモデルネームが、今自分が飛ばそうとしている機体名と合っていますか。私は、これを間違えて落とす人をかなり見てきました。
⑥各舵の動作チェック
 エレベーター上、下。エルロン右、左。ラダー右、左。スティックを動かしながら、ちゃんと声に出して各舵の動きが正常であることを確認しましょう。前日の夜、急遽サーボや受信機を交換した場合やリンケージの老朽化は要注意です。
⑦エンジン(モーター)スタートチェック
 飛行機の後方やプロペラの周囲に人や物が置いてありませんか。他人に迷惑をかけたり、物が飛んだり、プロペラを折ることもあります。送信機のフックが絡むと非常に危険です。
⑧上空チェック
 上空に何機飛んでいますか。ヘリやグライダーなど、飛行特性の違う飛行機は飛んでいますか。
⑨滑走路チェック
滑走路に人が入っていませんか。障害物はありませんか。他の飛行機が停止していませんか。着陸態勢に入っている飛行機はありませんか。離陸機より、着陸機を優先させましょう。

ざっと考えただけで、これだけのチェック項目があります。人間は忘れる動物です。日頃から十分注意しているつもりでも、何かの拍子に忘れてしまうことがあります。出来ればひとりでは飛ばさず、仲の良いお友達とペアを組んで、お互いにチェックし合いながらケアレスミスを未然に防ぎ、楽しいラジコンライフを送りましょう!



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑤~実機に学ぶ離陸~(2009/12/04)

前にも述べましたように、模型飛行機という趣味を地域社会の中で続けていくためには、たかが模型飛行機とはいえ絶対に墜落させてなりません。今回は安全な離陸、失敗しない離陸について実機の例を視点に述べさせていただきます。
実機の世界にはV1とV2という速度があります。それ意外にもいろいろ定義されている速度があるのですが、V1は離陸決定速度といい、離陸中にエンジントラブルなどが起きた場合、V1という速度に達する前でしたら滑走路内に緊急停止することが出来ますが、V1を越えて緊急停止しようとすると滑走路をオーバーランしてしまいますから、飛び上がってから対処方法を検討します。検討といっても、ゆっくりと相談する暇はありません。
刻一刻と状況は変わってきますので、パイロットは管制塔と連絡を取りながら、マニュアルに沿って本能的に機敏に対処していきます。その止まるか、飛び立つかを決定する臨海速度をV1といいます。また、V2は安全離陸速度といい、飛行機が地上を離れた後も、安全に離陸を続行できる速度のことをいいます。
V1、V2 のように変数で表されているのは、機体重量(搭乗者数、燃料、貨物の重量)、滑走路の状態(乾燥、雨、雪、凍結)、フラップの角度、気温、気圧などによって変わってくるからです。実際には時速に換算しますと250Km/hから300Km/hあたりの速度になります。パイロットたちは、このような速度をコールしながら飛行機が離陸していきます。

このことをラジコン飛行機に応用してみましょう。残念ながらラジコン飛行機の場合は、目測以外でリアルタイムに飛行機の速度を知ることは出来ませんが、滑走路を眺めて「あの位置で離陸しなかったら、離陸を断念しよう」という位置P1を目安として作っておきます。また、機体が蛇行し始めたらすぐにスロットルを絞ります。この動作を何度もイメージトレーニングして頭の中にしっかりと叩き込みます。今まで、十分に機速がつかないのに、また蛇行してるのに、とにかく焦って離陸させて、その直後に失速して墜落という状況を何度見てきたことでしょうか。きっと、みなさんも見てきていると思います。離陸を断念することは恥ではありません。無理をして、強引に離陸させようとすることが恥じなのです。特に初飛行の場合は、信頼できる友人に助手をお願いして、冷静で客観的なアドバイスをしてもらうことが大切です。

次に安全離陸速度についてです。模型飛行機が地上を離れても、十分に機速が付くまでは急激な舵を打つことは禁物です。この時点では、機体は失速速度に非常に近く,十分な速度に達していません。舵を打つことによって機体の空気抵抗が増加して機速が落ちるのです。実機の場合、失速速度に近づくと翼から気流が剥がれ始め、操縦桿が振動し始めます。この症状をバフェットといいます。ラジコン飛行機の場合、バフェットをスティックで感じることは出来ませんが、十分に機速が付いて飛行機が安全高度に達するまでは、スティックから手を離してトリムを取る事は避けましょう。スティックのスプリングに負けないで、じっと我慢するのです。

ベテランパイロットになると、機速が十分でなくても滑走路に障害物などを見つけると、ひょいとローテーション(エレベーターアップ)してしまう場合があります。しかし注意して見ていると、その直後、すかさずエレベーターダウンの舵を打ち、飛行機を水平飛行か下降させて機速を増速させ事なきを得ています。これは、今まで飛行機を滑走させてきた運動エネルギーをエレベーターアップにより位置エネルギーに変換させたため運動エネルギーを失い、その後に失速が襲ってくるのを本能的に知っているからなのです。これを何も知らない初心者がまねをすると痛い目に会います。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑥~コース取りについて~

私も、たまには初心者の方に「コース取りの練習をした方がいいんじゃない?!」と声をかけることがあります。そうすると、ほとんど返ってくる答えは「別に大会に出る気はないから」とか「コンペティターを目指していないし」などという返事です。
もちろん、私も「F3Aを目指して真剣に頑張りなさい!」という気持ちはさらさらありません。しかし、サンデーフライヤーが普通に飛行機を飛ばす場合でも、コース取りはとても大事な要素になってきます。

いくら模型飛行機とはいえ、大空を自由に飛ばしたい気持は分かりますが、どんな場合でも飛行空域に制限が出てきます。たとえば、パイロットやギャラリーの上空、駐機場の上、駐車場の上、民家の近く、高圧線の近く、大きな木の近く、道路の上空、川や湖の上、太陽の方向などなど・・・。思いの外、飛ばしてはいけない場所はたんさんあります。
また、これに加えて風向きによっては、ランディングアプローチの方向や高度に制限が出てきます。このように、飛ばしてはいけない場所を避けて飛行させるには、おのずとコース取りに気を配る必要があります。

コース取りについては飛行機を飛ばす前の頭が十分に働く状況で判断します。午前と午後では太陽の方向も変わりますし、風向きも変わってきます。判らない時は、話しやすいベテランの方に相談するのも良いでしょう。
コース取りの方向が決まったらイメージトレーニングをしましょう。まずは、左右の肩の位置を結んだ線がコースと平行になるように立ちます。両足を肩幅くらいに広げてリラックスした姿勢で直立します。飛行中は肩を大きく動かしたり、操縦する位置を移動してはいけません。飛行機のコースが判りにくくなりますから、あくまで首だけを動かして飛行機を追います。最初は安全性を考えて、多少高目の高度がいいでしょう。
自分では水平直線飛行をしているつもりでも、とんでもないコースを飛行機が飛んでいる場合があります。右側が近づく人、左側が近づく人、だんだん遠くに行ってしまう人、だんだん頭上に近づいてくる人、だんだん高度が高くなる人、だんだん高度が低く・・・これは危険ですね!人それぞれに癖がありますから、操縦中は仲の良い有人に付いてもらい、アドバイスをしてもらうと良いでしょう。

この水平直線飛行は飛行機の操縦の基本中の基本で、水平直線飛行が出来ていなければ、どんなマヌーバー(曲技)も成り立ちません。簡単なループもパイロットの中心で出来なければなりませんし、スローロールも180°回転して背面になった時に、機体がパイロットの中心に位置していることが重要となってきます。ましてや、ローリングサークルやトルクロールなどの高度なマヌーバーが出来ても、あさっての方向で演技していては意味の無いことです。
「そこまで厳密に操縦を極めるつもりはない」とおっしゃる方もいるでしょう。それでしたら安全のために、せめて自分が操縦する飛行機を自分の背後にだけは持っていかないようにしましょう。着陸のためのランディングアプローチでも、風向きによってはきびしいコースを取らざるを得ない場合もあります。その時、しっかりとしたコース取りが出来ているかどうかによって、機体を壊すか安全に降ろせるかの分かれ道となります。
よく、「水平飛行3年」(ちゃんとした水平飛行が出来るようになるには3年はかかるという意味)と言われるのは、それだけ水平飛行が大事だということです。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑦~着陸のプライオリティー~

飛行機は合理主義の国アメリカで生まれ、発達していった移動手段ですから、その取扱いにも非常に合理的な方法が数多く見られます。実機の場合は綿密な航空管制が行われ、多くの飛行機が規則正しく、順序どおりに空港を離着陸しています。

では、ラジコン飛行機の場合はどうでしょう。ラジコンクラブとして、しっかりとした組織を持っているところには安全委員などがおりますが、それでも飛行場の安全を完全に守れるわけではありません。離着陸の指示くらいは出していますが、全ての飛行機の状況を把握して適切な指示を出すのには限界があります。
よって、安全委員のみでなく、個人個人のラジコンフライヤーがある程度のモラルや航空機の基礎的なルールを理解していれば、事故は未然に防げるものです。特に着陸時の事故は多く、これらを回避するためには、プライオリティー(優先順位)という非常に合理的な取り決めがあります。

例えば、ラジコン飛行場の場合で、着陸しようとしている機体と離陸しようとしている機体が同時になった場合、どうしたらいいでしょうか。着陸態勢に入った機体は燃料又は電力の残量が少なく、飛び続けるのには限界があります。また、ピュア(動力のない)グライダーの場合は、ゴーアラウンド(着陸のやり直し)が出来ません。よって、こういう場合は当然のことながら着陸が優先となります。機体が着陸して回収されるまでは、離陸は待ちましょう。

 次に、複数の着陸態勢の飛行機が、同時にファイナルアプローチに入ったとします。この場合は基本的には「弱者優先」の考え方を取ります。最優先する機体は、リンケージやラジオの不具合などでノーコンとなった飛行機で、次にエンジンストップした飛行機となります。次に無動力のグライダー。それから電動機、エンジン機、ヘリコプターとなります。これは、あくまで「基本的には」です。
まず、ノーコンになった飛行機を最優先するのは、みなさん異論はないでしょう。危なくて、誰も近づきたくないはずですから。次にエンストした飛行機とピュアグライダーの比較です。どちらも動力はありませんが、滑空比が違いますから一般的にはグライダーの方が滞空時間が長くなります。よって、エンストした飛行機を先に着陸させてあげて、その間グライダーは我慢して飛んでいてもらいます。スピードも飛行機の方が速いですから、空中衝突を避ける意味でも先に飛行機を降ろします。
次に、ピュアグライダーと動力機ですが、これはグライダーを先に降ろさせるのに異論はないと思います。グライダーには動力がありませんから着陸するまで、飛行機は残りの動力で飛んでいてもらいましょう。

さて、電動機とエンジン機の比較ですが、「弱者優先」という考え方からですと少し微妙になってきます。以前は電動機の方が非力でしたが、最近のブラシレスモーターはエンジン並みのパワーを持つようになってきましたので、燃料の残量という観点からしか優劣の付けようがなくなってきました。とはいえ、まだまだ非力な電動機は多いので、今までの経過措置として電動機を優先してあげましよう。

最後にヘリコプターですが、私は別にヘリコプターに偏見がある訳ではないのですが、ヘリコプター場合、飛行機と違ってダウンウインドレグ→ベースウインドレグ→ファイナルアプローチというランディングシーケンスを守らなくても着陸できますので、しばらく上空でホバリングしながら待機してもらい、滑走路が空いたら好きな場所に降ろせばいいことになります。
このような基本的な考え方をラジコンフライヤーのみんなが共通理解していれば、安全委員の負担が軽くなり、事故も少なくなってくると思います。
最後にフライヤー同士の立ち位置ですが、緊急事態に陥った時にお互いの声が届くよう、ある程度近い位置で操縦しましょう。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑧~楽しい空撮~

私たちがいつも操縦しているラジコン飛行機は、どんな景色の中を飛んでいるのでしょうか? いささか苦しいですが、自分がラジコン飛行機になったつもりで想像してみるのも楽しいものです。
電動のラジコン飛行機のパワーユニットがこれだけ高性能化した現在、私たちは空撮によってラジコン飛行機が飛んでいる周囲の景色を見ることは、もはや夢ではなく、誰もが気軽に出来る現実になりました。

 ラジコン飛行機による空撮は、確かにエンジン機の時代から挑戦する人はいましたが、エンジンの排気オイルやエンジン特有の振動の問題があり、また高価なカメラを搭載して空撮に挑戦するのは、一部のマニアだったかもしれません。
 しかし電動飛行機がこれだけ普及したことは、空撮をより身近なものにしました。 まず、第一に騒音がほとんど無いため撮影場所を選ばなくなりました。以前のエンジン機ですと、早朝や民家の近くの撮影は困難でした。
 次に振動の問題です。電動飛行機はモーターのオン・オフが出来るため、飛行機を出来るだけ高く上げて、モーターをカットした後、滑空しながら撮影すれば振動の問題は解消されました。最後に排気オイルの問題ですが、これも言うまでも無くまったく問題ありません。それに加えて、デジタルカメラの軽量化・低価格化・高画質化が空撮の普及への後押しをしてくれました。

 それでは空撮用のカメラ基台の作り方ですが、写真でご紹介しましたように、非常に簡単です。 デジカメを固定する航空ベニヤとバルサブロック、それにシャッタを押すためのサーボがあれば十分です。カメラを胴体側板に固定して撮影する場合、主翼の映り込みを少なくするためにバルサブロックでカメラ基台に傾斜角を持たせます。 また、カメラの着脱方法を色々と試してみたのですが、今のところマジックテープを利用するのが便利です。マジックテープの剥がれを防止するためには、ベニヤ板にエポキシを塗り、接着剤が乾いてからマジックテープを貼ると良いでしょう。
 シャッター用のサーボは送信機のギヤスイッチを使って操作します。 私の場合はギヤスイッチを後ろに倒しても、手前に倒してもシャッターが切れるようにTA(トラベルアジャスト)で調整しています。シャッターボタンは半押しの状態でピントが合ってから切れるのが正常な動作ですから、速度の速いサーボは必要ありません。

 カメラ基台が出来上がったら、早速飛ばしてみましょう! カメラを胴体の側板に固定して撮ると、臨場感のある画像が撮れます。また、胴体の底板に固定して撮ると、画像は地図のようになります。
大概のデジカメには省エネモードが付いていますから、例えば30秒程度シャッターを切らないと電源が落ちてしまう場合があります。 最近は大容量のメモリが比較的安くなりましたから、パチパチと写しながら機体を上昇させていくのもいいでしょう。

 機体が点になるぐらい上昇させたら、モーターをカットして撮影です。 被写体の方向と太陽の方向を考えて撮影しないと逆光になります。 また、飛行機は風上に向きたがりますから、風の方向と撮りたい風景の方向により、胴体の左右どちらにカメラを取り付けるか判断します。
 以前、ブラシモーター+ニッカドバッテリーの時代は、だらだらとやっとの思いで上昇していましたが、最近のブラシレスモーター+リポの組み合わせですと、ストレス無く上昇していきます。

 本格的なデジタル一眼レフと大型機の組み合わせも良いのですが、いろいろな風景の写真を撮るようになってきますと着陸の条件の悪い場所でも無事に降ろさなければなりませんので、低翼面荷重の小型電動機とコンパクトデジカメの組み合わせ方が気軽に楽しめたりもします。
  いろいろな写真を撮ったら、家に帰ってパソコンで再生する瞬間がとても楽しいものです!みなさんも挑戦してみてはいかがですか?


初期の頃の空撮ですね。カメラ基台に取り付けたタッピングビスにゴムを引っ掛けて胴体に取り付けます。


左が2号機のカメラで、右が3号機です。サーボの取り付け方も改良し、カメラもだんだんと高性能になってきます。


北海道の900草原を写しました。この頃は主翼がかなり写り込んでいます。


千葉県九十九里浜の海岸です。胴体の底板に付けて取りました。波の様子が幻想的です。

私の住んでいる街です。新興住宅地とのどかな田園風景が広がります。


千葉県のスロープエリアです。海上上空から撮影しました。このようなアングルは空撮でないと撮れません。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑨~エアロトーイングを楽しもう!~

 北海道の滝川市で乗った本物のグライダーのお話です。ロバンDR400という飛行機の尾部からワイヤーを引いてグライダーに固定します。 グライダーはASK21です。曳航機とグライダーは無線で連絡を取りながら、自分が離陸するタイミングを待ちます。 グライダーは動いていなくても、わずかな向かい風さえあれば、操縦桿を操作して主翼を水平にバランスを取ることができます。
 やがて出発の時が来ます。 グン!というショックで背中を押されたかと思うと、ゴトゴトとタイヤの音がして左右の草が後方に走り抜けます。 タイヤの音が消えたかと思うとグライダーは中に浮きます。 曳航機もやがて滑走路を離れて上昇をはじめます。 だんだんと周囲の風景が後方に見えてきて、やがて地図のような景色に変わります。
 高度が300m位に達したら曳航機と無線で連絡を取りながら、コクピットのレバーを引いて離脱します。 曳航機は次のグライダーをトーイングするためにダイブして去っていきました。
 グライダーは静寂の世界に入り込みます。先ほどまで聞こえていたエンジン音も、振動もありません。 あるのは風切り音だけです。
 さて、サーマルを探してどこへ行こうか。高度計やバリオメーターが付いているのですが、他機警戒が重要なので、基本は身体で感じることです。 運良くサーマルにヒットするとドンとお尻を叩かれます。 お尻がサーマルセンサーなんですね。 センタリングを繰り返して高度を取ります。
 しばらく遊んだらベースに戻りましょう。 ダウンウインドレグでピストに無線を入れて、ファイナルアプローチです。 ランウェイに機軸を合わせて高度処理します。 スポイラーを出すと、ゴーという風切り音と共にみるみると高度が落ちていきます。 そして、ソフトにタッチダウン。 グライダーが止まると、仲間が駆け寄ってきます。

 いかがですか? このようなエアロトーイングが、ラジコンの世界でも簡単に出来るんです。 まずはワイヤーですが、機体の大きさや重量にもよりますが、小型の電動機でしたら、建築用の水糸か釣り糸を20m程度でかまいません。 中間にゴムを入れてショックを緩和します。 また、ラインの両端にスイベル(拠り戻し)を付けて、ねじれを取ります。
 グライダー側のレリーズは市販の物もありのすが、小型機であれば小さなヒートンとピアノ線で簡単に作れます。 一方、曳航機側も万一に備えて、重心位置のやや後方にレリーズを取り付けます。 レリーズはアルミの角パイプに金ノコでスリットを入れて、その中でピアノ線を上下させます。 ピアノ線はノイズレスチューブで保護し、隙間はバルサ材で埋めます。

 では、実際に飛ばしてみましょう。フライトには、最低3人、出来れば4人いると楽にトーイングが楽しめます。 滑走路を長めに使うため、風下のランウェイエンドに機体を持っていきます。 パイロットは2人とも曳航機とグライダーが見えるように、機体の後方に立って操縦します。 もし、グライダーの主翼が地面に接触してしまうようでしたら、すぐにラインを外せるように送信機のギアスイッチに指をかけておきましょう。
 曳航機は出来るだけ、ゆるやかに加速させます。 最初にグライダーが滑走路から離れますが、曳航機はすぐに離陸させず、滑走路の端まで使って十分に速度をつけてから穏やかに上昇させます。
 グライダーが高度を取るまで、出来ればそのまま風上に向かうのが理想です。 ターンしても、せいぜい90度までとします。 180度ターンして風下に入ると、グライダーが曳航機を追い越してしまうこともあるので、ダウンウインドに入れてはいけません。
 十分な高度を取ったら、ラインを切り離します。 曳航機はインメルマンターンに近い急降下で、グライダーとの接触を避けて滑走路に向かいます。 この時、フライトエリアの環境にもよりますが、大概の場合は、ラインを付けたままで着陸できます。 曳航機が着陸したなら、急いでラインを外して他機の邪魔にならない所に片付けます。
 さて、グライダーはというと自由を満喫していることでしょう。心の向くまま気の向くまま、サーマルソアリングを楽しんでいます。 ただし、ピュア(動力の無い)グライダーですから、ランディングは一発勝負です。サーマルを追いかけて夢中になりすぎてアウトランディングしないように!^^;



これが曳航機側のレリーズフックです。スパーと中央リブにエポキシで接着してあります。サーボは主翼の裏側に付いています。


エアロトーイングはみんなで楽しむ遊びです。共通の目的に向かってチームワークが生まれます。


曳航機が走り出すと、グライダーが先に浮き上がります。グライダーがUPを引くと大きな抵抗になりますので、曳航機と同じ高度で飛ぶように心がけます。


大空の中でスカイウォークⅡがEPバードドックに曳航されていきます。


実機のエアロトーイングの準備中です。この機体は飛行中にラインを巻き取る装置が付いています。


このように、実機の場合もグライダーが先に離陸します。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑩~グライダーの勧め~

ラジコン飛行機というと、自立安定性の高い高翼機で入門して、それが飛ばせるようになると低翼のスポーツ機に移行し、そのうちF3Aのスタント機に行き着くというのがおおかたの道筋のようです。 私の場合も例外ではなく歳がバレますが、若い頃はブルーエンゼルやキュラーレというスタント機を飛ばしていました。
 当時はターンアラウンドルールなんて存在していませんでしたから、遠くの方から勢いをつけてきて「エイ!ヤー!」ってな具合でスピードに酔いしれていました。 しかし、騒音の問題で飛ばせる場所も無くなり、フライトエリアを点々としていた頃、グライダーと出会いました。

 あれは確かムサシノ模型のスカイウォークⅡだったと思います。 とても小さくて軽いグライダーなのですが、稲刈りの終わった田んぼで飛ばしている方とお会いしました。
 彼がひょいと手投げしたグライダーが2~3周した後、自らの手でハンドキャッチしてしまうんです!これはすごい! こんな手軽で静かなラジコン飛行機があったんだと驚きました。 周囲のギャラリーもとても好意的な笑顔で見つめています。 それでも1フライトが10数秒なのですが、何回か投げた後、やがてグライダーは沈下しなくなりました。 そのグライダーはトンビのように旋回を繰り返していると、徐々に上昇していったのです。 私を含めてギャラリーは騒然としました。それは何とも不思議な光景で、あたかもMrマリックのハンドパワーを見せ付けられた感じでした。

 それから私はグライダーにのめり込みました。早速、彼と同じスカイウォークⅡを作っては何度も飛ばしましたが、私のグライダーは何故か上昇してくれません。 そうなんです、そもそも私はサーマルが何であるかも、サーマルの捕らえ方も知らなかったのです。 それから、グライダーの本を読み漁り、グライダーを飛ばしている場所に出向いて、いろいろなことを教えてもらいました。 また、それだけでは満足出来なくて、実際にサーマルというものを自分の身体で体験してみようとパラグライダーを始めました。
そんな生活を続けていくうちに、少しずつではありますがサーマルソアリングらしきものを体得できるようになりました。

 グライダーを始めたけれどサーマルに乗せた事がない方。それはサーマルが発生していないのではなくて、サーマルに進入したことが判る感覚が身についていないだけのことです。 注意深くグライダーの姿勢を見ていると、自然とサーマルの感覚が養われてきます。
 誰もが知っているようにサーマルは熱上昇風です。太陽の熱で地表近くで暖められた空気が膨張し、周囲の大気との比重の差で上昇をはじめます。ということは、夏よりも冬のほうが一日の温度差が激しいので強くてはっきりとしたサーマルが発生します。 また、暖められやすい地表ということでは、川や湖の上空よりも砂地や乾燥した休耕田の方が発生しやすくなります。 時間帯で言いますと、太陽が出て地表が暖まってくる頃、午前10時頃から午後2時頃までにスポット的なサーマルが発生しやすくなります。 その後、午後3時から4時頃になると、強くはないのですが比較的穏やかで広範囲なサーマルが発生しやすくなります。これは、周囲の空気は冷え始めるのですが、地表に残った余熱で暖められたサーマルが全体的に上がりだすためです。このようなサーマルをアーベントテルミックと呼んでいます。

 サーマルを見つけたらセンタリングと言って、とんびのようにサーマルの中に留まるように旋回をします。 これはやみくもに回すのではなく、高度の沈下が少なくなるようなバンク角を決め、穏やかなエレベーター操作で回します。 日ごろから、右旋回も左旋回も両方ともスムーズに旋回できるように練習しておきましょう。
 サーマルを見つけると他のグライダーも同じサーマルに乗るために集まってきます。 この時、空中衝突を避けるために旋回の方向を決めるので、苦手な旋回方向がある人は困ってしまいます。 ひとつのサーマルの中でたくさんのグライダーが一緒にセンタリングをして上昇していく様子を「ガーグルを組む」といいます。 これは蚊柱のことで、たくさんの蚊蜻蛉が集まってブンブン旋回している様子を例えて出来た言葉です。
 サーマルも風に流されますから、夢中になってセンタリングを繰り返していると、当然グライダーも風下に流されます。 いい気になって回しているとグライダーが帰って来れなくなりますので、ある程度で見切りをつけて別のサーマルを探すことが必要になります。



青い空と白い雲の中をぽっかりと浮かぶグライダー。グライダーマニアにとっては至福の時です!


機首にモーターを積んだモーターグライダーですと、簡単に高度が取れます。
高高度のサーマルの方が強いので、比較的簡単にサーマルハンティングが可能です。


手元から投げ放たれたンドランチグライダー。こんな機体でも、条件さえ良ければ、はるか点になるまで上昇します。


スケールグライダーは見ているだけでも十分楽しめます。
長野県の霧が峰滑空場や千葉県の関宿滑空場では実機によるフライトが見れます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑪~スロープグライダーの世界~(2010/01/15)

前回サーマルソアリングのお話をしましたので、今回はスロープソアリングについて書かせていただきます。
 そもそも、あらゆるラジコン飛行機の中でも、グライダーは少数派に属します。 ざっと考えてみても、練習機・スポーツ機・スタント機・スケール機あたりが最も一般的で、次にヘリコプターあたりがでしょうか。 グライダーといえば入門用または癒し系のモーターグライダーがほんの少数いるくらいです。
 その中でもスロープソアリングをやろうという人は本当に少数ですから、飛行船やパラプレーンあたりといい勝負かもしれません。 ですから「○○県の○○さん」といえば、「ああっ、知ってる!」という言葉が返ってきます。 私も初めて行った長野県のエリアで、私が何も言わぬ前から「知ってる!」と言われてしまいました。悪いことは出来ませんね。

 スロープグライダーが普及しない理由として、スロープエリアが日本全国でも、数える程しかないことがあげられます。 また、それが山岳地帯や丘陵地帯など、普段、普通に生活している人が行かないような所にエリアがありますから、何年もラジコンをやっている人でも、スロープグライダーの飛んでいるところを見たことも無い人も大勢います。
大概のフライトエリアは、国立公園や国定公園など大自然の中に在りますから、「ゴミを捨てない」「決められた場所以外ではタバコを吸わない」「飛ばすときは地元の方と連絡を取る」など、社会人としてのルールが守れない人は飛ばすことは出来ません。 しかし、その反面、良識を持ち合わせていて社会性のある方は、地元のグライダーマンからも歓迎されることでしょう。

 スロープソアリングには大きく分けて山岳地帯のスロープと臨海地帯のスロープがあります。 山岳地帯のスロープは文字どおり山の中にありますので、地表の形状にそって上昇風が発生します。時折ガスト(突風・乱流)があったり、谷間に吸い込まれる風が吹いていたりする場所もありますから、地元の方に地形やフライトエリアの特性を良く教えていただきながら楽しいフライトを心がけると良いでしょう。
一方、臨海地帯のスロープは、風がほとんど障害物のない海面を渡ってきますから、気流は整流されていますので、グライダーはとても素直に飛んでくれます。また、海風は空気の密度が高いので、普通、常識的には飛ぶと思えないような重いグライダーでも、悠々と飛んでしまうから不思議です。

スロープグライダーは同じグライダーでも、サーマルグライダーとは正反対です。 たとえばサーマルグライダーはバルサ製フィルム貼りなど、軽量な程サーマルを捕らえやすいのですが、スロープの場合はそうはいきません。 FRPの胴体に発泡スチロールコア+アベチフルプランクまたはシャーレ工法によるものなどカチカチ系のグライダーに、その日の風により鬼のようにバラストを積みます。 風速が5m/sを越えて7~9m/sになると、みんな大喜びです。 普通のラジコン飛行機では、強風で喜ぶ人はいないはずです。
翼幅5m、すっぽり顔が入るほど太い胴体のスロープグライダーを崖下に向かってガンガン投げます。 私も、どうやら神経が麻痺してきたのでしょうか、送信機のアンテナがしなり、帽子が吹き飛ばされるような風の中でも、何の躊躇もなくスロープグライダーを飛ばすようになってしまいました。

軽いグライダーが何故適さないのか、試しにサーマルグライダーを強風時のスロープで飛ばしたことがあります。機体を手投げしたところ、そのままエレベーターのように垂直に上昇したかと思うと、グライダーは風上に向かってあたかも上空に貼り付いたように止まりました。そのまま左右に振っても風下に流されるし、エレベーターUPを引こうものなら、そのままバックしていきます。思い切りダイブさせようとしても、機首は下を向いているのですが、なかなか前に進みません。 着陸は地上のブッシュの中に突き刺すような感じで降ろします。 きれいな3点着陸を試みようとするなら、後方に吹き飛ばされます。 スロープソアリングでは、機体の重量がそのまま推進力になります。



前方に海があり、砂浜から斜面が聳え立ちます。南風が入ると理想的なスロープエリアとなります。



午前中の割と風が穏やかな時間帯ならば、このように軽量なモーターグライダーもスロープソアリングを楽しむことが出来ます。



スパン3mを越えるスケールグライダーDG600です。
主翼は発泡スチロール+アベチフルプランクで、それなりに強靭なのですが、それてもフライト中は翼がたわんでいます。
 


スロープソアリングの特徴として、自分の立ち位置より低い所を飛ばすことができます。
自分のグライダーを見下ろして飛ばす機会は、そうそうあるものではありません。



KK HOBBYでも、取り扱っているスロープゼロ戦です。このような機体でも十分スロープソアリングを楽しむことができます!



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑫~手軽に土手ソアリング~(2010/01/22)

 「仏の顔も三度まで」「三度目の正直」ということわざがあります。 「またグライダーの話かよ!」と言われそうですが、またまたグライダーの話です(笑)。
 前回、スロープソアリングのお話をさせていただいて、「高価なグライダーを崖の下に向かって投げるなんて信じられない!」と思われた方も多くいらっしゃると思います。 それが返ってスロープソアリングを敬遠させてしまったとしたら、私も少々反省しなければいけないかなと思っています。 そこで、スロープソアリングの様に浮いて、もっと手軽に飛ばせるジャンルに土手ソアリングというものがあります。 今回は土手ソアリングについてお話しましょう。

土手ソアリングは、河川の川堤や造成地の土手や海岸線のちょっとした隆起を利用して飛ばすソアリングのことです。 飛行の原理はスロープソアリングと似ていて、風が土手に当たると斜面に沿って上昇風に変わるので、その上昇風を利用してソアリングするものです。ですからスロープソアリングほどダイナミックなものではありませんが、比較的手軽に、身近な場所でソアリングが楽しめます。
 風もそれ程強く吹く必要はないので、軽量のバルサキットやバルサフィルム貼りの半完成ARFキットでも、十分に楽しむことが出来ます。 また、土手からの上昇風と成分とそこで発生するサーマル風の成分が混在しますから、ソアリングの基本を体得するには絶好の機会だと思います。

 土手の上に立ったら、風上に向かってグライダーをそっと前に投げ出します。 助走する必要はありません。 基本のフライトコースは風に向かって横に広~い8の字を書くように飛行させます。 旋回の方向は、基本は谷側(風上側)に向かってターンします。 余程、グライダーを沖に(前に)出さない限り、通常は山側(風下側)にターンはさせません。 山側へのターンはグライダーがフォローの風を背負って、思いのほか風下側に流されてしまいます。 グライダーが土手の頂上を越えると、そこにはタービュランス(乱気流)が手をこまねいて待ち構えていますから、そこに入ると、動力のないグライダーは操縦不能に陥ってしまいます。 ですから、絶対にパイロットの後ろには持っていかないようにしましょう。

 土手ソアリングはプロペラのない静かなグライダーがいつまでも浮遊していますので、一般のギャラリーの方も興味津々で見ています。 また、危険が少ないせいか、他の空物ラジコンより好意的に見られます。 「幾ら位するのですか?」「操縦は難しくないですか?」「これならやってみたいな!」というような声を多く頂戴します。 私は、このような質問を受けると、丁寧にお話をして、もし興味があれば体験操縦までさせてあげることがあります。 
 とかくラジコンといえば、一般社会からは「うるさい」「危険」というイメージがあります。 私は、こういう時こそ、ラジコン飛行機が一般の方々に良い印象を与えられるチャンスだと思っています。 昔、「大きいことはいいことだ!」というCMがありました。 私も特にそれを否定するつもりはないのですが、ラジコン飛行機も中では、日に日に巨大化、高価格化しています。 そんな中で、スパン1mくらいの軽量グライダーと送信機を車の中に忍ばせておいて、買い物など家族サービスの合間に、土手ソアリングを軽く2~3フライト楽しむような気軽なライフスタイルも「アリ」なのではないかと思っています。



ちょっとした造成地の土手です。正面から風が入ってきたので、軽くグライダーを前に押し出します。


風さえあれば、グライダーは斜面に沿って何時間でも飛んでいます。体力が続く限り!


グライダーを担いで登っています。
比較的高低差があり、幅の広い土手では、スパン2mを越えるグライダーでも十分楽しめます。


きれいな海風が入ってきましたので、グライダーが発進します。
モーターを回す必要もなく、何時間でも飛んでいます。


天気の良い休日ともなると、自然と同じ趣味の仲間が集まってきます。
しばし仕事を忘れて楽しいひと時を過ごします。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑬~ダクテッドファン復活!~(2010/01/29)

ダクテッドファンはその名のとおり、筒状のダクトの中で小さな羽根を非常に高速で回して、エアインテークから入ってくる気流を後方に吐き出して推進力を得るパワーユニットです。 なにしろ筒の中を気流が通る訳ですから流動抵抗が大きく、効率良く推進力を得るためには、空気の入り口の形状を工夫して空気の流入抵抗を極力減らすことが大切です。
 ダクテッドファンが出たての頃は2サイクルグローエンジンをパワーユニットにしていましたから、さまざまな課題がありました。 ダクテッドファンから効率よく空気を吐き出すだめには、ファンの回転数を高回転化することが必要でした。 このため、ブレードのバランスを十分に取り、エンジンも高回転化に耐えられるようにチューニングアップするのですが、レシプロエンジンであるが故に、おのずと限界がありました。 また、同じく効率を上げるためにはファンのブレードとダクトの内壁の間のクリアランスを極力少なくしなくてはなりませんから、エンジンの振動でファンがダクトの内壁に接触して、ブレードが飛び散るという事故もありました。
 エンジンの始動においても課題はあります。 プラグヒートはダクトの外側まで配線を伸ばすにしても、どうやってエンジンをクランクしようかという問題です。 スターターに延長シャフトを付けて、エアインテークから挿入してエンジンをかけるという方法もありますが、シャフトが長い故にブレてしまい、ダクトの内側や機体を傷つけてしまうことがあります。また、エンジンにVベルトを付けて、ヘリのように始動する方法もありますが、ダクトに大きなフタを設けなければならないことになります。

 それでも「ジェット機の機首にプロペラが付いていては、ジェット機じゃない!」「ジェット機をジェット機らしく飛ばしたい」というマニアの熱意から、マニアの間ではダクテッドファンの研究が続いていました。
その途中、ダクテッドファンの効率があまりにも悪く、業を煮やしたマニアが、普通のエンジンと普通のプロペラを機体の中央に搭載し、プロペラが接触すると思われる翼や胴体の一部をカットしたジェットもどきの機体も考案され、実際にそのような機体も飛んでいました。
その後、大変高価ではありますが模型用のジェットエンジンが開発され、ダクテッドファンもこれに取って変わるのかと思っていた矢先にブラシレスモーターが登場しました。
 今にして思いますと、ダクテッドファンはEPのためにあるような物です。モーターの構造からすると円柱状のカンに同心円状に磁石を貼り付けているのですから、振動はほとんどありません。始動用具も要りません。KV値の高いモーターを製造するのも比較的楽です。 また、ファンの後方にエンジンヘッドやチューンドサイレンサーのような有害抵抗を発生する構造物はありません。
従いまして、ダクテッドファンはブラシレスモーターの出現により、再び開花したと言っても過言ではないでしょう。 機体に対する考え方も以前はFRPにウレタン塗装という高級機だったものが、曲面を自由に表現できる発泡スチロール製のよりカジュアルな機体に志向が変わってきました。
実際のダクテッドファン機の飛行ですが、〔ファンの推進力により機体が加速→速度が増すごとに空気の流量が増える→ファンの効率が上がる→更に加速する〕というフィードバックを繰り返していますので、ある程度機速が付いて、空気の流入量が増加したところで急にパワフルになります。 また、構造上の理由から砂やゴミの吸い込みを嫌いますから、舗装路からの離着陸が有利になります。



製作中のF22ラプター。ダクテッドファンを2基搭載しています。




完成したF22ラプター。エンコン・エルロン・エレベーターの3チャンネル4サーボ仕様です。




舗装路のように平坦な滑走路があれば、ダクテッドファン機も楽々と離陸して上昇していきます。




エンコンを中スローにして旋回しても、巻き込みなどの癖はありません。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑭~水上機を飛ばそう!~(2010/02/05)

 真冬に水上機の話はいかがなものかと思ったのですが、飛行機のバリエーションのひとつとして押さえておきます。
 元来、受信機やサーボ、スピードコントローラー、モーターのような電子機器は水に弱くできています。 着水の際に機体が転覆したり、墜落した場合は陸上機よりダメージが大きくなります。 また、川には流れがありますから、流されればロスト(全損)ということも考えられます。 ましてや海の場合は塩水ですから、ほぼ全損と考えていいと思います。
 しかし、それだけのリスクを差し引いた上でも、水上機には独自のすばらしい魅力があります。 水鳥が水面にシュプールを残して、飛沫を上げながら飛び立って行く姿は、誰が見ても美しく感動的なシーンです。 ラジコンの水上機にも、水鳥と共通する部分があるのでしょう。 水上機には昔から熱心なファンが大勢います。

 水上機には普通の陸上機に2本のフロートを付けたゲタ履きタイプと胴体がフロートと兼ねた飛行艇タイプがあります。どちらも一長一短があるので、ここで少し整理してみたいと思います。
 まずはゲタ履きタイプの長所ですが、普通の陸上木を簡単に水上機に改造しやすいこと。 機体が水面から離れますので、胴体と主翼の間から水が入りにくいことが上げられます。 また、短所としては重心が高くなるので離着陸の際に転覆しやすくなることです。 まさかと思われますが、着水時に釣り船の横波を受けますと、簡単にひっくり返ります。 水は柔らかそうに見えても、飛行機に速度が付いているとコンクリートのように硬く、ちょっとした抵抗も見逃してくれません。 さらに上空に上がると、フロートはただの抵抗体となりますから、まさに「無用の長物」と化します。

一方、飛行艇タイプの水上機の長所はといいますと、第一にそのスケール感といえます。米軍のカタリナ、新明和US-1、そうそう!KK HOBBYで扱っているCanadirCL-415などもすばらしいスケール感を持ち合わせています。 後は、ゲタ履きタイプの逆で、重心が低く安定している。上空での抵抗体が無く効率が良い反面、機内に水が浸入しやすいといったところです。

 今はARF全盛の時代ですから、フロートを1から設計する人はいないと思いますが、ARF機の場合でも、どこから流用したのか、明らかにフロートの容積が足りない場合もあります。 以前、フロートの容積が足りない機体のフライトを試みたのですが、タキシングからハンプに入るところで、フロートが巻き上げた水滴がプロペラに当たり、思うように加速出来なかったことがありました。 また、そういう機体はちょっとした波や、ラフな着水でフロートが水没してあわや転覆しそうにもなりました。私にも意地がありますから、フロートの底にプラ板で水上スキーのようなフィンを付けて、機体を軽量化し、プロペラのダイヤを落としてなんとか飛ばしたことがあります。大まかな目安ですが、フロートの半分は喫水線から水面に出ていると離着水が楽です。

 フライト環境についてですが、フライトは必ず複数で行い、回収用のボートとライフジャケットを用意する必要があります。 よくボートの用意をしないでフライトをし、機体が転覆あるいは回収不能になってから、慌ててボートを出す人もいますが、その間に愛機がどんどん流されて視界から見えなくなることもあります。 また、機体を回収することに夢中になって自分の命を落とさないようにしなければなりません。 川の中程は思ったより流れが急になっています。そのためにも冷静な判断が出来る仲間がぜひとも必要になります。
最後に無理をして回収作業をするくらいなら、機体を諦めることも必要です。案外、機体は風に流されて、下流の川岸に引っかかる場合もあるからです。



水上機のフロートは草地でもよく滑りますから、ファーストフライトは陸上で行い、重心位置や各舵の舵角を調整してから、
水上から離陸させるのも一つの方法です。




フロートの先端から水が跳ねてプロペラを叩いています。明らかにフロートの容積不足している例です。




モーターシャフトのイモネジが緩み、プロペラがすっぽ抜けましたので、回収艇の出番です。




フロートの底にプラ板でソリを付けてプロペラに当たる飛沫を防ぎ、フロートの見かけの容積を増やしたら、スムーズにハンプからプレーニングに入りました。




きれいに離陸しました。フロートの後端から水滴が落ちているのが分かります。
このあたりが水上機の醍醐味です。




水上機のローパスです。水面に機影が移っています。ゲタ履き高翼機の場合、フロートの重量により、
復元力が強すぎて旋回しにくくなります。エルロン→ラダーミキシングを多目に入れて。旋回中はエルロンを打ちっぱなしという場合もあります。

最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑮~切った貼ったのお話~~(2010/02/12)

 いろいろな飛行機の種類と特性の話をしてきましたので、そろそろ飛行機の製作の話をしたいと思います。最近はARF機が全盛の時代になりましたが、それでも製作のポイントと航空機の知識をしっかりと押さえておかないとラジコン飛行機は飛んでくれません。そこで、製作に必要なアイテムをご紹介しようと思います。
今回は「切った貼ったのお話」ですから、まずは切る方からご説明します。


カッターが2種類あります。大きいほうは2mm厚の航空ベニヤも切れます。切れなくなったら刃を折るところから、オルファーカッターと名付けられた物もあります。ピラニアンソーは、バルサやベニヤを切る時に割りと良い精度で切れます。バルサカンナは主翼の前縁を整形する時などに使いますが、大き目の方が、操作が安定しています。


瞬間接着剤とアクセラレーター(促進剤)です。瞬間接着剤には、低粘度、中粘度、高粘度などがありますが、基本的に成分はみな同じです。低粘度はバルサに良く染み込みますし、使っているうちに溶剤が蒸発し、次第に中粘度になってきます(笑)。 よく、使わない時は乾燥剤と一緒にするとか冷蔵庫に保管するなどと言われますが、瞬間接着剤は鮮度が重要ですから、1機完成する程度の量の瞬間接着剤を小まめに買うのがベストだと思います。 毎回使った後は、ノズルの先をティッシュで拭くと長持ちします。右側のアクセラレーターは白濁しないので、キャノピーにも使えて重宝しています。


右側がセメダインCです。透明で軽くサンディングが効きます。世の中スピード時代ですから、瞬間接着剤がもてはやされていますが、プランク材などのように、接着してから位置を調整する場合などは、セメダインCくらいの硬化時間が丁度良くなります。 ただし燃料に犯されますので、エンジンマウント付近には使いません。右側はタイトボンドです。特徴はセメダインCと似ていてサンディングが効きます。さすがアメリカ製、量が多いです。


燃料に犯されない接着剤というと、左側のエポキシ系接着剤が有名です。2液を混合して使うタイプの接着剤ですが、硬化時間が、5分、10分、20分、30分、1時間、6時間、12時間、といろいろあります。早い方がいいのですが、あまり硬化時間が早いものは、キャラメル状になって、完全に硬化しない物もありますから注意が必要です。 右側が弾性エポキシです。外側からショックが加えられても剥がれにくいという性質のもので、接着剤が硬化しても独自の弾力があって、なかなか剥がれません。グライダーなどのFRPの胴体と胴枠の接着などに威力を発揮します。


衝撃に強いと言えば、このような接着剤もあります。弾性エポキシとの違いは1液性なので、手軽に作業が進みます。多少の隙間があっても充填効果がありますので、ガッチリと接着できます。


ヘリコプターをやられる方ならおなじみのロックタイトです。主にモーターアダプターなど、ネジのゆるみ止めに使います。嫌気性の接着剤ですから、ねじ山の奥に入ると効果がありますが、表面にはみ出した分は空気に触れますので拭き取りやすくなります。


バルサやベニヤを整形するアイテムとして、サンディングボードの製作をご紹介します。
写真のような木片とロール状のサンディングペーパーを用意します。サンディングペーパーはDIY店で入手できます。私はよく住友3Mのスキティッシュペーパーを使っています。


ペーパーの裏側には糊がついていて、このようにして木片と貼り合わせます。このペーパーは120番です。整形用としては、割と荒目で十分です。


木片と貼り合わせたら、写真のように周辺の余ったペーパーをカッターで切り取ります。


このようにして簡単にサンディングボードが作れます。写真のように、大、中、小と、いくつか用意しておきますと、作業が効率的になります。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑯~電波のお話~(2010/02/19)

今週は電波のお話をします。 ひと言に電波と言っても非常に広範囲ですから一晩かかっても語り尽くせないのですが、今回はラジコンを楽しむ上で必要最少限の内容を サラッと触れることにします。
 電波は交流です。普通交流と言えば家庭のコンセントから取れる電源をイメージすると思います。関東以北は周波数が50Hz〔ヘルツ〕(関西は60Hz)ですから、 1秒間に50回プラスとマイナスを交互に繰り返しています。しかし、この程度の低い周波数では電波として空中に放射されません。
例えばラジコンで使われている電波の周波数ですと

  40MHz=40×10の6乗Hz=4千万ヘルツ
  72MHz=72×10の6乗Hz=7千2百万ヘルツ

となります。
また、最近の2.4GHzに至っては

  2.4GHz=2.4×10の9Hz=24億ヘルツ

となりますから、いかに速いスピードでプラスとマイナスが変わっているか判ると思います。
 ちなみに、40MHzと72MHzは超短波帯(VHF:Very High Frequency)に属し、2.4GHzは極超短波帯(UHF:Ultra Hig h Frequency)に属します。
 周波数が高くなるにつれて、電波の伝播(飛び方)は、光の性質に近づきます。つまり、直進性が強くなり、障害物があると、その影となる部分には電波が伝わらないな ど、非常に条件がシビアになります。
 アンテナの種類や方向によって電波の伝わり方は変わってきます。この特性を指向性といいます。仮に、送信機を地表に垂直に立てたとします。図1は送信機を真上から 見た図です。上から見るとどちらの方向にも均等に電波が放射されていることから、このような状態を無指向性といいます。
次に、送信機を真横から見た図が図2です。左右に半円形のパターンがありますが、立体的には穴のないドーナツ状に放射されるとイメージしてください。要するに、アン テナの直角方向には電波は飛びやすく、アンテナの先端方向には電波が飛びにくいということが判ります。2.4Gの送信機のアンテナが直角に折れ曲がっているのは、U HF帯の電波は大変シビアですので、少しでも有利に電波を放出させるための工夫です。








 次に波長を比べてみましょう。波長は次の公式で求められます。

  波長〔λ〕=1秒間に進む光の距離〔m〕/周波数〔Hz〕

40MHzの波長は

  300×10の6乗/40×10の6乗=7.5m

となります。
同様に計算しますと

  72MHzの波長は約4.2m
  2.4GHzの波長は12.5cm

となりますから、2.4GHzの波長が突出して短いことが判ります。
 ここで波長の話をしたのは、波長の長さとアンテナの長さには相関関係があるからです。非常に乱暴な言い方をしますと、アンテナの長さは、アンテナの種類にもよりま すが1/4波長か、その整数倍で電波と共振しています。(ローディングなどで電気的に短縮されている場合は別)従いまして2.4GHzの送信機のアンテナは非常に短く 感じられますが、先ほどの波長からすると妥当な長さに設計されています。

 電波は電界と磁界が90度交差して飛んでいきます。そのことはとりあえず置いておいて、要するに電波には向きがあります。例えばテレビアンテナのように水平にエレ メントが伸びているアンテナで受ける電波を水平偏波といい、自動車のアンテナのように垂直に受ける電波を垂直偏波といいます。
 ラジコンの場合、送信機の持ち方から見ると水平偏波ですが、飛行中の飛行機は複雑な動きをしていますから、受信機側から見ると偏波面は刻一刻と変化しています。V HF帯なら、まだ許容範囲ですが、UHF帯になると非常にクリティカルになるので、アンテナを2本90度に交差して、どのように乱れた偏波面でも、電波を受信しやす くなるように工夫したアンテナもあります。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑰~リンケージの基本~(2010/02/26)

 ARF機が全盛期の現在、モデラーが思い思いの個性を活かして飛行機を作る部分が非常に少なくなったように思います。そんな中で、こだわりを持ってモデラーのアイデンティティーを主張できる部分としてリンケージが重要なウェイトを占めるようになってきました。
 思いどおりに操縦が出来ない。トリムが1クリックごとに効果が現れない。このような症状の出る機体は、大方リンケージに問題があります。サーボホーンの穴の大きさとロッドのピアノ線の外径との遊び、フレキシブルパイプと中のピアノ線との遊び、ピアノ線と動翼のホーンとの遊び、これらの遊びが足し合わされて大きくなるとガタとなって飛行機に作用してきます。
 だからといって遊びを少なくしていくと舵の動きが渋くなって、舵を打って戻した後に打が残るようになります。リンケージの遊びを極力少なくして、しかも舵の動きが渋くならないようにするためには、ホーンの穴の大きさを少しずつ慎重に調整していく必要があります。

 サーボホーンはサーボモーターにより回転運動をします。「何を当たり前のことを言っているんだ!」と言われそうですが、昔は1つのサーボにサーボホーンが2つ付いていて、それぞれが逆方向に平行移動する(プッシュプル方式)ものがありました。これは、回転運動するサーボホーンは、スティックを動かした時にロッドが横方向にブレるのを避けるのが目的でしたから、ある意味では理想主義的な発想でした。しかし、皆さんもお判りのように差動(上下、左右、それぞれの舵角を意図的に変えること)が取れなかったため、歴史の流れと共に次第に廃れていきました。しかし、現在コンピュータープロポの出現により、差動は送信機側で自由に調整出来ますから、再びプッシュプル方式のサーボが売り出されても良いのではないかと私は思っています。

〔サーボ側のホーン〕
話は脱線してしまいましたが、結論としてサーボ側のホーンは、動翼の舵角を確保するために必要な長さがあれば良い。ということに尽きます。これでは何を言っているのか判らないので少し解説します。例えば、サーボホーンが必要以上に長いとどうなるのかと申しますと、当然送信機側のTA(双葉ではATV)のパーセンテージを下げることになります。すると、せっかくのサーボトルクが活かされなくなります。例えば2Kg/cmのトルクのサーボのホーンの長さが2cmだとすると、先端の力は1Kgになり、4cmだと0.5Kgに減少してしまいます。また、それだけでなく、サーボの動作の分解能が荒くなってしまいます。逆に。ホーンが短すぎると、当然舵角は取れませんからTA(ATV)を上げていきますが、ホーンが回りきってしまうと効果が現れません。そういう意味からTA(ATV)が100±20%位の範囲内に収まるホーンの長さを選ぶと良いでしょう。

〔動翼側のホーン〕
 動翼側のホーンは、多少乱暴な言い方をしますと、その機体に付けられるなるべく大きなホーンとなります。またまた訳の判らないことを言いますが、要するに大きなホーンはリンケージ上のガタを吸収してくれるからです。例えばロッドに1mmのガタが生じても、短いホーンの先端が1mm動くのと長いホーンの先端が1mm動くのとでは、舵の動作角が違ってくるからです。

〔差動は送信機で取る〕
 リンケージの基本は、ニュートラルポジションでホーンとロッドを直交させることです。その機体のリンケージが特別で、キットによほどの指定がない限り、リンケージは直交させ、差動はあくまで送信機側で設定します。こうすることで、上下左右の舵角の差と送信機のTA(ATV)のパーセンテージに相関関係が生まれてきます。例えば、アドバース・ヨー(※1)を解消するためにエルロンに差動を付ける場合、上の舵角100%に対して下の舵を40%に設定した場合、リンケージを直交させておけば、送信機のパーセンテージと実際の舵角が同じ比率になるので、送信機のパラメーターの信頼性が高まります。

※1アドバース・ヨー
通常、飛行機は主翼に2~3度の迎え角を持って飛行しています。この状態を飛行機の正面から見ると、エルロンの下げ舵はよく見えますが、上げ舵は主翼の陰に隠れてあまり見えません。例えば、飛行機が左旋回する時、左のエルロンは上げ舵に、右のエルロンは下げ舵になります。こうして、左の翼より右の翼の揚力が増して左旋回に入るのですが、正面から見ると右の翼の前面投影面積が左の翼に比べて増えるため、右翼の空気抵抗が増して右に機首を振ろうとします。このように、旋回する方向とは逆の方向に力が働くことをアドバース・ヨーと言います。アドバース・ヨーの効果を避けるためには、エルロンに差動をつけて、下げ舵の舵角を少なくし、その分上げ舵の舵角を多くしています。



エレベータームサーボのリンケージの様子です。エレベーターをニュートラルにした時、サーボホーンとロッドが直交していることが判ります。
不要なホーンは離着陸の時に草木が引っかかり易くなるため、切り取ったほうがいいですね。



エレベーターホーンのリンケージの様子です。こちらもロッドとホーンは直交させます。
ホーンの長さはなるべく長くして、ホーンの穴の位置はヒンジラインの真下に来るようにします。



ラダーをワイヤーリンケージにした様子です。
ラダーサーボは胴体の中心線上に置き、左右のワイヤーは胴体の中で交差させます。



ラダーのワイヤーリンケージを後方から見た様子です。
ワイヤーリンケージは軽量で比較的工作が簡単で、しかもガタが出にくいため、とても重宝します。
スケールグライダーのように胴体が細くて長い場合は、テールヘビーを防ぐ意味でも非常に効果的なリンケージの方法です。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑱~ファントムの製作(胴体編)~(2010/03/05)

 今まで能書きばかり書いてきましたから、今週から機体の製作をしてみたいと思います。今回選定した機体は、現在KKHOBBYで販売しているF4ファントムⅡです。
 ファントムⅡのⅡはツーではなく、ザ・セカンドが正しい読み方です。フィールドで「F4ファントム・ザ・セカンド」と呼べば、「おっ!こいつ良く知ってるな!」と一 目置かれるかも知れません!(「かっこつけやがって!」と思われたらごめんなさい。)
 実機の方はといいますと、アメリカ海軍の艦上戦闘機として採用されてからすでに半世紀経っていますので、さすがに本国アメリカでは全機が退役しており、今では無線 標的機として細々と使用されています。 まぁ、これこそ究極のラジコン機といえばそのとおりなのですが。
一方、日本では例の機密漏洩問題でFX計画が頓挫してから、このF4ファントムⅡに延命措置が施されています。
 しかし、このファントムをジェット戦闘機として見たとき、翼端上反角の付いたクリップド(翼端の切れた)・デルタウイングや強い下反角のついた水平尾翼など、とて も個性的な飛行機で、今でも多くのファンがいます。 私も百里基地の航空際でファントムを見たとき、その轟音と迫力は他のジェット戦闘機の群を抜いていると感じました 。

 さて、話をラジコンの方に移しましょう。 私はこの商品を2万400円で購入したのですが、その後流通経路の見直しにより、現在は1万4,400円にプライスダウン し、さらに当初の物よりパワーユニットが強化されましたので、これからお買い上げになる方は大変お買い得だと思います。 機体は発泡スチロール製のカジュアルでありな がらも、デカールが細部まで行き届いていて、なかなかのスケール感を醸し出しています。機体にはダクテッド・ファンユニット、ESC、サーボなどが装着されており、尾翼と主翼を接着して受信機をセッティングすれば、即飛行可というお手軽な商品です。 しかし、そうは言っても空を飛ぶ模型ですから、押さえるところはきちっと押さえて製作を進めましょう。



これがF4ファントムⅡの外箱です。E-DOMODEL(え~どモデル?関西系?)今、模型業界では非常に元気の良い中国製です。



これが、中身です。機体はほとんど形になっています。
主翼にサーボは接着されていて、リンケージも施されています。組み立て説明書は英語で書かれています(中学生程度)が、写真が多いので、読まなくても作れます。デカ ールがウンザリする程たくさん付いています(笑)





エレベーターサーボは、延長ハーネスを使って胴体内に取り込むことになっていますが、コネクターの接触不良や脱落を防ぐ意味で直接半田付けします。 リード線は細いの で、カッターで転がすようにして切ります。絶縁ビニールが7割程度切れたらそこで止めて、ビニールを指で引っ張ると、芯線まで切らなくて済みます。 リード線は万力で固定して半田メッキをしてから付けると作業が楽に進みます。 切り取ったコネクターは後で使いますので大切に取っておいてください。





延長ハーネスを胴体内に通す場合は、写真のようにマスキングテープを使ってフレキシブルチューブに沿わせてから、挿入すると楽に出来ます。



これがキット付属の中国製2液混合型の接着剤です。「固力特」と書かれています。 見るからに強固な感じです。5~10分で固まり、1時間で実用強度に達すると「中国語で」 書かれています。



胴体後部を接着します。なにせ発泡スチロール製ですので精度に限界がありますから、接着剤を塗る前に良く付け合わせをして、バリは事前に取っておきます。 接着面の隙間を防ぐために、接着剤は両面に塗ります。





接着剤が完全に硬化する前に、胴体の中心線に狂い生じないか、縦方向・横方向ともに確認しておきます。 マスキングテープで固定しても良いのですが、マスキングテープに使われている接着剤によっては、塗装面を 剥がしてしまう物もありますので、注意が必要です。



接着剤が硬化したら、エレベーターサーボのリード線を押し込みます。 胴体内にはリード線が入る溝が切られていて、スムーズに収納されます。



胴体に水平尾翼を接着します。接着剤が硬化するまで、マチ針で固定しました。 こちらも胴体底面を基準として左右対称になるように調整します。



垂直尾翼などは接着する前にデカールを貼っておいたほうが作業が楽に進みます。 デカールは裏紙の一部を切って、位置合わせをしてから貼ると、思いどおりの場所に貼れ ます。



垂直尾翼も接着剤が硬化する前に、後ろから見て傾いていないか、良く確認します。



とりあえず、胴体が完成しました。 作業時間としてはたいしたことはないのですが、接着剤が硬化しないと次のステップに進めないので、1日30分から1時間の作業を3日程続けました。発泡スチロール製の胴体も、デカールを貼ると見違えるくらいスケール感が増してきます。
 

最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑲~ファントムの製作(主翼編)~(2010/03/12)

先週に引き続きF4ファントムⅡの製作をします。今週は主翼の製作です。キットの組立説明書をざっと見てみましたが、本キットはダクテッドファンのため、胴体を貫通す るカンザシは付けられません。従って主翼の発泡スチロールと接着剤の力でフライト強度を確保しています。また、主翼の上反角についても指示されていません。なんとも おおらかな商品ですが、とりあえず製作の方針としまして、主翼と胴体の隙間が一番少ない時の上反角をこの機体の上反角とすることにしました。
 そのような訳で、いろいろと試行錯誤を繰り返した結果、上反角を0度(胴体底面と主翼底面がフラットな状態)と決定しました。実際のところ、主翼は翼端に行くに従っ て翼厚が薄くなっていきますので、この状態でいいますと極わずかな下反角が付きますが、これにF4ファントムⅡ特有の翼端上反角が更に付く形になります。

 F4ファントムⅡの大きな特徴として、水平尾翼に大きな下反角が付いています。これは主翼に大きな迎角が付いた時に、主翼の後流の中に水平尾翼がすっぽり入ってしまい、操縦が不安定になるのを防ぐための苦肉の策です。このような実機の効果がラジコン飛行機にどれだけ作用するかは不明ですが、昔、リヒテンシュタインの有 名なハンノ・プレトナ選手の愛機キュラーレの水平尾翼にも下反角が採用されていました。私はこの下反角が好きで、若い頃はキュラーレを擦り切れるほど飛ばしていまし た。
 それでは、さっそく製作に入りましょう!



主翼の翼型はF4ファントムⅡのアグレッシブな形状に相反して、なんとフラットボトムです。低速での揚力を確保するためなのでしょうか。意外と素直な運動性能なのかも しれません。主翼にはサーボが接着してあって、エルロンのリンケージも済んでいます。がっ、これは当然後で確認が必要になるでしょう。



主翼を胴体に接着してから「サーボが動かない!」ということになると泣きたくなりますから、このようにして事前にサーボの動作を確認しておきます。もちろん私の手元 に届いたキットも問題なくサーボは正常に動きました。



エルロンサーボのコネクターをハーネスに差し込みます。写真のように、凹型コネクターの溝の付いた方に白いリード線が向くように接続します。



エルロンサーボのコネクターをしっかりと接続したら、更にその上からマスキングテープで固定します。接着剤はキット付属の2液混合型の「固力特」を使いましたが、隙間 が出来ないように両面にたっぷりと塗ってください。





主翼を胴体に接着したら、下面はマスキングテープで止めました。テープによっては、剥がす時に塗装が剥げる心配がありますので、目立たない部分でテストしてから使っ てください。
主翼上面は、接着剤が硬化するまでマチ針で固定しました。





ノーズコーンを接着します。作業中にいろいろとぶつけてしまうといけないので、ノーズコーンは最後の方の作業となります。





左右の主翼を取り付けたら、接着剤が硬化する前に、上反角や尾翼とのバランスを矯正します。写真のように前後から見たところ、狂いはないようです。上反角は製作の方 針を立てたとおり、胴体底面でフラット(0度)にしました。



主翼に増層タンクを接着します。タンクは左右が形状が異なりますので、パーツに書かれたLRの記号を良く見て接着します。ラフなランディングをすると、真っ先に壊れ そうなパーツですが、これが有るのと無いのとでは、スケール感が圧倒的に違ってきます。



ノーズギアは私の好みのダブルタイヤです。しかし、スプリングは残念ながら1ターンです。こういうところが中国人の価値観(?)なのかも知れませんが、飛行中はギアが 無い方がかっこいいので、そのうち取り外します。



ついにF4ファントムⅡ完成しました!
発泡スチロール製とは思えない精悍なスタイルです。デカールが忠実に再現されていますので、プラモデル並みの完成度を感じます。5m離れれば、発泡スチロールの質感は 全く判らなくなります。ましてや飛んでしまえばこっちのものです!^^;
 来週は、F4ファントムⅡのリンケージとプロポのセッティングについて解説していきます。
それではまた!


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑳~ファントムのリンケージとミキシング設定~(2010/03/19)

 F4ファントムⅡの機体本体が完成したので、今週はリンケージをします。このARFキットは、一応サーボ搭載済み、リンケージ済となっておりますが、このまま の状態でフライトする訳にはいきません。ラジコンモデラーの一人ひとりが自己の責任において、送信機と受信機の調整を取り、十分に動作確認をしてからフライ トになります。

 今回のリンケージのポイントを確認しておきましょう。

〔ポイント1〕
 アドバース・ヨーを解消するために、送信機のミキシング機能を使って左右のエルロンサーボに差動をつける。そのためには左右のエルロンサーボのハーネスが 、並列に接続されているのを一度切り離してそれぞれのサーボが独立して動くようにする。
〔ポイント2〕
 左右のエルロンにフラッペロン(フラップ+エルロン)とスポイロン(スポイラー+エルロン)の機能を持たせ、狭い飛行場でも楽に着陸できるようにする。

これらの課題に取り組みながらJRのPCM9XⅡを例題としてリンケージを進めていきます。



今回使用するHENGEの8チャンネルデュアルコンバージョン受信機RP82Lです。この受信機は PLLシンセサイザー方式ですから、72MHz帯の任意の周波数に同調することが出来ます。本製品は8チャンネル仕様ですが入力端子は8つですので、チャンネルをフル に使用する場合、外付バッテリーは任意のサーボのハーネスと二股ハーネスを使って並列接続します。



エンターを押しながら送信機の電源を入れてシステムモードにします。モデルネーム(MDL Name)を選択して機体名を入力します。



システムモードから変調方式(MODULAT)を設定します。今回使用する受信機RP82Lの変調方式はPPMですからPPMを選択します。



送信機と受信機の周波数を合わせます。送信機の電源をONにして受信機に動作確認用のサーボとニッカドを接続します。スイッチをペンで長押しするとスキャンが 始まり、送信機の周波数と同調したところで自動的にスキャンは止まります。送信機のアンテナを伸ばし、受信機のアンテナを束ねたままで行うのは、受信機が雑 音を拾って誤動作するのを防ぐためです。



システムモードからウイングタイプ(Wing TYPE)を設定します。ウイングはフラッペロン(FLAPERON)を選択します。



左右のエルロンを独立して作動させるために、二股ハーネスの一方を切断します。切断したリード線がショートしないように長さを変えてマスキングテープで巻き ます。



切断したリード線に、エレベーターサーボを延長コードに半田付けしたときに外したコネクターを使って半田付けします。半田付けが終了したら、シュリンクチュ ーブを熱して被服します。



送信機でウイングをフラッペロン設定にすると、左右のエルロンが独立してサブトリムが調整できます。サブトリムを使ってサーボホーンとロッドを直交させたら エルロンが中立になるよう、ロッドアジャスターの長さを調整します。



受信機のアンテナが抜けないようにアンテナをテープで受信機に固定します。JRの送信機を使った場合のチャンネルレイアウトは次のようになります。ちなみにフ ラッペロンを設定した場合のチャンネルレイアウトも右側に示しておきます。

〔ノーマル設定〕 〔フラッペロン設定〕
1ch スロットル    スロットル
2ch エルロン     右エルロン
3ch エレベーター   エレベーター
4ch ラダー      ラダー
5ch ギア       ギア
6ch AUX1      左エルロン
7ch AUX2       AUX2
8ch AUX3       AUX3



受信機のアンテナは胴体内のガイドパイプを通して後方に出しますが、ここでもアンテナの抜け止めとして、不用なサーボゴムブッシュにワンターンしておきます 。



アドバース・ヨーを解消するために、左右のエルロンサーボに差動を付けます。写真の場合、エルロンの下側を50%、上側を120%に設定していますが、これ はあくまで初期設定値ですので、今後フライトをしながら調整していきます。



エルロンの動作を確認してみました。送信機のデータほど差動が顕著に現れていませんが、それでも上の舵が大きいのが分かります。



送信機のリスト(LIST)からねフラップシステム(FLAP SYS)を選択します。PCM9XⅡの場合、2段フラップの設定が出来るようになっていますが、フラップスイッチが 中立の位置でノーマルとして、上をスポイロン、下をフラッペロンとして設定しました。この時のエレベーターダウンミキシングも設定しておきました。
初期設定値としてディレイ(遅延時間)を0.8秒しとてみました。



フラップスイッチを 下げた時のフラッペロンの動作です。



フラップスイッチを 上げた時のスポイロンの動作です。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(21)~F4ファントムⅡのフライトインプレッション~(2010/03/26)

ついにF4ファントムⅡの初飛行の日がやってきました。当日の天気は快晴、東の風0.5~1m/S微風、気温も暖かく初飛行には絶好の日和です。
 私が作ったファントムⅡの総重量は695g(機体重量520g+リポ3セル2100mAh175g)になりました。マニュアルに従って製作したところ、重心位置は主翼の前縁から98mmになりました(マニュアルによると本機の重心位置は前縁から88mm~98mm)が、大事を取ってノーズギアサーボの前の隙間にウエイトを積んで、重心を前縁から88mmの位置まで前進させました。
もちろんリポはフライト前にバランス充電を完了しています。



 第4回の気ままな日記にも書いたとおりに「プレフライトチェック」を行います。送信機のアンテナをしまったままの状態で、機体と10m以上放して電波の伝播チェック、各舵の動作チェックなど、考えられるチェックはこの時に全てやります。



 Eメーターを使って電流値を計測します。ファン、ブラシレスモーター、スピードコントローラーなど、全てが新しいので、スロットルを少しずつ上げて異常がないことを確認します。
フルスロットルでファンがスタビライズ(回転が安定)した時の電流値は31Aでした。この機体の定格は30A以下ですのでリポの容量を1300mAh程度に下げる必要がありそうです。飛び始めれば電圧降下が起こりますし、負荷も軽減されますから、今回はフルスロットルの時間は最小限にすることを条件に、そのまま飛ばしてみます。



 スロットルを徐々に上げながら滑走路上を加速していきます。最初はノーズを少し右にとられましたが、機速が上がっていくうちに、垂直尾翼の空力的な効果が出て、機体の直進安定性が増していきます。滑走路を目一杯使って機速を稼いだところでエレベーターをUPすると、ファントムⅡは急角度で上昇していきます。機体も軽く、ダクテッドファンの推力も強いため、良好な上昇力を示します。



ファントムⅡが安全高度に達したら、各舵のトリムを合わせて180ターンに入れます。機体の速度が増すと、ダクトへの空気の流入量が増してダクテッドファンの効率が上がるため、更に機速が増していきます。主翼のスパンが短いせいか、ロールを入れるとかなり速いレートでクリクリと回ります。このアングルのファントムⅡはなかなか迫力があります。



再度180度ターンをして風上に機首を向けます。機体の軽さと相まって、宙返りも割と大きめにこなせます。宙返りの背面から降下の部分でスロットルを抜いても、機体の挙動が暴れることはありません。



フラッペロンは、最初は高い高度で出してみて、エレベーターダウンミキシングの量を見ます。多少ノーズがUPしても、着陸時の機速まで落としてみて降下するようなら大丈夫です。スロットルをスローにして滑走路に進入しても失速の兆候は現れません。写真のようにノーズを上げてフレアをかけながら、綺麗な姿勢で着陸します。



 1回目は、約4分(体内時計)のフライト後に、2100mAhのリポを取り出してセルメーターで計測したところ50%消費しました。
ファントムⅡはとてもギャラリー受けする機体です。フルスロットルで滑走路上をローパスするとギャラリーから歓声が上がりました。当たり前のようですが、ファントムⅡがファントムⅡらしい格好で矢のようにカッ飛んでいく姿はとても気持ちの良いものでした。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(22)~Pulama3D-EPPの製作①~(2010/04/02)

今週からPulama 3D-EPP(メカ付)の製作を始めます。
この機体は中国のTechone(テックワン)社が製造をしていて、キット内容を見ても、かなり作り慣れた感じがします。
全長865mm、主翼スパンが800mmと比較的小ぶりな機体ですが、複葉機ということで存在感もあり、エルロンも十下左右の4枚とも稼動します。また、全備重量が300gを切るにもかかわらずモーターの推力が機体重量の倍近いものですから、それはホットな飛びが期待できます。
この機体の素材はEPP製ですのでバルサキットとは違い、接着剤も選びますし独自の補強も必要になってきますので、順を追って分かりやすく解説していきます。


これがキットの外箱です。なかなか洒落たデザインです。室内機かと思ったら、風の弱い日なら野外でも飛ばせそうです。



キットの全パーツです。メカ付きのキットにはプロペラ、ブラシレスモーター、アンプ、サーボ(3個)が付きます。
主翼は一枚板で翼型はありません。エルロンに付ける4つのスポイリングフラップが特徴的です。



モーターはTechoneの2212です。
KKHOBBYの実験データでは10×6のプロペラを2セルで7,000回転回すようです。



アンプはハイモデルのFLY-20Aです。実験データでは13.9Aですから十分でしょう。



サーボはタワープロのSG51Rです。トルク0.7Kg/cm、スピード0.12sec/60°、重量6.3g。そこそこのスペックです。



(左)ブラシレスモーターにモーターマウントを取り付けます。ねじ山を壊さないように大き目のプラスドライバーで締め付けます。
(右)ネジを締めたら、ロックタイトを塗ってネジが緩むのを防止します。はみ出したロックタイトはティッシュペーパーで拭き取ります。



ブラシレスモーターを胴体の防火壁に取り付けます。
こちらもネジ山を壊さないように大き目のプラスドライバーを使って締め付けます。



水平尾翼に45度のVカットを入れます。
私は上面下面ともにカットしましたが、良く説明書を読んだら、下面からのカットのみで良いことが判りました。



カッターを使って水平尾翼にヒンジを挿入する溝を切ります。



瞬間接着剤を使ってヒンジをエレベーター側に接着します。



エレベーターを胴体の溝に挿入します。



ラダーの左側に45度のVカットを入れます。
私のカッターが切れないのか、それともEPPの材質のせいか、ボロボロとこぼれるのでサンディングすることにしました。



(左)瞬間接着剤がはみ出して工作台に付かないように、裏側にマスキングテープを貼ります。
(右)瞬間接着剤が指に付かないように、指にポリエチレンの袋を巻いています。瞬間接着剤の量は少なめにしないと、ヒンジの稼動部分まで接着してしまいます。



垂直尾翼側にもヒンジを挿入する溝を切ります。



ラダーを4つのヒンジで垂直尾翼に取り付けてみました。



カッターでエルロンヒンジの溝を切ります。



瞬間接着剤がはみ出さないように、裏面からマスキングテープで養生します。



瞬間接着剤でヒンジを接着します。この時も瞬間接着剤が指に付かないようにポリエチレンの袋を使用します。



主翼に補強のためカーボンロッドを入れます。主翼にはすでにスロットが切ってありますから、カーボンロッドの長さを現物合わせて切るだけで簡単に挿入出来ます。



瞬間接着剤がはみ出さないように、主翼上面一体にマスキングテープを貼ります。



主翼下面から瞬間接着剤を流して、カーボンロッドを接着します。アクセラレーター(促進剤)を使うと短時間で効率的に作業が進みます。
作業が終わったらアルコールのしみたティッシュでアクセラレーターを拭き取り、マスキングテープを剥がします。上側の主翼も、同じ要領で製作します。



本日の作業はここまでです。
来週はEPPの接着にスコッチ3M強力接着剤プラスティック用(グリーン)を使用しますので、近くのDIY店で入手しておいてください。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(23)~Pulama3D-EPPの製作②~(2010/04/09)

 今週はPulama3D-EPPの製作の2回目になります。製作を始める前に接着剤の使い方について少し整理しておきましょう。

【Scotchプラスティック用強力接着剤3M】
主にEPPとEPPの接着に使います。EPP用の接着剤は、いろいろと試行錯誤しながら試してきましたが、どうやらこの接着剤が一番強力です。接着する面の両面に薄く延ばして貼り合わせます。透明なのではみ出しても目立ちません。ただ、入手が難しく、私も3店舗ほど近所の大規模DIY店に行ったのですが、残念ながら入手できませんでした。ネット販売で見かけたことがあるので、多目に買って仲間内で分けると送料の負担が軽くなります。

【瞬間接着剤】
 文字通り瞬間に着くので便利なのですが、EPPの素材は気泡が多く、瞬間接着剤が何処に広がるか分からないので、瞬間接着剤を使った直後にアクセラレーターを軽く吹かないとベトベトになります。よって、瞬間接着剤とアクセラレーターはセットで使用します。

【ホットボンド】
 ガンタイプの形状をしたグリップにスティック上のボンドを挿入して、暖めて溶かしながら使う接着剤です。DIY店で1,000円程度で売っていますので手軽に購入できます。接着力は強力ですし充填効果もありますので、隙間の開いた部分の接着には好都合です。ただし、重量がかさみますのでEPP機のように重量を気にする機体には使用する量に気を配る必要があります。また、ヒーターが温まるまで5分ほど時間がかかります。

 それでは、製作に入りましょう。


これがScotchのプラスティック用強力接着剤です。黄緑色の外装から、マニアの間では通称「わさび糊」と呼ばれています。



主翼を胴体に仮止めしたら、境目にボールペンで線を引いて接着剤を塗る場所を決めます。



ボールペンで線を引いたら、主翼にプラスティック用接着剤を塗ります。ついでに胴体の接着面にも塗っておきます。



胴体に主翼を接着したら、接着剤が乾くまで、マチ針で固定しておきます。



主翼の支柱をカーボンで補強します。接着剤が漏れないように裏側にマスキングテープを貼ってから、瞬間接着剤を流します。



下側の主翼に支柱を接着します。この部分はEPPとEPPなので、Scotchプラスティック用「わさび糊」を使用します。



上側の主翼もScotchプラスティック用「わさび糊」を使って胴体に接着します。



上側の主翼を胴体に接着したところです。接着剤が乾く前に主翼の平行度やズレを修正してからマチ針で固定しておきます。



水平尾翼も、主翼と同様に接着面の境目にボールペンで印をします。



こちらもEPPとEPPの接着ですのでScotchプラスティック用「わさび糊」を使って接着します。



接着剤が乾くまで、水平尾翼の上下からマチ針で固定します。



次にカーボンロッドで主翼に支線を貼ります。ロッド用の穴は既に開いていますが、角度が合わないので、支線の方向と角度をイメージしながらバイスで穴を開け直します。この作業を怠ると、主翼がねじれます。



瞬間接着剤を使ってカーボンロッドを接着します。毛細管現象により、EPPの気泡の中に瞬間接着剤が浸透しますから、すぐらアクセラレーターを吹いて固着させます。



主翼の支柱で支線がクロスする部分の接着にはホットボンドを使用しました。穴が大きくなっても充填効果があるので、穴を塞いでしまいます。



エレベーターの補強用にカーボンロッドを接着します。説明書の手順通りに進めたのですが、これは明らかに胴体に接着する前にやっておくべき作業でした。取扱説明書の手順ミスですね!



エレベーターにカーボンロッドを接着します。とりあえずカーボンロッドの両端を瞬間接着剤で固定してから、全体に瞬間接着剤を塗ります。ここでもその後アクセラレーターを使用します。



水平尾翼にもカーボンロッドの支線を貼ります。瞬間接着剤+アクセラレーターのコンビネーションです。



支線を貼り終えたところです。前から見ると、こんな感じです。


次はメインギアの組み立てです。T型のプレートに2cmくらいのカーボンシャフト(既に切ってある)を押し込みます。T型プレートは後でホイルスパッツの角度調整がありますから、接着はしません。



メインギアのホイール関係パーツです。左側のT型プレート・シャフトに中央のホイールを挿入してから右のパーツを挿入します。



ホイール関係を組み立てると、このような形になります。シャフトの右端に極小量の瞬間接着剤を垂らして接着します。



カーボンロッド製のメインギアを瞬間接着剤で接着します。カーボンロッドは既に切ってある物を使います。T型プレートの山の部分が上に来るように調整します。T型プレートはシャフトに押し込んだだけなので微調整が可能です。



メインギアを下側主翼と胴体に予め開いている穴に差し込みます。胴体中央部まで貫通させます。メインギアは着陸の際に力がかかる部分ですので、ホットボンドで接着しました。



胴体中央部は手が届きませんので、上から瞬間接着剤を垂らしました。



胴体後方にホットボンドで尾そりを接着しました。



Pulama3D-EPPの本体が完成しました!来週はパワーユニットの配線とリンケージを行います。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(24)~Pulama3D-EPPの製作③~(2010/04/15)

Pulama3D-EPPの製作の3回目になります。今週はリンケージの仕方について詳しく説明していきましょう。キットに付属しているリンケージパーツは品質も良く、所々にカーボンロッドを多用するなど軽量化に配慮されているので、そのまま使うことにします。


これが上下のエルロンを連結するパーツです。左側からジョイントホーン、クイックキーパー、ピアノ線、カーボンロッド、シュリンクチューブを使用します。



瞬間接着剤を使ってエルロンにジョイントホーンを接着します。接着する位置はエルロンに切り欠きが入っていますので、よく分かります。



ピアノ線とカーボンロッドはシュリンクチューブをライターで加熱して結合します。その後瞬間接着剤を付けておけば完璧です。



エルロンのジョイントロッドの長さは主翼の上翼と下翼の間隔に合わせます。私の機体の場合、実測地で168mmでしたので、それに合わせてカーボンロッドを切りました。



上下のエルロンのジョイントロッドを取り付けたところです。



エルロン、エレベーター、ラダーホーンのパーツは共通です。動翼に穴をふたつ開けてホーンを通しで表側の止め板で固定するタイプのものです。



エルロンホーンを取付けたところです。取付け後は瞬間接着剤を流し、素早くアクセラレーターを吹き付けます。



今回使用する受信機はHENGEのシンセサイザー方式の8チャンネル受信機RP82Lを使用しました。
送信機の電源をONにして受信機をスキャンさせて、送信機と受信機の周波数を同調させているところです。



このところサーボもずいぶん安価になりましたので、瞬間接着剤とアクセラレーターを使って胴体に直に接着しました。サーボの交換など、メンテナンス製を重んじる方は、ベニヤ板でサーボマウントを作って胴体に接着します。



エルロンホーンの距離を測ってロッドを製作します。私の機体の場合は、実測地で80mmでした。



エルロンロッドを取り付けて、エルロンのリンケージが完成したところです。



エレベーターとラダーロッドのパーツです。キットの指定では両端ともクイックキーパーでしたが、ロッドの長さの微調整が出来るようにするため、写真のように一方はロッドストッパーを使用することにしました。



ラダーロッドに瞬間接着剤を使用してキット指定の木製ロッドガイドを取り付けます。



ラダーサーボにロッドを取り付けたところです。ロッドストッパーを使えばロッドのながさを 自由に調整することが出来ます。



ラダーホーン側のリンケージの様子です。こちらはクイックキーパーで止めてみました。



ロッドストッパーは緩まないように、裏側のナットにはロックタイトを付けておきます。



エレベーターサーボのリード線の長さが不足していたので、10cmのハーネスを使って延長しました。



エレベーターサーボのリード線の胴体内での取り回しがきつかったので、水糸に錘を付けて胴体内を通し、その先にコネクターを縛って誘導します。



これがエレベーターのリンケージの模様です。ラダーリンケージと同様に、動翼側にクイックキーパーを取付けて、サーボホーン側で長さを調整します。



アンプにT型コネクターを半田付けします。半田はコネクター端子とリード線の両方に半田メッキをしておいてから、双方を半田付けします。



アンプの半田付けが完了しました。半田が乗りにくい場合は、写真のように、端子にフラックスを少量塗ると、半田が付きやすくなります。



プロペラアダプターが滑らないように、ルーターを使ってモーターシャフトに溝を掘ります。



ついにPulama3D-EPPが完成しました!エルロンに付けたスポイリングフラップが特徴的です。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(25)~Pulama3D-EPPフライトインプレッション~(2010/04/23)


いよいよPulama3D-EPPのフライトです。このところ三寒四温で、寒い日と暖かい日が入れ替わっていましたが、4月も中旬になって、ようやく暖かい日差しに恵まれました。気温は約14度、風は北東の風0.5~1.0m/sと、ファーストフライトには絶好の条件です。
 私の製作したPulama3Dの全備重量は300g(機体250g+リポ50g)になりました。機体の質感はEPPそのものですが、複葉機であることと、エルロンに付いた4つのスポイリングフラップが独自の個性を醸し出しています。プレフライトチェックを済ませてモーターのテストランをします。キット指定のモーターにHiModel HI-EC 7.4V 800mA 25C-40C を繋いで付属の10×6のペラを回してみます。フルスロットルで安定したところで電流値を計測すると19.3Aを示しました。
アンプの許容電流は20A
リポの許容電流は800mA×25C=20A
ですから、なんとかセーフです。
ブラシレスモーターの許容電流値のデータはKK HOBBYのサイトで18Aと表示されていましたので、常時フルスロットルは避けなければなりません。
もともとオーバーパワーですから、離陸は中スローで軽く手投げをします。するとPulama3Dは、いとも簡単に上昇していきました。
元々EPPの機体ですから、トリムも甘く舵の効きもグニャグニャかと思っていましたが、そうでもありません! 随所に入れたカーボンの補強が効いているのか、意外にもエルロントリムの1コマ1コマに忠実に反応します。 EPP機らしいパワーウエイトレシオの高さから、上空では、まるで重力を忘れたミズスマシのようにクリクリと飛び回ります。
スポイリングフラップも翼端に設置されていて、プロペラ後流を乱すことはありません。このスポイリングフラップは垂直上昇速度と垂直降下速度を等速にする効果がありますので、降下時の演技にゆとりが生まれます。
トルクロールは、正直に言いますと私は苦手なので達人に代わって演技してもらったのですが、「上手い人が飛ばせば、素晴らしい演技が見られます!」と言っておきます。
最後に着陸ですが、スポイリングフラップの効果からでしょうか、風に正対すると45度くらいの角度で簡単にスポットに降ろすことが出来ました。



送信機のモデルメモリをPulamaに合わせて、各舵の動作チェックをします。ここでプレフライトチェックを進めて、ケアレスミスを極力減らします。



Pulamaに2セル800mAhのリポを繋ぎ、Eメーターで電流値、回転数を測ります。電源電圧6.91V、電流値19.3A、プロペラ回転数は7,170回転を示しています。



同僚に機体をホールドしてもらって、重心位置、各舵の動作量と方向をチェックします。



すべてのチェックが終わったら、いよいよフライトです。スロットルは中スローで、手投げは軽いアンダースローで、いとも簡単に離陸しました。



上空でトリムが取れたらクルージングに入れます。なにせ機体が軽いので、中スローでも元気に飛び回ります。



エルロンに取り付けた4つのスポイリングフラップがとても印象的です。これが上昇速度にも、降下速度にも、節度を持たせています。



トルクロールの達人に操縦を代わってもらい、トルクロールに入れます。エルロン、エレベーター、ラダーの3舵を同時に、いとも簡単に操っています。やはり上手い人が操縦すると、飛行機も良く言うことを聞きます!



リポの電圧が落ちてきたので、着陸態勢に入れます。風に正対させるとスポイリングフラップの効果からか、45度の角度で降下してきます。私のようなサンデーフライヤーでも、6畳くらいのスペースに降ろすことが出来ました!


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(26)~DG1000リトラクトの製作①~(2010/04/29)

今週からリトラクトパワーシステム搭載DG1000を製作します。名称が長いので、 ここではDG1000リトラクトと呼ぶことにします。
 実機の話ですが、グライダーを純粋に楽しむのであれば動力の無いピュアグライダーが一番です。しかし、皆さんもご承知のとおりピュアグライダーだ けでは空を飛ぶことは出来ません。動力付の飛行機でトーイング(曳航)して上空で切り離すか、地上のウインチでワイヤーを巻き取りながらグライダー を上空に解き放つ必要があります。また、落下してきたワイヤーを一回一回もとの位置に戻さなければなりません。そんな手間を省いて、気楽にソアリン グを楽しむ目的で開発された機体がモーターグライダーです。
写真1は機首にエンジンを積んだモーターグライダーです。グライダーが動力を手に入れたことにより、地上での取り回しがとても楽になり、上空でサーマ ルが見つけられなくてもエンジンの力で飛行場まで帰ってこれるので、パイロットの負担は軽くなりました。まぁ、保険みたいなものですね!ただし、高 高度を飛行する場合や市街地の上空や海上を飛行する場合など、安全面への配慮から、ほとんどエンジンをアイドリング状態で回しながら飛んでいます。 これでは翼の長いセスナと同じで、「滑空比の良い軽飛行機ではないか」という考えから、写真2のように離陸上昇する時だけエンジンを回して、グライダ ーが滑空に入ったらパワーユニットを胴体内にしまって、純粋にソアリングを楽しむタイプのモーターグライダーが誕生しました。こちらの方は、胴体の 容積やエンジンの冷却効果など、設計に制限が生まれますが、動力を 使用しない場合は、空気抵抗が減少しますから、ある意味で理想主義的なグライダー です。
これが今回製作するDG1000リトラクトです。 それでは順を追って説明していきましょう。



大利根飛行場で撮影したGROB G-109Bです。なかなか精悍なスタイルです。飛行機同様、機首にエンジンが付いていますからメンテナンス性は良さ そうです。地上では片側の車輪のみブレーキをかけて、その場でクルっと回転する芸当も出来ます。
 


パワーユニットを立てて飛行中のDG1000です。いざという時を考えるとパイロットの負担は相当違ってくるでしょうね。



これがパワーユニットの構造です。エンジンを倒立に搭載して、ベルトドライブで回転数を減速しています。また、パワーユニットを胴体内に収納する際 、ワイヤーで後方に引っ張る仕組みになっています。エンジンを止めた時にどうやってプロペラを縦にして収納するのか、そのメカニズムが興味深いです ね。


これが今回製作するDG1000リトラクトの外箱です。中国のメーカーでしょうか、ST MODELと書かれています。画像はドイツのワッサークッペを イメージした高原のようです。なかなか清々しい場所です。



本機のスペックの部分を拡大してみました。主翼のスパンが約2m、大きくもなく小さくもなく手軽なサイズのグライダーです。「フライトタイム20分 以上」というのが微笑ましいですね。日本ではこういう表記はしないと思うのですが、まぁフライト実績上から「20分くらいは飛ぶよ!」と言いたいの でしょう。



これが本キットのパーツ一式です。エルロンからエレベーター、ラダー、アンプ、リトラクトシステムまで、全てのリンケージが済んでいます。充電器を 撮影するのを忘れてしまったのですが・・・そうそう!このキット充電器まで付いてくるんです。
中国では模型というよりも玩具に近い感覚なのでしょうか。中国のリッチマンがこのキットとプロポを買って、子どもに「はい!クリスマスプレゼント」 と渡すようなノリです。



それでは製作に入ります。ボディの表面には発砲スチロールの剥離剤が付いているので、アルコールをティッシュペーパーに染み込ませて、全体を 丁寧に 拭きます。これをしないと、デカールの付きが悪くなります。



胴体にDG-1000のロゴを貼ります。左右のデカールの位置を合わせるために、マスキングテープを使って胴体をひと巻きします。デカールを裏紙ごとカッ ターで切ったら、剥がれを防止するため、角を落とします。



デカールの裏側の一部を鋏で切り落とします。位置を決めたらデカールの一部を貼り、その後裏紙をゆっくりと剥がしながらデカールを貼っていきます。 デカールを貼り終えたら、マスキングテープは剥がします。



エレベーターロッドのピアノ線の先端がクランク状に曲げられています。これに合わせてエレベーターホーンの穴に挿入します。ピアノ線の曲げる方向が 多少捩れていましたので、これは後で調整しましょう。



水平尾翼を取り付けたら、上からプラスドライバーでビスを固定します。



これはカンザシホルダーです。通常のグライダーの構造ですと、左右の主翼にカンザシを挿入して主翼の上反角を決めるのですが、このグライダーの構造 は逆です。
左右の主翼に、既にカンザシが挿入されて固定されていますので、そのカンザシをこのホルダーに挿入して固定するシステムを採用しています。良く見る と両端が下がっていて中央で盛り上がっているのが分かります(下側から見た画像)。



片方の主翼にカンザシホルダーを挿入します。ホルダーには当然上下方向があるわけで、間違うと下反角になりますから、すぐに気が付きます。



カンザシホルダーを挿入した側の主翼を胴体に差し込みます。エルロンのリード線は主翼前縁から胴体内に入ります。カンザシホルダーはリトラクトシス テムを上手に除ける形になっています。



左右のエルロンハーネスが胴体内に入りました。ここで、エルロンを二股ハーネスでまとめるか、フラッペロンとして独立させるかという選択肢になるの ですが、①左右のトリムを独立して調整出来ること。②エルロンの上下の動作角を調整できること。等から、迷わず送信機のフラッペロンモードを選択し ました。



左右の主翼を連結したら、機体を裏返して先ほどのカンザシホルダーのビスを締めて、主翼の抜け止めをします。「こんなもので大丈夫か?」と思う方も いると思いますが、「こんなもんで大丈夫です!」^^ 実際に4mクラスのスロープグライダーでも、なんとセロテープで固定していますから。



あっけなく完成してしまったDG1000リトラクトです。サイズ的にも手頃なスケールグライダーと言ったところです。私はこのリトラクトシステムに興味 があって製作することにしました。1万9800円という価格が一見高そうに見えますが、モーター、アンプ、リポに加えてサーボが5つ付いて、更には リンケージ済みとなっていますから妥当な価格と言えるでしょう。さすがに充電器まで付いているのはいかがなものかと思いましたが、そこは中国のご愛 嬌といったところでしよう!^^;
 来週はDG1000リトラクトのリンケージをご紹介します。モーターをカットした時のプロペラの停止構造など、興味がつきません。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(27)~DG1000リトラクトの製作②~(2010/05/07)

今週はDG1000リトラクトの製作の2回目になります。
このキットは全サーボ共リンケージ済み、モーター、アンプ取付け済み、リトラクトシステム組み込み済みと、まさに痒いところに手が届く商品です。しかし、最終的には我々ユーザーの責任で飛ばす訳ですから、リンケージを良く確認して、納得のいくセッティングを出してから飛ばしましょう。
前回でほぼDG1000の形は出来上がっていますから、今回はプロポのセッティングについて判りやすく説明していきます。使用する送信機はJRのPCM9XⅡ(自前です!^^;)、受信機は毎度おなじみになったHENGEの8CHシンセサイザーRP82Lです。 それでは順を追って説明していきましょう。



はじめにモジュレーション(変調方式)はPPMを選択しておきます。次に送信機の周波数と受信機の周波数を同調させます。送信機のアンテナをフルに伸ばして、電源をONにします。一方、受信機のアンテナは丸めておいて、なるべく感度を低くします。こうしておけば、送信機の基本波のみを受信して、余計なスプリアスによる誤動作を防ぎます。スイッチを軽く押すと、LEDが点滅してスキャンが始まります。LEDの点滅が止まったら、周波数が同調したことになります。



送信機のシステムモードから、ウイングタイプのフラッペロンを選択します。
JRの各チャンネルの配置は
1CH スロットル
2CH エルロン
3CH エレベーター
4CH ラダー
5CH ギア
6CH AUX1
7CH AUX2
8CH AUX3
となります。
フラッペロンを設定した場合、写真のように左の翼のエルロンは6CH(AUX1)に、右の翼のエルロンを2CH(エルロン)に接続します。



フラップスイッチにより両側のエルロンが共に跳ね上がっています。エルロンでエアーブレーキの効果を出すので、スポイロンと呼んでいます。フラップスイッチの動作方向やエルロンの動作量は送信機側で任意に設定することが出来ます。こうすると翼端に捩り下げの効果が出て、翼端失速に入りにくくなります。飛行テストを繰り返しながらエレベーターダウンミキシングの量を調整していきます。



今度は両方のエルロンが下に降りています。これが比較的馴染みのあるフラッペロンです。こちらも使用するときはエレベーターダウンミキシングの量を調整が必要です。



リトラクトシステムは概ね3段階の動作をします。スロットルを上げていくと、モーターパイロンはほぼ垂直に上がります。プロペラが回転している間は、黒いゴムのストッパーは下がっています。



オートモードでスロットルを下限2%まで絞ると、パイロンが後方に30度くらい傾いて、ストッパーが上がりプロペラを止めます。設計ではプロペラが止まって3秒後にストッパーが上がる仕組みになっていますが、スロットルを急激に絞るとプロペラがモーターの力で高回転しているので止まりきれずにストッパーに当たり、プロペラが壊れそうな音がします。スロットルはあくまでゆっくりと下げ、プロペラが風で空転している状態からストップさせた方が良さそうです。写真5から写真6までのステップでディレイ(遅延回路)がもっと効くと良いのですが。



そのままスロットルを下げていると、モーターパイロンはみごとに胴体に納まりました。この辺はすごいです!発想が斬新というか、いかにも中国らしい意欲的な設計です。



受信機のアンテナをアンテナガイドに通します。アンテナが引っ張られて基盤からはずれないように、アンテナ線をこぶ結びにしておきます。



アンテナガイドの先端は、なんと胴体の底でした。これでは着陸のたびにアンテナがダメージを受けそうなので、なんとか対策を考えてみます。



胴体の左側に使っていないラダーロッドの出口がありましたので、こちらに穴を開けてアンテナを通すことにしました。



機体を組み立てるたびにエルロンコネクターを受信機から直接抜き差ししていると、受信機のピンが壊れそうなので、受信機に10cmの延長ハーネスを2本付けておきます。また、左右のコネクターが容易に判別できるようにタイラップも付けておきました。



ようやく完全完成となりました!この製品は「金曜日の仕事帰りに買って、週末に飛ばす!」と言うと少しオーバーですが、「週末に買って翌週に飛ばす!」くらいなら楽に出来ます。最初、リンケージ済みということなので、サーボホーンがズレていたり、リンケージの調整が必要かと思っていましたが、不思議と大丈夫でした。JRの送信機で調整したのですが、サーボリバースも必要ありませんでした。
そんな訳で、あっけなく出来上がったDG1000リトラクトですが、来週、天気が良ければテストフライトをしてみて、みなさんにインプレッションをお届けしたいと思います。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(28)~DG1000リトラクトのフライトインプレッション~(2010/05/14)

いよいよDG1000リトラクトの初飛行の日が来ました。風速は0~2m/s、気温は16度C、快晴。初フライトには最適なコンディションです。私が製作したDG1000リトラクトの総重量は825g(機体重量730g+3S1300mAh付属リポ95g)になりました。重心位置は取扱い説明書どおりに作って、モーターパイロンを立てた時に前縁から46mm、パイロンを胴体内にしまった時に前縁から53mmと、これまた説明書どおりになりました。

早朝の広場で機体を組みます。充電したてのリポを接続してスロットルをHiにしたところ電流値は12.7A、プロペラの回転数は11,000回転となりました。付属のリポの最大電流は10Cですから、容量的にはギリギリセーフです。モーターとアンプのスペックが分かりませんが、11,000回転は、ちょっと回り過ぎです。しばらく放電すれば9,000回転あたりで落ち着くことでしょう。
機体が軽いので一人で手投げしようとしたのですが、プロペラの推力が強すぎるのと、発泡の胴体が滑るので、なかなか上手くいきません。助手に手伝ってもらうか、どうしても一人で離陸させる時は60%くらいの推力で手投げして、機体が手を離れてからフルスロットルにすると良いでしょう。
オートモードにセットして手を離れたDG1000リトラクトは、ストレス無く上昇していきます。20秒くらい上昇させたところでスロットルをスローにすると、「ガツン!」というやや大きめの音がしてプロペラが止まり、モーターが胴体に収納されました。パイロンを収納した後は、とてもスマートなグライダーの形になります。機首に折りペラがありませんから、本当のスケールグライダーを楽しめます。この辺はとても気持が良く、リトラクトタイプのグライダーの醍醐味が味わえます。エルロン、エレベーターの舵にはエクスポーネンシャルをかけなくても、発砲スチロールの弾力性からか適度な舵の効きを示します。
旋回を終えて風上に機首を向けたると、機首が上を向き、翼端失速を起こしそうな挙動を示したので、機首にバラストを積むことにしました。10g、20gとバラストを増やしたところで機体の侵入性も良くなり、大変飛ばしやすいグライダーになりました。強風時のフライトを想定すると、もう少しバラストを積んで、せってぃんぐを 煮詰めていきたいと思います。

さて、プロペラが大きな音を立ててストッパーに当たる対策を考えなくてはなりません。ギアスイッチを手前にするとオートモードとなり、スロットルを下げた時点でプロペラがストッパーに当たる構造になっています。スロットルを急激に下げると、今まで高速で回転していたプロペラの回転数が落ちる時間もなくストッパーにぶつかって大きな音を立てているのです。一方、ギアスイッチを奥側にするとノーマルモードになり、モーターパイロンは立ちっぱなしで、モーターの回転数のみをコントロールすることになります。いろいろと試行錯誤の結果、離陸上昇中はノーマルモードにしておき、上空で滑空させる時に、プロペラの回転が十分に落ちたのを見計らってからオートモードに切り替えれば、プロペラのショックはかなり少なくなりました。欲を言えば、グライダーが風下に向いた時にバイロンを収納すると更に効果的です。再度、上昇させる時には、またノーマルモードに切り替えるといった具合です。
バラストを積んで重心位置の調整が済んだDG1000リトラクトは、とても気持ちの良い滑空をします。手軽なサイズでスケール感が楽しめ、更にモーターパイロンのメカニズムも興味深いものなので、フライトエリアでも自然とギャラリーが集まってきます。旋回がぎこちないようでしたらエルロン→ラダーミキシングを入れてみましょう。私も15%から初めてフライトを重ねながら、徐々に調整を煮詰めています。
最後にランディングですが、もし滑空性能が良すぎてオーバーランしてしまいそうであれば、グライダーがファイナルアプローチに入ったら、ノーマルモードにしてわざとモーターパイロンを立ててスポイラー代わりに使うのも効果的です。



DG1000リトラクトを組み立てていると、自然と仲間が寄ってきます。リトラクトシステムの構造に興味津々です。私はというと、早朝の寝ぼけた頭で「左エルロンが6CH、右エルロンが2CH」と、声に出しながら確認しています。



離陸前に声に出しながらプレフライトチェック(飛行前点検)をして各舵の動きに異常はないか点検しています。発泡スチロールの胴体にワックス(剥離剤)が残っていると滑りやすいので、フルパワーでの発進は控えます。



手を離れたDG1000リトラクトは程よい上昇スピードで大空に吸い込まれていきます。20秒もモーターランを続けていると、まるで点になります。



グライダーの機首が風上に向くとピッチングを起こし、翼端がバタついて失速気味になります。



急遽着陸させてから、機首にバラストを積みます。10gの鉛板を2個積みました。



20gのバラストを積んだら、DG1000リトラクトは見違えるほど良く走るグライダーになりました。多少の風にも翻弄されず、安心して思い切った舵が打てます。エリアによっては、もう少しバラストを積みたい気分です。



上空でモーターパイロンを出し入れしてみました。その時の重心移動による操縦性の変化は気になりませんでした。



バラストを積んだDG1000リトラクトの進入性は格段に向上し、ファイナルアプローチに入ってからも、よく走っています。同じモーターグライダーでも、機首にプロペラが無いと、とてもすっきりして見えます。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(29)~モーターグライダーの修理&メンテナンス①~(2010/05/21)

職場の後輩君がラジコングライダーに興味を持ったので、体験操縦をさせてあげました! 本当はトレーナーコードを付けて練習をすれば良かったものの、ついつい面倒になって「二人羽織り」で練習していたら、私が送信機を奪い取るのが遅れて、墜落させてしまいました。(恥^^;)
墜落した場所は幸か不幸か田んぼの湿った土の中に、機首から20cmほど、大根のように突き刺さっていました。すぐにリポを外して、機首を水洗いして乾燥させました。
そんな訳で、今週からモーターグライダーの修理と、ついでにメンテナンスをします。
このラジコン日記も、おかげさまで29回になりますが、何かと話題には事欠きません!^^;



胴体のポッドが割れています。墜落の際に尾翼の質量が慣性モーメントとなって、弱い部分に応力が集中したのでしょう。



主翼も見事に壊れています。墜落した時こそ冷静になって、バルサの破片は出来る限り持ち帰ります。後からパズルのように組み合わせると、意外と楽に修 復する可能性があるからです。



壊れた部分を注意深く観察すると、内部はベニヤ板の胴枠で、外殻はABSという構造になっているのが判ります。



内部のベニヤ胴枠はコニシのSUで、外殻のABSは瞬間接着剤で接着することにします。ひび割れた部分の隙間は出来る限り無くして、胴体がまっすぐに なるように良く確認しながら接着を進めます。接着面に段差が出来てしまったら、サンディングボードを使ってきれいに整形しておきます。



マイクログラスと瞬間接着剤とエポキシ系接着剤とハサミを用意します。



マイクログラスを適量切って、胴体に隙間の無いように巻いて瞬間接着剤で貼り付けます。はみ出したマイクログラスはサンディングで切除できますから、 気にすることはありません。



瞬間接着剤が乾燥したら、サンディングボードで、はみ出したマイクログラスを切除します。段差を取るために、全体に軽くサンドペーパーをかけます。あ まり強くかけるとマイクログラスが切れて補強の意味が無くなりますから、ざっとでいいです。



サンディングが終わったところです。これからエポキシをコーティングしますので、多少の段差は目をつむります。



手持ちの30分硬化型のエポキシ系接着剤を薄くまんべんに塗りました。5分エポキシなどの速乾型は、いつまでもベトつきますから使用しない方がいいで しょう。一晩じっくり乾かしますから、12時間エポキシでもかまいません。



エポキシ系接着剤を塗ったら、ドライヤーの熱風を当てて、エポキシをまんべんなく広げます。あまり強い熱風を当て続けると、せっかく修理した胴体が変 形してしまいますので、程ほどにします。



一晩寝かして胴体のエポキシが完全に乾いたら、サンディングボードを使って表面を整形します。表面の段差を取り除くのが目的ですから、エポキシの厚い 部分だけを削り取るような感じで進めていきます。その後、400番、600番、800番、1000番、1200番と段階的に細かい目のサンドペーパーを使って、表面を 整えていきます。



段差が取れて全体が擦りガラスのようになったら、コンパウンドで磨くと表面がツルツルになります。



墜落ついで(?)に、アンプのメンテナンスもしちゃいます。3年間のフライトで、アンプのリード線の被服がボロボロになっていました。ここまで良く無 事に飛んでいたものです。早速、新しいリード線と交換します。



古いリード線を半田ごてで熱しながら基盤から外し、新しいリード線を半田付けします。リード線には予めフラックスを塗り、半田メッキをしておきます。



アンプが修復しました。出力側の赤いリード線にもわずかな亀裂が入っていましたので、こちらはシュリンクチューブで対処しました。

はてさて、モーターグライダーの修理&メンテナンスは来週も続きます。
TO BE CONTINUE !


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(30)~モーターグライダーの修理&メンテナンス②~(2010/05/28)

先週に引き続き、今週もモーターグライダーの修理を続けます!
前回で、ほぼ胴体の修理は完了したように見えます。が、空物のラジコンですから、一旦手を離れたら着陸するまでどうにも なりませんので、念には念を入れて考えられる部分は全てチェックしておきます。



スピンナーとプロペラが汚れていたので、分解してみました。そうしたら・・・。え~田んぼの泥の塊が出てきました。これ じゃあ、いくらターボスピンナーでも、冷気がモーターに流入しません。



スピンナーとプロペラを中性洗剤を使って泥を洗い流します。日陰でよく乾かしたら、スピンナーをコンパウンドで磨きます 。



アンプ、受信機、スピンナー、プロペラなどを元通りに組みなおして完成です!スピンナーを良く磨いたので、ピカピカの新 品同様に蘇りました!^^;



次は、壊れた主翼のフィルムを剥がします。バルサの破片は再利用出来ますから、できるだけ取っておきます。翼端は無事だ ったようで、そのまま使います。中央翼も半分は使えますので、修理は思ったよりも楽に仕上がりそうです。



主翼を壊れた部分と無事な部分とを切り分けます。なぜ中央部で切断しなかったかというと、胴体に接続する部分をそのまま 生かしたかったからです。



ピラニアンソーでカットした断面を、サンディングボードを使って綺麗に整形します。断面が綺麗に出たら、リブの翼型を復 元することが出来ます。



フィルムを剥がした後に顔料が残った部分は、セロハンテープを使ってきれいに剥がします。この後、同系色のフィルムを貼 るのであれば、顔料が多少残っても気にすることはありません。



プランク材に亀裂が入った部分には瞬間接着剤を流します。また、穴が開いてしまった部分は、四角形に切り取ります。



四角く切り取った部分に合わせてバルサ辺を挿入し、瞬間接着剤を流します。接着剤が乾いたら、サンディングボードで整形 すれば、段差は無くなります。



残った主翼を元に、各部の寸法を測定して、簡単な設計図を書きます。



壊れたリブの破片を復元して翼型を取り、2mmバルサからリブを切り抜きます。



切り取ったリブには、当然段差が出来ますから、写真のように待ち針で重ね合わせて、サンディングボードで整形します。



後縁材の肉抜きを再現します。最初はルーターで穴を開けていたのですが、穴が大き過ぎたので、スピンナーにサンドペーパ ーを貼って、手動で穴を広げてみました。



スパーとスパー補強材です。こちらも壊れていない翼から寸法を測って、スクラップバルサから復元してみました。



DIY店で入手した石膏ボードの上に、設計図をマスキングテープで貼り、その上にサランラップを貼った上で、主翼を組み 立てます。石膏ボードはマチ針が刺さり易いので重宝します。サランラップは、はみ出した接着剤が、設計図に付かないよう にするためです。



接着面積の広い部分はセメダインCで、スポット接着は瞬間接着剤でと、用途に分けて接着剤を選んで使います。



オリジナルのプランク材は1mm厚でした。手持ちのバルサ板は1.5mmしか無かったので、サンディングをして1mmまで 落としました。セメダインCが乾くまで、プランク材をマチ針で固定します。



接着剤が乾いたら、サンディングボードで整形します。セメダインCは瞬間接着剤ほど硬化が速くありませんが、セルロース 系なので、乾くと透明になるしサンディングも効くので意外と重宝します。
これで主翼は、ほぼ生地完成となりましたが、このまま左右の翼を接続はしません。その辺の詳しい解説は、また来週お話し ます!


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(31)~モーターグライダーの修理&メンテナンス③~(2010/06/04)

さて、モーターグライダーの修理も今週で3回目になります!
「なんで今さら?」と言われそうですが、ここで修理の意義について考えてみたいと思います。

1)お財布にやさしいラジコンライフを送りたい。
 ん~そうですねぇ、今は先の見えない不況と言われていますから、お父さんのお小遣いなんて、たかが知れています。ましてラジコンなんて、家族に言わせれば「たかが道 楽!」と一喝されそうです。KKHOBBYのポリシーでもありますように、「良い品物をより安く」楽しめるに越したことはありません。
2)地球環境にやさしくしたい。
 地球規模で考えたら、どのくらい影響が出るのか分かりませんが、ゴミを多く出さない方が良いのは当然ですね。ていうか、私のような昭和世代の人間は「もったいない! 」とか「物を大切に!」という教育を受けてきましたので「墜落したからポイ捨て」が出来ないんです。そのせいか、我が家はいまだに地デジに対応できていないんですが・ ・・。(関係ない?)
3)どうせ修理するなら改造したい。
 本音で言ったら、これが一番ですね!ただ修理するだけならARFキットを買い直したほうが手っ取り早いですから。どうせ修理をするなら自分の好みに合わせて改良して 、さりげなく個性を主張する。これがモデラーとしての一番の醍醐味かも知れません。

そういう訳で、今回はモーターグライダーを修理しながら、主翼を2分割できるように改造します。このグライダーのスパンは114cmですから、どちらかというと小型の 部類に入ります。それなのに何故主翼を2分割するかというと、スクーターのトランクに積んで、ツーリングがてらラジコングライダーを楽んでみようと思ったからです。
それでは、製作にとりかかりましょう!




主翼のカンザシを何にするか物色していたら、模型屋さんで良い物を見つけました。直径3mmのカーボンロッドと、外径5mm内径3mm(必然的に肉厚1mm)のカーボ ンパイプです。これでカンザシとアウターチューブは決まりです!



左右の主翼のリブにドリルの刃を使ってカンザシの通る穴を開けます。穴は余裕を持って。カンザシの太さよりも、やや大き目にあけます。



主翼にカンザシとアウターチューブを通してみました。多少ガタが出る位に余裕があった方がいいです。ガタは左右の主翼が真っ直ぐに接合するための調整シロになります。



左右の主翼が真っ直ぐに繋がるように、マチ針で固定し、ホットボンドを使ってカンザシとアウターチューブを接着していきます。ホットボンドは充填効果が高いので、多少 の隙間は埋めてくれます。



カンザシとアウターチューブをホットボンドで接着してみました。思っていた程の重量増にはなりませんでした。ついでにピアノ線でノックピンも付けておきました。



主翼断面の部分に、2mmバルサで化粧蓋をします。セメダインCを使って接着し、接着剤が乾いたらサンディングすると、中古?とは思えないほど綺麗になりました。



フィルム貼りの作業は撮影を省略しました。オリジナル機の主翼中央部にはクリアイエローのフィルムを使っていますが、手持ちのフィルムは薄くて強度に疑問があったので 、普通のイエローにしました。これから外側の翼を接着するのですが、接着剤がはみ出さないように、マスキングテープを貼ります。



マスキングテープの部分で折り返して、エポキシ系の接着剤を接合部の両面にたっぷりと塗ります。接着剤が多少はみ出しても、ティッシュペーパーで拭き取るので問題あり ません。



主翼の上反角を規定どおりにして接着剤が硬化するのを待ちます。写真のように古いニッカドバッテリーをウエイトにして押さえ、翼端で10cmの上反角になるようサーボ ケースをカイモノにして調整します。



一晩経って接着剤が完全に乾いたら、主翼を胴体に仮組みしてみます。翼断面の重心位置付近に3mmのカーボンカンザシと、後縁付近にピアノ線のノックピンが見えます。



いよいよ左右の主翼を接合していきます。渋いようでしたら、カーボンパイプをサンドペーパーで磨くとスムーズに挿入できます。え~、後ろのワンコは気にしないでくださ い!^^;



左右の主翼はぴったりと接合しました。胴体後方から見ても、幸い主翼のねじれはありませんでした。え~、またまた後ろのワンコは気にしないでください!^^;



スクーターの振動から送信機を守るために、衝撃を吸収する袋に入れます。



送信機とグライダーをスクーターのトランクに入れてみました。ヘルメットは入らなくなりますが、意外と余裕があります。



こちらはトランク後方です。まだまだ余裕があります。撮影のため、グライダーを裸で入れていますが、実際はプチプチに包んで走行します。



こんな感じにグライダーを収納できました!さて、天気の良い休日はスクーターツーリングとラジコンライフを一緒にエンジョイしましょうか?!^^;


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(32)~バルサキットを作ろう!①~(2010/06/11)

唐突ですが、今週からバルサキットを作ってみたいと思います。
このARF機全盛の時代に、なぜバルサキットなのかと不思議に思われた方もいると思いますがバルサキットを製作すると
①飛行機の構造が理解できる。
②AFR機の修理も出来る技術が身に付く。
③中には自作への道が開けるかもしれない。
などと多々利点がありますから、一度バルサキットの製作に挑戦してみるのも良いでしょう。

ARF機の製作に比べて時間がかかりますが、すでに飛ばす機体を何機か持っている方なら、生活の合間を見て、少しずつ作っていくのも楽しいものです。
さて、今回取り上げるバルサキットはムサシノ模型飛行機研究所のツインプラム号です。
ムサシノ模型飛行機研究所といったら、今から40年以上も前からバルサキットを生産している老舗中の老舗のメーカーです。なにしろ機体の名前もツインプラム号ですから、今時「~号」のつく名称の機体はなかなか見つかるものではありません。なにせ、私の知っている「~号」の付く名称は、鉄人28号(横山光輝)と流星号(スーパージェッター:久松文雄)くらいなものですから。
 話は脱線しましたが、昔のバルサキットはペイロードに余裕があります。昔の重いエンジンに重い受信機、さらに重いサーボや重いニッカドを乗せることを前提に設計されていますから、今の超軽量受信機や超軽量サーボを乗せれば楽に飛ぶことが容易に判ります。
 本来、このツインプラム号は09エンジンを2基積むことになっていますが、今回は、今風にブラシレスモーター+リポの仕様に改造してみましょう。




これがツインプラム号のキットの箱です。なにしろ40年前のキットですから、箱の周りにカビが生えています。双発エンジンが片肺になっても墜落しないように、左右のエンジンに極端なサイドスラストが付いています。なかなかクラシカルな機体です。



バルサ材をまとめた輪ゴムが溶けていますね!現代のレーザーカットのバルサキットに比べると、正に素材キットです。ここでもう卒倒しそうになった方もいるかもしれませんが、大丈夫です!一つひとつ焦らず確実にくみ上げていけば、必ず完成します!



手始めに胴枠から作って行きましょう。石膏ボードの上に設計図を貼り、さらにその上にサランラップを貼って、その上でバルサ材を接着します。胴枠の端は多少長目に作っておいて、接着剤が硬化したら、このようにサンディングボードで整形します。



この調子で水平尾翼と垂直尾翼も作ります。出来上がったら、大き目のサンディングボードで表面を軽くこすれば、段差が取れます。まずは、この辺でウォーミングアップを!



ノーズコーンを作ります。部材を安定して保持できないので、瞬間接着材をスポット的に使って接着していきます。接着剤が乾いたら、軽くサンディングしておきましょう。



メインギアの部分は、最近のムサシノ機のように改造します。写真から判りますが、ピアノ線を2mmベニヤ板でサンドイッチする構造です。



設計図に合わせて胴体側板を作ります。この段階で胴体側板の外側をサンディングしておきます。内側はサンディングする必要はありません。胴体をくみ上げてからサンディングすると、胴枠の部分だけ削れてしまいます。接着面が広くて多少位置調整が必要な部分は瞬間接着剤ではなく、セメダインCを使ってマチ針で固定します。



胴体側板に胴枠を接着します。胴体が曲がらないように、最初は瞬間接着剤をスポット的に点付けし、曲がりを矯正したら、本格的に接着します。



だいぶ胴体が形になってきました。この辺まで来ると、バルサキットを組み上げる目途が立ってきました。主翼が接触する周辺もサンディングボードを使ってきれいに整形します。



胴体の上面と底面のバルサ材を接着します。バルサ材の接合面に段差が出来ないように、全体を接着してから、胴体に貼ります。接着剤がはみ出さないように、バルサ材をマスキングテープで繋ぎ合わせてから接着材を流します。接着剤はセメダインCを使うか、少量の瞬間接着剤でもいいです。



バルサ板の接着剤が硬化したら、表面を軽くサンディングボードで整形します。胴体に接着する前にサンディングする理由は、先程と同じく、胴枠の部分だけ削れないようするためです。



胴体側も段差が出来ないようにサンディングボードで整形しておきます。



胴体に底板を接着します。接着面が広いのでセメダインCを使います。接着剤が乾くまでの間は、写真のようにマチ針で固定しておきます。



胴体の表板と底板の接着剤が硬化したら、全体にサンディングをかけて側版との面を合わせます。あくまで面を合わせるのが目的ですから、削り過ぎないように。



こんな形で胴体が完成しました。まだまだ微調整をする部分もありますが、自分で作った飛行機が形になってくれば楽しいものです。

さて、来週は主翼の製作をします!


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(33)~バルサキットを作ろう!②~(2010/06/18)

先週からバルサキット、ツインプラム号の製作を始めました。先週は胴体を製作しましたので、今週は主翼の製作に取り掛かります。
この飛行機は、バルサキットとしてはムサシノ模型飛行機研究所のプレーリー号やスカイカンガルー号と並んで、極々オーソドックスなキットなのですが、それだけでは面白くないので、40年以上前のレトロなキットであるということと双発機であるということが、大きな特色なので、この機体を選定しました。
今となっては全国の模型店で在庫を探すのも難しくなりましたし、本家本元であるムサシノ模型飛行機研究所でも製作していません。
双発機の興味深いところは、エンジンナセル(この場合はモーターナセル)をどのように主翼に取り付けるかという方法だと思います。幸いツインプラム号の場合は、主翼の翼型がフラットボトム(クラークY類似翼)なので、下側から簡単に吊り下げられます。また、双発機ですと静止画にしろ動画にしろ、空撮をする場合にプロペラが画面に入らないので、とても便利です。
それでは製作を進めていきます。



主翼のリブです。典型的なフラットボトム(クラークY類似翼)です。40年以上の前のキットの割には、良い精度が出ています。長年、倉庫の奥に眠っていたせいか、思ったほどバルサ材も焼けていません。リブに穴を開ける位置を決めるために、錐で印をします。




錐で印をした位置にルーターを使ってリブに穴を開けていきます。穴を開ける理由としては
①軽量化のため
②見栄えが良いから
③真夏に車内に入れておくと主翼内で膨張した空気を逃がすため
が、考えられます。

①の軽量化については、せいぜい十数グラム程度でしょう。私は、それ程効果は無いと思っています。②の見栄えについては、その人の価値観の問題になってきますから、人それぞれです。私は③の主翼内の膨張した空気を抜く効果が一番の目的だと思っています。真夏の車内に飛行機を入れた途端に、主翼がバリバリ言うのを聞いた方もたくさんいると思います。



DIY店で購入した石膏ボードの上に設計図を貼り、その上からサランラップを貼って作業を進めます。各部材をマチ針で固定しながら製作を進めると、工作精度が上がります。低粘土の瞬間接着剤を使えば、能率良く作業が進みます。
私の使用している石膏ボードは、90cm×40cm×1cmの物で、使用しているうちら石膏がボロボロと崩れないように、周囲にガムテープを貼っています。



主翼の骨組みが完成したら、下面のプランク材を貼ります。下面のプランク材の接着は割りと楽なので、瞬間接着剤を使います。製作しながら主翼がねじれないように、昔のニッカド電池などをウエイトに利用します。



話が前後しますが、プランク材も接着する前にサンディングをしておきます。接着後にサンディングをするとリブの部分だけが削れてしまいます。基本はすべて接着前にサンディングです。内側はサンディングする必要はありません。写真のように、外側だけ軽くバイアス方向(木目に対してそれぞれ45度斜めに、サンディング方向が直交するように)にサンディングしておきます。



私は自作のプランク台を使って、主翼のプランクをしています。DIY店で、極力ねじれの少ないラワン棚板(91cm×41cm×3cmくらい)を購入します。DIY店にある長尺で良く確認しながら棚板を選びます。棚板の長辺に2cm間隔に釘を打ちます。後は5mmの角棒を数本と1cmの角棒と手芸用のゴム(パンツのゴム!)があれば準備はOKです。
使い方は写真を見ていただければ、大体分かると思います。



上面のプランク材の接着にはセメダインCを使います。接着面積が広いので、接着してからの位置合わせの時間と接着剤の乾燥時間が上手くマッチしています。



プランク材の接着が完了したら、プランク台から外します。フリーハンドで組み立てるより、かなり精度が上がっていると思います。余ったプランク材は、ある程度までバルサカンナで削り落とします。



この後、前縁材を接着するので、サンディングボードで面一になるまでサンディングします。写真のように、複数のサンディングボードを組み合わせて使うと、効率良く仕上がります。



リブキャップをサンディングしています。これも接着前にサンディングします。表面だけで結構です。



瞬間接着剤を使ってリブキャップを接着します。接着が終わったら、プランク材との境目に軽くサンディングボードを当てて、段差を無くします。



翼端ブロックは、写真のように接着する前に鉛筆で型取りしておきます。



設計図から、トレーシングペーパーとカーボン紙を使って厚紙で型を起こしてから、ブロックに形状を書き込んで行きます。



設計図から起こしたカットラインに沿って、カッターで削っていきます。この作業をていねいに進めていくと、サンディングの作業が省力化できます。



おおまかに削り終わったら、翼端ブロックを主翼に接着します。この後サンディングをしますので、接着剤の跡が残らないセメダインCを使って接着しました。



モーターナセルのダウンスラストを調整します。2つのナセルの左右にそれぞれ側版が付きますから、合計4枚の側版を組み合わせて、一緒に整形します。



モーターナセルの防火壁にモーターを仮組みしてみました。モーターはKKHOBBYで扱っているFSD FC2830-12です。
昔の09エンジンに比べたら、相当軽くなります。ツインプラム号はスケール機ではありませんので、冷却効果やメンテナンスのし易さを考えて「剥き身」で搭載することにしました。




モーターナセルの中は、こんな感じになります。アンプはHiModelの18Aを使用しています。



モーターナセルに冷却用の穴を開けます。大きめに開けて、ここからアンプを出し入れ出来るようにしました。穴はある程度ルーターで開けておいて、スピンナーにサンドペーパーを貼り付けて、穴をきれいに整形します。



主翼にモーターナセルを取り付けるための目安として、厚紙で型紙を作ります。私は8インチのプロペラを使いたかったので、少しナセル間の幅を広げてみました。



型紙を使ってモーターナセルの位置を確認します。急に型紙の色が変わって驚かれた方もいるかと思いますが、お菓子の箱を裏返しただけですので、あまり気になさらないでください。



主翼の中央部と翼端部を接合します。方法はモーターグライダーの修理&メンテナンス(第31回)のところでも説明したように、エポキシ系の接着剤を使って上反角を調整したら、接着剤が乾くまで、写真のように固定して置きます。

それではまた来週お会いしましょう!


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(34)~バルサキットを作ろう!③~(2010/06/25)

今週でバルサキット、ツインプラム号の製作は、3回目になります。

今週は、バルサのサンディングと主翼部分の補強と、フィルム貼り前の下準備をします。まずは、一番面倒くさいサンディングのコツですが
①削れなくなったら、サンディングペーパーを小まめに新しいものと交換する。
②サンディングボードはあまり力をいれず、バルサ材に密着させて使う。
③一度に削ろうとせず、少し削っては電気掃除機でバルサの粉を吸い取って
小まめに削れ具合を確認する。
 こんなところでしょうか。
 なお、サンディングボードは自作にせよ市販の物を使うにせよ、絶対に必要です。サンディングボードが無いと、正確なサ ンディングは出来ません。



先週の復習からです。翼端ブロックは、ある程度カッターで荒削りしておいてから、セメダインCを使って翼端に接着します 。接着剤が乾くまでは、マチ針を刺して固定しておきます。セメダインCは、セルロース系の接着剤ですから
①多少多めに使っても重くならない。
②透明で乾燥後には跡も残らない。
③乾燥後はサンディングが効く。
などの特徴があり、バルサキットの製作には、とても重宝します。



160番位のサンディングボードで、ざっと削ってみました。まだ削り足りないのですが、設計図とにらめっこしながら、少 しずつ削っては確認作業を繰り返していきます。



翼端ブロックの整形が完了したら、主翼を結合します。この場合の接着剤はエポキシ系を使用します。エポキシ系の接着剤は 肉盛りが効きますので、多少隙間が出来ても充填効果があります。また、独自の粘性がありますから離着陸のショックに強い です。主翼中央部のプランク材は、双発のモーターの配線終了後に接着します。



エレベーター材のヒンジラインをVカットに整形します。「Vカットもされてないの?!」と、驚かれた方もいると思います が、そのとおり!カットされていません。当時は、モデラーが自分でするのが当たり前だったんですね。



ラダーも写真のようにVカット部分をサンディングします。卒倒しないでくださいね。まぁ、ここまで作ると愛着も涌いてき ますから!



垂直尾翼の角も、小さなサンディングボードで回り込むようにして丸く削ります。



水平尾翼全体にも、大き目のサンディングボードで、あまり力をいれずに、まんべんなくザンディングして段差を取ります。



水平尾翼の前縁部分も、空気抵抗を減らすために丸く整形します。



胴体の角の部分も、均一に丸みを持たせます。



胴体の底面部分の角も丸みを持たせます。とにかくRが均一になるように整形するのがコツです。



少し削っては確認、また少し削っては確認を繰り返します。サンディングで削った木の粉は、そのつど掃除機で吸い取ります 。



ナセルの角にも丸みを持たせます。ナセルは注目されやすい部分なので、手を抜かないように、丁寧にサンディングしていき ます。



サンディングが終わったら、主翼の中央部と翼端部を接合した部分をマイクログラスで補強します。マイクログラスを普通の ハサミで切ると、縫い目が攣ってしまいますから、写真のような回転式のカッターで切ります。



回転式カッターを使ってマイクログラスを短冊状に切りました。主翼の上下・左右で、計4枚切り取ります。



マイクログラスを主翼の接合部に置いたら、瞬間接着剤で貼っていきます。これで主翼の接合部はガチガチに固まります。



胴体・主翼・尾翼の表面全体に薄く塗装します。これは、バルサに貼るフィルムの食い付きを良くするためとバルサ材そのもの を硬く引き締める効果があります。サンディングのバルサ材の表面には、掃除機で吸い取っても、多くの木の粉が付いていま す。そのままフィルムを貼るとバルサ表面の粉が邪魔をしてフィルムが剥がれやすくなります。私は、たまたま手元にストッ クしてあったエンジンカラーのクリアを使いましたが、電動機の場合はクリアラッカーでもかまいません。



不要になった適当なお皿を使って、エンジンカラーとシンナーを調合します。混合比は、いつも適当で測ったことがないので すが、1対10以上かな?かなり薄目でビシャビシャの状態です。最後まで塗り終わった時点で、軽く筆に粘り気を感じるく らいです。



それでは主翼のプランク材の表面に塗ってみましょう。刷毛を使って一方方向にサッと塗ります。あまり反対方向にネチネチ 返してはいけません。厚塗りをするとフィルムを貼った時に、フィルムとバルサ表面に挟まれた空気の逃げ場が無くなるので 、あくまで薄くサッと塗ります。



胴体にも塗っておきます。バルサの表面が飴色に変色して、なんとも言えない雰囲気が醸し出されてきます。



ツインプラム号のすべての部品の塗装が完了しました。ふかふかだったバルサ材も、強度が増してカンカンになった感じが体 験できると思います。

これで、フィルム貼りの下準備はすべて整いました!
来週はフィルム貼りをしていきたいと思います。

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(35)~バルサキットを作ろう!④~(2010/07/02)

今週からバルサキット、ツインプラム号のフィルム貼りをします。
フィルムの貼り方というのは、ほぼ決まっていて、配色のセンスや、人により多少の上手い下手はあるのですが、そうそう大 きく変わるものではありません。
そういう訳で、「技術を盗む」という程大げさな事はしていないのですが、参考になる所があれば幸いです。

フィルム貼りのコツは、当然といえば当然なのですが
①1枚もので、一気に大部分を貼るのではなく、パーツごとに小まめに分けて貼る。
②アイロンの温度は、フィルムが縮み始める程度の温度に設定し、いたずらに高温にしない。
③フィルムの縮みを過信せず、最初からフィルムを引張り気味にして貼る。
④カッターの刃は、切れなくなったら惜しみなく変える。
という所です。
フィルム貼りの手順
①貼る場所よりも少し大きめにフィルムをカットする。
②フィルムを引っ張りながら、貼る場所の四隅にアイロンで点付けする。
③四隅の中間8箇所、さらにその中間で16箇所とスポットを増やしていく。
④フィルムがバルサ材にほぼ固定されたら、不要な部分を切り取る。
⑤フィルムの周囲をアイロンで折りこんでいき、周りを固定する。
⑥最後に、まんべんなくアイロンをかける。
この時、アイロンの温度が高いと、せっかくのフィルムが縮みすぎてやり直すことになったり、フィルムの顔料が滲み出して 、表面が汚くなることがありますので、必要以上に温度を上げないように注意しましょう。



最初にウォーミングアップの意味で、ラダーなど、なるべく面積の狭い部分から貼りましょう。フィルムをラダーや垂直尾翼 より、やや大き目にカットして、アイロンで点付けをします。この時、アイロンの温度が適切かどうか判ると思います。温度 が高すぎるとフィルムが台無しになりますから、低い温度から始めて、フィルムが縮み始めたらスイッチをOFFにして、余 熱で作業を進めるような感じです。周囲を折り込んだら、全体に熱を加えます。



垂直尾翼が水平尾翼に対して直角を保つように、バルサの三角材(別売り)を使って、補強材を作ります。



垂直尾翼の長さに合わせてカットして、こんな風に使います。



補強材は、1枚のフィルムで簡単に貼れます。この時もアイロンの加熱は程ほどにします。



続いて、エレベーターにフイルムを貼ります。エレベーターのヒンジライン(Vカット)の部分から点付けしていき、フィル ムを折り曲げてエレベーターを巻き込んで行きます。



エレベーターの曲線の部分に合わせてフィルムをカットします。ヒンジラインに合わせてフィルムが貼られています。



エレベーターを海苔巻きのようにフィルムで巻き込んでから、アイロンで片面を貼っていきます。



余ったフィルムをカッターで切り落とします。フィルムの切れ目が、丁度ヒンジラインに隠れます。



水平尾翼もセオリーどおりに四隅を点付けして、その中間、その中間と、アイロンで圧着していきます。



フィルムをカットする時にフィルムが吊るようなら、カッターを逆方向に進めることもあります。



曲線部分もRに合わせてフィルムをカットします。



直角の部分は、このようにフィルムを切り落とすと良いでしょう。



垂直尾翼と水平尾翼のフィルム貼りが完成しました。フィルムの収縮によってバルサ材が反ってしまったら、反対側のフィル ムを貼りながら調整します。



主翼の翼端部分は、曲面に合わせてフィルムをかなり引っ張りながら貼ります。フィルムの周囲がシワになってもかまいませ んから、貼る部分にシワが出来ないようにします。



主翼中央部分の下面を張ります。この時もセオリーどおりに周囲から攻めていきます。



主翼の接続部分もしっかりと圧着しておかないと、全体に熱をかけたときにフィルムが収縮してズレこんでいきます。



主翼後縁部分の余計なフィルムをカットしてから、アイロンで折り込んでいきます。



主翼上面の翼端上反角の接続部分のフィルムは直線じゃありませんので、写真のようにフィルムを主翼に乗せて、カットライ ンをペンで書き込みます。



ペンで書いた印に合わせてフィルムをカットします。この辺はフリーハンドで大丈夫でしょう。



主翼の翼端部分は、こんな感じになります。軽量機なので軽快感を出すのと、リブに開けた穴が見えるように、クリア系のフ ィルムを使用しました。
なお、主翼上面の中央部は、モーターやアンプの配線が完了してからフィルムを貼ります。

来週は、モーターのナセルと胴体のフィルム貼りをします。

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(36)~バルサキットを作ろう!⑤~(2010/07/09)


ツインプラム号を作り始めて5回目を迎えます。今週も先週に引き続いてフィルム貼りを続けます。
フィルムの貼り方については、先週、基本的な方法について確認したところですが、もう少し補足説明しておきます。

まず、胴体やナセルにフィルムを貼る順序ですが
底面→側面→上面の順に貼っていくのが一番オーソドックスな貼り方で、フィルムとフィルムの境目も目立ちません。
それから、デザイン上の問題で、異なる色のフィルムを重ね貼りをしていく場合は、色調の薄い色の上に濃い色のフィルムを 貼っていきます。
例えば、ブルーのフィルムの上に白いフィルムを貼ると、下地のブルーが透けて見えてしまいますから。



写真は、モーターナセルを裏返したものです。セオリーどおりに底面から貼っていくのですが、まずは白いフィルムから先に 貼ります。この時、前もってデザインのイメージは決めておきます。



フィルムとフィルムの重なりしろを取っておくために、左右2mm程度、幅を広めにカットしておきます。角の部分はフィルム が重なりますので、カッターで切れ目を入れておきます。



フィルムの幅を広く取った部分は、このようにして角に折り込みます。



こんな感じで、モーターナセルの白い部分を先にフィルム貼りしておきます。この上にブルーメタリックのフィルムを重ね貼 りしますから、フィルムの多少の段差は気にしなくて結構です。



フィルムの色を変える部分を、あらかじめボールペン等でラインを書き込んでおきます。



フィルムを重ね貼りする部分の境界線を書き込みました。



メタリックブルーのフィルムを重ね貼りしていきます。やはり、底の部分から貼るのが基本になります。



モーターナセルの側面部分も貼ります。ナセルの形状に合わせて、フィルムをカットする印をしています。ここからは、底面 と側面のフィルムの継ぎ目がズレないように気をつけなければいけません。



こんな感じに貼っていきます。アイロンの熱が高いと、メタリックブルーの顔料がにじみ出てくるので、アイロンの温度は低 めにします。もしも、顔料がにじみ出てしまった場合は、アルコールを含ませたティッシュで拭き取ります。アイロンにも顔 料がついている場合がありますので、そちらもきれいにふき取っておきます。



アクセントとして赤いストライプも入れてみました。こちらのラインも直線になるように、やや引っ張り気味にして貼ってい きます。ラインが溶けて曲がらないように。アイロンの温度は低めにします。



ここまで、1本もののフィルムで巻き込みます。後部はストライプの太さも変わりますので、ここで一度フィルムをカットし て、貼り替えます。



ストライプの境目も、なんとか段差が目立たずに貼ることができました。



左右のモーターナセルのフィルム貼りが、完成したところです。双発機ですので、同じ作業を2回行いますから大変ですが、 作業そのものは至って単調です。



次は、胴体のフィルム貼りです。こちらもセオリーどおりに底面から貼ります。胴体の全長に対してフィルムの長さが足りな くて、重ね貼りをしました。フィルムの重ね貼りは段差が出来て嫌う人もいます。以前は、私もそうで、新しいフィルムを新 調してバンバン貼っていたのですが、余ったフィルムがもったいないという意識になったのと、実機も近くで見ると意外と継 ぎはぎだらけですので、最近は気にしないことにしています。



曲面のところのフィルム貼りは、腕の見せ所です。貼り方のコツは、言葉では表現しにくいのですが、やたらとアイロンを押 し付けるとフィルムにシワが寄りますので、時間をかけてアイロンの熱でフィルムを変形させながら貼ると上手くいきます。



こんな感じで胴体の底面を貼ってみました。

来週も、この続きを貼っていきます!

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(37)~バルサキットを作ろう!⑥~(2010/07/16)

今週も先週に引き続きツインプラム号のフィルム貼りです。
もう飽きてきた方もいらっしゃるかもしれませんが、お付き合いをお願いします。
今週は、胴体のフィルム貼りです。



凹んだ部分はフィルムが剥がれやすいので、写真のように部分的にフィルムを貼っておき、その上から2枚に分割して貼ります。



胴体側面のフィルムを貼ります。後から弛んでこないように、引張り気味に貼っていきます。メタリックブルーと重なることも考えて、白いフィルムを先に貼ります。



胴体の内側に折り込む部分は、こんな感じにカットしておきます。



こんな感じにフィルムを引っ張りながら織り込んでいきます。



フィルムの余った部分はカッターで切り落とします。この時、カッターの刃が新しくないと、ギザギザになります。



残りの部分もフィルムをカットしていきます。古いニッカドなどをウエイトにして、場合によっては、カッターの刃を長く伸ばして切ります。



とりあえず、こんな感じです。片側を貼り終えました。



反対側も同じように貼っていきます。古いニッカドなどをウエイトとして利用するのもいいでしょう。



胴体上面の白い部分は、これで張り終わりました。次は胴体下面のブルーメタリックの部分を貼ります。



胴体下面のブルーメタリックの部分を貼り終えました。白いフィルムとは3mm程度重なっています。もちろんブルーメタリックの方が上になっています。



赤いストライプを入れてみました。この辺もモーターナセルと共通性を持たせています。



次は、キャノピーの枠の部分に白いフィルムを貼っていきます。



次に、キャノピーのガラスの部分にダークブルーのフィルムを貼ります。



とりあえず、フロント部分は出来上がりました。



次はサイド部分のガラスエリアですが、とりあえずイメージスケッチしした紙を胴体に当ててみて、違和感がないか確認します。



キャノピーのガラスエリアのフィルムをカットします。左右のフィルムを同時にカットしますので、フィルムを裏表に2枚敷してマスキングテープで固定します。その上にイメージスケッチの型紙を固定します。カッターの刃を新しい物に代えてから、写真のようにカットしていきます。



これがカットした後の様子です。左右のフィルムが同時に切れています。



キャノピー部分のフィルムを貼ってみました。ツインプラム号は双発機ですから、機首にプロペラが無くて、すっきりしたデザインです。どことなく新幹線の先頭車両のような感じもしますね!



今度は垂直尾翼のデザインをします。垂直尾翼には赤いフィルムを貼りましたから、白い十字を作れば、スイスの国旗になります。十字は左右対称ですので、白いフィルムは同じ方向でかまいません。



こんな感じで、切り取りれました。



垂直尾翼とラダーにフィルムを貼ります。イメージとしては、だいたいこんな感じです。

来週も、引き続きフィルムを貼っていきます。
どうかお付き合いください。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞か せ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。

最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(38)~バルサキットを作ろう!⑦~(2010/07/23)

今週は「ラジコン日記」にお便りが届きましたので、ご紹介します!
**********************************************************************
小生44歳で、20年前に20エンジンのラジコン飛行機組み立て5回くらいのフライトを行い、結婚と同時に処分してしまいました。(プロポのチャレンジャーは健在)
子供も手が離れるようになり、ラジコンをはじめようかな?と思った時に見たブログがこのサイトでした。
おお~~と感心しながら、翌日には、テトラのフラミンゴ10SRを購入してきました。今夜から、私も作成に入ります。
**********************************************************************
お便りありがとうございます!
私のブログが再びラジコンを始めるきっかけになって嬉しいです
以前と違って、電動も驚くほどパワフルになりましたからフラミンゴ10SRの電動化なんていかがでしょうか?
騒音問題も解消し、車の室内も汚れませんよ!^^; (ナベさん)


さて、今週も先週に引き続きツインプラム号のフィルム貼りです。
今週は特にモーターの配線にご注目ください。



モーターナセル 胴体 主翼の裏に開けた穴の上に貼ったフィルムは、半田ゴテで溶かして穴を開けます。「バルサが燃えるのではないか」と心配される方もいるかと思いますが、大丈夫です。穴の開いた部分のフィルムは、バルサに触れている部分のフィルムよりも温度の上昇が速いですから、中空の部分のフィルムだけが先に溶けて穴が開きます。



胴体のダウエルを挿入する穴も、半田ゴテを使ってきれいに穴を開けます!



モーターマウントを取り付けるビスは振動で緩まないように、ロックタイトを少量塗ってからドライバーで締め付けます。



モーターを回して正転になるように配線に印をします。赤には赤を、黒には黒のシュリンクチューブを、黄色には黄色のシュリンクチューブを付けて、誤配線を未然に防ぎます。



FSD FC2830-12モーターを取り付けます。ネジ山を潰さないよう、プラスドライバーは大きめの物を使います。データによると、このモーターは3セルのリポで、8×6のプロペラを9,000回転回します。



主翼内に配線を通します。太い方が動力用、細い3芯の方がアンプからスロットルCHに行くリード線です。主翼内はなるべくシンプルにしたいので、並列接続も一方のBECをカットするのも主翼の外でします。



配線が終わったら、セメダインCでプランク材を接着し、接着剤が乾くまでマチ針で固定します。



接着剤が乾いたら、マチ針を外して、軽くサンディングします。あまり強くサンディングすると、リブの部分だけ削れてしまいますから、新しいペーパーを使って、あくまで軽くサンディングします。



サンディングが終わったら、翼端と同じ色のフィルムを貼ります。これで主翼はほとんど完成したことになります。



いつでにシロのストライプを入れてみました。1960年代のレトロな感じが出てきました!



ヒンジは、あまり大きいとニュートラル付近が渋くなってしまいます。このくらいの機体でしたら、このくらいの大きさ(小ささ?)に切っても十分です。



ヒンジを取り付ける部分にペンで印をします。私はラッションペンを使っているのですが、後からアルコールをティッシュに含ませて拭けば簡単に取れますから、ご安心ください。



印をした位置にカッターでヒンジの溝を切ります。



こんな感じで垂直尾翼には3箇所ヒンジを取り付けます。瞬間接着剤は毛細管現象で思いのほか広範囲に染み込みますから、ほんの少量で十分です。



水平尾翼にも同様にヒンジの位置に印をします。水平尾翼には6箇所ヒンジを取り付けます。



ペンの印の位置に合わせて、カッターでヒンジの溝を切っていきます。



こんな感じにヒンジを刺していきます。



垂直尾翼、水平尾翼にそれぞれ動翼を付けたら、三角補強材の接着面のフィルムをカットするため、ペンで印をします。



ペンで印をした内側のフィルムをカッターで切り落とします。



まず始めに、水平尾翼を胴体に接着します。水平尾翼がズレていないか胴体を遠くから眺めて良く確認したら、少量の瞬間接着剤で接着します。その上からアクセラレーターを含ませたティッシュで軽く拭けば、瞬間を手に付ける事はなくなります。



瞬間接着剤が硬化したら、その上からエポキシ系の接着剤を軽く塗っておくと衝撃に強くなります。



モーターナセルの接着部分もペンで印をします。



動力とスロットルワイヤーの配線をしたら、モーターナセルを主翼に接着します。この場合、接着面積が広いので、中央にはみ出さない程度のエポキシを塗ってモーターナセルを取り付け、周辺に瞬間を軽く流して、その上からアクセラレーターを含ませたティッシュで軽く拭けば短時間に作業が終わります。



どうにかツインプラム号が形になりました!

来週はリンケージを行います。
どうかお付き合いください。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章 をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(39)~バルサキットを作ろう!⑧~(2010/07/30)


ついにツインプラム号が完成しました!
平日は仕事の帰りが遅いので、どうしても製作は週末になってしまいます。
今回で8回目の製作ですから、およそ2ヶ月かかった訳です。
平均的なサラリーマンのペースですと、こんな感じなのかも知れません。
電動化の構想もデザインも自分流ですから、嫌でも愛着が涌いてきます。

それでは、今回はリンケージを中心に解説していきましょう。



サーボベットを作ります。素材は、その辺に余っているスクラップバルサです。サーボのリード線が通る部分を、丸くえぐったところがミソかな?!
左右のサーボの高さを変えて、ラダーとエレベーターのリンケージが、互いに干渉しないように配慮しています。



今回使用したサーボは、TowerPro SG91R(ハーフメタルギヤ)です。
なにしろ580円のサーボですから、あまり期待していなかったのですが、割と追従性は良いです。例えば送信機のスティックを目一杯倒してから指を離すと、スティックがバネにより、ニュートラル位置で振動するのですが、このサーボはその振動を割りと忠実に再現します。ツインプラム号のような軽量機には、十分な性能です。



送信機をONにして、受信機にサーボを接続して電源を入れます。サーボのシャフトの山とホーンの穴がしっくり来ない場合がありますので、慌てず無理せず静かに押し込んでください。ホーンが入りましたら、サーボとホーンが直角になるように送信機のサブトリムを使って調整します。



瞬間接着剤を使ってサーボベットを胴体に接着します。ラダーから来るワイヤーが、なるべく直線になるように、割と胴体の深い位置に固定します。



ムサシノ模型飛行機研究所のキットは、水糸によるワイヤーリンケージが特徴的です。ワイヤーリンケージのために、ホーンは上下・左右に取り付けます。



リンケージワイヤーが胴体内に入る穴を開けます。設計図を見ながら、胴枠に当たる位置を避けます。穴は、錐で開けた後、写真のような棒ヤスリで、穴の大きさを調整します。



エレベーターのリンケージワイヤーが通る穴も開けます。こちらも設計図を良く見てリンケージワイヤーが胴枠に当たらない位置に開けます。



リンケージワイヤーを固定する銅管を適当な長さに切ります。切り方はカッターで転がすようにして切ると、管が潰れません。昔は長いニューム管を使っていましたが、最近は釣具屋さんに行くと、適当な長さに切ってある管があります。



ホーンに水糸を通したら、写真のように例の銅管に通してラジオペンチでしっかりとカシメます。



水糸を胴体内に通す場合は、細いピアノ線の先に水糸の端をテープで貼ってから通すと、作業がスムーズに行えます。



エレベーターのワイヤーとラダーのワイヤーが、胴体内で干渉しないように、ワイヤーをひとつずつ張ったら、マスキングテープで胴体内に固定します。



リンケージワイヤーをサーボホーンに通したら、銅管を使って固定します。水糸は後で伸びてきますから、水糸を強く引っ張りながらカシメていきます。サーボホーンが動かないように、送信機、受信機、サーボには通電しておきます。



エレベーターとラダーのリンケージが完成しました。



次に、受信機とバッテリーのベッドを作ります。いつもの様に、あり合せのスクラップバルサをつなぎ合わせて作ります。受信機とリポを固定するマジックテープは、バルサ材に直接貼ると簡単に剥がれてしまいますから、剥がれ止めにエポキシ系接着剤を塗っておきます。



ベッドを一晩置いて接着剤が乾いたら、マジックテープで受信機とリポを取り付けてみます。受信機はHENGEのRP82L、リポは3S2100mAhを乗せてみました。



キャノピー前方の蓋に、ピアノ線を使ってノックピンを設定しました。



ノックピンを受ける穴を胴体側に開けます。少々力を入れて蓋を押しますと、胴体の内側が凹みますから、それを目安にバイスで穴を開けます。



蓋の後方は、磁石で固定することにしました。磁石はネットで磁石屋さんを調べて、適当な大きさの物を通販で購入しました。これで、キットとは思えないほど取扱いがスマートになりました。



モーターにプロペラを固定します。若干モーターシャフトが長いのですが、そこは目をつむります。プロペラはAPCの8×6Eを使用しました。当然のことながら、使用前にプロペラのバランスを取っておきます。



左右のブラシレスモーターのリード線をパラ(並列接続)っておきます。半田付けで束ねたら、シュリンクチューブで絶縁しておきます。
スロットルチャンネルに接続する二股ハーネスは、ここで左右のモーターが個々に設定出来るように、そのまま出しておきます。



スロットルチャンネルから、左右のアンプに繋ぐ二股ハーネスです。左右のアンプのBECは、同時には使えませんので、一方のホット(赤い+線)をカットしておきます。もっとも、サーボが2つなので、これでも電流値は余裕です。
※双方のBECを並列接続で使うと、BEC回路の個体差から若干の電圧の差が生じ、低い電圧のBEC回路に逆方向の電流が流れ、回路を壊す危険性があります。



自作のメインギアを取り付けます。ベニヤ板を挿入して接着したら、その上から同じ色のフィルムを貼ります。



尾そりも接着します。ピアノ線が長いと、テコの原理で尾そりが取れやすくなりますので、程ほどの長さにします。



やっと完成しました!これで完全完成です!
プロペラが大きいのと、滑走路の状況が多少悪くてもスムーズに離着陸できるように、意図的にタイヤを大き目にしてあります。これが返ってコミカルな印象を与えています。

来週は、いよいよフライトです。
ご期待ください!

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(40)~バルサキットを作ろう フライトインプレッション!⑨~(2010/08/06)

私の作ったツインプラム号の総重量(リポを含む)は960gになりました。
胴体は280gと軽く、逆に主翼は480gになりました。
双発機の場合、主翼にモーター・アンプを2セットも搭載しますので、胴体に比べて主翼はかなり重くなります。
また、電動化したために重心位置が指定の位置より16mmも後方にずれてしまいました。元々このツインプラム号はENYA09エンジンの搭載を想定していますので、エンジンだけでも130g×2基=260gの重さがあるべきところに、ブラシレスモーター56g×2基=112gと、1/2の重さになってしまったのですから、当然といえば当然のことです。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、重心位置を後方に移動させるのは割りと容易なのですが、ノーズモーメントとテールモーメントの長さの関係で、重心位置を前方に持ってくるのは意外と難しいです。
 そこで、あまりデッドウエイトを積むのも芸がありませんから、バッテリーを3S2100mAh(165g)から3S2200mAh(200g)に乗せ換えてみました。それでも、数十グラムのウエイトを機首に積むことになりましたが、その辺で妥協することにしました。

ついにツインプラム号のフライトの日が来ました!
初飛行の日は、真夏の早朝です。午前6時といえども蒸し暑い日でしたが、幸い無風でしたので初飛行には絶好のコンディションを迎えました。



完成したツインプラム号を滑走路の芝生の上において写真撮影をします。「落とす前に撮れ!」写真撮影の鉄則です。飛行機メーカーの社員でも、意外と試作機を落とすらしいです。これ、プロカメラマンに教わりました。



パワーユニットのデータを測定しているところです。主翼を持ってくれている人、データを測定している人、写真を撮ってくれている人、3人係りで取材の協力をしていただいています。感謝!感謝!



ツインプラム号のデータが取れました。電圧11.12V、電流21.4A(モーター2基で)、消費電力238W、プロペラ回転数8,190回転、FSD FC2830-12のデータからすると、想定内の数値に収まりました。



いよいよ離陸です。
しかし、真っ直ぐに走ってくれません。よくよく考えたら、この機体はラダー機ですから、ラダーサーボをエルロンチャンネルに入れています。ですから一生懸命ラダースティックを操作しても、ラダーは動きません。そこで、ラダーからエルロンにミキシングを掛けてみました。これで、ラダースティックを操作した時も、エルロンスティックを操作した時もラダーは動くことになります。
※ただし、トリムはエルロントリムを使用することになります。



ラダー→エルロンミキシングを掛けたら、先ほどとは打って変わって真っ直ぐに加速していきます。スロットルは60%くらいしか開けていないのに、いとも軽々と離陸しました。
トリムは、ほとんど調整する必要はありませんでした。



機体が安全高度に達したら、右旋回に入れてみました。双発機であることを忘れるくらい、とても安心して飛ばすことが出来ます。スロットル開度も50%位でも十分に飛ぶくらい、余裕のパワーです。



60度くらいのハイバンクターンに入れてみましたが、旋回の内側に巻き込む心配はありません。この状態でラダーをニュートラルに戻すと、自然に水平に戻ります。リポが低い位置にあるのか、驚くほどの自立安定性を示します。



滑走路上をローパスしてみます。双発のモーターのブレーキは強力ですので降下率も高く、思った位置にアプローチすることが出来ます。
また、エレベーターで吊ると、失速の兆候もなく、安心してフレアーが掛けられます。



ふたたび上昇して左旋回に入れます。初飛行とは思えない程リラックスして飛ばせます。



ツインプラム号の正面の図です。左右に恐ろしいほどのサイドスラストが付いていますが、これがまったく気になりません。
まるでプレーリー号やモスキートモス号を操縦しているのと同じ感覚です。



10分くらい操縦して着陸態勢に入ります。操縦に余裕が出てきたせいか、十分にフレアーを掛けて着陸します。



約10分間の飛行で、3S2200mAhのリポの消費量は4割でした。このまま充電しなくても、もう1フライトできますね!
着陸後にモーターとアンプとリポを直接指で触ったのですが、この真夏の季節でも、まったく暑くなっていませんでした。パワーユニット的にも、かなり負荷の少ないフライトのようです。



という訳で、電動化による重心位置の調整はあったものの、約40年前のバルサキットが、今、電動化して再び蘇りました。
今から30年前、私がラジコン飛行機初心者だった頃に「とにかく珍しい製造中止のキットは買っておこう」と思って買ったことが、大正解でした。
このツインプラム号を飛ばすたびに、昔の仲間と懐かしい昔話が出来たらと思うと、本当に作って良かったなと思いました。

※このツインプラム号のカラーデザインは、私のオリジナルによるものです。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞か せ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(41)~楽しいフライトツアー!~(2010/08/13)


都心の夏はうだるような暑さなので、信州までフライトツアーに行ってきました。
グライダーは滑走路を必要としませんので、普段飛ばしているフライトエリア以外でもルールを守れば飛ばすことが出来ます。
 高高度のスロープソアリングで注意したいことは、地元のソアリングクラブと良く連絡を取ることです。勝手に飛ばして迷惑をかけたら、二度と出入り禁止となることも十分考えられるからです。タバコの吸殻(出来れば禁煙)やゴミの持ち帰りも常識中の常識です。
ルールを守ってフライトツアーを楽しみましょう。

それから、必ず持って行きたいものですが
①ヤッケかポンチョ
 山の天候は急に変わりますから、突然の雨や冷気に備えるためにデイパックに入れておきます。
②麦わら帽子
 高度が高いと思いのほか紫外線が強いです。以前、帽子を被らなかった仲間が、帰ってきてから顔の皮膚がボロボロに剥けてしまいました。
③紫外線カットローション 理由は帽子の所と同じです。手の甲など、肌が露出する部分はすべて塗っておきます。
④長袖のTシャツ
 一日外に出ていると、かなり皮膚が焼けます。高原は涼しいので、長袖を着ていても苦になりません。機体の回収の時も草で皮膚を怪我しなくて済みます。
⑤サングラス
 解説の必要はないと思います。
⑥携帯やトランシーバー
 怪我をしたり、遭難した場合の緊急連絡用です。中には携帯が届かないエリアもありますので、トランシーバーもあると便利です。メンバーの中には、大概一人くらいはアマチュア無線の免許を持っている人がいると思います。(生命の危険がある場合など、緊急時に限っては免許が無くても運用することができます。あくまでレアケースですが。)
⑦酸素
 ラジコン人口も高齢化してきたので、あると安心です。



今年も仲良しグループで、恒例の信州フライトツアーに行ってきました。諏訪ICの気温が31℃でしたが、標高1,900mの高原では20℃です。都心のことを考えると、ここに居て景色を見ているだけでも十分にリラックスできます。
「集合写真は、落とす前に撮る」これが鉄則です!



霧が晴れてきたので、みんなが飛ばし始めました。私はパストラルにデジカメを積んで、みんなが飛ばしているところを撮ってみました。偶然にもシトロンがフレームの中に入りました。



KKHOBBYで扱っているスパン2.5mのSaltoのフライトです!
さすがスタントグライダー。速い!速い!翼から空気を切り裂く音がしています。
マヌーバーもひととおりこなします。なかなか切れの良いフライトを見せていました!



スパン3.3mの大型グライダーファンタジーです。メーカーは忘れましたが、たしかヨーロッパの製品です。とても安定していて、私好みのどっしりとした操縦感覚です。ただし、大型で重いので、サーマルエリアでは着陸場所を選びます。



これもKKHOBBYで扱っているスパン2.5mのDG1000です。

標高が1,900mともなると想像以上に空気が薄いので、しっかりと助走しないとスタ沈してしまいます。
※ スタ沈:助走が十分でなく、機体が失速して離陸に失敗してしまうこと。



離陸に成功しました!スピードは速い部類なのですが、フラップ付きなので、バタフライミキシングを掛けるとかなりブレーキがかかります。



スパン2.6mのベンタスです。今、慎重にプレフライトチェックをしています。なかなかスケール感のあるグライダーでした。



いよいよテイクオフです。高原ではグライダーの重さを感じなくなるまで、十分に助走します。手投げは水平か、むしろ若干下向きに投げます。



無事に離陸しました。このグライダーはスケール機の割にはリラックスして飛ばせます。私も欲しくなりました。



これは珍しい!ガルモデルのジプシーです。昔からのグライダーファンなら良く知っていますが、今は知らない人のほうが多いと思います。超レア物のグライダーです。僅かなリフトを捕らえてソアリングしています。



正面から5m/s位の風が入ってきました。みんなのグライダーが一斉にテイクオフします。斜面に合わせてハイバンクターンで切り込んでいきます。



機体を見間違って、よその人のグライダーを飛ばしてしまった人。愛機を墜落させた人。空中接触した人。いろいろありましたけれど、怪我もなく無事にフライトツアーが終了しました。
普段はフライトエリアだけのお付き合いでしたが、一緒に宿に泊って同じ釜の飯を食うと、また格段と親睦が深まります。
楽しい思い出と、貴重な経験と、少しの反省を残して、また来年に向けて準備を進めます!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(42)~2.4GHzを考える!~(2010/08/20)


本題に入る前にお便りをご紹介します!
**********************************************************************
ラジコン日記毎回楽しく拝見しています。
館林さんのキットは大変作りやすく、飛ばしやすかったですね。
昔のメカでも殆んど問題なく飛行できました。
基本的な設計が優れていたのでしょう。
私も15年くらい前、ツインチェリーというGマーク03の双発機を作って飛ばした事が有ります。(ツインプラムと殆んど同じデザインでしたね。)
異常と思えるようなエンジンスラストが左右ともに付いていたのもエンジンの片肺を考慮しての設計だったのでしょう。
結局片肺が怖く電動仕様にして結構長い期間飛ばしました。
**********************************************************************
高松市のNさん

ツインチェリー号の思い出をお話いただきまして、ありがとうございます。
当時、03クラスの小排気量のエンジンを安定して回すためには、豊富な経験と良質な燃料が必要だったと思います。
私の所属しているクラブにも、ツインチェリー号を製作・飛行していた方がいまして、上空で片肺になったのですが、それでも何事も無かったように普通に飛んでいたそうです。
普通、極度なサイドスラストはカッコが悪いと敬遠されがちですが、模型飛行機は安全に飛んでナンボの世界ですから、このツインチェリー号やツインプラム号は、とても理に叶ったムサシノスピリッツを感じさせてくれるキットですね!

最近、ムサシノ模型飛行機研究所の島崎さんともお話したのですが、ツインプラム号は、「片肺でも飛ばせるRC機」ということで、アメリカの雑誌にも取り上げられてことがあるそうです。
しかし、双発機ということで、当時は高価なエンジンを2つも搭載しなければならなかったことと、ルックスが今一(私は好きなんですが!)だったことで、ムサシノとしては一番製造数が少ないキットだったそうです。
この機体は、エンジンナセルが、主翼のプランク材に直接接着していたので、ハードランディング時やエンジン始動時にはナセルが主翼から外れてしまったこともあったそうです。
しかし、それもEPになったことで、すべて解決してしまいました。少し贔屓目に見ますと「世の中に出てくるのが早すぎたキット」と言えるかも知れません。



さて、本題の2.4GHzについて少しお話したいと思います。



JRの2.4Gプロポ DSX7


私の性格は、どちらかというと保守的で、慎重な部類に入ると思っています。ですから、いままでずっと40MHz帯と72MHz帯を使用し、2.4GHz帯は横目で市場の動向を静観していました。
しかし、空撮やフライトツアーをするようになると、知らない土地で飛ばすため、どうしても混信の心配のない2.4GHzへの移行を検討することになりました。
 2.4GHz帯が混信しない理由は、各メーカーがラジコン雑誌を通じて説明しているので、ここで改めて説明するつもりはないのですが、少し気が付いたことをお話します。

まず、最初に従来の27MHz帯、40MHz帯、72MHz帯と違って、2.4GHz帯は、UHF帯に属しますから、電波の伝播特性が明らかに違ってきます。前にも書きましたとおり、電波、周波数が高くなるに従って、電波は光のように直進性が強くなり、障害物の裏側に電波が届かない影が出来ます。基本的にはラジコンは模型を見ながら操縦する訳ですから、問題ないと言えば問題がないのでしょうが、少なくとも電波の届かないデッドポイント(不感地帯)は、今までのVHF帯と比較すれば多くなります。2.4GHz帯を有効に、かつ安全に使っていくためには、メーカーの技術開発もさることながら、ユーザーの知識と使用方法も重要なファクターとなってきます。

次に、日本の各メーカーの仕様がそれぞれ異なることです。ホッピング方式あり、スペクトラム拡散方式あり、中には双方向通信の試験的な試みも始まっています。もちろん資本主義社会の中では、自由競争があって当たり前のことですが、パソコン界のように、日本のプロポメーカーが世界のイニシアティヴを取って仕様を統一する「世界標準」を構築出来たら、どんなに便利になっていたのだろうと思います。日本のプロポの普及率は世界一ですから、ぜひともリーダーシップを取ってもらいたいのだと思います。

それから日本の2.4GHz帯は、パソコンの無線LANをはじめアマチュア無線など、さまざまな用途に使用されています。その隙間をかい潜ってラジコンに利用されています。このような状況からか日本の電波のレギュレーションは世界一厳しく、他国のサードパーティーのトランスミッターは事実上参入できない状況にあります。これについてはWEB上書けない裏事情が山ほどあるのは私も知っています。しかし、日本独自の法制度や諸事情があるにしても、世界中で通用しているラジコン関係機器が、日本だけは買えない、使えないという状況は、おかしいのではないかと思います。

いろいろと書いてしまいましたが、それらを割り引いても「混信を回避できる」というメリットは大変な効果で、F3Aや高額な機体を所有している人々は、こぞって2.4GHzに移行しています。また、2.4GHzに移行した人たちに「飛行機の飛びに影響はありましたか?」と聞くと、10人が10人とも「まったく問題がない」という返事が返ってくるのもすごいことだなと感心してしまいます。こうなると受信機が高いということ意外、まったく問題がないということになってしまいます。もう少し時間が経って、受信機の値段が下がれば良いのですが、今のところ「受信機の価格の高さは安心料」ということなのでしょうか。

それでは、私も含めて時代に取り残された(?)40MHz組や72MHZ組は見捨てられてしまったのかというと、そういうことでもないと思います。今まで高額な機体を飛ばしていた人や、ノーコンで墜落すると自分の操縦技術は棚に上げ、他人のせいにしていた輩は2.4GHzに行っていただいたため、40MHz帯や72MHZ帯は利用者が減少します。よって、今までどおり電波のチェックさえしていれば、以前より空いたバンドを快適に利用できることになります。

では、「ナベさんは、いつ2.4GHzに移行するのか?」と聞かれたらどう答えましょうか。
私だったら「耐用年数」という考え方をします。テレビや冷蔵庫など、通常の家電製品の耐用年数はおおよそ10年くらいでしょうか。ラジコンの場合は野外で扱いますし、離着陸のショックや飛行中の振動などを考えますと、一般的な家電製品より厳しい環境で使用されています。雨に濡れたり、時には水没することも考えられます。そう考えるとプロポの耐用年数は人によって考え方が多少違いますが、6~8年くらいなのかも知れません。また、家電製品の寿命は「テレビが見れないとか冷蔵庫が冷えない」という症状で済みますが、ラジコンの電子機器の寿命は「墜落」という形で現れます。プロポは墜落するまで使うのではなくて、自分で決めた耐用年数が過ぎたら、正常に働いていたとしても「今までありがとう。ご苦労様でした!」ということで、後はモニュメントとして棚に飾られるのが良いのかも知れません。
そうして、使えるプロポが1台また1台と減っていき、新しいプロポが必要になった時が2.4GHzに移行する時期なのかな考えています。
その頃には、受信機の価格も低価格になっていることを密かに期待しています。



ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞か せ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(43)~グライダーのメンテナンス~(2010/08/27)

今週は、フライトツアーで活躍した友人のグライダーのメンテナンスをすることになりました。

このグライダーのメーカーは忘れましたが、確かヨーロッパ製(チェコ製だったか?)の大型モーターグライダーで、スパンが3.3mもあります。胴体はFRP製で、主翼は発泡スチロールコアにアベチをフルプランクしたものです。飛びは、とても安定していて素晴らしいグライダーなのですが、舵角が少ないのと、リンケージのガタが気になっていました。フライトツアーの最中に、エルロンサーボの接着剤がはずれて、それこそリンケージがガタガタになり、私の所に入院となった次第です。

それでは、問題の症状を整理してから修理の方針を建てます。

1 エルロンの舵角が足りない
 これはもうセオリーどおりです。サーボホーンを大きくして、エルロンホーンを小さくします。
2 リンケージにガタが出る
 リンケージロッドのピアノ線の太さに比べて、サーボホーンとエルロンホーンの穴の大きさが大き過ぎました。ホーンを新品と交換して、ピアノ線の太さに合わせた穴に開けなおします。
3 接着剤が剥がれて、エルロンサーボが動いている
 サーボが発泡スチロールコアの方に接着してありました。発泡スチロール自体が柔らかいですから、これを土台にしていたらサーボの性能は発揮できません。なんとかエルロンサーボの固定方法を考えることにします。
4 エルロンに剛性感がない
 操縦していて節度がないというか、グニャグニャした感触を覚えます。これ程の大型グライダーであれば、トルク3Kg/cmくらいの金属ギアサーボを載せたいところです。

そんな訳でメンテナンス(大改造?)を開始します!



エルロンには、こんな大型のサーボカバーが付いていました。余程大きなサーボが付いているのかと思ったら・・・。



エルロンサーボは、発泡スチロールの上に東名のプラ板が敷いてあって、そこにサーボが接着してありました。プラ板とサーボケースを良く脱脂して、サンドペーパーで荒らしておかないと、着陸の衝撃で接着剤が剥がれてしまいます。



リンケージ用のピアノ線の太さに比べて、サーボホーンの穴が大き過ぎました。エルロンホーンの穴も、かなり大きいです。ここでリンケージのガタが発生しています。



サーボホーンを新しいものに交換します。アドバース・ヨーが発生しないようにエルロンの上の舵を大きく取ります。そのためにホーンに差動をつけます。ホーンの穴の大きさに合わせて、ピアノ線の太さを選びます。



エルロンリンケージの遊びを極力無くすためには、サーボを発泡スチロール側に固定するのは止めます。幸い主翼のプランク材がアベチなので、サーボカバーを自作してプランク材に固定する方法を取ります。厚紙でサーボカバーの型紙を作り、サーボのストロークが取れるように、実際にサーボを動かしながら、スリットの長さを決めていきます。



左右のエルロンサーボカバーの型紙が出来上がりました。



出来上がった型紙を使って、航空ベニヤでサーボハッチを作ります。ついでに余っているスクラップバルサでサーボベットも作ります。



サーボホーンの動きがスリットに当たらないように、サーボベットの位置を決めます。決まったら、サーボベットを迷わず瞬間で接着します。



タッピングスクリューでサーボをサーボベットに固定します。サーボが着脱式になったため、メンテナンス性が向上しました。



サーボベットが付いて、サーボの取付け位置が変わったので、ハウジングの発泡スチロールを削ります。いい気になってあまり削り過ぎると、ハッチをタッピングスクリューで固定するスペースまで削ってしまうので、最小限に留めておきます。



オーナーが付けていたサーボカバーが大きいので生地が露出してしまい、フイルムを部分的に張り替える必要が生じてきました。



大き過ぎたエルロンホーンを引き抜き、残った穴はバルサ材で埋めた後、サンディングブロックで表面を整形します。この時、サーボマウントを仮止めして、実際にサーボを動かしてみて不都合が起きないか良く確認します。



新しいフィルムを貼ります。既存のフィルムと少し色が違いましたね!



サーボハッチの表面にもフィルムを貼ります。



サーボホーンが通るスリットや、タッピングビスの穴を半田ゴテの熱で開けていきます。



4つのタッピングビスでサーボハッチを主翼に取付けます。主翼のプランク材はアベチなので、バルサ材よりは強度がありますが、それでもビスの穴には瞬間を流して強度を保ちます。



エルロンホーンの位置を決めるために、サーボホーンからヒンジラインに対して垂線を引きます。



ホーンの穴の大きさに合うピアノ線をクランクに曲げて、エルロンロッドを取り付けます。



フライトツアーでのファンタジーのテイクオフです。これだけ大きいと3人がかりで発進します。



綺麗に離陸しました。バックに諏訪湖が見えます。自然の中で飛ばすグライダーは素晴らしいです。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(44)~SALTOの製作①~(2010/09/3)


今週からKKHOBBYで販売されているSALTOを製作します。
SALTOは1970年代にドイツのグラスフリューゲル社で製造されたスタントグライダーです。SALTOの語源はドイツ語で「宙返り」を意味しています。そういえば、昔オリンピックの体操競技で、ムーンサルト(月面宙返り)という着地の演技がありましたが、あのサルトが語源なんでしょうね。
SALTOのキャノピーの形状はリベレのそれに良く似ているのに気づきます。これはリベレがH-101SALTOの設計のベースになっているからです。しかし、リベレが通常の尾翼形状であるのに対して、SALTOでVテールに変更した経緯については、残念ながら私も良く知りません。

スロープエリアに行くと、たまにSALTOのオーナーに出会います。彼らと話していると、ほとんどの方はSALTOを「サルト」と呼んでいますが、たまに「ザルト」と呼ぶ方がいます。どうやら彼らはSALTOがドイツで生産されたグライダーであることを知っていて、このグライダーに敬意を表してドイツ語読みで「ザルト」と発音しているようです。
SALTOの特徴はVテールの尾翼構造にあります。T尾翼のラジコングライダーがハードランディングすると、垂直尾翼に収められたエレベーターサーボの慣性重量により、よく垂直尾翼の根元から折れます。SALTOの場合、それが無いので、いくらか安心材料になるのではないかと思います。

このキットはスパン2.5mでスロープエリアに担ぎ上げるには手頃なサイズです。胴体はFRPの塗装仕上げ、主翼はバルサリブ組みフルプランクの上にフィルムが貼ってあります。フラップはフィルムを利用したエラスティックヒンジで、舵角が少々足りませんがなかなかスマートです。エルロンはシートヒンジで、オーナーが接着するようになっています。これだけの内容でKKHOBBYで14,800円で売られているのですから、もう安いを通り越して開いた口が塞がりません。本当に良い時代になりました。

それでは、写真を見ながら解説を進めていきます。



胴体の内側を見てみます。タイヤハウジングもグラスで丁寧に整形取り付け済みです。カンザシ受けとカンザシはカーボンパイプが標準装備となっています。ラダベーター(ラダー+エレベーター)のロッドはピアノ線+ノイズレスチューブですが、胴体内の途中で支持するための胴枠が設定されています。



メインギアも標準装備で、しかも取り付け済みです。痒いところに手が届く仕様ですね。



モーターマウント部分は、胴体の内側からベニヤが接着されています。フライトを重ねていく内に剥がれるといけませんから、今のうちにスーパーXあたりで補強接着しておくといいですね!



カンザシ受けに、カンザシがスムーズに入るか試していたら「バリッ!」という音がして、カンザシ受けが剥がれてしまいました。どうやらカンザシ受けが胴体に接着されていなく、表面の塗装だけで固定されていたようです。



まず先に、カンザシ受けを胴体の内側から瞬間接着剤で固定します。外側から接着するとカンザシ受けの中に接着剤が浸透する恐れがありますので避けてください。



瞬間接着剤が乾いたら、その上からホットボンドで確実に接着します。ラジコンのモデラーなら、この程度のことは問題視しません。むしろ「製作前に気が付いて良かった!」程度に考えるべきでしょう。



次に付属のパーツの確認をします。このキットは製作の説明書がほとんどありませんので、付属のパーツをひとつひとつ確認しながら、そのパーツの用途を想定していきます。これは、エルロンとフラップのサーボカバーです。他のASW28とDG-1000のキットに入っている物と同じで透明のプラスティック製です。



主翼を固定するヒートンとスプリングです。なぜか2組入っていました。日本人の感覚では使っても1つで、後はアライメントピンで固定します。



同じホーンが6つ入っています。エルロンが2個、フラップが2個、ラダベーターが2個と、全部共通のパーツらしいです。エルロンとフラップのロッドが4本、サーボベット用のバルサブロックも4組入っています。



短いタッピングビスが4個×4組。これはサーボカバーを主翼に固定するタッピングビスです。ロッドクランパーが6個。長いタッピングビスはV尾翼を胴体に固定するビスらしいです。残りの2本のビスは・・・良く判りません!^^;



デカールはブルーの文字です。KKHOBBYのサイトを見れば貼る位置が分かると思います。ロッドは太くて硬い物が用意されています。剛性感はあるのですが、リンケージが直線的に取れなかった場合、渋くならないか気になるところです。カンザシはカーボンパイプを使用しています。



これが、申し訳程度の取扱い説明書です。最低限度の事が書かれています。元々の想定がピュアグライダーだったようです。まぁ、製作の方法なんて、どれも似たようなものですが。



ここからは別売のパーツです。タワープロのMG90S。
金属ギアのマイクロサーボです。これは、今回エルロンとフラップに使用します。
私もフラップなど着陸でギアを舐めやすい箇所に使っています。小さくてお手軽価格で、なかなか使いやすいサーボです。



タワープロのスタンダードサーボSG-5010。
ラダベーターに使用します。普段マイクロサーボを見慣れているので、久しぶりの標準サーボはかなり大きく感じます。ダブルホールベアリングを装備した堅牢な仕上げ。トルクが5.2Kg/cm。十分過ぎます!^^;



今回使用するブラシレスモーターは、FSD FC3542-6Tです。
参考データを見るとリポ3Sで、11×7のプロペラを回すと28Aとなっています。私は11×8の折りペラを使う予定なので、MAXで30A前後、クルージングで20A程度と想定してパーツを組みます。推力も1.5Kg近く出て、強力のひとことです。



折りペラは11×8のBタイプを使用します。
アルミスピンナーは直径43mmのBタイプを使用します。



アンプはHi-Modelのプロフェッショナル40Aです。
バランス型ではありませんが、最近のアンプにはトロイダルコアが挿入されていて、信号ラインに乗る高周波ノイズをカットして、誤動作を防いでいるようです。BECが3Aですから、今回サーボを6個使用するので、別電源の方が良さそうですね。



最後に延長ハーネスが8本です。
長いものから45cmがエルロン用 2本
30cmがフラップ用 2本
15cmが受信機からの接続用 4本

です。

今週は、おおよそのパーツの解説をしました。
来週はバタフライミキシングの仕方について解説します!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(45)~SALTOの製作②~(2010/09/10)


今週はPCM9XⅡを使ってバタフライミキシングの設定方法について解説していきます。

バタフライミキシングとは、グライダーがエアブレーキを掛ける方法のひとつで、フラップを下げながら同時に左右のエルロンを跳ね上げます(スポイロン)。 こうすると、グライダーを前から見ると主翼が蝶々のように見える(いささか苦しいですが)ことからバタフライミキシングと言われています。
SALTOの場合、フラップの下げ角があまり取れそうにないので、ブレーキ効果を高めるためにもバタフライミキシングを使用してみます。
モーターグライダーの場合、通常にモーターランしている間はバタフライミキシングは、まったく使用しません。しかし、ご承知のとおりグライダーは着陸の際モーターをカットしたくらいでは機速は落ちません。そこでエアーブレーキを使用するのですが、エアーブレーキの舵角も一定ではなく、スロットルコントロールで微妙に調整しながら着陸地点に降ろします。よって、モーターの回転数もエアーブレーキの角度もスロットルスティックで操作することになりますから、当然切り替えスイッチも必要になってきます。
このように、モーターグライダーの場合のバタフライミキシングは複雑であり受信機のチャンネルの数を多く使います。加えてプロポメーカーの取扱い説明書の記述が難解なことから、残念ながら、こってこて(?)のグライダーマン以外には、あまり使われていません。
しかし、このバタフライ機能を活用すると、左右のエルロンと左右のフラップの4舵が、それぞれ独立してサブトリムもトラベルアジャストも簡単に送信機で調整できますので、是非とも挑戦してみてください。

JR社製のPCM9XⅡには、機体の根本的な機能を設定するシステムモードと、フライトをしながら各種機能を調整するファンクションモードとに分けられています。システムモードにするためには送信機の左側の【ENT】ボタンを押しながら、電源スイッチを【ON】にします。また、ファンクションモードにするには、通常どおり電源スイッチを【ON】にして、送信機が立ち上がったら送信機の左側の【LIST】ボタンを押します。

それでは、写真を見ながら解説を進めていきます。



送信機をシステムモード〔【ENT】+【ON】〕にして、タイプセレクト【Type SEL】を選びます。



グライダー【GLID】と飛行機【ACRO】とヘリコプター【HELI】の中から、グライダー【GLID】を選択します。



同じくシステムモードの中から変調方式モジュレーション【MODULAT】を選択します。



変調方式モジュレーションは、使用する受信機がHENGEのRP82Lなので【PPM】を選択します。



次に、システムモードの中からデバイスセレクト【DeviceSEL】を選択します。



モーターをスポイラースティック【SPOI STK】に設定します。グライダーモードの場合、スロットルスティックはスポイラーに割り当てられています。



システムモードの中からウイングタイプ【Wing TYPE】を選択します。



Vテールをアクト【ACT】にします。SALTOの場合フラップも左右にそれぞれひとつずつありますから、デュアルフラップも【ACT】にします。



次に、ファンクションモードに切り替えて、プログラムミキシング3【PROG.Mix3】で、モーターコントロールからAUX3にミキシングをかけます。ミキシング量は上下とも+100%にします。RP82Lは8チャンネルの受信機なので、8番にスピードコントロールを割り当てました。チャンネル数の少ない受信機の場合は、空いているチャンネルにミキシングを掛けてモーターコントロールを割り当てます。



ファンクションモードからバタフライ【Butterfly】を選択します。



送信機の左肩のミキシングスイッチ【MIX】が1の位置(手前に倒れた位置)でバタフライが開くように、スイッチセレクト【SW SELECT】をクリックしてバタフライ機能【BTF】を【POS1】に指定します。



もう一度セレクト【SELECT】をクリックすると通常のバタフライ画面に戻りますから、スポイラースティック【SPOI】(スロットルスティック)を下げた時のスポイロン【FPRN】、エレベーター【ELEV】、フラップ【FLAP】へのミキシング量を指定します。+-はサーボの動きの方向、パーセントは簿の動作量を示します。このあたりの動作量は、あくまで初期値で、実際には飛ばしながら調整していきます。



ファンクションモードからモーターホールド【MOTO.HOLD】を選択します。



モーターホールド【MOTO.HOLD】が【ON】になった時に、バタフライが機能するように【BTF】を【ON】に設定します。



それでは実際にバタフライが機能するか動作確認をしてみましょう。
受信機への接続は
1CH 左エルロン
2CH 右エルロン
3CH 右ラダベーター
4CH 左ラダベーター
5CH 右フラップ
6CH 左フラップ
7CH バッテリー
8CH モーターコントロール(BECカット)
となります。

受信機が7チャンネルの場合は、任意のチャンネルに二股ハーネスを接続してバッテリーを接続します。その場合、写真9のプログラムミキシング3【PROG.Mix3】は、MOTOからAUX2になります。
写真のイメージとして、主翼を裏返した感じになります。左から右エルロン、右フラップ、左フラップ、左エルロンとなります。写真の手前側にリンケージロッドと、それぞれの動翼がくると想像してください。



これがミキシングスイッチ【MIX】です。手前が1奥が0の位置です。



ミキシングスイッチ【MIX】が1の位置で降るスロットルにします。エルロンサーボ、フラップサーボに、それぞれ差動を付けていますが、この時の各舵はニュートラルの状態です。



徐々にスロットルスティックを下げていくと左右のエルロンサーボはエルロンを上に跳ね上げます。それと同時にフラップは下に下りていきます。これがミキシングスイッチ【MIX】が0の位置だとミキシングが掛からず、スロットルが反応することが分かります。

今週はここまでです。
Vテールは機体の製作を進めながら、機会を見て解説していきます。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

>今週はPCM9XⅡを使ってバタフライミキシングの設定方法について解説していきます。

バタフライミキシングとは、グライダーがエアブレーキを掛ける方法のひとつで、フラップを下げながら同時に左右のエルロンを跳ね上げます(スポイロン)。 こうすると、グライダーを前から見ると主翼が蝶々のように見える(いささか苦しいですが)ことからバタフライミキシングと言われています。
SALTOの場合、フラップの下げ角があまり取れそうにないので、ブレーキ効果を高めるためにもバタフライミキシングを使用してみます。
モーターグライダーの場合、通常にモーターランしている間はバタフライミキシングは、まったく使用しません。しかし、ご承知のとおりグライダーは着陸の際モーターをカットしたくらいでは機速は落ちません。そこでエアーブレーキを使用するのですが、エアーブレーキの舵角も一定ではなく、スロットルコントロールで微妙に調整しながら着陸地点に降ろします。よって、モーターの回転数もエアーブレーキの角度もスロットルスティックで操作することになりますから、当然切り替えスイッチも必要になってきます。
このように、モーターグライダーの場合のバタフライミキシングは複雑であり受信機のチャンネルの数を多く使います。加えてプロポメーカーの取扱い説明書の記述が難解なことから、残念ながら、こってこて(?)のグライダーマン以外には、あまり使われていません。
しかし、このバタフライ機能を活用すると、左右のエルロンと左右のフラップの4舵が、それぞれ独立してサブトリムもトラベルアジャストも簡単に送信機で調整できますので、是非とも挑戦してみてください。

JR社製のPCM9XⅡには、機体の根本的な機能を設定するシステムモードと、フライトをしながら各種機能を調整するファンクションモードとに分けられています。システムモードにするためには送信機の左側の【ENT】ボタンを押しながら、電源スイッチを【ON】にします。また、ファンクションモードにするには、通常どおり電源スイッチを【ON】にして、送信機が立ち上がったら送信機の左側の【LIST】ボタンを押します。

それでは、写真を見ながら解説を進めていきます。



送信機をシステムモード〔【ENT】+【ON】〕にして、タイプセレクト【Type SEL】を選びます。



グライダー【GLID】と飛行機【ACRO】とヘリコプター【HELI】の中から、グライダー【GLID】を選択します。



同じくシステムモードの中から変調方式モジュレーション【MODULAT】を選択します。



変調方式モジュレーションは、使用する受信機がHENGEのRP82Lなので【PPM】を選択します。



次に、システムモードの中からデバイスセレクト【DeviceSEL】を選択します。



モーターをスポイラースティック【SPOI STK】に設定します。グライダーモードの場合、スロットルスティックはスポイラーに割り当てられています。



システムモードの中からウイングタイプ【Wing TYPE】を選択します。



Vテールをアクト【ACT】にします。SALTOの場合フラップも左右にそれぞれひとつずつありますから、デュアルフラップも【ACT】にします。



次に、ファンクションモードに切り替えて、プログラムミキシング3【PROG.Mix3】で、モーターコントロールからAUX3にミキシングをかけます。ミキシング量は上下とも+100%にします。RP82Lは8チャンネルの受信機なので、8番にスピードコントロールを割り当てました。チャンネル数の少ない受信機の場合は、空いているチャンネルにミキシングを掛けてモーターコントロールを割り当てます。



ファンクションモードからバタフライ【Butterfly】を選択します。



送信機の左肩のミキシングスイッチ【MIX】が1の位置(手前に倒れた位置)でバタフライが開くように、スイッチセレクト【SW SELECT】をクリックしてバタフライ機能【BTF】を【POS1】に指定します。



もう一度セレクト【SELECT】をクリックすると通常のバタフライ画面に戻りますから、スポイラースティック【SPOI】(スロットルスティック)を下げた時のスポイロン【FPRN】、エレベーター【ELEV】、フラップ【FLAP】へのミキシング量を指定します。+-はサーボの動きの方向、パーセントは簿の動作量を示します。このあたりの動作量は、あくまで初期値で、実際には飛ばしながら調整していきます。



ファンクションモードからモーターホールド【MOTO.HOLD】を選択します。



モーターホールド【MOTO.HOLD】が【ON】になった時に、バタフライが機能するように【BTF】を【ON】に設定します。



それでは実際にバタフライが機能するか動作確認をしてみましょう。
受信機への接続は
1CH 左エルロン
2CH 右エルロン
3CH 右ラダベーター
4CH 左ラダベーター
5CH 右フラップ
6CH 左フラップ
7CH バッテリー
8CH モーターコントロール(BECカット)
となります。

受信機が7チャンネルの場合は、任意のチャンネルに二股ハーネスを接続してバッテリーを接続します。その場合、写真9のプログラムミキシング3【PROG.Mix3】は、MOTOからAUX2になります。
写真のイメージとして、主翼を裏返した感じになります。左から右エルロン、右フラップ、左フラップ、左エルロンとなります。写真の手前側にリンケージロッドと、それぞれの動翼がくると想像してください。



これがミキシングスイッチ【MIX】です。手前が1奥が0の位置です。



ミキシングスイッチ【MIX】が1の位置で降るスロットルにします。エルロンサーボ、フラップサーボに、それぞれ差動を付けていますが、この時の各舵はニュートラルの状態です。



徐々にスロットルスティックを下げていくと左右のエルロンサーボはエルロンを上に跳ね上げます。それと同時にフラップは下に下りていきます。これがミキシングスイッチ【MIX】が0の位置だとミキシングが掛からず、スロットルが反応することが分かります。

今週はここまでです。
Vテールは機体の製作を進めながら、機会を見て解説していきます。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(46)~SALTOの製作③~(2010/09/17)

前回のSALTOの製作②をブログで見てビックリ!
PCM9XⅡの液晶画面が想像以上に雲っていました。
私の9XⅡの液晶画面はかなり年季が入っていたので、撮影前に表面をコンパウンドで磨いたのが、どうやら裏目に出たようです。次回はピカールとか、もう少し細かい目のコンパウンドで磨いてみます。

さて、先週バタフライミキシングの稼動確認をしたので、今週は安心してリンケージの作業を進められます。
SALTOの主翼はリブ組みバルサフルプランクの構造ですが、スタントグライダーの性格からか、とても薄く出来ています。幅12.3mmと、かなり薄いはずのタワープロのMG90Sでさえも、エルロンのサーボハウスから若干はみ出してしまいます。その分透明プラスティックのサーボカバーが盛り上がっているので、なんとか収まりが付きます。
エルロンサーボの取り付け方法として、主翼プランク材に固定するか透明プラスティックのサーボカバーに取り付けるか、2つの方法が考えられます。いろいろと今後のメンテナンスを考えた結果、サーボの着脱がし易い主翼プランク材側に固定することにしました。

バタフライミキシングのことを考えると、エルロン、フラップともストロークを十分に取りたいので、サーボホーンはサーボカバーに当たらない程度に、ギリギリまで長くします。それでもストロークが撮れない場合は、エルロンホーンとフラップホーンの長さを短くします。



エルロンとフラップのサーボハウスのフィルムを半田ゴテの熱でと溶かします。



こんな感じに穴が開きます。慣れると簡単に開けることができます。



フラップはエラスティックヒンジで主翼と一体化しています。思いの外Vカットが浅いので、フラップの下げ舵は40度くらいが限界のようです。



エルロンは片翼4箇所のシートヒンジ出固定します。ヒンジ溝は既に切ってあり、ヒンジも挿入されています。



シートヒンジに瞬間接着剤を少量流して、エルロンを主翼に取付けて行きます。



バルサの角材を使って、サーボベットを作ります。サーボの耳を挟み込む溝を切り込んでから、棒ヤスリで整形します。



こんな感じでサーボの耳が挟まればOKです。



サーボベットをサーボ4個分(左右エルロン、左右フラップ)作ったら、サンディングボードを使って両端を整形します。



こんな感じになります。サーボのリード線が出る部分を空けますので、左右のベットの寸法は当然違ってきます。



主翼が薄いため延長コードのコネクターが主翼内を通りにくいので、サーボのリード線を延長コードに直接半田付けします。リード線は細いので、良く切れるカッターの刃を使って、軽る~く、転がすように切ります。



あらかじめ、シュリンクチューブを入れておいて、こんな風に半田付けします。



主翼内には糸が通っていて、両端は瞬間接着剤でプランク材に固定されています。プランク材を傷付けないように、ていねいに剥がします。



延長コードの先を糸で縛り、ビニールテープを巻いてから主翼を通します。この時、フラップサーボの延長コードも一緒に通します。



サーボをベットに挟んだら、上から押さえるストッパーを作ります。ストッパーの素材は何でもいいのですが、私は航空ベニヤを使いました。



こんな形でエルロンサーボとフラップサーボを主翼に固定します。ビスを外せばサーボの着脱は簡単に出来ます。



エルロンサーボのコネクターとフラップサーボのコネクターが煩雑になるので、MPXコネクターを使ってひとまとめにします。芯線にはフラックスを塗っておくと、予備半田が楽にできます。



MPXコネクターを万力に固定して、リード線をひとつひとつ半田付けしていきます。どこのピンにどの線を繋ぐか基準は無いと思いますので、各自でルールを決めておきます。



こんな感じでMPXコネクターの半田付けが完了しました。シュリンクチューブの色を左右変えておくと、フライト時の組み立ての作業性が向上します。



受信機から主翼のサーボに接続するコードにもMPXコネクターを半田付けします。



それでは受信機とバッテリーを接続して稼動確認をしてみましょう。
スロットルをフルの状態にします。フラップは下げ舵のみですから、フラップホーンはかなり傾いています。一方、サーボホーンはアドバース・ヨーを意識して、差動がついています。



次に、スロットルを徐々に絞っていくと、左右のフラップは下がり、左右のエルロンがせりあがる方向にサーボが動くのが判ります。

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(47)~チップマンクの初飛行(番外編)~(2010/09/24)


SALTOの製作が途中ですが、今週は友人のスーパーチップマンクの初フライトの模様をお届けします。

その前に、今週はお便りが届いていますので、ここでご紹介します。
**********************************************************************
いつも楽しく拝見させていただいています。
私も、グライダーの静寂さに病みつきになり、もっぱらグライダーの飛行&製作を楽しんでいます。
実は今、アートホビー製のグライダーを製作しているのですが、海外の製品は説明書が乏しく(理解しがたく)、とても苦慮しております。
渡辺さんはどのような点に気をつけて製作されていますか?
もし良かったら、グライダー特集でアートホビー製のグライダーを製作してみていただけませんか。
値段も手ごろで、是非KKhobbyでも販売していただきたいと思います!!! 
是非是非!!
**********************************************************************

お便りありがとうございます!
海外製の機体は、だいたいのところ説明書が良く書かれていない物が多いですね。
今、わたしが製作しているSALTOも、製作の手順が全くといって良い程書かれていないのですが、グライダーを何機か作っていると製作方法にも応用が効いてきて、 「それならそれで、自分の作りやすい方法で作ってやる!」と闘志が涌いてきます。

さて、私が気を付ける点について書かせていただきます。
1 接着剤の選択
昔のバルサキットは、セメダインCと瞬間接着剤とエポキシがあれば用が足りたのですが、最近は発泡スチロールやFRP、カーボン、アベチなどなど色々な素材が使 われるようになったので、接着剤もその場に応じて使い分けています。弾性エポキシ、スーパーX、それに加えて最近使用しているのがコニシのSUです。ほとんどの 物が接着できて乾燥時間も早くて重宝しています。

2 重心位置
まず、何はともあれ重心位置です。とりあえず初フライトでは説明書どおりに設定しておいて、飛びに合わせて前後に調整します。小型機の場合、釣り具屋で売っ ている鉛の板がバラストに便利です。
3 主翼のねじれ
機体の後方から見るとよく判ります。ねじれを発見した場合、逆にねじりながら熱を加えて矯正したりします。

4 左右の重量バランス
機体を平らな台の上に静かに置いて、どちらかに傾かないか確認します。傾いた場合、軽いほうの主翼の翼端にオモリを接着します。以前、某ラジコン雑誌に「左 右の重量バランスは取るべきか」という設問があって、わたしは「取るべき」と書いたのですが、その記事の判定は「×(取る必要がない)」になっていました。こ のことについて編集部に対して猛攻撃をして、結局翌月の誌面に訂正文を載せてもらった苦い経験があります。

5 主翼のアタックアングル(迎え角)の調整
大概のグライダーの場合、胴体の中心軸線と水平尾翼は平行になっているのですが、水平尾翼がT尾翼だったり、主翼の翼型にキャンバーがついていたりすると迎え 角がよくわからない場合があります。主翼と胴体の間に厚紙を何枚が入れて、機体の姿勢や滑空比を調整します。

だいたいこんな所に気をつけていますが、動力を持たないグライダーの調整は微妙です。長期的なスパンで根気良く調整してみてください。飛び方が変わります よ!



話はチップマンクに戻ります。
このスーパーチップマンクはKKHOBBYで発売している機体で、全長が810mm、翼幅が998mm。エンジン機でいうと10クラス程度の大きさの機体です。しかし、 あの有名なアート・ショール氏のエアロバティック機ですから、とても派手で大きく見えるデザインです。



スーパーチップマンクをローアングルからパイロットの目線で撮ってみました。まるで本物のスーパーチップマンクのような雰囲気が出ています。



リポは家庭用のメラミンスポンジを切って、そこに収納します。これはオーナーのアイディアですね!



リポはKYPOMの3セル2200mAhを使用しています。
受信機は毎度お馴染みHENGEの8CHシンセサイザーRP82Lです。



リポをメラミンスポンジに収納すると、こんな感じになります。振動が吸収されて、多少のハードランディングでも安心です。



キット付属のピアノ線とノイズレスチューブはリンケージが渋かったので、エレベーター、ラダー共にワイヤーリンケージに変更しました。ニュートラル付近の甘 さが取れて、オーナーも大喜びでした。



初飛行の前にパワーユニットのデータを取っておきます。ブラシレスモーターはE-MAXのBL2215/20を使用しています。
APCの9×6のペラを8,820回転で回します。電流値は20.2Aを示しました。



最初は離陸前の助走で大きく左に取られました。何度やっても左に取られるので、機体を良く見たらサイドスラストが付いていません。ラダーのサブトリムを3度 くらい右に取って、さらに足りない分はラダースティックを打ち続けながら離陸させました。



チップマンクを追い風に入れるとスピードが増しますが、上空でトリムが取れると、中々素直な運動性能を示します。



写真撮影のために周回飛行を続けます。低速でバンクをかけても巻き込むような挙動はありません。至って操縦しやすい機体です。



チップマンクがこっちに向かってきます。なかなか迫力ある姿勢です。良く見るとテールギアも若干左に曲がっていますね。これも直さないと。



チップマンクは裏面のデザインも派手です。この日の朝は、一面に朝靄が漂っていたのですが、視認性は抜群でした。



トリムは取れたのですが、スロットルを吹かすと頭上げが顕著に出ます。どうやらダウンスラストも不足しているようです。



スーパーチップマンクの初フライトが成功してホッとしているオーナーのNさん(右)。①モーターにサイドスラストとダウンスラストを付けること。②重心位置をも う少し前に持ってくること。③タイヤを大きくすること。④テールギアの方向を調整すること。など、いろいろと課題はありますが、これをやり遂げれば、かなり 飛ばしやすい機体になることでしょう!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックする とご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(48)~SALTOの製作④~(2010/10/01)

先週は無事にスーパーチップマンクの初飛行を終えたので、今週からまたSALTOの製作を続けます。
SALTOの製作がどこまでいったか覚えていない方は、~SALTOの製作③~をご覧ください。そういう私も、よく覚えていません(笑)
さて、今週は主翼の取付けとリンケージをします。
主翼の固定方法ですが、私の考えではカーボンカンザシと2組のヒートンは絶対おかしいです。カーボンカンザシがあれば、後はアライメントピンがあれば十分です。ヒートンは左右の主翼を止めるスプリングを引っ掛ける役目だけでいいはずです。



主翼に取付けるアライメントピンを磨きます。飛行機のノーズギアのジャンクなど、3mmのピアノ線をルーターで適度な長さに切ります。それをドリルチャックに固定して、回転させながらコンパウンドを付けた布で磨くと嘘のようにきれいになります。



スプリング、左右の主翼を止めるヒートン、それに自作のアライメントピン。これだけで主翼を固定します。アライメントピンはドリルチャックで挟んでいた部分の磨きが足りませんが、この部分は主翼に埋め込みますので問題ありません。



まずは、アライメントピンを差し込む部分に錐で穴を開けます。



次に2.8mm(ピンの直径より多少小さい径)のドリルでアライメントピンを挿入する穴を開けます。



アライメントピンを挿入したら、瞬間接着剤を少量流して主翼に固定します。



前方にヒートンをねじ込みます。スプリングで固定することを想定して、前方が開く形にします。



主翼にカーボンカンザシを差し込んで、ヒートンとアライメントピンを挿入する位置を胴体に書き込みます。



ヒートンを挿入する穴は、ルーターを使って削っていきます。アライメントピンの穴はドリルで開けます。



出来上がったら、主翼を差し込んでみます。この時、MPXコネクターが入る穴も広げておきました。



主翼を差し込んだ様子を胴体の内側から見るとこうなります。主翼と胴体の隙間もなく、なかなかいい感じに収まっています。



ちょうどヒンジライン上にフラップホーンの穴が来るように、ホーンの位置を決めます。



ホーンを挿入する穴を、錐を使って2箇所ほど開けます。



錐で開けた穴を繋ぐようにカッターでバルサ材を切除します。



ロッドのピアノ線の太さに合わせて、サーボホーンの穴を広げます。この時、必要以上に穴を広げるとリンケージにガタが出ますので気をつけましょう。



フラップホーンにも、バイスを使ってリンケージロッドと同じ大きさの穴を開けます。



フラップホーンの長さを決めるために、あらかじめフラップをニュートラルの位置でテープで固定しておきます。



フラップサーボにリンケージロッドを通したら、ちょうど良い長さの所にペンで印をします。この時点では、まだホーンは接着していません。



印の位置に合わせてZベンターを使ってロッドをクランク上に曲げます。



リンケージロッドをフラップホーンに取り付けます。



ホーンはクリップオンタイプなので、表からストッパーを挿入すれば固定出きるかと思ったのですが、これが見事に外れてしまいます。表から瞬間を流して念のためアクセラレーターで処理しておきます。エルロンリンケージも以上の解説とまったく同じ作業を行います。

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。

br>
最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(49)~FOXの初飛行(番外編その2)~(2010/10/08)

仲の良いお友達から「KKHOBBYのFOXの初飛行やるけど、見にこない?」という連絡が入りました。SALTOの製作が途中でしたが、私のこのFOXには興味があったので「うん!見たい。行く行く!」と2つ返事で見に行くことにしました。SALTOファンの方、申し訳ございませんがもうしばらくお待ちください^^;

さて、このFOXは、全長880mm、スパン1,800mmと割と小ぶりなグライダーです。材質はEPOで、発泡スチロールをしなやかにした感触ですが、発泡スチロールのように表面がボロボロと崩れていく感じはありません。
ブラシレスモーター、アンプ、サーボが搭載済みでリンケージも済んでいますから、水平尾翼と受信機を搭載すれば、すぐにフライトが可能となります。これが正にARFなんでしょうね。
何かと多忙なサラリーマンが金曜日に購入して、土曜日にはフライトをしていると、そういう状況になります。

このFOX、サイズは小ぶりですが、どうしてどうして胴体はまさしく実機のFOXのディテールを再現していて、とても精悍なスタイルです。飛んでしまえば、中々良さそうな機体です。
機体の全体には剥離剤のようなワックスが所々に残っているため、良く脱脂しないとデカールを貼ると端のほうが剥がれやすくなりますから注意が必要です。

この手のEPO製のグライダーには良く使われる手法ですが、カンザシがとても長くて主翼のスパーの役割を兼ねています。このカンザシで主翼の強度を保っていると言っても過言ではありません。

それでは、何はともあれ写真を見ながらFOXの初フライトの模様をご紹介しましょう!



FOXの全様です。シャープなデザインのデカールが貼ってあり、上空でもとても視認性が良さそうです。カンザシは主翼の強度を担っているせいか、かなり長いです。エルロンサーボは左右の主翼の根元に、それぞれ1個ずつ搭載されていて、そこから細いピアノ線がノイズレスチューブの中を通って、翼端エルロンに繋がるリンケージになっています。「マスの集中化」と言えば聞こえが良さそうなのですが、生産性を高めるためにこの様な形になったのでしょう。キャノピーの中をグレーに塗ってあげたい気もするのですが、キャノピー自体が既に完成していたようです。



胴体のカンザシ受けになるアウターチューブにカンザシを挿入します。



カンザシを胴体中央まで挿入したら、左右の主翼を静かに挿入していきます。



カンザシに主翼を挿入しながら、主翼のエルロンコネクターを受信機の延長ハーネスに接続します。奥の方にHENGEの8chシンセサイザー受信機PR82Lが見えています。



左右に主翼が胴体に接続されました。この時、胴体内で左右の主翼同士がかみ合うので、特に主翼を固定する器具はないそうです。



胴体の内部のレイアウトはこんな感じです。
オーナーは、リポは3セルの1,500mAhを使用していました。
機首のプロペラを目立たせない配慮からか、プロペラもスピンナーもまっ白です。



FOXが組みあがりました。小さいながらも中翼でスタント機そのものの精悍なスタイルです。
コクピットの色を変えてパイロットを乗せたくなりますね!



オーナーのKさんがFOXの重心位置を確認しています。
リポが指定の容量(3S1300mAh)よりも少し大きい1500mAhを使用しているため、重心位置がほんの少し前目になっています。しかし、多少の風が強くなってきても、この方が進入性が良さそうです。



リポを搭載したらキャノピーを取り付けてプレフライトチェックを行います。
「エルロン右、左。エレベーターアップ、ダウン。ラダー右、左、パワーオン、オフ」と声に出して舵の動作をチェックします。サーボが動かなかったり、センターやトリムがおかしなズレ方をしていたら、原因が判るまでは飛ばしません。



飛ばす前にパワーユニットのデータを取っておきます。
充電直後のリポではなかったので電圧は9.73Vでしたが、それでも10×6のプロペラを6,060回転で回しています。電流値は10.6Aですから負荷は軽めです。ブレークインの段階ですからこの程度の負荷でちょうど良いでしょう。
引きもまずまずでしたので、このまま飛ばすことにします。



FOXは中翼なのと表面に剥離剤(のようなもの)が付いているので、オーナーに手投げしてもらいました。FOXは特段暴れるような挙動も無く、糸を引くように一直線に上昇していきました。とても素直なグライダーです。



FOXが安全高度に達したので、穏やかに旋回に入れてみます。エルロンの舵の入り方も至ってソフトです。



右旋回が終了して、エルロンでカウンターを入れているのが判るでしょうか。いかにもスタントグライダーらしい精悍なスタイルの割には、速度も穏やかでゆっくり飛んでいます。なんだか拍子抜けするほど穏やかな機体です。



主翼の風切り音が聞きたくて、ダイブをかけてみました。風切り音は一応したのですが、思ったほどスピードは出ません。思わずバラストを積みたくなりましたが、カンザシの強度が不明なので、そうもいきません。まあ、穏やかで扱いやすいグライダーだということで・・・。



ハイバンクターンでこちらに迫ってきます。
とてもカッコいいアングルです。
こうなるとコクピットの中を塗装して、パイロット人形を乗せたくなってしまいます。



太陽をバックにFOXの中身が透けて見えます。
長いカンザシとエルロンリンケージの様子が判ります。
水平尾翼にも補強が入っています。



しばらく飛ばしたので、ファイナルアプローチから着陸態勢に入ります。主翼が低翼に近い中翼ですから、傾いたまま着陸すると翼端から接地するので注意が必要です。
また、機体が軽いので風の影響を受けやすく、無風の時はオーバーラン気味なのに、風が出で来ると思いの他手前にショートランディングします。
まあ、風を読みながら飛ばすのがグライダーの醍醐味ですから、それも楽しみの要素でもあります。



初飛行を無事に済ませ、満足な表情のオーナーKさんです。
良かったですね!

総合的な評価としては、軽い機体なので、シャープなデザインの割には飛ばしやすく万人向けなグライダーです
。腕の立つフライヤーであれば、カンザシを強化してバラストを積みたくなると思います。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(50)~SALTOの製作⑤~(2010/10/15)


ついに私のラジコン日記も50回を迎えました!^^;
50回を迎えたからと言って、特別何か記念的なことをするのかというと、そんなことはないのですが・・・。まぁ、KKHOBBYの社長さんが許してくださる限りは、マイペースでのんびり進めていこうと思います。いただい たお便りには必ず目を通しておりますので、これからもご意見・ご感想をお待ちしております。
それから、私の個人的なブログも解説しておりますので、興味のある方はお寄りください。
Yahooブログ「飛行中年の日記」で検索できま す。
たいした内容ではないのですが、お立ち寄りついでにコメントをいただければ幸いです。

さてさて、遅れに遅れているSALTOの製作を続けます。
SALTOの4回目では、エルロンとフラップのリンケージが完成しましたので、サーボカバーの製作から取り掛か ることにします。



キット付属のサーボカバーに穴を開けます。鋭いカッターなどで開けると角の部分から亀裂が入りやすいので、 半田ゴテの熱で穴を開けます。黒く付いたススは、上からスプレーで着色してしまいますので隠れてしまいます 。



サーボカバーを着色します。まずは塗料が付きやすいように、サーボカバーを台所の中性洗剤でよく洗ってから 乾燥させます。SALTOはグロー燃料は使いませんのでラッカーで塗装してもかまいません。私も家に転がってい たラッカーの缶スプレーを使用しました。ラッカースプレーはサーボカバーから30cmくらい離して、風上側か ら吹き付けます。風下側で吹くとどうなるか・・・判りますよね!^^; スプレーは一度にたくさん吹くと塗料が 垂れてしまいますので、3回くらいに別けて吹きます。途中、塗料が中途半端でもかまいません。3回目くらい には完璧に吹き上がります。



塗装が完全に乾いたら、四隅にタッピングビスを通す穴を開けます。半田ゴテで出来た黒いススの部分は白い塗 料で隠れてしまいました。



錐で開けた穴の裏側のバリも、カッターできれいに取っておきましょう。



付属のタッピングビスを使って、サーボカバーを取り付けます。主翼側の穴には、予め瞬間接着剤を流しておい て、穴が広がるのを防いでいます。



エルロンとフラップのサーボカバーが取り付けられました。なかなか良い感じです。



ラダベーター(ラダー+エレベーター)のリンケージロッドを通すのに、まず先に細めのしなやかなピアノ線を通 していきます。途中、胴枠にフレキシブルチューブを通す穴がありますので、そこを通すためにも、弾力性のあ るしなやかなピアノ線を使います。



ピアノ線が通ったら、そのピアノ線をガイドとして、ピアノ線の上からフレキシブルチューブを挿入していきま す。



左右のフレキシブルチューブ゛が無事に通りました。中間の胴枠にある穴が判るでしょうか、あの中に通すのが ポイントです。



V尾翼を胴体に取り付けます。キットでは着脱式を想定しているのか、ビスで固定するようです。しかし、その ビスがあまりにも大きくゴツイ物でした。別に着脱式にしなければならないほどの大型機ではないですしスケー ル機ですから、ゴツイビスの頭は出したくないので接着することにしました。



胴体とV尾翼との境目に境界線を引き、その内側のフィルムをカッターで切り取ります。カッターの刃が新しい ほど楽に綺麗に切り取ることができます。



フィルムを切り取ったらビスを通す穴が見つかりました。これがフィルムの上からは中々見つかりません



胴体とV尾翼の接着が上手くいくように、胴体の表面の塗料をルーターで削り落とします。この時、真っ白な粉 が周囲に飛び散りますので、すぐ横に掃除機を置いて吸引しています。



だいたいのところ塗料が削り取れたので、接着面に接着剤を塗ります。接着力が強力で、多少の隙間も目止めが 効くコニシのSUを使ってみました。



マスキングテープを使ってV尾翼を胴体に固定します。接着剤が乾くまで、胴体を固定し、V尾翼に触らないよう に注意します。



付属のピアノ線の潤滑油をアルコールを含ませたティッシュで拭き取ります。さび止めのつもりなのか、かなり ベタベタしています。その後、写真では省略しましたが、CRCを含ませたティッシュでピアノ線をなじませてい ます。



ヒンジの取付け位置に合わせてピアノ線を曲げます。写真16の処理でリンケージの渋さはかなり改善したので すが、ユーザーの好みにより別売りのフレキシブルロッドに交換するか、思い切ってワイヤーリンケージに変更 するのも方法のひとつかと思います。



付属のホーンにピアノ線を付けてみました。ピアノ線を手で動かしてみて、スムーズに動くか確認してみましょ う。スムーズに動かないと、操縦中に舵が残ったりニュートラルがずれることがあります。また、サーボへの負 担も大きくなりますので、ここは妥協せずに調整してみてください。



ラダベーター用のサーボTowerPro SG5010 を胴体に取り付けます。最近は小さくて薄いサーボばかり扱っていましたので、標準サーボが大きく見えま す。カタログ上のトルクが5.2Kg/cmだそうで、頼もしい限りです。



ロッドストッパーをよく見てみましょう。ネジが切ってある部分とネジが切れてない部分があります。このネジ が切れていない部分よりサーボホーンが厚いと、ネジを締めたときサーボの動きが渋くなるか、次第にネジが緩 んできます。また、サーボホーンの厚さを必要以上に薄くすると、剛性感がなくなります。



ラダベーターのサーボホーンを2組作りました。先ほどのロッドストッパーに合わせてサーボホーンを削って厚 さをそろえました。



ラダベーターのロッドをロッドストッパーに取り付けます。
まずは、ビニールテープを使ってV尾翼の動翼をニュートラルの位置に固定します。次にサーボホーンをサーボ に差し込んで、送信機のサブトリムを使ってロッドとサーボホーンが直角になる位置にします。最後にロッドス トッパーのイモネジを六角レンチで固定すればおしまいです。
SALTOの製作もいよいよ架橋に入ってまいりました。
後はパワーユニットを取り付けて、バッテリーと受信機を固定して、キャノピーを取り付けたら完成です!


ラジコン日記についてのご意見・ご感 想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(51)~東庄町RC航空ショーに行ってきました!~(2010/10/22)


またまた製作日記から脱線してしまうのですが、旬の話題として「第2回東庄町RC航空ショー」のお話を書かせ ていただきます。
私のブログと一部重なる部分もありますが、なるべく違う情報を載せますので、そこは勘弁してください。

開催日は平成22年10月11日体育の日でした。
東庄町は千葉県の北東部に位置しています。
ちょうど銚子市の隣の町で、利根川の河川敷を使って町民の方々が「町おこし」のために航空ショーをやろうと いう企画です。
3連休の最終日ということで、みなさんレジャーに出かけていないか心配でしたが、それ以上に前日、前々日の 大雨で河川敷のコンディションはぐちゃぐちゃでした。
幸い、滑走路部分だけは防水シートをかけてラジコン機が離陸できるようになっていました。



午前8時ごろ会場に到着しましたが、すでに出場機がぞくぞくと集まっています。
ガソリンエンジンを積んだ大型のアクロ機が目立ちます。



会場に早く着いたせいか、一番前の場所が確保できました。
いつものフライトに使う折りたたみイスを出して、朝食を食べて・・・。
もう遠足気分です!



なにやら大型のゼロ戦が2機待機しています。
とても気になります。
早く飛ばないかな~!



観覧席を確保したので、次は出店ブースを見に行きます。
前日までの大雨の影響で、地面はぐちゃぐちゃです。
RC航空ショーのブログで「長靴で来た方が良い」と書いてありましたがまさしくそのとおりでした。
大きく別けて会場の左側が模型関係のブースで、右側が食料やお土産が買えるブースでした。



これは模型店のブースです。
何やら昔懐かしい物や中古の部品が格安で売られていました。



この子ですよ~。
小学校1年生。若干7歳で大型のアクロ機を自由自在に扱ってしまう子は。
お父さんも有名なアクロフライヤーで、休日ともなると親子でラジコンを楽しんでいるそうです。
私もライターのはしくれ、早速お父さんにインタビューしてしまいました。
Q「この大きな機体はどうやって運ぶのですか?」
A「普通のワンボックスカーに乗りますよ」
Q「普通の家の玄関から入りそうもないのですが、家ではどのように保管されているのですか?」
A「郊外に住んでいるもので、土地が広くて母屋の隣に作業小屋があって、そこに保管しています」
う~ん・・・本格的にラジコンをやるなら郊外に引越しですね。
Q「お子さんの操縦がすばらしく上手ですが、どうやって指導されているのですか」
A「教えていません。自分の後ろや人の頭の上は飛ばさないようにとは言っていますが、後は教えていません」
Q「え~どうやって覚えたのでしょう」
A「シミュレーターをなるべく実際の飛行と同じように設定して、後は子どもが一人で練習していました」
やはり、天性というのでしょうか。親のDNAなんでしょうか。上手い人は上手いです。
まいりました。
最後にひとこと、意地悪なことを聞いちゃいました。
Q「ご家族のRCへの理解はいかがでしょうか」
そしたら、にこっと笑いながら
A「最初は大変でしたが、今は認めているようです」
そうですか、そうですか。
RCという共通の趣味がある素晴らしい親子でした!



地面近くでトルクロールをしながらスモークを出しています。
これが「忍者」というマヌーバーだそうです。
ちなみに写真に写っているオレンジ色のウインドブレーカーを着た人が操縦している訳ではありません



大型アクロ機が地上スレスレで演技しています。
エルロンの舵角がすごいですねぇ~。
ちなみにパイロット人形は発泡スチロールの上に塗装していました。



スモークを出して下向きロールからフラットスピンに入れてコブラロールへ・・・。
もう上手いをとおり越して、呆れて物も言えません。



大型アルティメイトの華麗な演技です。
写真では1機しか写っていませんが、会場では滑走路に2機置いて、音楽に合わせて同時に反対方向に離陸して いきました。
パワーがあるのでフォローでも離陸しちゃうのでしょうね。



こちらはいわゆる「赤ラマ」です。ジェットエンジンでタービンを回しているそうで、キーンと甲高い音を立てて いましたが、グローエンジンに比べるとはるかに静かです。



メーカー(HIROBO)の展示飛行です。電動です。アナウンスでは「12セル500mAh」と言っていましたが、たぶん 5000mAhの間違いだと思います。
F3C界も電動の普及率が60%だそうです。振動も少ない分、ジャイロの設定もかなり煮詰められるのだと思い ます。
F3Cのパターンを見せていただきましたが、大空でダンスを踊っているような雰囲気でした。
私には絶対出来ません。



オールドタイマーの優雅な飛行です。
派手なアクロが続いたので、少しホッとした時間でした。
なごやかで癒される瞬間でした。



こちらもメーカー(HPI)の展示飛行です。
発泡ですが、EPPよりも改良された素材のようです。
スロテッドフラップと大きなタイヤが特徴的です。
滑走路の状態が悪くても全然問題なく飛んでいました。



YAMAHAの産業用ヘリです。
2機のR-MAXが農薬散布(この日は水)のシミュレーションを見せてくれました。
2人のフライヤーの気が合っていて、まるでシンクロナイズドスイミングを見ているようでした。



今日のハイライト!
F-15イーグルです。
本物のジェットエンジンを積んでいて、豪快なスピードで大空をカッ飛んでいました。
あれだけのハイスピードターンをしたら、おそらく10G以上はかかっていると思います。
機体にはカーボンやケブラーなどの複合材が使われているのでしょうか。
とにかく、機体強度の設計の仕方が根本的に違うのでしょう。
着陸の際は、フラップや車輪の出方を目視で確認してから降ろしていました。
こういう所は見習うべきです。




サプライズで実機も飛来しました。セスナの300番台(310~)でしょうか。
飛行許可を得て、かなり低く飛んでくれました。



こちらも実機のパイパーチェロキーです。
2機編隊を組んで飛んでくれました。
もうパイロットの表情まで見えるくらい近い距離です。



最後に東庄町のお土産をご紹介します。
豚ホルモンの「シゲっちゃん」です。
塩ダレと味噌ダレの2種類が合って、それぞれ500円でした。
こんなに素晴らしいRC航空ショーを見せていただいて会場までのシャトルバスは、なんと観光バスです。
町役場の駐車場は広くて、役場のトイレもホテル並みに綺麗でした。
いくら「町おこし」と言っても、これだけのショーが無料で見られるのですからたいしたものです。
感謝を込めて、思わず「シゲっちゃん」を2つ買って帰路に着きました。
もちろん来年も行きますよ!


ラジコン日記についてのご意見・ご感 想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
大変申し訳ありませんが、お返事は出来ませんが、今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(52)~SALTOの製作⑥~(2010/10/29)


さて、今週は伸びのびになっているSALTOの製作の続きです。
まず始めにVテールミキシングの動作について解説していきましょう。
写真はカンザシがある方(写真下方向)が機首になります。
また、ロッドは胴体内でクロスしていますから、左のサーボが右のラダベーターに、右のサーボが左のラダベーターに接続されています。ややこしいですけれどせっかくですから見てください。



まず、ニュートラルの位置です。ここは基本どおりにロッドとサーボホーンが直交しています。



エレベーターUPの状態です。ロッドが左右のサーボに押されて左右のラダベーターがUP方向に動いています。



今度はエレベーターをDOWNにします。左右のロッドが引かれて左右のラダベーターがDOWNの方向に動きます。ここまでは問題ないと思います!^^;



次はラダーを左に倒します。2つのラダベーターの動きからエルロンのような動作を想像すると頭が混乱してしまいすので、エルロンとして考えないでください。
まず、左のラダベーターは斜め上右方向に、右のラダベーターは斜め下右方向に動こうとします。この二つのベクトルを(昔懐かしい)平行四辺形の法則で合成するとテールは重心位置を中心に右に動き、従って機首を左に振ります。



今度はラダーを右に倒して見ます。前の写真(写真4)と逆の動きをしますので機首を右に向けます。



折りペラをハブに付けようとしましたが、折りペラがハブの幅より広いため、このままでは付きません。そこで折りペラを削ることにします。



折りペラの幅をサンディングボードで削ります。注意して削らないとプロペラのピッチが変わってしまいますので、慎重に作業を進めます。



折りペラのサンディングが終わりました。個々のパーツが別々のメーカーで作られているため、どうしても精度のバラつきが出てしまいます。この辺の手間を省くと、いざ飛ばす段階で必ず弊害が出てきます。一つひとつ面倒がらずに丁寧に処理していく必要があります。



折りペラを実際にハブに組んでみます。この時、両方のプロペラが軽く均等な力で折れてくれないと、飛行中にペラをたたまれないことになります。



アンプのコードにコネクターを半田付けします。リード線、コネクター共にあらかじめ半田メッキ(予備半田)をしておいてから、両方に付いた半田を溶かすような感じで半田付けしていきます。コネクターの外皮となるシュリンクチューブは、プロペラの回転が正転となるように色分けしておくと、後で助かります。



リポ側のコネクターはディーンズウルトラ(T型)を使用しています。私の場合、Eメーターでデーターを計測しますので、ほとんどがこのタイプを使用しています。



アンプのコネクターの半田付けが完成しました。モーター側のコネクターのシュリンクチューブが赤・黄・黒になっていますが、これはモーターのコネクターのシュリンクチューブの色と合わせるとモーターが正転で回るようにしてあります。



SALTOは機首が細長いので、モーターを胴体に固定する前にアンプをモーターに接続しておきます。こうしておかないと指が届かなくてアンプが接続できなくなります。コネクターには透明のビニールテープを巻いて、外れ難くしてあります。



モーターを胴体に取り付けますが、手間取ってなかなか上手くいかない場合が多いです。そういう時は写真のように長めのビスで、ビスのほうからモーターのネジ穴を探すようにして、ネジがモーターに入ったら引っ張り出します。



無事にモーターの取付けが完了したら、スパナでコレットのナットをきつく締めます。スロットルをON・OFFにする際、シャフトに力がかかって緩みやすいので、ここは大きめのレンチでしっかりと締め付けましょう。



プロペラとスピンナーが胴体に付きました。金属のスピンナーが精悍な雰囲気を醸し出しています。なかなか綺麗ですね!



このSALTO、私のだけかも知れませんが、機首のサイドスラストが左側(逆方向)に付いています。
ん~中国のラジコン飛行機のプロペラの回転方向は日本と逆なのか???世界不思議発見!
とりあえず左側のビスをねじ山が壊れない程度に思い切り締めたら、左側のベニヤが潰れてモーターシャフトが右側に向いてくれました。それでも見た目のサイドスラストは0度くらいですが、とりあえず飛行には支障なさそうです。

SALTOの製作もいよいよ大詰めとなりました。
来週は受信機とバッテリーのベットと、キャノピーを製作します。
それでは、また来週お会いしましょう!


ラジコン日記についてのご意見・ご感 想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(53)~SALTOの製作⑦~(2010/11/05)

今週はSALTOのキャノピーとリポバッテリーベッドを作ります。
まずキャノピーですが、コクピットの内装が黒く塗られています。
まぁ、それはそれで別にいいのですが、真夏にフィールドに長時間置いておくと、熱でキャノピーが変形する恐れがありますので、グレーに塗装しようかと思います。
それからリポバッテリーと受信機のベッドがありませんので、これを自作します。
リポと受信機とアンプのレイアウトなども、この時点でプランを練っておきます。



キャノピーの縁の線に沿って、キャノピーをはさみで切り出します。
この時、いきなり線の上を切るのではなく、周辺から数回に別けて徐々に中心部に向けて切っていきます。キャノピーの縁の線が良く見えない場合は、サインペンなどで予め線を引いておいて、はさみで切った後にアルコールで線の後をきれいに消しておきます。



コクピット部分は真っ黒く塗られています。こちらも縁の線に沿ってはさみで切り抜きます。
黒い塗料に弾力がないのか、はさみで切った端から塗料がこぼれていきます。
これも後でグレーに塗装する予定なので、あまり気にしません。



コクピットとキャノピーを切り出したら胴体の上に乗せてみます。
KKHOBBYの解説では「コクピットの加工精度が悪い」と書いてありましたが、いやぁどうしてどうして。問題なく収まります!



コクピットを塗装するために、400番のサンドペーパーで下地を整えます。
このサンディングしている最中も、黒い塗料がポロポロと禿げてきます。
塗料に弾力性が無いというか、どういう塗料を使っているのでしょう。



グレーのラッカースプレーでコクピット内を塗ろうとしたのですが、スプレーが古かったらしく圧力が足りなくて塗料がボテっと垂れてしまいました。
「ん~またサンディングすればいいか!」「キャノピーで隠れれば目立たないし~」と
自分に言い聞かせます!^^;



胴体の縁をマスキングテープで養生します。
キャノピーを接着する際になるべくコクピットの形を狂わせたくないので、胴体の上に乗せた状態で接着・乾燥させるためです。



マスキングした胴体の上にコクピットを乗せます。
下地の黒い塗料が剥がれている部分の跡が判ってしまいますが・・・。
「キャノピーで隠れれば目立たないだろう」と
自分を激励しています。



キャノピーを塗装する前にアルコールを浸透させたティッシュで、内側の油分を良く拭き取ります。



コクピットの縁にコニシのSUを薄く延ばして塗ります。
このために胴体を養生したわけです。



上からキャノピーを静かに乗せたら、接着剤が乾くまで、マスキングテープで固定しておきます。



一晩置いて、キャノピーが出来上がったところです。
胴体の形状とのマッチングはとても良いです。
日本製のキットレベルで言えば標準的加工精度ですが、中国製のレベルでは奇跡に近いほど良く噛み合わせが合っています(笑)



次にバッテリーベッドの製作です。
いらないボール紙で方を取ります。
親しい友人から「どうやったら上手く型を取れるのですか」という質問がありました。
実は型を取る道具というものがあるのですが、そんな大げさなことはしません。
内側から型を取ろうとすると大変ですから、外側の曲線に沿って型を取っていくと作業が楽です。



型を取ったボール紙を試しに胴体内に挿入してみます。



型紙の具合が良ければ、航空ベニヤでベッドを作ります。



ベッドにリポを固定するマジックテープの入る穴を開けます。
とりあえずマジックテープの幅に合わせて錐で穴を開けます。



次にカッターで溝を掘って、マジックテープが入るようにします。



出来上がったベッドを胴体内に挿入します。
ここで、胴体内側に良く密着するように、サンディングボードを使って最終調整をします。

この後バッテリーベッド塗装しようとしたのですが、あいにく台風14号の影響で塗装が出来ませんでした。
来週、バッテリーベッドを塗装してから胴体内に接着し、バッテリー・受信機などを搭載したらいよいよSALTOの完成です!


ラジコン日記についてのご意見・ご感 想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(54)~SALTOの製作⑧~(2010/11/12)


長かったSALTOの作成も今回で完成します!
今回は、バッテリー・受信機ベッドの塗装とデカールを貼ります。



出来上がったバッテリー・受信機ベッドにサフェーサーを吹きます。
サフェーサーは、模型店で手に入る一般的なスプレー式の物です。
サフェーサーは30cmくらいの距離から全体的に均一に吹きます。



サフェーサーが乾燥したら、400番のサンドペーパーでサンディングします。
すぐに目詰まりしますので、サンドペーパーは小さく切って、こまめに取り替えます。



サフェーサーを吹いては乾かしてサンディングを3回くらい繰り返すと、表面がツルツルになります。
最後に400番のサンドペーパーの傷を消す目的で、600番のサンドペーパーをかけます。
その後、サフェーさーの粉を取り除くために、アルコールを浸したティッシュで表面を拭きます。



表面の目止めが終わったら、グレーのラッカーを拭きます。
一度に大量に拭くと塗料が垂れますので、軽くさっと拭きます。
3回くらい拭くと、色がしっかりと定着します。



塗料が均一に塗れたら、埃の付かない所で乾燥させます。
表面がすべすべで良い感じになってきました。



塗料が乾燥したら、リポと受信機を乗せてみます。
リポも受信機も、あまり後方に持ってくるとキャノピーと干渉してしまいますのでキャノピーと接触しない位置をさぐります。



バッテリー・受信機ベッドが水平に、なおかつキャノピーに干渉しない位置を探したら、胴体の内側に鉛筆で印をします。胴体内側の印に沿ってコニシのSUを薄く塗ります。



バッテリー・受信機ベッドを胴体に接着します。
接着剤が乾くまで、しばらくほ放っておきましょう。



次にデカールを貼ります。デカールが剥がれないようにティッシュにアルコールを含ませて、胴体表面を脱脂します。



デカールは、いきなり貼るのではなく、デカールの裏紙の一部をカットし、位置を決めたらその部分だけ貼ります。



デカールの位置が決まったら、残りの裏紙を剥がしながら、静かにデカールを貼ります。



次に、胴体の機体記号をカットします。角の部分が鋭角だと剥がれやすいので、そこは写真のようにカットします。



カットしたデカールを胴体側面に貼ります。
この機体の機体記号はHBで始まりますから、スイス国籍を想定しています。



胴体左右の機体記号が同じ位置になるように、マスキングテープを胴体に一巻きします。



主翼を取り付けた時の胴体の内部です。
まだ、サーボのリード線が雑然としていますね。



ついにSALTOが完成しました!
ん~実機と比べて、胴体後半が心持ち太いような感じがします。
胴体強度の観点から見たら、それでもいいんですけどね!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(こ の文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(55)~伊豆フライトツアー(前編)~(2010/11/19)


ナベさんのプロフィール
(過去の日記)
ナベさんの気ままなラジコン日記①~ラジコン黎明期~(2009/11/6)
ナベさんの気ままなラジコン日記②~Uコンの思い出~(2009/11/13)
ナベさんの気ままなラジコン日記③~仲良く楽しく!~(2009/11/20)
ナベさんの気ままなラジコン日記④~プレフライトチェックの勧め~(2009/11/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑤~実機に学ぶ離陸~(2009/12/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑥~コース取りについて~(2009/12/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑦~着陸のプライオリティー~(2009/12/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑧~楽しい空撮~(2009/12/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑨~エアロトーイングを楽しもう!~(2010/01/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑩~グライダーの勧め~(2010/01/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑩~グライダーの勧め~(2010/01/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑪~スロープグライダーの世界~(2010/01/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑫~手軽に土手ソアリング~(2010/01/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑬~ダクテッドファン復活!~(2010/01/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑭~水上機を飛ばそう!~(2010/02/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑮~切った貼ったのお話~~(2010/02/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑯~電波のお話~(2010/02/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑰~リンケージの基本~(2010/02/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑱~ファントムの製作(胴体編)~(2010/03/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑲~ファントムの製作(主翼編)~(2010/03/12)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑳~ファントムのリンケージとミキシング設定~(2010/03/19)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(21) ~F4ファントムⅡのフライトインプレッション~(2010/03/26)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(22)~Pulama3D-EPPの製作①~(2010/04/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(23)~Pulama3D-EPPの製作②~(2010/04/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(24)~Pulama3D-EPPの製作③~(2010/04/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(25)~Pulama3D-EPPフライトインプレッション~(2010/04/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(26)~DG1000リトラクトの製作①~(2010/04/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(27)~DG1000リトラクトの製作②~(2010/05/07)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(28)~DG1000リトラクトのフライトインプレッション~(2010/05/14)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(29)~モーターグライダーの修理&メンテナンス①~(2010/05/21)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(30)~モーターグライダーの修理&メンテナンス②~(2010/05/28)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(31)~モーターグライダーの修理&メンテナンス③~(2010/06/04)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(32)~バルサキットを作ろう!①~(2010/06/11)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(33)~バルサキットを作ろう!②~(2010/06/18)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(34)~バルサキットを作ろう!③~(2010/06/25)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(35)~バルサキットを作ろう!④~(2010/07/02)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(36)~バルサキットを作ろう!⑤~(2010/07/09)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(37)~バルサキットを作ろう!⑥~(2010/07/16)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(38)~バルサキットを作ろう!⑦~(2010/07/23)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(39)~バルサキットを作ろう!⑧~(2010/07/30)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(40)~バルサキットを作ろう フライトインプレッション!⑨~(2010/08/06)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(41)~楽しいフライトツアー!~(2010/08/13)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(42)~2.4GHzを考える!~(2010/08/20)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(43)~グライダーのメンテナンス~(2010/08/27)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(44)~SALTOの製作①~(2010/09/3)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(45)~SALTOの製作②~(2010/09/10)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(46)~SALTOの製作③~(2010/09/17)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(47)~チップマンクの初飛行(番外編)~(2010/09/24)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(48)~SALTOの製作④~(2010/10/01)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(49)~FOXの初飛行(番外編その2)~(2010/10/08)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(50)~SALTOの製作⑤~(2010/10/15)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(51)~東庄町RC航空ショーに行ってきました!~(2010/10/22)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(52)~SALTOの製作⑥~(2010/10/29)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(53)~SALTOの製作⑦~(2010/11/05)
「ナベさんの気ままなラジコン日記」(54)~SALTOの製作⑧~(2010/11/12)



(2011/4/28追記)
読者様からご指摘を頂きました。
**********************************************************************
初めまして。
私も各地スロープサイトを愛するグライダー愛好家の一人です。
大室山の記事を楽しく拝見させていただきました。
そこで少々気になってしまったのですが、記事中の2.5mのFOXにつてなのですが、(恐らくカシオペア製でしょうか?) 素晴らしい機体だけに残念ですが、翼幅2m以上の機体の飛行は大室山では禁止されていまして、無論2.5m以下の軽量サーマル機であれば平日観光客が少ない場合のみ大丈夫なのですが、過去ここでは色々な問題が起こっておりました。
故に記事に掲載の際には今一度、スロープサイトの名称、機体の詳細などをご確認、精査の上掲載して下さいますようよろしくお願いいたします。
詳細はJRGAのホームページにもございますので、お手間が空いた際にでも覗いてみて下さい。
**********************************************************************
当日飛ばした機体はお見込みのとおりカシオペアのFOXでした。
翼長は2m16cmです。
エリアの制限を知らずに、或いはよく調べずに飛ばしてしまい地元の方や関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしましたことを 心からお詫び申し上げます。(日記中の該当部分は削除しました)
(追記ここまで)


毎年夏には避暑を兼ねて信州までフライトツアーに行っているのですが、帰りの中央自動車道が勝沼あたりでいつも渋滞するので、どこか近場でスロープソアリングができる場所を探すことにしました。
そこで真っ先に浮かんだのが伊豆です。伊豆は適度に近くて温泉が豊富で海の幸も美味しいので、万が一悪天候で飛ばせなかった時でも程ほどに旅を楽しんで帰れます。
伊豆に決定しました!

さて、伊豆のフライトエリアですが、玄岳は会員制なのでたぶん無理でしょう。そこで、あれこれスロープ仲間から情報をいただいて、稲取と達磨山に行くことにしました。それに私のお気に入りのペンションが下田にありますので、これに加えて『稲取→下田(泊)→達磨山』の1泊2日コースにしました。

平成22年11月12日(金)
そうと決まれば湾岸→東名→小田原厚木道路と乗り継いで稲取目指して車を走らせます。自宅を5時に出発して、午前9時30分には稲取の風力発電所入り口に着きました。
しかし、そこには「10月25日から翌年3月まで工事中のため全面通行止め」の看板が・・・。
現地の工事の方に尋ねたら、エリアまでは1本道で、反対方向から登る道もないそうです。
完全なリサーチ不足でした。
しかし、こんなことで現地でめげていても仕方がありません。仲間と協議しているうちに大室山に行くことに決定しました。
名付けて「大室山・達磨山フライトツアー」に変更しました!

大室山は山頂までリフトで上がれますが、元々観光地なので、人の近くでは飛ばさないなど、観光客への配慮が必要です。リフト券を買う場所で入山チェックをします。入山チェックの内容は住所・氏名・電話番号・ラジコン登録証やラジコン保険の番号を記入します。また、2人乗りのスキー用リフトなので、持てるグライダーも限られてきます。



西風だったので、正面から風が入る方向に歩いて移動します。
日頃の運動不足がたたって、テイクオフ地点に着いた頃には呼吸が乱れていました。
とりあえずビニールシートを広げて、フライトの準備をします。
さすがに観光地です。
多くの人が
「どうやって飛ばすの?」
「どのくらいの時間飛んでいられるの?」
「どこまで飛んでいくの?」
と、思い思いの事を聴いてきます。
ラジコン愛好家のイメージを悪くしないように、精一杯の愛想を振りまきながらこれに答えます。



私がこの日に持ち込んだ機体は、シトロンとパストラルです。
パストラルはグライダーではないのですが、胴体が角胴なので空撮のカメラを乗せるのに重宝しています。
車輪は着陸時にデジカメを衝撃から守る効果があるので、そのまま付けています。



パストラルを高く上げて、大室山の頂上を空撮してみました。
頂上は簡易舗装されていて、歩いて周囲を回ることが出来ます。
写真の上の方に写っている青い施設がリフトです。
火口跡まで降りていくとアーチェリーが出来ます。
写真の下のほうにゴミのようなものが写っていますが、それが私たちのテイクオフ地点です。



さて、パストラルでもう少し高度を取ってみましょう。
大室山の北側にゴルフ場や一碧湖が、その奥のほうには伊東の町並みが見えてきました。



この日は西風なので、風が伊豆半島の山々を越えて来ているので風が乱れていますが、ある程度の高度を超えると途端にサーマル成分が強くなり、何もしなくてもグライダーが高く持ち上げられます。
現地で合流したウッディさん(ハンドルネーム)がターメリックでなかなか切れのあるフライトをしています。



風が穏やかになった頃を見計らって、教祖さま(ハンドルネーム)のアイリス2000が飛び立ちました。
すぐにサーマルを拾って上昇していたらトンビが追いかけてきました。
しばらくトンビと一緒にサーマルソアリングを楽しみました。



私もこの強風の中、シトロンを飛ばしました。写真には写っていないのですが、15m/s位の風になるとモーターを止めたシトロンはバックしていきます。モーターを回して機首を突っ込ませると、ようやく前進してくれます。

この後、風が収まる様子もないので、3時頃に今日のフライトを終了しました。
もともと日帰りの予定のウッディさんとはここでお別れして、私と教祖さまは下田のペンションへと車を走らせました。

そして、達磨山では新しい出会いが待っていました!
この続きは次週に!
TO BE CONTINUE !


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(56)~伊豆フライトツアー(後編)~(2010/11/26)


平成22年11月13日(土)
下田のお気に入りのペンションで伊勢海老のフランス料理と温泉を堪能した後、一夜明けて今度は達磨山に向かいます!
車は下田から国道414号線を北上します。途中、ループ橋を登って周囲の紅葉を楽しんでと、ほとんど観光気分です。いつもラジコンのことばから考えているのではなく、たまには観光気分で周囲の紅葉やわさび田の景色を楽しむゆとりも良いもんだなぁと、つくづく思いました。

国道414号線とは伊豆市で別れ、国道136号から西伊豆スカイラインを目指します。この辺は斜面の多い山村地帯です。国道136号を左折して西伊豆スカイラインに入ると、周辺は一面ススキ野原です。すでに晩秋から初冬の景色に早変わりしています。

さて、目的地の達磨山に近づきました。
達磨山山頂へのアクセスは、南側の戸田峠駐車場からの登山道入り口と北側の達磨山登山道入り口(こちらには駐車場はないが、乗用車なら3台くらいのスペースがある)の2通りの方法があります。どちらから登るか迷ったのですが、北側登山道入り口に「山頂まで500m」という看板があったので、北側から登ることにしました。



出発前にペンションの前で記念撮影です。
いい歳の男が2人で泊りに来たので、怪しい関係だと勘違いされてもいけませんから、私たちのグライダーを披露しました。この写真はペンションのご主人が撮ってくれたもので、次回泊る時には、たぶん部屋の壁に貼られていることでしょう!^^;



北側の登山道入り口の空き地に車を止めて山を登ります。
登山道は階段も付いていて良く整備されて問題も無いのですが、いかんせん傾斜が急なため、何度も何度も休憩を取りながら登っていきます。
「南から登ったほうが、距離はあるけど楽だったかなぁ?!」
と思ったのですが後の祭りです。



コブをひと越えふた越え乗り越え、振り向くと富士山が見えました。
靄がかかっていてはっきりとは見えませんが、伊豆まで来たんだなぁと実感する瞬間でした。
しかし、まだまだ登りは続きます。



とうとう山頂に着きました。
達磨山の山頂の標高は981.8mと書いてあります。
ここに着いた時はヘトヘトです。もう声も出ずにグライダーを組み立てています。



はじめて来たエリアなので、とりあえずパストラルで山の状況を空撮してみます。
この写真はパストラルを北側に持っていって、南に向けて撮った写真です。登山道は達磨山の尾根に沿って南北に伸びています。その南側の奥に西伊豆スカイラインが見えます。
斜面は写真左側が東斜面、右側が西斜面となります。駿河湾から戸田港を渡って北西から吹いてくる風がベストの状況らしいのですが、あいにく当日は東の風でした。




私は登りで疲れてしまったので写真撮影に徹します。
本日の風は東の風5~7m/sです。友人の教祖さま(ハンドルネーム)がナツメグⅡを飛ばし始めました。アイレベルより下には乱気流があってグライダーが揺れるのですが、上空は至って安定しています。はじめてのエリアなのにとてもリラックスして飛ばしています。



そうこうしている内に、愛知県からグライダー愛好家の方々が来ました。同じ趣味の仲間だからでしょうか、すぐに打ち解けました。
「KKHOBBYでラジコン日記を書いているナベさんですよね!」
もう、すぐにバレバレです。
「以前、RCエアワールドで工作室やってましたよね。ムサシノの掲示板でも千葉のスロープエリアを紹介したり・・・。」
はいはい、そのとおりです!

彼らが手投げしているグライダーはKKHOBBYで扱っているASW28です。みなさんKKHOBBY愛好家で、いろいろ買っていただいているようです。
ありがとうございます。社長になり代わってお礼を申し上げます!^^;



ASW28が、とても安定して飛んでいます。
翼端のウイングレットやラダー、水平尾翼が赤く塗られていて視認性が良くなっています。、多少の靄がかかっていてもへっちゃらです。



左側のお2人も愛知県から来られた方です。いくつになってもラジコングライダーを楽しんでいらっしゃるのは素晴らしいことだと思います。
この日はKKHOBBYで扱っているDG-1000を飛ばしていました。



これがKKHOBBYで扱っているDG-1000です。
この製品はエルロンとフラップの後縁がやたらと厚いのですが、そのあたりはきちんと整形されていました。オーナーいわく「とても飛ばしやすいグライダーです。」とのことでした。
主翼や尾翼の付け根に修理した後がありましたが、それでも大切に飛ばされていました。模型を大切にする気持は素晴らしいです。私も見習わなければいけないですね。



スパン1.6m位だったかな?!
とてもかわいいグラウプナー製のEPO機です。
ご自分で塗られた翼端のオレンジと赤のグラデーションがとても鮮やかでした。
塗装の参考になりました。



どこのメーカーかは聞き忘れましたが、スパン2m超のFOXです。こちらも軽いEPO機ですのでFOXの割には?ゆっくりと穏やかに飛んでいました。
胴体上の緑色のテープで固定されているのはウエイトで、フライト毎にウエイトの位置を変えて重心位置を調整していました。



達磨山山頂の風景を空撮してみました。
南北に伸びる登山道の先には戸田港が見えます。天気が良ければ、もっと素晴らしい景色が見えたことでしょう。
山頂は、わずか10畳程度のスペースしかありません。そこには石がころがっていて、グライダーの着陸は出来ません。
その狭いスペースにRCグライダーの愛好家や登山者やハイカーが入れ替わり立ち替わり訪れます。私たちもエチケットやルールを守り、RCグライダーは安全で楽しい趣味であることを他の人たちにPRしていかないと、その内飛ばせなくなってしまうのではないかという危惧もあります。
今回のフライトツアーでは愛知県の、しかもKKHOBBYのお客様とも出会えた素晴らしいツアーでした。みなさんはこの日戸田の民宿に泊って早目の忘年会をするそうです。
それぞれが思い思いのライフスタイルでラジコングライダーを楽しんでいるのだなぁと思うと、なんだか嬉しくなってきました。
この後、私たちは沼津港で海の幸を堪能してから沼津ICから東名で自宅に向う予定で車を走らせたのでした。

おしまい!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(57)~トーイングフックの製作(前編)~(2010/12/03)


エアロトーイングの楽しさについては、「ナベさんの気ままなラジコン日記」の第9回に書いたのですが、実際のトーイングフックの作り方に触れていなかったので、今回から2回に分けてエアロトーイングに使用するトーイングフックの製作について詳しく解説していこうと思います。

その前に、ラジコン日記にお便りが届いていますので、ご紹介します。

********************************************************************** 非常に勉強になりました。特にグライダーの話が興味深かったです。ムサシノプレーリーを買い、面白くなってプレーリーLを買い、現在オテンバGPで練習中です。今度はスカイウオークと買おうかと思います。パストラルも考えましたが、電動機を始めるには追加投資と電動機用の機材が増えてしまうのが大変そうですね。海外暮らしの為(しかもへき地)、機材の調達が大変です。
ところで拝読した日記ですが、分割して頂けたら読みやすくなると思います(例えば、
**********************************************************************
habanoさん お便りありがとうございます。
文字数がオーバーして、途中で切れちゃいました。

ムサシノ模型飛行機研究所のバルサキットでラジコン飛行機に入門される方は多いですよね。かく言う私も、うん10年前にムサシノのスカイカンガルー号で入門しました(笑)

電動機を始めるにあたり初期投資が大変だった時代は、今となっては昔話になりました。
例えば2サイクル15クラスのエンジンが8,000円だとすると、同じクラスのブラシレスモーターは約2,000円で買えてしまいます。やや乱暴ですがブラシレスモーター用のアンプはエンジン機のエンコンサーボとほぼ同等と考えることが出来ます。そうなると、一番割高感があるのはリポバッテリーですが、これも1年間飛ばしていると燃料代とペイして、2年目からはエンジン機のランニングコストを下回ります。プログラマブル充電器も、今となっては大変手頃な価格の製品が出回ってきました。

EP機にして良かったことは、まず騒音の問題で飛ばせなかった場所でも飛ばすことが出来るということです。もちろん周囲の安全を守らなければならないのはEP機と言えども同じことですが。
次に、パワーユニットの振動が少ないためサーボモーターの寿命が延びるということです。また、振動が少ない分、各舵の切れがスムーズになります。これはF3AやF3C界でも急速に電動化が進んでいることからも裏付けられます。
それから、エンジン機で使用するブースター、燃料、燃料ポンプ、スターター、スターター用バッテリーなどのアイテムを持ち歩く必要がなくなりますので、とても気楽にフライトが楽しめます。
最後に、燃料でベタベタになった手で帰りの車のハンドルを握らなくても良くなったことでしょうか。
ムサシノの飛行機は電動化しやすいですので、ぜひ一度挑戦されることをお勧めします!

さて、話が横道に逸れましたが、これからトーイングフックの製作をはじめます。



DIY店で10mm×10mmのアルミ製角パイプを購入しました。これにトーイング用のラインを引っ掛けるスリットを金ノコで切り出します。



金属やすりを使ってスリットの形状を整えます。



トーイングフックの長さは主翼の厚さ+αとして、適当な長さで切ります。



トーイングフックの外形が出来上がりました。角パイプの内側のバリも金属やすりを使って、丁寧に整形しておきます。



今度は内側に入れるバルサ角棒を切り出します。長さはスリットの位置までとします。スリットから上の部分は空間があってもかまいません。



内側のバルサ材にピアノ線とノイズレスチューブが入る溝をカッターで切ります。



バルサ材の溝にノイズレスチューブを瞬間接着剤で固定します。この時、接着剤がノイズレスチューブの中に入らないように注意します。



瞬間接着剤が乾燥したら周辺にエポキシ系接着剤を少量塗り、アルミのアウターの中に挿入します。



トーイングフックを接着する場所のプランク材をカットします。トーイングフックは主翼の中央リブとカンザシ部分の2面を利用して接着します。



キリを使って上面のプランク材の開口部分の位置をさぐります。



上面のプランク材の開口部分の位置が決まったら、トーイングフックに合わせてマチ針で開口部分を決めます。



マチ針で印を付けた位置に沿って、カッターでプランク材を切り抜きます。



プランク材に穴を開けたら、トーイングフックを挿入して、問題がないか確認します。この時、トーイングフックとプランク材の間に多少隙間があっても、主翼の裏表に化粧板を貼りますから問題はありません。



主翼下面の化粧板の型紙を作りました。



こちらは主翼上面の化粧板の型紙です。



厚さ1mmの航空ベニヤを使って、型紙から化粧板を作りました。この時は、トーイングフックが入る四角い穴は寸分狂わず正確に開けます。



出来上がった化粧版にフィルムを貼ります。



丸い穴の部分は半田ゴテの熱を利用して開けると、きれいに開きます。



化粧板の形状より少し小さめにフィルムを剥がします。エポキシ系接着剤を使って、トーイングフックを主翼の中央リブとカンザシ部分に接着します。



主翼下面のフィルムも化粧板の形状より少し小さめに剥がします。



エルロンハーネスを通しながら主翼下面の化粧板を接着します。



主翼上面の化粧板は、こんな感じになりました。



化粧板を接着したところで、曳航機側のトーイングフックの取付けは完成しました。

来週はトーイングフックのリンケージとグライダー側のトーイングフックを解説していきます。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(58)~トーイングフックの製作(後編)~(2010/12/10)

週末にクラブの飛行場に行った時の話です。
いつも親しくさせていただいているT橋さんが
「トーイングフックの製作見てるよ!家のピラタスポーターにも早速付けるから!」
と声をかけてくださいました。
私もすかさず
「出来上がったら私のグライダーを引っ張ってくださいね!」
と返事をしました。
このように励ましの声をかけていただくと「ラジコン日記」をやっていて本当に良かったと思います。
T橋さん、ありがとうございます!

さて、先週は曳航機側のトーイングフックを製作しました。今週はトーイングフックのリンケージとグライダー側のトーイングフックを製作します。



サーボの寸法に合わせて、バルサや堅木でサーボベットを作ります。
曳航機の主翼の裏側に付けるサーボはタワープロのMG90Sを使用しました。安くて小さくて金属ギアを使用しているので、なかなか丈夫です。しかし最近のサーボは動作速度も速くなりましたね。



主翼の裏側にトーイングフックのレリーズ用サーボを取り付けます。ノイズレスチューブの中のピアノ線を上下させて非常時に曳航用のワイヤーを切り離します。サーボの回転角はTA(トラベルアジャスト)を使って調整します。ストロークは必要な範囲内に抑えて使います。



曳航機を組み上げて、トーイングフックの動作確認をしてみましょう。私の場合は送信機のギアチャンネルで操作しています。曳航機が離陸する時、常に右手の人差し指をギアスイッチにかけておいて、非常時には直ちにワイヤーを切り離せるようにします。



送信機のギアスイッチを手前に倒すと、ピアノ線が引っ込んで曳航ワイヤーが外れます。こんな感じになればOKです。



次にグライダー側のトーイングフックを組み込みます。グライダーの機首部分にヒートンを埋め込みます。続いてその上に(下でも可)ノイズレスチューブを通す穴を開けてチューブを通します。
このグライダーはムサシノのスカイウォークⅡです。小型軽量のバルサキットですから400クラスの電動の曳航機でも楽に引く事ができます。
グライダー側のトーイングフックは、それ自体で市販されていますが、小型軽量のグライダーであれば、このような身近なパーツで代用できます。



トーイングフックのリンケージの様子です。
サーボモーターを使ってノイズレスチューブの中のピアノ線を前後に動かします。



ついでに重心位置の調整もしちゃいます。釣具屋で売っている板鉛を金づちで叩くと、意外と小さくなります。



金づちで叩いた板鉛をスポンジに包んでからビニールテープで巻きます。



こんな感じにウエイトを乗せて、重心位置を調整します。



曳航用ワイヤーの先を輪にして、下からヒートンの中にワイヤーを通します。



送信機のギアスイッチを倒してピアノ線出すと、このようにワイヤーが固定されます。



もう一度送信機のギアスイッチを反対側に倒すと、このようにワイヤーが外れます。



ワイヤーの長さは、グライダーの大きさにもよりますが、だいたい10~15mくらいです。途中にゴムを入れてショックを和らげます。なお、ワイヤーを巻くために釣り糸のリールを使っただけですので、釣り糸のラベルは、本製作には関係ありません。



もう10年くらい前になるでしょうか。
FS-91を搭載したセスナバードドックで、スパン4mのディスカスをトーイングした時の写真です。あまりにも大型のグライダーでしたので、胴体の下にダリー(台車)が付いています。このダリーはグライダーが離陸すると地面に残ります。

いかがでしょうか。
エアロトーイングは曳航機とグライダーのパイロットのチームワークが大事ですので、心が通うととても楽しく遊べます。
是非みなさん挑戦してみてください!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(59)~SALTOのフライトインプレッション~(2010/12/17)

いよいよSALTOの初フライトの日が来ました!

真冬の休日ですが、風は0~1m/sで、気温も17℃と、初飛行には好条件の日になりました。
私が製作したSALTOは、胴体が750g、主翼が540g、3セル2500mAhのリポが210gで、重心位置を合わせるためのウエイトが65gを合わせて、総重量は1,565gとなりました。
通常は2000mAh程度のリポで十分に飛行可能だと思うのですが、重心位置がテールヘビーとなってしまい、取扱い説明書に指示された重心位置(前縁から40~50mm)に合わせるために2500mAhのリポを使用しました。それでも重心位置が合わなくて65gのウエイトを機首部分に積んだという次第です。



SALTOを組み立ててから、送信機の動作確認をします。
パワーモードでモーターを回し、グライドモードでバタフライを展開する切り替えスイッチを動かして、グライダーの動作確認をしています。
これにVテールがプログラムされていますから、頭の中を整理するために何度もシュミレーションしています。



いきなり飛ばすのではなく、パワーユニットの電気的なデータを取ってみました。
リポは満充電ではないのですが、電流は約25A流れて、その時のプロペラの回転数は7,000回転でした。
プロペラの引きも、そこそこ良いのでフライトを決行します。



グライダー仲間に機体を持っていてもらって、バタフライの舵角をチェックします。
最初は舵角はあまり取らずに、フライトを重ねながら徐々に煮詰めていくつもりです。



仲間の手投げによりSALTOは離陸上昇を始めました。
プロペラの引きも良く、安定して上昇して行きます。



最初はあまりバンクをかけずに穏やかなターンで持って行きました。
アンプのブレーキ設定がオフになっていたため、プロペラが空転しています。
スピードはそこそこ速いですから、最初は目が慣れるまでは大人しいフライトを心がけた方が良いでしょう。



2フライト目です。
1フライト目の反省点としてアンプのブレーキ設定をONにしたところ、すぐに折りペラが格納されました。
アンプの設定にはプログラムカードが判りやすくとても便利です。
日差しの下でもLEDの光がハッキリ判ります。
主翼の下のエレベーターとフラップのカバーが目立ちますが、Vテール独自のなかなか精悍なスタイルです。



旋回時にエレベーターの操作が荒いと翼端失速を起こすことがありますので、エレベーターで吊るのではなく、むしろダイブさせて加速しながら旋回すると良いでしょう。



SALTOを下から撮ってみました。エレベーターとフラップのカバーを白く塗装しておいて良かったと思いました。
主翼の根元に印が付いていますが、これは適正な重心位置が判るように、ビニールテープで付けたマーカーです。



このSALTOは微弱なサーマルを拾って飛ぶというよりも、山岳地帯のスロープで風を切って走る方が得意のようです。



まもなくランディングアプローチです。
着陸距離が伸びるかと思っていたのですが、ここで強い南風が入ったので、意外とショートしました。
上空でバタフライを使ってみたのですが、最初は調整が取れていないので、いささかトリッキーな動きを見せました。
もう少しフライト回数を重ねて、失速速度などにも良く慣れてから、徐々に調整していきたいと思います。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(60)~SALTO改造計画~(2010/12/24)

先週SALTOの初飛行をしてみましたが、どうも気になることがあります。
まず、エレベーターのリンケージが渋くて、アップの舵を打った後にニュートラルに戻してもアップの舵が残り、ダウンを打った後にダウンが残ります。ひとコマふたコマのトリムは効かず、5コマくらいトリムを変えるといきなり効いてきます。
そこで、ラダベーター(ラダー+エレベーター)のリンケージをワイヤーリンケージに変更してみます。次にモーターのスラストラインですが、製作日記でも触れたように防火壁を押しつぶすようにして、なんとかサイドスラスト0度、ダウンスラスト0度まで持ってきたのですが、これがフライトにどのような影響を及ぼすのか、フライトを重ねながらチェックしてみたいと思います。



今まで使用していたエレベーターホーンを外します。
瞬間接着剤がガッチリ付いている場合は、カッターで切り取ります。



今まで使用していたエレベーターホーン、プッシュロッド、ノイズレスチューブ、サーボホーンなど、すべて取り外します。



ホーンの穴の開いた部分はスクラップバルサを埋めて、瞬間接着剤で固定します。



ラダベーターの上下に新しいホーンを取り付けます。



ホーンのネジが緩まないように、ナットにロックタイトを塗ります。



水平尾翼の中心線の延長上にリンケージワイヤーの通る穴を開けます。



次はサーボマウントの加工です。
左右のラダベーターのワイヤーが互いに干渉しないように、一方のサーボをかさ上げするためのバルサブロックを用意します。



このようにバルサブロックを接着してサーボマウントをかさ上げします。



左右のラダベーターのサーボを組み込んでみました。
一方のサーボをかさ上げしたので、両方のサーボホーンも接触しません。
リンケージワイヤーはテトラの物を使用しました。



テールのリンケージはこんな感じです。
今はデジタルプロポの時代ですから、アジャスターは上下どちらか一方でもかまいません。



胴体の中はこんな感じになっています。
リンケージワイヤーが、なんとも幾何学的な模様になっています。
サーボを動かしてみて、互いのワイヤーが接触していないか確認します。



いよいよフライトの日が来ました。
先週のフライトで飛行特性は分かっていますのでなんとかなりそうですが、それでも不安はあります。



仲間に手伝ってもらって、もう一度バタフライの動作確認をします。



SALTOが手投げで発進していきました。
挙動は安定していて上昇力も及第点です。



安全高度に達したら水平飛行に入れてトリムを取ります。
ワイヤーリンケージの効能か、トリムがひとコマひとコマ気持ちよく効いてきます。



モーターのスラストラインのチェックのため、モーターを急にハイにしてみたり、いきなりカットしてみた時の挙動を注意深く観察します。
結果、まったく問題ありません。サイドスラスト0度、ダウンスラスト0度でもおかしな挙動は見受けられませんでした。
不思議です。



あまりにも空がきれいだったのでロールをしてみました。
とても気持ちよく決まります。



落とさないうちに着陸態勢に入れます。
気になっていた翼端失速ですが、バンクをかけずに機体を水平にして機首を風上に向けた状態であれば翼端失速の挙動はありませんでした。
ということは、高高度でのアクロは問題ないのですが、低高度では最新の注意を払ってランディングアプローチに入れることが重要な課題となります。

スラストラインについてですが、プロペラの反トルクは、モーターの回転数が変化した時に起こる力なので、飛行機のように地上を離陸滑走している時には影響が出るのですが、グライダーの場合は、既にスロットルフルハイの状態から手投げしますので、反トルクの影響は少ないようです。上空でかなりスロットルを乱暴に動かしてみたのですが、長いスパンの主翼の効果か、反トルクは無視できる程度のものでした。
よって、スラストラインの改造は、モーターシャフトが長くて、胴体の防火壁とスピンナーのギャップが気になる場合はそれなりにやってみる意義はあるでしょう。



ラジコン日記についてのご意見 ・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(61)~FA-200のメンテナンス①~(2010/12/31)

FA-200は1986年まで富士重工業で製造されていました「曲技の出来る唯一の国産軽飛行機」ということで、日本人にとってはとても愛着のある機体です。当時、同社はスバル360という軽自動車を製造していたことから、空のスバルにちなんで「エアロスバル」という愛称で呼ばれていました。

私もこのFA-200はUコン時代から大好きな機体で、フォックスコーポレーションのFA-200を1機所有しているのですが(ラジコンですよ!^^;)、50フライトを越える頃になってから気になる部分が出てきたのでメンテナンスをすることにしました。

課題としては
1 エレベーターリンケージの改良
エレベーターのリンケージがノイズレスチューブ+ピアノ線なのですが、中間支持がないため、エレベーターを動かすたびにピアノ線がたわんでいます。これをワイヤーリンケージに変更してあそびのない操縦感覚にします。

2 ノーズギアの補強
  このキットが発売された頃は、まだまだEPのパワーが未知数の時代でしたから、鬼のような肉抜きとともに機体がかなり軽量化されています。そのためか、ちょっとラフな着陸をするとノーズギアが第一防火壁からもげてしまいます。ノーズギアの取付け部分を補強することにします。

3 音と振動の軽減
飛ばしているうちに疲労が出てきたのか、最初は静かな機体だったのですが、最近は共鳴音が気になりだしました。機体の疲労、プロペラのバランスなども含めて再点検することにしました。

4 パワー不足
このFA-200をスケールどおりに飛ばす分には十分なパワーですが、宙返りの頂点でグラついたり、ロールの軸が通らなかったりと、操縦していてやや不満が出てきました。これはもう少し飛ばしこんでモーターの交換なども視野に入れて検討してみたいと思います。



これが私のFA-200です。フォックスコーポレーションのFA-200は非常にスケール感にこだわりがあって、とても美しい機体です。垂直尾翼のライトも再現さていて私のお気に入りです。
全長1020mm、全幅1220mm、使用しているモーターはハイペリオンのH3007-26です。



右側のノイズレスチューブとピアノ線がエレベーターのリンケージです。送信機のエレベータースティックを動かすと、チューブの中央がたわみます。



エレベーターリンケージに使っていた部材をすべて取り払います。



代わりにワイヤーリンケージに使用する部材を用意します。両引き用にエレベーターホーンを2個、ビスとナットを2組、下に見える真鍮色の部材がターンバックルです。



エレベーターの上下にエレベーターホーンを取付ける穴を開けます。サーボホーンの位置、胴体に開ける穴の位置、エレベーターホーンの位置などがなるべく直線になって、ワイヤーにストレスがかからないような位置を決めます。



穴の位置が決まったらドライバーでビスをねじ込みます。ここは特に気をつけるところはないのですが、ビスの頭が上面になる方が見た目もスマートです。



エレベーターの下面はラジオペンチを使ってナットで固定します。



取り付けたナットがゆるまないように、ねじ山ゆるみ止めを付けておきます。



サーボホーンとエレベーターホーンをつなぐワイヤーがなるべく直線上になるように、ワイヤーの通る穴を胴体に開けます。



ワイヤーを通す時は、先にピアノ線を通して、ピアノ線の後端にマスキングテープでワイヤーを付けてから通すとスムーズに通ります。



サーボホーン側のリンケージは、こんな感じです。今の時代コンピュータープロポですから、ターンバックルは一方でかまいません。



リンケージが終わったらターンバックル締めていきます。締め付け方はワイヤーが弛まない程度で十分です。あまり締め付けるとサーボやエレベーターホーンにダメージを与えますので注意しましょう。



最後にターンバックルが緩まないようにピアノ線で固定します。これはフライトのごとに目視で確認しましょう。



メンテナンスが終わってフライトの時が来ました。リンケージをいじるとトリムが変わってくるので注意が必要です。まっすぐに滑走しなかったら離陸を断念するように頭にインプットしています。



やや急角度ですが、なんとか離陸しました。以前と違ってエレベータートリムのひとコマひとコマに機体が忠実に反応します。操縦していてとても気持ち良いです。
相変わらず共鳴音はガラガラ聞こえてきますが、それは次回の課題として、ひとつずつバグを潰していけば、やがて満足いく機体に近づいていくと思います。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(62)~FA-200のメンテナンス②~(2011/01/07)


みなさん、新年あけましておめでとうございます!
今年もKKHOBBYならびに私のラジコン日記をご愛顧のほど、よろしくお願いします。

え~今頃何を言っているのだと思われそうですが、実はこの原稿を書いているのは平成23年の元日なのです。この原稿と画像がそろってWEBサイトにUPされるまで多少のタイムラグがあります。

さて、前回はFA-200のエレベーターのリンケージをワイヤーリンケージに直して、エレベーターの操縦感覚も飛躍的に改善されたのですが、フライトのごとに相変わらずガーガーと共振音がします。そればかりかちょっとラフなランディングをしたらノーズギアがもげてしまいました。
そこで、今回はノーズギアの付いている第一防火壁の補強と共振箇所を調べることにします。



ノーズギアがもげてしまった部分の第一防火壁をカットします。作業を進めるためには、当然機首下部のプランク材も切り取ります。このプランク材ですが、なんと1mmのソフトバルサが使われていました。度重なるランディングでプランク材に亀裂が入っていました。もしかして、この部分が共振していたのかも!原因が見えてきたので気分が明るくなってきました。



第一防火壁を2mmベニヤを2枚使って補強します。合計4mm厚になりますから、今度は多少ラフなランディングをしても、そう簡単にノーズギアはもげないでしょう。



切り出したベニヤ板をエポキシ系の接着剤で内側から接着します。左側に少し隙間が開いてしまいましたが、外側からも補強しますので、あまりツッコミは入れないでくださいね!^^;



外側からも2mmベニヤをエポキシ系の接着剤で補強します。



隙間の部分にはマイクロバルーンで埋めます。マイクロバルーンをそのまま置いて瞬間接着剤を流してもよいですし、エポキシに混ぜて使用しても結構です。



第一防火壁の補強が済んだら、機首下面のプランク材を接着する前に補強材を入れます。この補強材はオリジナルの設計では3本だったのですが5本に補強します。



機首下面のプランク材は1mmソフトバルサでしたが、1mmのミディアムバルサを2枚使用して2mm厚とします。間に接着剤が入るので適度に振動を吸収してくれるのではないかと期待しています。



1枚目のプランクが終わったら、サンディングボードで面を合わせてから2枚目を接着します。まずは中央部分を接着し、接着剤が乾いたら、両端を曲げながら瞬間接着剤で固定してしまいます。



接着剤が乾いたら、サンディングボードを使ってていねいに整形すると新品のように仕上がります。こういう時、バルサの機体は修理がしやすいので助かります。



ノーズギアを仮組みして、ステアリングが上手く動くか確認してみます。



ノーズギアの動きに問題がなければ、一度取り外してからフィルムを貼ります。フィルムは木目が透けないようにオラカバの白を使用しています。



フィルム貼りが終わったら、ノーズギアを取り付けます。先ほどステアリングの動作確認をしておいたので、全く問題はありません。プランク材も2mmに補強したので、思いの外しっかりした感じがします。



ノーズギアのリンケージをラダーサーボに接続します。



このスピンナーは元々白いスピンナーの上から青いラッカーで塗装したものでした。度重なるフライトでだいぶ塗装がはげてきたので、再び塗装し直すことにしました。塗装前に800番のサンドペーパーで下地を整えます。



青のラッカースプレーを3回ほど吹いてみました。カウリング、プロペラ、スピンナーを取り付けたら、新品のように綺麗になりました。



エレベーターのリンケージをワイヤーリンケージに改良し、ノーズギアの補強をして、機首のプランク材を補強してみました。考えられるバグは対処したつもりですが、やはりテストフライトは緊張します。



不安をよそにFA-200は大空に舞い上がりました。エレベーターの操舵感も良好ですし、プランク材の補強のせいか共鳴音も少なくなりました。とても良い操縦感覚です。
バレルロールをしてみました。スケール機らしく軸の通らないロールは、なかなか難しいものです。



フラップを降ろしながら着陸態勢に入ります。フラップにはディレイを0.8秒入れてありますので、フラップを降ろした時の姿勢の乱れはあまり感じません。とりあえず気持ちよい操縦感覚のFA-200に仕上がりました。
後は、パワーの問題ですが、前にも書きましたが、スケール機らしい飛びとしては十分なので、もう少しフライトを重ねて様子を見ることにします。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(63)~FA-200のメンテナンス③~(2011/01/14)



FA-200のエレベーターリンケージを見直して、操舵性は改善されましたし、ノーズギア取り付け部と機首のプランク材の補強をし、共振音も軽減されました。後はパワーアップが課題として残されています。
前回にも書きましたが、スケールスピード・スケールパワーとしては申し分ないのですが、ラジコン飛行機を操縦するという観点から、もう少々パワーが欲しいのが正直なところです。
そこで、もう一度、このFA-200を見直してみることにしました。

フォックスコーポレーションのFA-200のデータは全長1020mm 翼長1220mmです。
それに加えて私のFA-200の重量の実測値は主翼350g、胴

FA-200のエレベーターリンケージを見直して、操舵性は改善されましたし、ノーズギア取り付け部と機首のプランク材の補強をし、共振音も軽減されました。後はパワーアップが課題として残されています。
前回にも書きましたが、スケールスピード・スケールパワーとしては申し分ないのですが、ラジコン飛行機を操縦するという観点から、もう少々パワーが欲しいのが正直なところです。
そこで、もう一度、このFA-200を見直してみることにしました。

フォックスコーポレーションのFA-200のデータは全長1020mm 翼長1220mmです。
それに加えて私のFA-200の重量の実測値は主翼350g、胴体360g、リポバッテリー(3セル2100mAh)140gですから、機体総重量は850gとなります。
このサイズのスケール機で850gというのは驚異的とも言える重量です。
ですからノーズギアの取り付けが弱かったりするのですが、それを差し引いてもメリットは余り有ります。

パワーユニットはハイペリオンのZ3007-26にMK9×6が指定なのですが、私は同じくZ3007-26にAPC9×4.5Eを装着していますので、いくらか遠慮気味にモーターを回しています。
Z3007-26のデータ見ますと最大効率電流値が15-20Aでピークでも28A30秒となっています。仮にAPCの9×6のプロペラを使用すると26A近く電流が流れるため、このFA-200にはやや荷が重い感じです。
そこで今回は、このZ3007-26を別のブラシレスモーターに交換してパワーアップを図ろうという試みです。

KKHOBBYのWEBサイトをざっと眺めてみたら、E-MAXのBL2215/20あたりが良さそうです。
12Vの電圧でAPC9×4.7SFのプロペラを9900回転で回し、その時の推力は実測値で1020gというのですから、仮に10%のロスがあっても、理論的には垂直に上昇するはずです。
リポも3セルで公証11.1Vですから、満充電直後には12V位になります。
しかし、残念ながらこのモーターは在庫切れ(平成23年1月10日現在)ですから、とりあえず手持ちのBL2220/07を使用し、入荷した時に交換する方針で行くことにします。



BL2220/07とZ3007-26の形状を比較してみます。プロペラアダプターの形状の違いもありますが、BL2220/07の方がスピンナーのバックプレート位置まで5mmほど長くなります。



BL2220/07のバックプレートを仮に取り付けてみます。穴の位置が近いと強度が不足しますので、45度ずらしてみました。



一度バックプレートを取り外して、BL2220/07に取り付けます。ネジを締めたらロックタイトを少量垂らして、余った液体をティッシュで拭き取ります。



モーターをマウントに取り付けます。穴が緩くなそうなら、穴に瞬間接着剤を塗った後、乾いてからネジを締めます。



モーターをアンプに結線した時点でモーターを回して回転方向を確認します。回転方向が逆であれば、カウリングを着ける前に3本のリード線のうち2本を入れ替えます。



モーターの回転方向が正しいことを確認したらカウリングを取り付けます。



プロペラナットをレンチで締め付けます。最初は緩くして、スピンナーのビスの位置を確かめてから本締めします。



スピンナーを取り付けてみました。予想通りカウリングとスピンナーの間に隙間が出来てしまいました。しかし、本来はBL2215/20を取り付ける予定ですので、BL2215/20ならばモーターの全長があと5mmほど短くなるので問題なく取り付けられます。

で、読者の皆様の一番の関心事である「飛びはどう変わったのか?」という疑問ですが、残念ながら今週は悪天候によりフライトできませんでした。
コンディションの良い日にFA-200が飛ばせたら、またリポートを書いてみます。

それではまた!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

体360g、リポバッテリー(3セル2100mAh)140gですから、機体総重量は850gとなります。
このサイズのスケール機で850gというのは驚異的とも言える重量です。
ですからノーズギアの取り付けが弱かったりするのですが、それを差し引いてもメリットは余り有ります。

パワーユニットはハイペリオンのZ3007-26にMK9×6が指定なのですが、私は同じくZ3007-26にAPC9×4.5Eを装着していますので、いくらか遠慮気味にモーターを回しています。
Z3007-26のデータ見ますと最大効率電流値が15-20Aでピークでも28A30秒となっています。仮にAPCの9×6のプロペラを使用すると26A近く電流が流れるため、このFA-200にはやや荷が重い感じです。
そこで今回は、このZ3007-26を別のブラシレスモーターに交換してパワーアップを図ろうという試みです。

KKHOBBYのWEBサイトをざっと眺めてみたら、E-MAXのBL2215/20あたりが良さそうです。
12Vの電圧でAPC9×4.7SFのプロペラを9900回転で回し、その時の推力は実測値で1020gというのですから、仮に10%のロスがあっても、理論的には垂直に上昇するはずです。
リポも3セルで公証11.1Vですから、満充電直後には12V位になります。
しかし、残念ながらこのモーターは在庫切れ(平成23年1月10日現在)ですから、とりあえず手持ちのBL2220/07を使用し、入荷した時に交換する方針で行くことにします。



BL2220/07とZ3007-26の形状を比較してみます。プロペラアダプターの形状の違いもありますが、BL2220/07の方がスピンナーのバックプレート位置まで5mmほど長くなります。



BL2220/07のバックプレートを仮に取り付けてみます。穴の位置が近いと強度が不足しますので、45度ずらしてみました。



一度バックプレートを取り外して、BL2220/07に取り付けます。ネジを締めたらロックタイトを少量垂らして、余った液体をティッシュで拭き取ります。



モーターをマウントに取り付けます。穴が緩くなそうなら、穴に瞬間接着剤を塗った後、乾いてからネジを締めます。



モーターをアンプに結線した時点でモーターを回して回転方向を確認します。回転方向が逆であれば、カウリングを着ける前に3本のリード線のうち2本を入れ替えます。



モーターの回転方向が正しいことを確認したらカウリングを取り付けます。



プロペラナットをレンチで締め付けます。最初は緩くして、スピンナーのビスの位置を確かめてから本締めします。



スピンナーを取り付けてみました。予想通りカウリングとスピンナーの間に隙間が出来てしまいました。しかし、本来はBL2215/20を取り付ける予定ですので、BL2215/20ならばモーターの全長があと5mmほど短くなるので問題なく取り付けられます。

で、読者の皆様の一番の関心事である「飛びはどう変わったのか?」という疑問ですが、残念ながら今週は悪天候によりフライトできませんでした。
コンディションの良い日にFA-200が飛ばせたら、またリポートを書いてみます。

それではまた!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(64)~世にも奇妙な出来事①~(2011/01/21)

え~しばらく製作記事が続いたので、たまには読み物を書くことにします。

と言っても真夏の怪談話じゃあるまいし、いきなり~世にも奇妙な出来事①~というテーマで読者の皆様は「何を書くのか?」と思われることでしょう。
もちろん私が体験したラジコン飛行機の話ですが、もう20年くらい前の出来事ですので話してもいいかなと思って書くことにしました。

さて、いつものクラブの飛行場にエンジン機が着陸しました。その操縦者Aは滑走路の端まで行った飛行機をタクシーバック(Uターン)させて、何を思ったのか滑走路の中央でエンジン調整をし始めました。
その直後にエンジンが停止したモーターグライダーが滑走路に進入してきました。モーターグライダーの操縦者Bはエンジン調整中の操縦者Aに気が付き「危ないから退いて!」と叫びましたが、残念ながらその声はエンジン音に消されて操縦者Aには届きませんでした。
滑走路の左側は沼で、右側には遊歩道があるため、モーターグライダーは左右に逃げられません。また、エンジンの止まったモーターグライダーは、ゴーアラウンド(着陸のやり直し)もできません。

幸いなことに当時のモーターグライダーは滑空比が良くないため、そのまま着陸して操縦者Aの手前5mの地点で停止しました。

操縦者Aは操縦者Bをにらみ付けましたが、それ以上の騒動は起こりませんでした。

その後、操縦者Bは安全管理者Cに呼ばれ、「危険行為をした」ということで注意を受けました。

さて、みなさんはどのような判断をされるでしょうか。

1 滑走路は公共の離着陸の場ですから、着陸したら速やかに機体を回収するべき。
2 エンジン調整は駐機場で行うもので、滑走路の中央でやったらエンストなどの緊急着陸に対応できない。
3 モーターグライダーは着陸の前に滑走路が空いていることを確認するべきという考え方があるが、事実上動力が停止しているので滑走路に進入するしか手段がない。せいぜい「着陸」のコールはできるが、エンジン調整中の操縦者Aには聞こえない。
4 安全管理者Cは、Aのそばにモーターグライダーが着陸してきたという表面上の現象をとらえてBの危険行為と判断した。

という世にも奇妙な出来事です。

私が考える過失割合は、滑走路の中央でエンジン調整をした操縦者Aが根本的な原因を作り出したので9割、滑走路に人がいるのに気が付くのが遅れた操縦者Bは、滑走路上でエンジン調整をしている人がいることは想定外なので1割。だと思うのですが、安全管理者Cの判断はまったく違いました。
何はともあれ事故にならなかったことだけは幸いでした。
ちなみにモーターグライダーの操縦者Bは、この私です。




注)この画像は事実とは無関係です。

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章を クリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(65)~世にも奇妙な出来事②~(2011/01/28)

今週はラジコンの空中衝突について書きます。
私も30数年間ラジコン飛行機を楽しんできましたが、一度だけ空中衝突を経験したことがあります。
それはスロープソアリングを楽しんでいる時で、スロープの特性上どうしても上昇気流のある所にグライダーが集まってしまいます。
私のグライダーの尾翼に他のモーターグライダーが追突して、私のグライダーは墜落し、相手のモーターグライダーは無傷で回収出来ました。
相手の方は「申し訳ございません」と大変恐縮して謝ってきましたが
私は「不可抗力だから気にしないで!」と言って笑って済ませました。
そうした理由には、本当にぶつけようと思ってぶつけた訳ではありませんし、また修理すれば直せるし、グライダーを楽しんでいれば、そういう事はあってもおかしくないと思っていたからです。
それに、何と言ってもラジコングライダーをみんなで楽しんでいる雰囲気を壊したくなかったからです。
でも、中にはそういう解決方法では済まない事もあるようです。



イタリア空軍フレッチェ・トリコローリ。プロのパイロットたちでも空中衝突を起こすことはある。

これも随分昔の話なので今となっては時効ですが・・・
高価なF3A機を操縦するAさんと初心者の練習機の着陸を代行したBさんの機体が空中衝突しました。しかも不幸にもどちらの機体も水中に落ちて全損となってしまいました。
高価な機体を失ったAさんは膝を落とし愕然としてしまいました。
一方、着陸の代行をしてあげたBさんもどういて良いか分からず途方に暮れていました。
そこに、AさんのF3A仲間のCさんが出てきて
「あの機体はそっちの練習機と違って高価なんだ。どうしてくれるんだ。」
と、遠まわしに弁済を要求してきました。
その後、ひと悶着あってBさんはAさんに40万円を弁済したそうです。
なお、このクラブは3機まで同時飛行が認められています。

ここで、それぞれの言い分を整理すると
Aさんは「F3Aは決まったコースを飛んでいるので、それに割り込むような飛ばし方をしていた」
Bさんは「空中衝突をしたのは着陸態勢に入ってから。『着陸』の宣言もした」
Cさんは「F3A機は高価だから、F3A機にぶつけた練習機の操縦者BさんがAさんに費用を弁済すべき」
ということになります。
さて、みなさんはどうお考えになるでしょうか。

私の考えは
確かにF3A機が決まったコースを飛ばしているのは分かりますが、ここで重要なことは「飛行コースに占有権はない」ということです。つまり練習機を操縦している人が「ここは私の飛行コースです」と言ったら、同時飛行が認められているクラブである以上、どちらも平等に飛ばす権利が発生するということです。
次に、空中衝突を起こした当事者同士の話し合いならいざ知らず、第3者が当事者に代わって金品の要求をするということは間違った行為です。
私も仕事柄、よく裁判所に出かけますが、代理人となれるのは当事者から権限を委任された弁護士だけです。

40万円という金額はどういう根拠から算出したものなのでしょうか。機体は自分で作った物らしいのですが製作に掛かった費用なのでしょうか。
私だったら
過失割合は何対何と判断しましたか?
評価額はいくらですか?
耐用年数は何年ですか?
減価償却は年間いくらで算出しましたか?
と質問するでしょう。
そして、納得できる回答を得られなかった場合は
「申し訳ございませんが私としては納得がいかないので、裁判所に訴えていただいて結構です」
と言うと思います。

その後、この事故はクラブの中でも大問題となり、会長から
「今後、このような問題でクラブの中で金品のやり取りはしないこと」
というお達しが出て表面上はなんとか治まりがつきました。

私も会長と同じ意見です。
ラジコンは楽しんでやるものですから、不幸にも不可抗力で空中衝突した場合は、互いに自分の機体を直すしか方法はありません。
それでも納得のいかない方は、自分の機体に保険を掛けておくしかないでしょう。



この画像は本文とは関係はありません。

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(66)~世にも奇妙な出来事③~(2011/02/04)


先週、空中衝突について記事を書きましたら、早速反響がありましたので、紹介させていただきます。

ハンドルネームyoshiさんからのお便りです。
**********************************************************************
空中衝突した双方ともダメージが大きく、金銭では解決できない問題だと思います。高価なスタント機も何かあれば墜落、大破の危険性をもった趣味ですから、その覚悟で楽しむべきもので、そのくらいの余裕が無い人は、この趣味をやるべきでは無いと思います。
また、高度なスタント飛行をやっている人が偉いような印象をもっているとするとこれも間違いで、趣味の世界では、初心者も熟練者も同じでないと趣味として楽しめないと思います。
私は、以前、ユニオンから発売されていたマイクロゼロ戦で6機程度の同時飛行をやっていましたが、よく空中衝突しました(狙っていたかも)、でも、みんな笑いながら楽しんでいました。日頃のストレスから解消されるのが趣味の世界です。
今年は、クラブの事務局をやることになりましたが、笑いの絶えないクラブにしたいと思っています。
**********************************************************************
yoshiさん、ありがとうございます。
私も全面的にyoshiさんの考えに賛成です!
私と同じ意見の人がいて、正直なところ安心しています。

私の日記に反響があるのは嬉しいことですし、それと同時に私の常識が世間の常識とかけ離れていないか、検証する良い機会にもなります。自分がラジコンに夢中になればなる程、社会から見て偏った存在になっていないか常に注意を払う必要があると思っています。

さて、世にも奇妙な出来事の3回目です。
これも20年以上の前の私がRCクラブに入っていない時の話です。

週末になると、いつもの造成地にラジコン愛好家が集まり、思い思いにラジコン飛行機を飛ばして楽しんでいました。その後、私は仕事の関係で土曜日と日曜日が勤務の部署に人事異動があり、その場所で飛ばせなくなってしまいました。
それから更に3年が経ち、土日が休日の部署に異動したため、再びラジコン飛行機を楽しむために昔の造成地に行きました。

しばらくぶりに造成地に行ったせいか、ラジコン愛好家のメンバーが様変わりしていましたが、あまり気にしませんでした。私がラジコンの機材を広げていると、私の周りに5~6人の人たちが私を取り囲み
「ここはクラブの飛行場だからクラブ員以外は飛ばしてはいけない」と言いました。
以下、私とその人たちの会話です。
私「3年前にここで飛ばしていました」
※「今はクラブになった」
私「入会させてもらえないのですか」
※「今は会員を募集していない」
私「ここはクラブの飛行場ではなく、造成地なのでは?」
※「私たちは企業庁から許可を取っている」
私「おかしいですね。都市計画区域内の造成地で、わざわざラジコンの飛行を許可する企業庁なんて聞いたこともない」と言うと、その人たちは少し怯みました。
しばらくして
※ 「バンドは何番か」と言うので
私「85です」と答えると
メンバーの一人が
「それは私のバンドだ」と答えました。
もうここまでくると呆れて物も言えません。

とりあえず、そこのクラブの副会長が私の知っている人だったので、夜に電話をして真相を掴むことにしました。

私と副会長の会話
私「あそこの造成地は企業庁の許可を取ってあると言っていましたが、そうであれば許可書を見せてください」
副「許可は取っていない」
私「ということは、あなたのクラブ員は私に嘘をついたということですか」
副「企業庁に知り合いがいるらしい」
私「嘘をついたということですか」
副「申し訳ない。それが事実だとすれば嘘をついたことになる。今度会ったら良く指導しておく」
私「『85バンドは私のバンドだ』と主張する会員がいましたが、電波の周波数って個人が占有できるものでしたっけ」
副「たまたまクラブ内でバンドを決めていた」
私「電波って、個人の所有物なんですか」
副「申し訳ない。電波は公共の物です。だれもが使って良い物です」

しばらくその様なやり取りをした後、副会長から私に「クラブに入らないか」と誘われましたが、そんな人たちと一緒に飛ばせるはずがありません。
その日から、私は飛行場所を探す日々が始まりました。

私が言いたいのは、当時のラジコン集団(今も?)は排他的な考え方の人が多く、よそ者は排除する傾向が非常に強かったということです。
そのためには平気で嘘を付く人もいました。
これがラジコンを楽しむ人間の現状なのかと思うと、呆れるを通り越して悲しくなりました。

私はたまたま行政組織のしくみと電波法を多少知っていたから反論ができたものの、普通の人でしたら、その場をすごすごと退散していたことでしょう。
そればかりか、私が最も恐れていることは『ラジコンをやる人は野蛮な人間だ』と世間一般から思われたくないということです。

なんともやるせない話で、普通の人間ならとっくにラジコンを辞めていてもおかしくないのですが、なぜか私は今でもラジコンを続けています。
私ってよっぽど面の皮が厚いのか、ずうずうしいのかも知れませんね!^^;



この画像は本文とは関係はありません。

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(67)~TL-2000 140電動化計画①~(2011/02/11)

またまた空中衝突についての反響がありましたので、紹介させていただきます。

ハンドルネームwaiyaさんからのお便りです。
**********************************************************************
機体の高い・安いは関係ないとおもいます。でなかったら、安い飛行機しか買えない者は損をする立場になってしまいますよね。私も過 去に後ろから追突され、墜落してしまったことがありましたがその場は笑って済ませました。お互い怪我や墜落による二次被害がなくて 良かったなと・・。
**********************************************************************
waiyaさん、ありがとうございます。
空中衝突しても互いに笑いあえる大らかな人間関係がいいですよね!

さて、今週からTL-2000 140を電動化して飛ばそうと思います。私は電動機ではエンジン機の40クラスくらいまでしか製作も飛行も経験 がないのですが、最近、KKHOBBYでも140クラスのブラシレスモーターも売り出したことだし、リポの値段も安くなってきたので(それで も結構な値段ですが)、そろそろ電動の大型機にも挑戦してみようと思います。

模型を作る前に、少し実機のことをお話します。
このTL-2000 Stingは、オーストラリアのTLウルトラライツ社の製品です。キャノピーが大きくてとてもかわいいのと、カウリングの絞 り方から翼端まで、とても洗練されたデザインの機体です。全長5.93m、翼幅8.44mと非常に小柄なサイズの機体に100馬力前後のエンジ ンを搭載していますからカテゴリーはマイクロライトに属します。
オーストラリアは広大な大陸ですから自家用機を持っている人が多く、TL-2000 Stingあたりのクラスになると、まるで自家用車かオー トバイのような感覚で気軽にフライトを楽しまれているようです。飛行機好きの日本人から見たら、なんともうらやましい光景ですね!



TL-2000 Stingの実機です。
大きなキャノピーが特徴ですが、これでも外国人が乗ると頭がキャノピーの天井に付きそうです。カーボン製なので曲面部分が上手に表 れています。大の大人が2人乗ったら、お互いの肩が付きそうですね。



TL-2000 Stingのコクピットです。キャノピーは前ヒンジの一体整形で、左右に風を取り込む小窓が設けられています。シートはサイド ・バイ・サイドの二人乗りで操縦桿はスティックタイプを採用しています。計器類はグラスコクピットかな?GPSや無線機が無造作に取り 付けられていますが、全体的な雰囲気はモーターグライダーのホフマン・ディモナに良く似ていますね。



これが家に届いたTL-2000 140の箱です。いや~大きい大きい! まるで棺おけのような大きさです。昼間、宅急便で家に届いたのですが 、あまりの大きさに家族が驚いて携帯にメールが入りました。蓋が破れていますが、あれは私が破いたので商品としては問題ない形で届 きました。



これ見てください。普通の段ボール紙じゃなくてハニカム構造ですよ!ハニカム。KKHOBBYさんによると、これだけ強度があっても凹んで 届く場合もあるそうです。船便ってどういう扱いされているんだろ。



これがカウリングです。送信機と大きさが変わらないんですから、いかに大きいか分かります。140クラスのモーターもかなり大きい です。
実機はマイクロライトですから小さく、ラジコンとしては大きい。ラジコンも実機にかなり近づいていますね。



これがリポです。
とりあえず手持ちの4セル5000mAhを2本直列にして8セルでモーターを駆動してみます。この辺は、あくまで私の手持ちのパーツ を活用していますから、これがベストの選択という訳ではありません。ベターと言えるかな???
読者のみなさんが製作する場合は、私の記事はあくまで一例として参考に留めておいて、あくまで自己責任で製作に挑戦してください。



プロペラはAPCの17×8Eを使用します。これは取扱い説明書に書いてある推奨サイズです。



続いてモーターの選定です。
リポとプロペラが決まりましたから、モーターの選定もおのずと決まってきます。
KKHOBBYのサイトから17×8Eのプロペラを8セルのリポで回すのに適当なモーターを探すと、FSD FC6362-8Tか10Tになります。8Tの場 合の推力は5.88Kg、10Tは4.86Kg、機体の出荷重量(機体キットのみの重量)が5.3KgですからFSD FC6362-8Tを使用することにしました。

FSD FC6362-8Tに17×8Eのプロペラを付けて8セルのリポで回すと、実測値で58.1A流れます。満充電した5000mAhのリポで回すと

5000(mAh)÷58100(mA)×60(分)=5.1分

となります。
常にフルハイで飛ばすことはないですから、普通に飛ばして7~8分と考えれば良いでしょう。



ブラシレスモーターと携帯電話の大きさを比べてみます。しかし、大きいです。プロペラシャフトもやたら太いです。こんな大きなモー ターを使うのは初めてです。



最後にアンプを選択します。
ブラシレスモーターの実測値からすると60Aのアンプでもいいのですが、8セルに対応するのがPENTIUM-80A-HVになります。



8セル対応80Aのアンプともなると放熱板もノイズキラーコンデンサーも大きいです。スパーク防止用のジャンパー線もついています 。

かわいらしいスタイルに一目ぼれして、思わず衝動買いしてしまいましたTL-2000ですが、どうにかパワーユニット周りのパーツも決ま り、いよいよ製作に入ります。
伸るか反るか? 浮くか浮かないか?
来週から試行錯誤をしながら製作を進めていきます。

それではまた!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい !(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(68)~TL-2000 140電動化計画②~

またまた空中衝突についての反響がありましたので、紹介させていただきます。

ハンドルネームusaginomamaさんからのお便りです。
**********************************************************************
いつも大変参考になる資料公開していただきありがとうございます。このところお腹立ちのお話の件、興味深く拝見させていただきました。私も似たような経験がたくさんあります。本来同じ模型を趣味とする仲間なのですから誠に残念なことであります。模型仲間は価値感が似通っているもの同士で和やかに楽しいひとときを過ごす。これが一番ではないでしょうか!!
**********************************************************************

usaginomamaさん、ありがとうございます。
価値観の似通っているもの同士で和やかに楽しむ。
それが一番ですね!
私もラジコンを通して、いろいろな人と出会いましたが一緒に飛ばしたり、遠征をしたり、忘年会をやったりと今が一番楽しい時期なのかと思います。
この人間関係をいつまでも大切に続けていきたいと思います。


さて、TL-2000 140を電動化計画の第2回目です。
今週は主翼の製作の中でも、特にエルロンとフラップサーボを取り付けます。

このTL-2000のグラスファイバー製の太い胴体はずっしりと重いのですが、主翼はバルサのハーフプランクで、大きさの割には軽く仕上がっています。
サーボの選択ですが、最近グライダーにマイクロサーボや薄型サーボを使っているせいか、標準サーボがゴロゴロと余っているので、手持ちの標準サーボを使うことにします。

私のサーボの評価基準ですが、トルクは必要にして十分であれば「良し」とします。また、サーボの反応速度はあまり気にしませんが、ニュートラルポジションとバックラッシュについては結構厳しく評価します。
使用するチャンネルの重要度としては
1エルロン 2エレベーター 3ラダー 4フラップ 5スポイラー 6エンコン
の順序を目安に性能の良いサーボから優先的に指定しています。



主翼のフィルムは厚くて丈夫なものが使用されています。エルロンとフラップのサーボベット部分のフィルムをカットします。カッターで切っても良いのですが、半田ゴテでフィルムを溶かしてみました。



エルロンとフラップのヒンジを瞬間接着剤で取り付けます。キット付属のヒンジは主翼と動翼の間に隙間ができそうでしたのでシートヒンジに交換しました。



スクラップベニヤなどを接着してサーボベットのサイズを使用するサーボの寸法に合わせます。



サーボ別途が出来上がったら、実際にサーボを乗せて確認してみましょう。サーボブッシュのハトメは、サーボの下から差し込みます。



エルロンサーボのリード線を切断して延長します。フラップサーボの方は何も加工しないでも、そのまま使えます。



リード線を半田付けする時には、事前にそれぞれの接点に予備半田をしておきます。半田の乗りが悪い場合は、フラックスを塗っておくと良いでしょう。



サーボと延長コードを半田付けします。写真のように熱収縮チューブを入れ忘れないようにしましょう。



サーボコードの延長が完了しました。このような形で左右の翼にそれぞれ1セットずつ用意します。



サーボのリード線を主翼の中に通すために、コネクターの先に水糸を結び付けます。



水糸の先に釣具用の錘を付けて、サーボベットの穴から主翼内にリード線を通します。



翼端灯のLEDのリード線を逃がしながら、水糸を主翼内に通します。キット付属のLEDの配線がやたらと太いです。そんなに電流は流れないと思うのですが。翼端灯は航空法で色や点滅など細かく指定されていますので、別途用意することにします。



配線が主翼内を通ったら、それぞれのサーボをビスで固定します。



こんな感じでエルロンとフラップのサーボが付きました。TL-2000は機体が大きいだけで、作業内容は普通の小型機とさほど変わりはありません。
来週は主翼のリンケージをしたいと思います。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(69)~TL-2000 140電動化計画③~(2011/02/25)


TL-2000 140電動化計画の第3回目です。
今週は主翼のエルロンとフラップのリンケージをします。
キットに付属しているリンケージパーツを見ますと、リンケージロッドは太くて剛性も高くて良いのですが、クレビスと動翼を小さなビスで接続するタイプのものが付いています。ホーンの長さを調整するためにこのビスを飛行場で落としたら、たぶん見つからないことでしょう。
そんな訳で、ホーンはキット付属のものを使いますが、ロッドアジャスターは別売りのものを使うことにしました。

リンケージの方法ですがTL-2000が大きいことを除けば、普通のリンケージと特に変わったところはありません。エルロンはサーボがニュートラルの位置でサーボホーンとロッドを直交させます。フラップは下の舵しか使いませんから、サーボホーンをオフセットして取り付けます。
また、エルロンは胴体の中心線に対して左右対称にリンケージをしますが、フラップの場合は送信機にデュアルフラップのミキシング機能が付いているかによって変わってきます。

それでは写真を見ながら製作を進めていきましょう!



エルロンホーンの取付け位置を決めるために、三角定規を使ってヒンジラインに垂線を引きます。エルロンホーンが長いので、サーボホーンのストロークも長めに取ります。



エルロンホーンの取付け位置が決まりましたら、ホーンを取り付ける前にビスにスムーズにチップが入るように、錐やバイスを使って事前に穴の大きさを調整しておきます。この辺が中国スピリッツというところですね。



マスキングテープを使ってエルロンがニュートラルになる位置に固定しておきます。写真のようにロッドアジャスターを折り曲げる位置にフエルトペンで印を付けます。



ロッドアジャスターのピアノ線を折り曲げる位置が決まりましたら、Zベンダーを使って、ピアノ線をクランクに折り曲げます。サーボホーンの穴はピアノ線の太さに合わせますが、動きが渋くならない程度にして、必要以上に大きな穴は開けないようにします。



エルロンサーボ2個とフラップサーボ2個のリンケージが終了しました。送信機のサブトリムを使って主翼の後縁が一直線にそろうようにします。送信機で調整が取りきれなかった分は、ロッドアジャスターのクレビスを回して機械的に調整します。



こちらは主翼の裏面です。エルロンのリンケージはシンメトリー(左右対称)になっていますが、送信機のデュアルフラップ機能を使わない場合、フラップは同じ方向にリンケージをしています。フラップは下の舵しか操作しないので、サーボホーンがオフセットされているのが分かるでしょうか。



出来上がった主翼を胴体に仮止めしてみます。胴体にアルミでできているカンザシを通すのですが、カンザシ受けの中に胴体の塗料が入りこんでいて、カンザシを挿入するのが渋いかもしれません。これは何度か出し入れしているうちに、中の塗料が剥がれてスムーズになりました。



カンザシの前後に主翼を固定するための2つのダウエルがあります。このダウエルと胴体の穴が合うように、リーマーを使って胴体の穴の大きさを調整します。



適当な大きさに穴を開けたら、主翼の取り付け部分が胴体のフィレットに合うようにルーターで穴の形を整えます。この時、左右の主翼の迎え角が均等になるように調整します。



主翼のダウエルにはネジ山が切ってあり、胴体の内側から蝶ネジで固定する方式を採っています。



胴体に主翼を取り付けてみました。主翼と胴体のフィレットとのつながりもスムーズに仕上げることが出来ました。また、胴体と主翼の間に隙間がありません。なかなかの精度です。

このTL-2000、部分的な工作は普通に進められるのですが、胴体に主翼を組むときは大きなスペースが必要になってきます。私の場合、家族が買い物に出かけた隙を狙って居間で組み上げてみたりしています。まぁ、「鬼の居ぬ間の洗濯」でしょうか?!^^;

ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(70)~TL-2000 140電動化計画④~(2011/03/04)


TL-2000 140電動化計画の第4回目です。
今週は水平尾翼の取り付けです。

『手戻り』という言葉があります。
端的に言うと、後先のことをよく考えずに作業を進め、完成したときに間違いに気づき、作業をやり直すことです。

私がよく聞くのはコンピューター業界で、クライアント(顧客)の説明が不明瞭で、また、それを聞いたSE(システムエンジニア)が十分に内容を確認せずにシステムを構築したところ、クライアントの要望とは違ったシステムになってしまい、システム設計からもう一度やり直すことになってしまったという話です。
まさに、時間と労力の無駄です。

ラジコンの製作にも同じようなことが言えます。
先のことを十分に考えずに製作を進めてしまい、間違いに気づいたときには接着剤が硬化していて、修正作業が大変になるというものです。

今回の水平尾翼の取り付けにも、十分確認してから作業を進めないと痛い目に合う箇所がいくつかありますので、その辺を確認しながら製作をしましょう。



さすがにこの大きさの機体なってくると、水平尾翼にもカンザシを入れます。すぐにでもカンザシに接着剤を塗りたいところですが、ちょっと待ってよく考えます。カンザシパイプは、胴体にスムーズに入るでしょうか?垂直尾翼とカンザシパイプの位置関係は直角でしようか?左右の水平尾翼にカンザシは入りますか?接着剤をつける前に仮組をしてよく確認をします。



左右の水平尾翼にカンザシパイプを差し込んでみます。カンザシが長すぎると胴体と水平尾翼の間に隙間が出来ますし、カンザシが短すぎると左右に遊びが出来てしまいます。胴体と水平尾翼の間に隙間はないでしょうか?このあたりもよく確認しておきます。



左右の水平尾翼を差し込んでみたら、早速バグ(誤り・ミス)を発見しました。水平尾翼の接合部分の長さが足りなく、隙間が出来ています。たぶん、胴体にサフェーサーや塗料を塗った場合の厚さの分まで計算していなかったのでしょう。接着する前に気がついて良かったです。



胴体に仮組みしたら、水平尾翼と垂直尾翼が直角になっているか、主翼と水平尾翼の関係がシンメトリーになっているか、主翼も組み立ててよく確認します。



水平尾翼の隙間は、余っているスクラップバルサで埋めます。



スクラップバルサを整形して接着するために、左右の水平尾翼の接合部のフィルムをはがします。



スクラップバルサをどちらかの水平尾翼に接着したら、小型のサンディングボードを使って同じような形に整形します。



左右の水平尾翼がぴったりと合うようにスクラップバルサを整形します。スクラップバルサが厚いと水平尾翼と胴体の間に隙間が出来てしまうし、薄いと左右の水平尾翼の間に隙間ができます。



TL-2000はスケール機ですから、スクラップバルサを裸のままにしておく訳にはいきません。フィルムを貼って目立たなくします。細かい作業ですが、こうしておくと完成してから愛着が湧いてきます。



これだけの調整と確認作業が済んでから、はじめて接着となります。この工程を省略すると痛い目に合うことがありますので、製作は慎重に進めましょう。エポキシ系の接着剤を水平尾翼の内部に塗ります。カンザシに塗ると、接着剤が奥まで浸透しないばかりか、外側にはみ出します。接着剤は硬化時間が30分以上のエポキシ系接着剤を使用すると良いでしょう。



胴体のカンザシ受け側にも接着剤を塗ります。接着剤はカンザシパイプで押し出す形となりますので手前半分程度塗れば十分です。



エポキシ系接着剤で左右の水平尾翼を接着したら、先ほどの水平尾翼ヒンジ部分を瞬間接着剤で接着します。瞬間接着剤を塗った後にアクセラレーターを使うと効率も良く、強度が増します。



接着剤が硬化したら、残りの部分のフィルムを貼ります。



水平尾翼の接着剤が十分に硬化したら、瞬間接着剤でシートヒンジを取り付けます。接着剤が十分に硬化する時間を惜しむと、水平尾翼のアライメントが狂い、今までの努力が水の泡となります。



水平尾翼にエレベーターを取り付けたら、全体のイメージを掴むために水平尾翼とカウリングを仮組みしてみました。なかなか大きくて立派な機体です。

年齢を重ねると視力が落ちてきますから、大きな機体は視認性も良くて助かります。
また、別の機会に説明しますが、レイノルズ数と慣性力も増加し、一段と飛ばしやすい機体になります。
完成が待ち遠しくなりますね!


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(71)~TL-2000 140電動化計画⑤~(2011/03/11)

突然ですが
「ナベさんの気ままなラジコン日記」の読者の皆様にプレゼントのお知らせです!

平成23年3月31日(木)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『F-86 セイバー』をプレゼントします。



今回は、今まで投稿していただいた方も対象といたします。今まで投稿された方でご希望の方は、投稿した内容とメールアドレスを送ってください。
今後は、第80回、第90回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、このページの下の感想フォームをクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

このF-86 セイバーはパワフル軽量で、とても素直な操縦性能の機体です。また、派手なカラーリングなので、飛行中の視認性も抜群です。車輪を省略した結果、手投げで簡単に飛ばせますし、返って飛行中のスタイルが良くなりました。
私も欲しい機体のひとつです!^^;
是非、ご応募ください。

応募にあたり、出来ればお願いがあります。
当選した場合、お手数ですがプレゼントを持って写っているデジカメ画像と簡単な感想(100字程度)をお送りください。
KKHOBBYのウェブサイトでご紹介させていただきます。

よろしくお願いします。

それではTL-2000 140電動化計画の第5回目です。
今週はエレベーターのリンケージを行います。

このキットの指定では、エレベーターは木製のロッドを使ってリンケージをすることになっていますが、ワイヤーリンケージに改造しました。
その理由は
① リンケージのガタやバックラッシュを少なくすること。
② テールの軽量化を図ること。
です。

このTL-2000は140クラスのエンジン機を想定しています。2サイクル140クラス、あるいは4サイクル120クラスのエンジンですと800gから900gになります。一方、今回使用するブラシレスモーターFSD FC6362-8T KV310の重量は600gです。当然テールヘビーになるのは予想されますから、テールは1gでも軽量化したいところです。



広い胴体内ですが、事前に各パーツのレイアウトを考えておきます。
まずは重心位置を適正な位置に持っていくために、リポは出来るだけ前に積みます。それから、主翼は内側から蝶ネジで取り付ける方式なので、胴体内に手が入りやすいように、エレベーターとラダーのリンケージはなるべく中央に集中させます。
サーボのハトメの取り付け方法が逆ですね。ハトメはサーボの下側から挿入します。



エレベーターとラダーのリンケージを中央に集中させると、この胴枠の柱が邪魔になりますので、カッターで切り取ります。



その代わり、両脇に柱となるベニヤ板を接着して強度を保ちます。



エレベーターホーンはキット付属の物を使用しました。適当な長さになるよう、余分な所はルーターで切り落とします。



エレベーターホーンの位置を決めたら、錐でビスの穴を開けます。



3本のビスでエレベーターホーンを固定します。



ナットが回らないように、裏側からラジオペンチで押さえながらビスをねじ込んでいきます。



ビスを締め終わったら、ゆるみ止めにロックタイトを少量塗っておきます。



エレベーターサーボを取り付けます。ハトメは下から挿入し直しています。



上下のエレベーターホーンから同じ距離になるよう、水平尾翼の中心線の延長上に胴体に穴を開ける位置を決めます。上から見て、エレベーターホーンと穴とエレベーターサーボを結んだ線が、なるべく一直線になるような位置を選びます。



穴の位置が決まったらバイスで穴を開けます。リンケージワイヤーを通す穴は、スケール機ですので必要最小限の大きさにします。



エレベーター上面です。リンケージワイヤーと銅管を使ってワイヤーを固定します。



エレベーター下面です。こちらも同じようにリンケージワイヤーを処理します。



サーボ側のワイヤーはアジャスターに取り付けます。このアジャスターでワイヤーのテンションを調整します。



こんな感じでエレベーターのリンケージが完成しました。胴体の中はガランドウで、手も入り易そうです。



エレベーターワイヤーリンケージの外側の様子です。胴体の出口でワイヤーがねじれていますね。早速、サーボ側のアジャスターを外して、ねじれを直しました。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(72)~TL-2000 140電動化計画⑥~(2011/03/18)


東北地方太平洋沖地震による被災者の支援のために避難所へ行ってきました。
しかしすごい!どこから手を付けたら良いのか判らないほど街の中は瓦礫が散乱しています。せっかくの支援物資も道路が寸断されていては思うよう に届きません。また、水道、ガス、電気などのライフラインも時折遮断されています。浄水場の水ってポンプで送られていますから、電気が来ないと 水も送れないんですね。しかも、一度止まった水は濁りますから、水道が再開しても飲めるまでにはかなりの時間がかかります。福島県の方々は、更 に放射能の恐れがありますから、二重三重のご苦労を受けているわけです。手厚い支援が早く行き渡るように私たちも節電、節水に協力しましょう。
そんな中で、震災の被害の一番大きいと言われている仙台市若葉区の方からお便りをいただきました。

**********************************************************************
こんにちは!なべさん、地震の影響で飛ばす飛行機は全部倒れてしまいました。ラジコン仲間はみな海沿いのため非常に心配です。私の場合は津波の 先端ぎりぎりセーフでしたが先ほどやっと連絡がついた仲間はすべて流されたそうで全財産なくなったそうです。私のを修理していっしょに飛ばそう よと話しました。今日の食事にも事欠く状況ですが模型はやめられません!!
**********************************************************************

お便りありがとうございます。
いや~大変な状況ですね。ラジコンを通じてどうかお友達を励ましてください。

通常であれば 「こんな震災の時にラジコンもないだろう」と思われる方もいるかもしれませんが、これが少し違うんですね。お互いに楽しいことや 夢を語り合って、「落ち着いたら、思いっきりラジコンやるぞ!」って思った方が、意外と苦しいことや辛いことを乗り切ることが出来ます。

以前、避難所で寄席をやって頂けるというボランティアの方々がいました。当然、避難所の関係者は「この災害時にお笑いか?」と非難されるのを恐 れ、寄席を開催するのを躊躇していました。ああでもないこうでもないという議論の末、やってみることになりました。
結果、どうなったかと言いますと、子どもが笑うと親にも笑顔が戻ってきたんです。避難所全体の空気が明るくなって希望が見えてきました。
物資やライフラインと同じくらい心のケアって大切なんですね。

では、TL-2000の製作を続けます。
今週はラダーのリンケージです。



ラダーはこのキット付属の3本のピンヒンジを使って胴体に取り付けます。ヒンジ穴は最初から開いていますので、作業は楽です。



エポキシ系の接着剤を使ってピンヒンジをラダーに接着します。接着剤はラダーの穴の方に塗ります。ヒンジに塗ると接着剤がはみ出して、稼動部分 にまで着いてしまいます。



エポキシ系接着剤が生乾きのうちに垂直尾翼側にも接着剤を塗って、ラダーを挿入します。
ラダーを挿入したら、ラダーを左右に2~3回振ると3つのピンヒンジのセンターが揃います。



接着剤が乾くまで、ラダーがずれないようにテープで固定しておきましょう。



ラダーのワイヤーリンケージ用のパーツ。左の木材がラダーサーボをかさ上げするバルサブロックです。中央がアジャスターです。右側が両引き用の ラダーホーンです。



エレベーターワイヤーとラダーワイヤーが干渉しないようにラダーサーボベットはバルサブロックでかさ上げします。



ラダーサーボを取り付けます。主翼が胴体の内部から蝶ネジで固定するタイプなので、手が入りやすいように、リンケージはなるべく中心線の近くに まとめます。



ラダーホーンを取り付ける位置を決めて穴を開けます。



ラダーホーンは、比較的目立つ場所なので、胴体と同じく白い物を選びました。ラダーホーンの取り付けには緩み止めにロックタイトを使っています 。



ラダーのリンケージワイヤーが通る穴を開けます。ラダーホーンの位置とサーボホーンの位置の関係からワイヤーにストレスがかからない場所を選び ます。



位置が決まったら、錐で胴体に傷を付けます。



錐で付けた印を目安にバイスで穴を開けていきます。バイスの持ち方が不自然ですが、これは右手でカメラのシャッターを切っているので、どうかご 了承ください。



穴が開いたらリンケージワイヤーを通して、銅管でホーンに固定します。



ラダーとエレベーターのリンケージが完成しました。こんな感じで中心線の近くに集中させてみました。



ワイヤーリンケージを外側から見ると、こんな感じになります。



ワイヤーは銅体内で、こんな感じになっています。エレベーターとラダーのワイヤーが互いに干渉ていないか良く確認します。


平成23年3月31日(木)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方 に『F-86 セイバー』をプレゼントします。



今回は、今まで投稿していただいた方も対象といたします。今まで投稿された方でご希望の方は、投稿した内容とメールアドレスを送ってください。
今後は、第80回、第90回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、このページの下の感想フォームをクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願 いします。

このF-86 セイバーはパワフル軽量で、とても素直な操縦性能の機体です。また、派手なカラーリングなので、飛行中の視認性も抜群です。車輪を省 略した結果、手投げで簡単に飛ばせますし、返って飛行中のスタイルが良くなりました。
私も欲しい機体のひとつです!^^;
是非、ご応募ください。

応募にあたり、出来ればお願いがあります。
当選した場合、お手数ですがプレゼントを持って写っているデジカメ画像と簡単な感想(100字程度)をお送りください。
KKHOBBYのウェブサイトでご紹介させていただきます。

よろしくお願いします。


ラジコン日記についてのご意見・ご感想を是非お聞かせ下さい!(この文章 をクリックするとご感想送信フォームが開きます)
今後の日記執筆の参考にさせて頂きます。



最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(73)~TL-2000 140電動化計画⑦~(2011/03/25)

今回の地震の名前ですが、政府では東北地方太平洋沖地震と呼んでいますが、報道では時間と共に二転三転して、今では東北関東大震災と呼ぶのが通称になってきたようです。
余震もそろそろ少なくなってきて、被災地は少しずつではありますが、これから復興に向けての兆しが見えてきました。

今回の地震は東北3県という非常に大規模な災害に加えて、福島第一原子力発電所の放射能汚染の恐怖というダブルパンチ(農作物への風評被害を加えたらトリプルパンチ)を受けました。日本政府も指示連絡系統が混乱しているようですから、こういう時こそ全国の都道府県が支援しないと、それこそ体力的にも経済的にも日本はもたないかもしれません。私の住んでいる千葉県でも福島から非難されてきた方々の本格的な受け入れが始まりました。これからは、まさに地方の活力が問われていると言っても過言ではありません。

世界のメディアは「こんな大災害に会っているのに、なぜ日本人は暴動を起こさないのか、なぜ食料や物資の配布の順番をきちんと守れるのか」と、日本人の国民性に尊敬と驚きの念を隠せないようです。私たちからすれば「暴れたり泣き叫んだところで何の解決にもならないし、それこそ無駄な体力の浪費」だと思っている訳ですが、最後まで世界から尊敬される人間像でいたいと思います。

話は脱線してしまいましたが、お便りが届いています。
**********************************************************************
ナベさんの気ままなラジコン日記、毎週楽しみに拝見させて頂いております。
TL2000-140電動化計画で、もう70回を迎えるのですね!
たんに70回と言ってもいろいろご苦労もあったことでしょう。
TL2000-140電動可計画凄いですね。
ここ数年で電動の技術の進歩は目を見張るばかりです。
現在では小型機の電動は当り前のようですが、大型機での電動はF3A機は某雑誌などでも取り上げられていますが、スケール機の電動可は少ないようで、まして140クラスを電動にするとなると、ブラシレスMなどのスッペクをどう選択をするのかも楽しみで、興味深いです。(選択方法はどう決めているのか)
今後の進捗が楽しみです。
機体製作においても、参考になる事だらけで、私の製作にも取り入れさせて頂いております。
今後もラジコン日記、頑張って下さい。
**********************************************************************
励ましのお便りありがとうございます。
気がついたら70回を越えていました。こんなに回数が続くとは、私も、たぶんKKHOBBYの小西さんも思ってもいなかったことと思います。何ていいますか、あまり企画を綿密に練って全力投球してしまうと息切れしてしまいますから、思いつくまま気の向くまま、結構気楽にやらせていただいているのが長続きする秘訣かもしれません。これに付き合わされている読者の皆様には本当に申し訳ないと思っています。まぁ、おやじの戯言だと思ってかんべんしてください。

ラジコン飛行機の電動化の波には本当に目を見張るものがあります。以前は、エンジンで言うと40クラスあたりまででしたが、今では140クラスのモーターが非常に安価で手に入ります。電動化したことによって近隣への騒音問題も解消しますし、振動が減ったおかげでメカや機体へのダメージも軽減されました。
電動化での一番のネックとなっているのがスケールサウンドの問題ですが、実はサウンドシステムといって実機の音をマイクロチップに収録して、エンコンスティックに連動させて再生するシステムがあるのですが、サイズや価格の問題もあって現在の段階ではあまり普及していません。これについては、また機会がある時にお話したいと思います。

では、TL-2000の製作を続けます。
今週はメインギアの組み立てです。



キットの中のビニールの袋を開けるとたくさんのパーツが入っています。説明書には、それほど詳しく書かれていませんので、ここから想像力を発揮してパーツを分類します。まるでパズルのようです。



とりあえず、判るパーツは仮組みしてみます。そうすると、今まで判別できなかったたパーツがだんだんと見えてきます。ツメ付きナットの内側にはバリがありますので、反対側からビスを通して、バリを押し出してから正しい方向からビスを入れます。



メインギアのスパッツにタイヤシャフトの穴を開けます。もちろん基準も推奨位置も明記されていません。このあたりはモデラー根性と自己責任の世界です。とりあえず、前後方向はタイヤの開口部の中央ということで、この辺は迷いはありません。



次にタイヤを取り付ける上下位置の決定です。スパッツの容積が大きい程、泥が詰まり難いのですが、とりあえずメインギアの下限にスパッツの開口部を合わせました。



シャフトを通す穴の位置が決まったら、最初はキリでドリルの滑り止めの穴を開けます。次にバイスで穴を広げていきます。最後にドリルで必要な太さになるように穴を開けていきます。このプロセスを惜しむとグラスファイバー製のスパッツにひびが入ったり、割れたりします。



こんな感じドライバーとレンチでスパッツを固定します。上の穴はスパッツが回転しないようにタッピングビスで固定する穴です。3つの車輪を組み立てて床の上で姿勢を見てから固定するのですが、最近こういう部分をよく忘れます!^^;



ストッパーを使ってタイヤを止めます。このような大型機でもスパッツの開口部はたかが知れていますから、シャフトを通すときにナット、タイヤ、ストッパーを同時になだれ込むように挿入しておきます。



え~メインギアを胴体に固定する段階で問題が発生しました。付属のビスの長さが短くて、ツメ付きナットに食いつきません。もともとツメ付きナットは木材にハンマーで叩いてから使用するものですが、胴体の内側からハンマーを振るうというのもどうかと思うので、長いビスを使うことにしました。



一方のメインギアを3本のビスで固定します。長いビスにツメ付きナットを挿入して、ビスを回しながらツメ付きナットを胴体内側のベニヤ部分に食い込ませていきます。ツメ付きナットが十分に食いついたら、キット付属のビスに変えて締め付けるとビスが無駄になりません。この方法で、なんとかこの工程をクリアしました。



これでなんとか左右のメインギアの取付けが完了しました。ビスの長さが足りなくて焦ったり、DIY店に走ったり、大きな機体を表や裏にひっくり返したりと、製作の楽しみは絶えません。



汗かき恥かき、なんとかメインギアの取り付けが完了しました。胴体と同系色の白で塗られていますし、適度な弾力性もあり、スケール機の醍醐味のようなものが感じられてきました。



平成23年3月31日(木)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『F-86 セイバー』をプレゼントします。



今回は、今まで投稿していただいた方も対象といたします。今まで投稿された方でご希望の方は、投稿した内容とメールアドレスを送ってください。
今後は、第80回、第90回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、このページの下の感想フォームをクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

このF-86 セイバーはパワフル軽量で、とても素直な操縦性能の機体です。また、派手なカラーリングなので、飛行中の視認性も抜群です。車輪を省略した結果、手投げで簡単に飛ばせますし、返って飛行中のスタイルが良くなりました。
私も欲しい機体のひとつです!^^;
是非、ご応募ください。

応募にあたり、出来ればお願いがあります。
当選した場合、お手数ですがプレゼントを持って写っているデジカメ画像と簡単な感想(100字程度)をお送りください。
KKHOBBYのウェブサイトでご紹介させていただきます。

よろしくお願いします。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(74)~TL-2000 140電動化計画⑧~(2011/04/01)



今週はTL-2000のノーズギアを組み立てます。

まず、その前にお便りが届いていますのでご紹介します。
**********************************************************************
いつもこのコーナーを楽しみにして、又参考にしています。私も早速この機体を購入して飛ばしています。
飛行した感想ですが、エルロンの効きがちょっと鈍く感じます。
スケール的にはちょうど良いですが。
フラップダウン時のミキシングはアップミキシングでした。
離陸時、前が下がり主翼に迎角がつかないので、エレーベーターが効くスピードになると急に頭を上げて離陸します。
できればメインギアーのタイヤの位置を下げて、置いたときに主翼に、迎角が付く様にしたらきれいに離陸できると思います。私のパワーソースはゼノアの26ccです。CGはどんぴしゃでした。
この価格でこんな素晴らしい機体が購入できるなんて、昔では考えられないですね。現在、同じ機体で一回り大きい50ccバージョンを製作中です。電動での初飛行楽しみにしています
**********************************************************************
お便りありがとうございます。
もうすでにTL-2000を飛ばしていらっしゃる方ですね。
私はこれから初フライトになりますので、大いに参考になります。
どうもありがとうございます。

このTL-2000は主翼の面積の割には、エルロン・フラップの面積が少ないような気がします。動翼の面積が少ないと、ある程度の舵角までは動翼として働くのですが、それ以上に角度を増加させると、スボイラーのように急激に空気抵抗を発生します。

エルロン面積が少ない場合は、当然エルロンの効きは弱いのですが、だからと言っていたずらに舵角を大きく取ると、今度はアドバース・ヨーが強くなり、更に舵角を増やすと翼端失速を起こしやすくなるので、エルロンの舵角も、そうそう大きく取ることは出来ません。

一方フラップの方ですが、通常フラップは高揚力装置ですから、主翼の揚力が増加し、自然と機首を上げようとします。この頭上げを解消するために、エレベーターダウンミキシングを掛けるのですが、読者の方の場合エレベーターアップミキシングとなった。つまり、フラップを降ろしたら機首が下がったということになります。こちらはフラップがフラップとしての効果よりもスボイラーとしての効果が顕著だったように思えます。

いずれにせよ、メールでのお便りからの推測ですから断定的なことは言えませんので、私のTL-2000が完成してフライトをしてみたら、その辺のことが説明できると思います。
それでは製作に入ります。



こちらがTL-2000のノーズギアです。なかなか豪華?堅牢な作りをしています。スプリングのサスペンションが付いていて、ストロークは実測で18mmあります。このような大型機ですが、さすがにオイルダンパーは装備されていませんでした。



ノーズギアをスパッツに抜き差しすると、タイヤシャフトになるボルトの頭がスパッツに接触することが判ったので、その部分をルーターで削ります。



このように、ノーズギアがスパッツにきれいに挿入することが確認できてから、いよいよ接着になります。



ノーズギアはスパッツに直接接着してしまいます。取扱説明書の指定ではエポキシ系の接着剤を使用することになっていますが、離着陸の衝撃で簡単に剥がれてしまっても困りますので、私はスーパーXを使用することにしました。エポキシであればより衝撃に強い「弾性エポキシ」という接着剤がありますので、それをお使いになると良いのではないかと思います。



胴体の機首部分に防火壁を付けます。この防火壁、キットの段階でカウリングを固定するためのツメ付きナットが付いています。このツメナットの内側にもバリがありますから、内側からナットをねじ込んで、バリを外に押し出してしまいます。



4箇所のツメ付きナットにボルトを入れ、ネジ山をなめてしまわないか、カウリングを付ける前によく確認します。



ここですくに接着という訳にはいきません。防火壁を胴体に合わせて接着の不具合がないか確認します。私のキットでは防火壁の上下方向はぴったりでしたが、左右の長さがほんの少し長いので、サンディングボードを使って整形して胴体に合わせました。



それでは防火壁を胴体に接着します。防火壁はベニヤで出来ていますから、私のキットに入っていた防火壁は若干反っていました。外から押さえれば密着するのですが、エポキシが乾燥するまでの間ずっと押さえている訳にもいきません。また、マスキングテープなどで固定しても、時間の経過と共にズレてくる可能性もあります。そこで、少し荒っぽい裏技を使います。この方法は取材などで接着剤が乾くまでの時間を短縮して次の工程に進みたいときに良く使います。まず、接着面の中央部にエポキシ系接着剤を塗り、周囲はそのまま残しておきます。



次に、防火壁を胴体に接着したら、周辺に瞬間接着剤をスポット的に数箇所塗ります。これでベニヤの浮きを押さえることができます。防火壁が胴体に正確に接着出来たら防火壁の周囲全体に瞬間接着剤を塗ります。



瞬間接着剤が垂れて思わぬところに手が触れないように、瞬間接着剤を塗ったら、その上からすぐにアクセラレーターを吹きます。



これで瞬間接着剤は固着しますから、余ったアクセラレーターをティッシュペーパーで拭き取ります。



これで防火壁の接着は完成です。触ってみると判りますが、カッチカチに固定されているはずです。しかし、中央部のエポキシ系接着剤は乾燥していませんから、このまま一晩置いておくことにします。焦って次の作業に進むとドリルの刃がエポキシでベトベトになります。



一晩待って、ドリルでノーズギアを固定する穴を開けます。エポキシ系接着剤が乾いているので、ドリルで削られる粉も乾燥しています。



ノーズギアの取り付け金具を防火壁に取り付けます。取り付け位置は防火壁にレーザーで書かれていますので、位置決めは楽です。読者の方のお便りにもあったようにノーズギアは少し長めにした方が良いということです。と言ってもどれだけ長くすれば良いのか見当がつきません。悩みに悩んだ末、規定どおりの位置にしてスペーサーなどで調整することにしました。



ノーズギア取り付け金具の裏側です。4本のボルトと4つのツメ付きナットで固定します。前にも書きましたように、事前にツメ付きナットのバリを取っておきます。



ノーズギアのステアリングロッドの通る穴を開けます。ホーンは一番外側の穴を使います。ノーズギアの動作角が大きいと離陸滑走の時に蛇行して、なかなか機速が付きません。また、着陸時にラダーをラフに操作すると機首からつんのめります。



最初に細めのドリルで穴を開けてからね徐々にドリルを太くしていきます。最後に穴を整形しておしまいです。



なんとかノーズギアが取り付けられました。取り付け金具の下にスペーサーを取り付ければ、2~3mm程度は高さが調整出来そうです。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第80回、第90回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(75)~TL-2000 140電動化計画⑨~

今週はTL-2000のモーターマウントを組み立てます。

まず、その前にお便りが届いていますのでご紹介します。
**********************************************************************
「ナベさんの気ままなラジコン日記」いつも、楽しく拝見させてもらっています。Pulama3D-EPPやFOXは実際に購入し、すごく参考になりました。フライトインプレッションでは、できれば動画リンクなどを入れてもらえば、なお、いっそうリアリティのある日記になり、読者への受けもさらによいのではないかと思います。今後、ぜひ、動画アップもよろしくお願い致します。
**********************************************************************
お便りありがとうございます。

EPPの素材の接着にはスコッチの強力接着剤プラスティック用が最適なのですが、当時は品薄でどこのDIY店に行っても売っておらず、友人から貴重な接着剤を借りて製作しました。
その後、KK HOBBYさんで入手できるようになった時には、本当に有難かった思い出があります。

それから瞬間接着剤は、これはこれで便利なのですが、EPPの内部に気泡が多く(発砲なので当たり前ですが)、一滴たらした瞬間接着剤がどこに浸透していくか見当が付きません。そこで、機体や手が接着剤でベトベトにならないように、瞬間を垂らしてはすぐにアクセラレーターを吹く、また瞬間を垂らしてはアクセラレーターの繰り返しでした。

ホットボンドは硬化も早く綺麗に仕上がるのですが、いい気になって多用すると重さがかさみますので、ほどほどに使用します。ただし隙間に充填したいときは、ホットボンドが最適でした。

それから、動画ですよね~(笑)。いよいよ来たかという気分です!^^;
え~実は私はビデオカメラを持っていないんです。こんな業界でライターの真似事をしている割には今時めずらしいアナログ人間なんです。
ビデオを購入して、仲間にフライトの模様を撮ってもらって、編集の技術を覚える・・・。
ん~もう少し時間をください。

それでは今週の製作に入ります。



カウリングに開ける穴の位置の決め方ですが、私は写真のようにナットの延長上に線を引き、ナットまでの距離が判りやすいように印をします。



次に、胴体にカウリングを付けてから、写真のようにナットの位置を再現します。



このようにして再現したナットの位置にバイスを使ってカウリングに穴を開けていきます。最初は小さい穴を開けて、カウリングを取り付けて位置を確認し、穴の位置を補正しながら穴を広げていきます。4箇所とも同じ作業を繰り返して、納得のいった時点でカウリングを取り付けます。



カウリングを取り付けたら、防火壁からプロペラの取り付け位置(正確にいうとドライブワッシャ)までの距離を測ります。私の場合は147mmでした。



ボルトマウントセットとFSD FC63シリーズ用十字マウントです。KKHOBBYさんから販売前のM5サイズのボルトマウントセットを入手しました。 ナット、ワッシャ、スプリングワッシャの使い方が判らなかったので、とりあえず4等分しました。



KK HOBBYのサイトを見ながら試行錯誤で仮組してみました。中間でダブルナットを使用している理由は、モーターを取り外した時にダウンスラストやサイドスラストを記憶しておくためです。



防火壁を正面から見てみます。縦の十字に描かれた線は中心線だと予想されます。では、右側に2mm程度ずらして描かれた線は、モーターにサイドスラストをつける場合に使用する線だと思います。



サイドスラストを考慮に入れて、ボルトを通す穴をドリルで開けます。



ここで問題発生! ひとつの穴がサーボベットよりも下に開いてしまいました。



仕方がないので、サーボベットの一部を切開してマウントを通します。切開した分サーボベットの強度が落ちますから、後でマウントの左右の部分を木片で補強します。といっても忘れそうですが!^^;



4本のボルトを通してみました。調整が出来るように穴は若干大きめに開いています。



スプリングワッシャを入れてマウントを固定していきます。右手でカメラのシャッターを切るためスパナの持ち方がおかしくなっています。



モーターを取り付けてみました。ナットを締め付けるとボルトマウントセットは思いの他しっかりと固定します。なかなか良い感じです。



カウリングを取り付けます。若干の調整でモーターシャフトが開口部の中心にきました。



うまくいった!と思ったとたん、ボルトの長さが足りないのに気づきました。防火壁の厚さが予想以上に厚かったということです。ボルトの調整シロを最長にしても届きません。
来週はDIY店をはしごして、長いボルトを探す旅をすることになりました(笑)


〔読者の皆様へのプレゼントについて〕
「ナベさんの気ままなラジコン日記」の読者プレゼントにたくさんのご応募をいたたき誠にありがとうございました。
厳正な抽選の結果、1名様にF-86セイバーを送らせていただきました。
個人情報保護法の関係により、KK HOBBYから一方的に当選者を発表できませんが当選者の方からプレゼントを持ったお写真が送られてきた場合はこの場でご紹介したいと思います。
今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第80回、第90回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(77)~TL-2000 140電動化計画⑪~(2011/04/22)

最初にお便りを紹介します。
私が「ラジコン日記」の中でTL-2000のモーターを固定するネジの長さが足りないと書いたら、読者の方が心配していただいたのでしょう。早速メールが届きました。

**********************************************************************
いつも楽しく拝見させていただいております。
空ものRCはヘリから入りまして、最近は飛行機にもどっぷりつかってしまった者です。
今回はモーターマウントのねじをお探しということみたいなので私がよく利用しているお店でも調べてみましたが、全ねじで100mmを超えるものは見当たりませんでした。
半ねじであれば長いものもありましたが、それでは意味がありませんよね
もうすでに探し終えておられるかもしれませんが、ホームセンターに寸切りのねじがありますのでそちらを利用されるのはいかがでしょうか?
ねじの頭がなく、ダブルナットで止めないといけないので重量増加にはなりますが良い長ねじが見つからない場合にはこれが使えるのではないかと思います。
**********************************************************************

お便りありがとうございます。
私もDIY店を何軒かハシゴしましたが、M5は100mmまでしか商品化されていないようです。丁度私もお便りの方と同じ事を考えて、300mmの長ネジ(ネジの頭の部分が無くネジ山のみ加工された物)を2本とナットを買ってきたところでした。
ただ、このくらいの大きさの機体になると、ダブルナットによる重量の増加はさほど問題ではなく、むしろエンジンをモーターに付け替えたことによって機首が軽くなりますから、適正な重心位置になるようにリポを出来るだけ前に積んで重心位置を合わせることが重要になります。
まぁ、課題はいろいろありますが、製作を進めながら一つひとつ解決していきたいと思います。

それでは、製作に入ります。



コクピットにインパネを接着する位置を決めるために、インパネの形状をペンで書き入れます。



まずはキャノピー部分の製作です。コクピットにインパネを接着します。瞬間接着剤を使っても良いのですが、白く濁ると目立ちますのでコニシのSUを使用しました。
この接着剤は乾いてからも適度な弾力があるので衝撃に強いです。また、はみ出しても透明なので目立ちにくいという利点があります。



インパネを接着したら、接着剤が硬化するまでの間ズレない様にマスキングテープで止めて、ウエイトを乗せておきます。



一晩経ってインパネが完全に接着されたら、今度はキャノピーを接着します。キャノピーは事前に埃や手垢の汚れを中性洗剤でよく洗い落とし、日陰で乾燥させてから接着します。



キャノピーをゆっくりと静かにかぶせたら、左右にズレがないように良く確認をしてマスキングテープで固定します。



例のモーターマウントです。ドライブワッシャからカウリングの露出部分まで5mmほど足りません。余裕を見て7mmほど延長させればOKです。



これがDIY店で入手した長ネジ(300mm)2本とナットです。手前がM5×100mmのボルトナットです。



先ほどの測定では7mm延長でしたが、余裕と調整シロを考えて120mm(20mm延長)としました。



ネジの頭の部分をダブルナットで代用します。右手でカメラのシャッターを切っていますので、画像が不自然ですが、あくまでイメージだと思ってください。



かなりの力を入れて固定したダブルナットにロックタイトを塗って緩みを防止します。



ネジを万力で固定して、不要な部分をルーターで切り落とします。このとき鉄粉が飛びますので、掃除機で鉄粉を吸い取りながら作業することをお勧めします。



この作業を繰り返してM5×120mmの手製のボルトを作成しました。手前の以前のボルトと長さを比較してみました。



一旦モーターを外してボルトを交換します。手前の長い2本のボルトが新しい手製のものです。あれ程考えていたのに、こういう作業を「手戻り」というんですね!^^;



防火壁からモーターマウントの位置を7mm程延長し、かつダウンスラストとサイドスラストを気にしながら(目測)、モーターを固定します。



TL-2000に使用するプロペラとスピンナーです。プロペラの指定は17×8、スピンナーの径は70mmです。高出力のモーターを回す場合、スピンナーはバックプレートが丈夫な金属製の物がお勧めです。



まずはプロペラのバランスを取ります。指で隠れて見えませんが、プロペラバランサーを使用しています。



モーターのシャフトに合わせてプロペラの穴を広げます。しかしこのモーター、プロペラアダプターを付けると、シャフトの径が異様に太いです。



スピンナーのバックプレートの穴もプロペラアダプターにあわせて広げます。あまりにも太いので、手が痛くなってきました(笑)



プロペラのブレードの形状に合わせてスピンナーをカットします。このスピンナーはブレードが出る部分は肉厚を薄くして、加工しやすいように工夫されています。



プロペラ、スピンナー、キャノピーが付いた勇姿です。だいぶ製作が進みました。
キャノピーが丸いせいか、「大きいけどかわいい機体」です!


「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第80回、第90回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(76)~TL-2000 140電動化計画⑩~(2011/04/15)

まず、はじめにプレゼントの当選発表です!

今回F86セイバーが当選したのは、あの大震災で大きな被害受けた仙台市のSさんです。Sさんの家の近くまで津波が押し寄せましたが、ぎりぎりセーフだったそうです。ラジコン仲間は全財産を失った人もいるそうですが、このF86セイバーを一緒に飛ばしてください!

Sさんからのお便りです。
**********************************************************************
さきほどプレゼントのF86到着いたしました。ラジコンの懸賞には当たったためしがなくほんとうにびっくりいたしました。ありがとうございました。キットの完成度も高くこの価格で御提供くださるKKホビー小西さんに感謝です。復興に向けての励みになります。「ナベさんの日記」末長く続きますよう影ながら応援させていただきます。
**********************************************************************
お便りありがとうございます。
KKHOBBYの小西さんも私も仙台市まで宅急便が届くか心配でしたが、F86セイバーがなんとか無事に届いたようで安心しました。
たった1機のラジコン飛行機ですが、みなさんの励みになれば嬉しく思います。



プレゼントのF86セイバーを持つSさんです。震災の地に無事に届いてよかったです!^^



Sさんの家の周囲の様子です。津波により家がバラバラになっています。自然災害のエネルギーって計り知れないですね。

それでは、TL-2000の工作を続けます。
先週はモーターマウントのボルトの長さが足りないところで終わっていますが、ボルトの代替になるものを探している間に、別の部分を製作することにします。
まずはノーズギアのリンケージです。



グロー燃料用のパイプを輪切りにします。



このようにロッドアジャスターのクレビスに燃料パイプを通して、ホーンのはずれ止めにします。特にノーズギアは離着陸時にショックを受けやすいので必ず入れます。



こんな感じに取付けます。ノーズギアのホーンの穴が小さかったのでバイスで適当な大きさに広げます。



ノーズギアのロッドはラダーサーボの一番内側の穴に通します。ホイルベースが短いのでノーズギアの舵角は最小限で十分です。下手に大きく取ると、離陸時に蛇行してコントロールが難しくなります。



ノーズギアのロッドアジャスターとピアノ線をロッドジョイントで結合します。



胴体の内部を写した画像です。ノーズギアのホーンからロッドが斜めに立ち上がってラダーサーボとリンクしています。リポの搭載位置を左右に振り分ければ問題なさそうです。

続いてキャノピーの工作です。



これがキャノピーの基台となる部分です。確かに強度はあるのですが、グラスファイバー製なので、ずっしりと重さを感じます。



これがキャノピーです。下に敷いたカッターマットを見れば、その大きさが判ると思います。とにかくでかい! たぶんこの木型も大きかったんだろうと想像してしまいます。



これがインパネの整形部品です。こちらは鋏を入れると割れたり塗装が剥がれやすいので、カットには細心の注意が必要です。良く切れる鋏を使って一度に切ろうとせずに、何回かに分けて切ります。



キャノピーも一度に切ろうとせずに、何回かに分けて切ります。これで3周目くらいです。最後は2mm幅くらいで切ると綺麗に仕上がります。



次はインパネのステッカーを切り抜きます。周囲に点線がありますが、それに沿って切ると若干大きめになります。後は現物合わせて調整していきます。



インパネのステッカーに糊は付いていませんので、このようにして両面テープを貼ります。



インパネを両面テープで貼ります。しょぼい印刷でしたが、なんとなく雰囲気が出てきました。



とりあえず、仮組みしてみました。キャノピーのラインと胴体のラインのつながりは良さそうです。後は接着剤ですが、瞬間を使って白濁したらキャノピーが大きいので目立ちます。失敗しないで接着できる方法を考えないと。

モーターマウントの長ボルトやLEDの点滅方法など、まだまだ課題はありますが、少しずつアイディアの出しながら解決していこうと思います。
それではまた来週お会いしましょう!


「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第80回、第90回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(78)~TL-2000 140電動化計画⑫~(2011/04/29 ※5/1掲載)

富士登山も九合目からが、なかなか上がれないと言いますが、私のTL-2000も90%は出来上がっていると思うのですが、大型機であるが故まだまだ作業が続きます。

さて、お便りを頂いておりますのでご紹介します。
**********************************************************************
毎週金曜日が楽しみでKKHOBBYさんのホームページを見ています。丁寧な工作過程とさらりとこなす仕事ぶり感嘆いたしております。ところで気になるパーツがありますので機会がありましたら取り上げてほしいのです。飛行安定装置、飛行機用ジャイロの使い勝手はいかがなものか知りたいのです。
**********************************************************************

お便りありがとうございます。
また、私の工作技術をお褒めいただいてありがとうございます。
あまりたいしたことはしていないのですが、誰もが判りやすく表現することについては、RCエアワールドに原稿を執筆していた頃から心がけていました。
あの頃と違って、今は工作と写真撮影をひとりでやっていますから、あまりに工作に夢中になってしまうと写真撮影を忘れてしまうので、製作した部分をわざわざ分解してもう一度撮り直すこともあります(笑)

さて、飛行安定装置や3軸ジャイロですが私は使ったことがありませんが、私のラジコン仲間が使っています。使用した印象は「10クラスの機体でも、大型機を飛ばしているように座りが良い」と言っていました。それだけ安定するということでしょう。しかし「だからと言って墜落しないという保障はない」とも言っていました。
私がもし使うとしたら高高度の空撮機に載せるなど、また別のアプローチの方法を考えると思います。ラジコン飛行機で航空写真を撮影する場合、どうしても高高度を飛ばすので、機体の姿勢が判り辛くなります。そんな時に水平をキープして飛んでくれたら役に立つと思います。


それでは、製作に入ります。



アンプのリード線にコネクターを取り付けます。今回は4セルのリポを直列に繋ぎ、8セルで使用しますので大電流が流れます。そこで、大電流でも耐えられるXT60コネクターを使用しました。

半田の乗りを良くするために、接点にフラックスを塗ります。



リード線の方にも十分に半田メッキをしておき、双方の半田と半田を溶かし合わせるような感じで半田付けをします。この位太いリード線になると、80Wくらいの半田ゴテを使って、サッと付けた方が電子回路への負担も少なく、コネクターも溶け出すことはないでしょう。



コネクターの半田付けが完了しました。
今回使用するアンプは、HOBBYWINGのPENTIUM-80A-HVです。
リポは5セル~10セル対応ですからリード線も太く、ヒートシンクも大型のものが使用されています。
手前にスパーク防止用の細いジャンパー線が付いています。



マニュアルによると重心位置は主翼前縁から10cmの所に指定されています。主翼裏側に前縁から10cmの所ペンで印をします。



ペンで印をした位置にビニールテープを貼ります。このビニールテープの位置で機体を持ち上げれば、重心位置のズレが判ります。



胴体に主翼を接合します。胴体内に動力用リポやサーボ駆動用ニッカドなど、重量物をなるべく前の方に設置して重心位置を合わせます。リポやニッカドなどの重量物を出来るだけ前に積むことにより、どうやらデッドウエイトを積む必要はなさそうです。



モーターマウントを付けた時にベットの一部を切り落としたので、3mmベニヤを接着して補強します。



重心位置を合わせるためにアンプも出来るだけ前に積みたいので、リンケージの木製ロッドを流用してスペーサーを作ります。



スペーサーをアンプに付けてみました。これでアンプとニッカドを2階建てにして最前部に積むことが出来ました。



ブラシレスモーターとアンプを繋ぐリード線の通る穴を開けます。最初はドリルで豪快に開けます。



次に、フライトによりリード線がショートしないように、ルーターを使って穴の内側のささくれを丁寧に整形します。



アンプはこんな感じに取り付けました。左右のマジックテープは4セル5000mAhのリポを搭載するスペースです。マジックテープはそのままベニヤ板に貼ると簡単に剥がれますので、あらかじめエポキシ系の接着剤を塗っておき、硬化してからマジックテープを貼ります。



4セル5000mAhのリポを2本積んでみました。これでもまだ重心位置は後ろ気味です。



2本のリポを直列接続するためのリード線を作って見ました。
シリコンケーブルは12AWGを使っています。



先ほど作ったリード線にリポを接続してみました。アンプのジャンパー線を使うのを忘れると、コネクターから透けて見えるほどのスパークを起こします。
サーボ駆動用のニッカドをもう少し前に持っていきたいところです。



カウリングの下の部分がノーズギアに当たるのを防ぐのと、排気効率を上げるためにカウリングの下の部分をカットします。
スプレーの缶があったので、それをなぞって半円を描き、ルーターで穴を開けていきます。



一様に穴が開いたら、ニッパーで穴と穴の間の部分をカットしていきます。



こんな形にカットできれば良しとします。



先ほど使ったスプレー缶にサンドペーパーを巻いてカウリングを整形します。



カウリングを付けてみました。
こんな感じで排気効率が上がれば良いのですが、どんなもんでしょ?!
まだまだ足りないかも!

〔訃報〕
私事ではございますが、平成23年4月22日に私の実父が他界いたしました。
このことにより私的行事が重なり、ラジコン日記の更新が遅れましたことを
心よりお詫び申し上げます。 


「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第80回、第90回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(79)~TL-2000 140電動化計画⑬~(2011/05/06)


TL-2000の製作を始めて3ヶ月、ついに完成しました!
今週はライティングシステムの取り付けです。

まずは、その前にお便りの紹介です。
**********************************************************************
毎週楽しみに見ています。飛行機が毎週、完成に近づくのを見るのは楽しみです。子供の頃、私の町にあった模型屋のおやじが作る飛行機を毎日見に行くのが日課でした・・そのころ染みついたんでしょうかね~今は自分で苦労して作った飛行機を酒の肴に一杯やるのが至福の時間です。ついつい深酒に;^ 。^; 私も自分の飛行機の電動化がほぼ終わり、低価格の大型モーターはどうなんだろうと大変興味のわくところです。完成までもう一息頑張って下さい!
※ちょっと気になったこと・・カウルの冷却口が小さくモーターに上手く風が当たらないような気がします。ちょうどビニールホースが合いそうな穴なので2本付けてモーターにむけて取り付けると良いかも・・・よけいでしたσ(^o^)?
**********************************************************************
お便りありがとうございます。

私も中学生の頃ですが、千葉県の柏市にある模型屋さんと東京都の南千住にある模型屋さんに良く通いました。店に飾ってある大型機を見て、「いつかは僕もああいう飛行機を飛ばしてみたい!」と夢見ていました。
あれから40年、まさかその夢が叶うとは思いもよりませんでした。

電動は騒音や振動の問題も解消されますし、メンテナンスも楽ですね。以前はGP40クラスを超えると、モーターもリポも急に高価になって、なかなか手が出せなかったのですが、最近はGP120クラスのモーターも低価格化も進んでいます。また、機体もオイルで汚れませんから本当に良い時代になりましたね。

この方のホームエリアは北海道の美幌にあります。
美幌峠は自然環境の良いスロープエリアです。私も北海道にはパラグライダーを持っていって飛んだこともあります。また、スキーやバイクツーリングで良く北海道に行っていましたから、北海道は第二の故郷のような気がします。

それでは製作に入ります。

先週に引き続き、機体の重心位置を合わせるために、アンプとバッテリーを二階建てにして最前部に持っていく計画でした。



この機体に使うアンプはOPTですから、サーボモーターの駆動用電源は別にします。その方が、万一アンプが故障しても、最後まで舵は効きますので安全です。ニッカドバッテリーのベッドを1.6mm厚の航空ベニヤで作ります。



このベニヤ板はKKHOBBYで扱っていますが、木目がきれいにそろっていて、とても切りやすいです。こんな品質の良い航空ベニヤをどこで仕入れてきたんだろう?



マジックテープとベルクロでニッカドバッテリーを固定します。



こんな感じに機体に取り付けます。
ニッカドは4セルの1100mAhを使用しました。



Yahooオークションでこんなもの見つけました!
翼端灯だけでなく、アンチコリジョンライト(衝突防止灯)、ランディングライトなどなど、フルセット付いています。



パーツはこんな感じです。黄色い基盤がたぶん点滅する回路なのでしょう。受信機から電源を取りますから4.8Vで駆動します。



実際に電源につないで光らせてみました。
常時点灯しているものから点滅しているものまで、豪華絢爛です。まるで秋葉原に居る気分です!^^;



取扱い説明書は英語ですが、図だけでも理解できます。本物の飛行機はこんなにライトが付いているんですね。



リード線が短いので(機体が大きいので)、サーボ用のリード線を半田付けして延長します。ライトのリード線は細いので被服をむくのに注意が必要です。また、半田付けにはあらかじめ半田メッキをしておきます。



リード線を半田付けします。シュリンクチューブを入れるのを忘れないようにします。



キットに付いていたLED(航空法に指定されている色と異なりました。)をはずして、新たにLEDを埋め込む穴をドリルで開けます。



水糸に錘を付けて主翼の中にリード線が通るようにします。



主翼の中に翼端灯のリード線を通しました。



主翼から出るコネクターはこんな感じになります。
手前からエルロン、翼端灯、フラップのコネクターです。



今度は翼端灯につけるクリアカバーを溝に沿ってカットします。



こんな感じに付きますが、実際に動作確認をしてから接着します。



主翼と胴体のコネクターを接続した様子です。
これだけ端子が多くなると、MPXコネクターでひとつにまとめても良いですね!



右の翼端灯はグリーンです。機体が大き過ぎるのか、LEDが小さく見えます。



左の翼端灯は赤です。グリーンに比べて少ししょぼいかも!
夕方向けか。



最終的に決定したメカの配置です。こんな感じになりました。



3ヶ月かかって、ついにTL-2000が完成しました!
重心位置の調整は出来ましたが、全備重量、プロペラ回転数、消費電流などなど、まだまだ未知数の部分がたくさんあります。
今、飛行場が田んぼの農繁期なのでフライト自粛期間に入っていますので、この期間に一つひとつエラーをつぶしして、解禁になったら、またフライトの模様をお伝えします。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第80回、第90回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(80)~関宿滑空場に行ってきました!~(2011/05/13)

5月になると、私たちがグライダーを飛ばしている田んぼにも水が入り、いよいよ田植えの季節を迎えます。もちろんそこではグライダーを飛ばせなくなりますし、所属しているラジコンクラブの周辺も田んぼなので、田植えと稲刈りの時期にはフライトを自粛することになります。
こんな時は飛行機の製作でもしていれば良いのですが、それだけではモチベーションが下がってしまいますので、仲間を誘って関宿滑空場見学ツアーを開催しました!^^;

道路が空いていたせいか、午前9時には関宿滑空場に到着しました。
みなさん、思い思いにグライダーの組み立て整備をしています。
今日の天気は晴れ。気温は26℃まで上がる予報です。良質なサーマルが発生してソアリングも楽しめそうです。



ここが関宿滑空場です。
手前の大きなトレーラーの中に本物のグライダーの胴体、主翼、水平尾翼と工具一式が入っています。
このグライダーをラジコンと同じように組み立てていきます。



まずはグライダーを引っ張る曳航機が目に入りました。最初、クリスティン・ハスキーかと思いましたが、良く見たらパイパーカブJ3でした。黄色いJ3を見慣れているもので、これはなかなか派手なカラーのJ3でした。



パイパーカブJ3の尾翼です。垂直尾翼とラダーの間の隙間が思っていた以上に空いています。水平尾翼と垂直尾翼との張線の張り方が、ラジコンそっくりです。ていうか模型が実機の真似なんですけどね!^^;
水平尾翼の前縁のところに胴体に切り欠きがあります。あれで水平尾翼の迎え角を調整するようです。



パイパーカブJ3の尾輪まわりです。ラダーは当然のごとくワイヤーリンケージです。ラダーホーンがこれでいいのかと思うほど華奢に出来ています。タイヤの上方にある筒の中からトーイングワイヤーが出てきます。



続いての曳航機はフランス製の小型機ロバンDR-400です。大きくて丸くてかわいいキャノピーは視界が良好です。北海道の滝川でも曳航機にロバンDR-400を使用していました。



こちらはモーターグライダーのグローブG109Bです。この機体もかわいくて好きな機体です。モーターグライダーでは、このグローブG109Bをスマートにしたようなホフマンディモナという機体があるのですが、この日は見られませんでした。
後ろにロバンDR-400が写っています。独自の翼端上反角が個性的ですね。



これは組み立て点検中のジュニアですね。このグライダーはめずらしく水平尾翼の無い機体で・・・というのは冗談で、これから取り付けます(笑)。



これはアサヒソアリングさんのグローブG103AツインⅡアクロです。教習生はこの機体で練習します。私も飛びたくなってきました。



ん~と、ディスカス2bです。書いてあります(笑)



こちらは東京大学航空部のASW24のようです。丸いキャノピーの切り口が特徴的です。



こちらはLS3ですね。同じく書いてあります(笑)



ピストです。曳航機による離陸待ちのグライダーが整然と並んでいます。



ロバンのエンジンが唸りを上げてグライダーを曳航しています。ロバン単体ではとっくに離陸している距離ですが、負荷が掛かっていますのでグライダーが先に浮き上がり速度が十分に付くまではローテーションしていません。



浮き上がりました!曳航機に先導され、グライダーが優雅に飛んでいます。グライダーが空の貴婦人と呼ばれる理由も分かるような気がします。



グライダーがかなりの高度に達しました。そろそろロープを切り離してブレイクする頃です。穏やかで気持ち良さそうです。



パイパーカブがASK13を曳航しています。どちらもレトロで良い味を出しています。



東京理科大のKa-6のようです。翼が太陽の光で透けて大変美しい機体です。



ASK21です。機体の表面が非常に滑らかで、とても美しい機体です。私も滝川で乗りました。



グライダーがスボイラーを出して降りてきます。一方手前ではパイパーカブがトーイングの位置に引き返してきます。お天気が良いせいか、この日の関宿滑空場はとても賑やかでした。



なかなか面白いシーンを撮影しました。
グローブG109Bを分解して車で移動しているところです。おそらく、このままハンガー(格納庫)に収めるところでしょう。河川敷とハンガーの間に一般道があるので、細心の注意を払って道路を横断していました。


さて、お約束しておりました「ナベさんの気ままなラジコン日記」読者プレゼント第2段のお知らせです!

平成23年5月31日(火)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『ASW28(EPO製:メカ付)』をプレゼントします。





今後は、第90回、第100回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、このページの下の感想フォームをクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

このASW28はスパンが2mあり、EPO製にしては大型機の部類に入ります。スロープをハイスピードでキンキン飛ばす機体ではなく、どちらかというとグランドサーマルを捕らえて上昇させるサーマルソアラーです。とはいえバラストを積んで重心位置を良く合わせて走らせて浮かせるタイプの機体です。
是非、ご応募ください。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをぜひお寄せください。お寄せいただいた皆様の中から、毎10回ごと(第90回、第100回・・)抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます!(この文章をクリックすると送信フォームが開きます)

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(81)~りっくんランド(陸上自衛隊広報センター)に行ってきました!~(2011/05/20)


以前から気になっていたりっくんランドに行ってきました!

ここは民主党政権になってから、あの事業仕分けで有名になった陸上自衛隊広報センター、通称りっくんランドです。
政治家の思いつきで「入場料を取ったほうが良い」というので500円徴収したところ、ぱったりと人が来なくなったということです。
あわてて「社会実験だ」と言い出すのですから、政治家の言うことは良く分かりません。
当事者の自衛隊員の方々は、おそらく
「我々の仕事を理解していただくのにお金を徴収するなんて申し訳ない」
と思っていたのに違いありません。
世の中、あんまり掻き回さないで欲しいものです。

さて、りっくんランドの場所は埼玉県の朝霞市の陸上自衛隊朝霞駐屯地内にあります。
車で行くときは東京外環道路の和光ICで降りて約5分くらいの距離にあります。
正門を入ってすぐに右折します。
当日は日曜日だったので駐車場が一杯で、基地の中の駐車場に車を入れました。
女性隊員の方が申し訳なさそうに案内していましたが、私としては基地の中に入ることは貴重な経験なので全然OKです!^^;



なんと! いきなりサマーワで活躍した軽装甲機動車の前で記念撮影です。
もう遠足に行った子どもと何の変わりもありません。



ここが陸上自衛隊広報センターです。
駐車場に限りがありますので、満車の時は基地内に車を入れられます。



ここがりっくんランドの入り口です。
マスコットキャラクターのりっくん(右側)とあさかちゃん(左側)がお出迎えです。
JSDFは、Japan Self Defence Force の略です。要するに自衛隊の意味ですね!^^;



中に入ると、いきなりAH-1Sコブラのお尻が登場します!
さすが自衛隊機! スタブ・ウイングにロケットランチャーやTOWランチャーを搭載しています。



AH-1Sコブラと周囲の展示物です。広報のヘリの模型は仮想敵国のヘリでしょうか。コブラの迫力に押されて、まるでハリコの虎のようです。
ヘリの後方に3Dシアターがあって、レンジャーの活躍する様子が立体で見れました。
その右隣では自衛隊の装備を身体に付けることが出来ます。背負ってみたら結構重かったです。



AH-1Sコブラを上から見下ろしました。
機体は発見されにくいように極めて細身に出来ています。そのせいか、ローターブレードの幅が広く感じます。
実機のヘリってスタビレスなんですね。それから気がついたのですが、ローターの回転方向がラジコンと逆です。いや、ラジコンが実機と逆回転です(笑)



コブラの後席のコクピットです。
多くの計器類の上にヘッドアップディスプレイが搭載されていました。



同じくコブラの前席のコクピットです。
対戦車ミサイル照準機が見えます。操縦桿はサイドスティックとして右側に装備されています。



射撃シミュレーターです。多くのちびっ子が、このシミュレーターに群がっていました。
おじさんも群がりたかった・・・。



えへへへ!
パイロット用のヘルメットがあったので、かぶってみました。
カッコいい!
いい歳のおやじが楽しそうです。
こんな姿、家族には絶対に見せられません。



90式戦車です。
なかなか近代的な戦車ですね。



野外にはUH-1イロコイが展示してありました。
AH-1Sコブラのベースとなったヘリコプターです。
スタビバーにウエイトが付いていますから「ベル式」なんですね。
スワッシュプレートも良く見えます。もしかしてCCPMかな?



これは74式自走105mm榴弾砲です。
戦車ではありません。移動式の大砲ですね。



この水陸両用車は、94式水際地雷敷設装置といいます。
日本は島国なので、敵が襲ってきた時用に水際に地雷を敷く車両だそうで。
でも近代戦では、地雷を敷く時には既に戦争は終わっているような気もするのですが・・・。



87式自走高射砲です。35mm機関砲を装備しています。
このキャタピラ、ゴムでもコーティングされているのかと思ったら全金属製でした。
中央部分が垂れているので、遊びがあるのかと持ち上げようとしましたが、ビクともしませんでした。



これが屋内施設の全景です。
施設内には東日本大震災で自衛隊が救済活動をした写真展などもありました。
この他にヘリのシミュレーターやバンド演奏などもあって、なかなか楽しませてくれます。
ざっと見て1時間、じっくり見て2時間は楽しませてくれます。

みなさんも行ってみませんか?



平成23年5月31日(火)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『ASW28(EPO製:メカ付)』をプレゼントします。



このASW28はスパンが2mあり、EPO製にしては大型機の部類に入ります。スロープをハイスピードでキンキン飛ばす機体ではなく、どちらかというとグランドサーマルを捕らえて上昇させるサーマルソアラーです。とはいえバラストを積んで重心位置を良く合わせて走らせて浮かせるタイプの機体です。
是非、ご応募ください。

今後も、第90回、第100回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(82)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画①~(2011/05/27)


ひょんなことから昔の知人と再会しました。
彼は、以前ラジコンヘリコプターや飛行機をやっていたのですが、どういう訳かラジコンをしている時期やフライトエリアも私とすれ違い、なかなか一緒に飛ばす機会がありませんでした。
それが、再会したとたんに「ラジコングライダーをやりたい!」と言うではありませんか。
私としても同じ趣味の仲間が増えるのは歓迎なので、できるだけ協力することにしました。



彼が持っていたグライダーはこれ!
京商のソアラスと言うので、スパン1.6mのVテール機かと思ったら違っていました。
スパン2mのエルロン機です。
主翼にはソアラススポーツと書いてありますが、どんな機体なのかまったく知りません。
13年くらい前に売っていた機体だということで、モーターは石のように重いブラシモーターと更に重いニッカドで飛ばす仕様のようです。
当時、まともに飛んだのかも定かでありません。

そこで、題しまして「モーターグライダーのブラシレス化復活計画」を実施することになりました!



グライダーの全体像はこんな感じです。
スパンは2m、翼型は準対象です。
主翼と尾翼の素材は、やや強度のある発泡スチロールで出来ていますが、現代風のEPPやEPOとは質感が違います。
胴体は何ていうか、弾力性のあるプラスティックで、まるでキューピー人形(死語?)のような材質です。



これが胴体の中です。サーボマウントや受信機のベットはベニヤ板で用意されています。ブラシモーターからブラシレスモーターに変更すると、モーターは当然軽量になりますから重心位置が後ろに移動します。これを防ぐためにウエイトを乗せたのでは意味がありませんから、極力リポを前方に積むようにします。



主翼中央部です。エルロンサーボが1個という構成が昔の時代を感じさせます。
最近は廉価で小型軽量なサーボが普及していますから、翼端エルロンが主流となっています。その方が舵の剛性感も向上しますしスポイロン機能も使えます。



この胴体のデカールを見て、初めてこのグライダーが京商の商品で、この機体がサーマルグライダーでということを知りました(笑)

さて、ここからが各種デバイスの選定になります。
まずは、このグライダーの総重量の設定ですが、軽く仕上げれば1,000gくらいで仕上がりそうですが、前にも書いたように重心位置を合わせるためにデッドウエイトを積むようなことも想定して1,200g位に設定します。
この辺はかなりいい加減です。

次に、このグライダーをどのように飛ばしたいのかという問題です。
パワーにものを言わせてどこまでも垂直に・・・というのもある意味気持ち良いのですが、オーナーは長期のブランクの上、グライダーの経験が浅いので、重量の80%くらいの推力を得られるモーターを選定しました。
それでもかなり元気な機体になりますので、推力は3セルのリポで充電直後で80%、着陸時で50%くらいを目安にします。



これらの条件からブラシレスモーターのデーターを調べていたところ、E-MAXのBL-2215/20が良さそうなので、このモーターに決めました。

次にプロペラの選択ですが、このモーターのデータを見ます。
バッテリーは3セルのリポを想定していますので、定格出力電圧は11.1Vとなります。
この電圧に一番近いデータが
10.9Vの場合
10×5のプロペラで推力が1,200g、消費電流が24.5A
8×3.6のプロペラで推力が960g、消費電力が16.5A
となっています。




これらのデータの中間くらいの推力が出れば快適な上昇力が得られるものと想定してプロペラは9×6の折りペラを使用することにしました。
この条件でいくと、おそらくバッテリーが満充電時に推力1,050g消費電流が20A程度と予想されます。



次に、アンプですが、消費電流を20Aと仮定したとして、やや余裕をもたせて許容電流値30Aのアンプを選びます。今回はHiModelのPROFESSIONAL-30Aを使用することにしました。

最後にリポバッテリーですが
この組み合わせでスロットルをフルハイにした時に20Aの電流が流れると仮定した場合
3セル1800mAhのバッテリーを搭載した場合の稼動時間は
1.8A/20A×60分=5分24秒
となります。
実際には空になるまで飛ばさないとして実質約3分というところでしょうか。

重心位置を合わせるためにデッドウエイトを乗せるのであれば、容量の大きいリポを乗せた方がマシなので、3セル2200mAhのバッテリーを搭載すると
2.2A/20A×60分=6分36秒
となり、稼働時間は実質4分といったところでしょう。



というわけで、リポはKYPOMの K6 11.1V 2200mA 35C-70Cを使用することに決定しました。
モーターグライダーの場合、20~30秒で上空高く上がってからソアリングを開始します。
これが8回以上繰り返せる計算となりますから、もう十分な容量です。


このような形でソアラススポーツのパワーユニットを決定しました。
来週からは、これらのデバイスを使用して製作を進めていきます。



平成23年5月31日(火)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『ASW28(EPO製:メカ付)』をプレゼントします。



このASW28はスパンが2mあり、EPO製にしては大型機の部類に入ります。スロープをハイスピードでキンキン飛ばす機体ではなく、どちらかというとグランドサーマルを捕らえて上昇させるサーマルソアラーです。とはいえバラストを積んで重心位置を良く合わせて走らせて浮かせるタイプの機体です。
是非、ご応募ください。

今後も、第90回、第100回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(83)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画②~(2011/06/03)


先週、このソアラススポーツに使用するデバイスが決まりましたので、早速製作にかかります。
今週はブラシレスモーターの装着です。

しかしブラシレスモーターの固定方法って、フロントマウントとリアマウントの2通りあるのですが、ほとんどの商品はどちらかしかなくて、それぞれのマニアが「自己責任」の名の元に各自で改良しているのが現状です。

私も一度マウントの変更で小さなモーターを壊しているので、出来ればE-MAX BL2215/20 FM(フロントマウント) RM(リアマウント)みたいな形で最初から商品化してくれると助かるのですが・・・
ラジコン人口がそれ程多くありませんから、まだまだ市場が成熟していないのでしょうか。

あまり愚痴を言っていても始まらないので、そろそろ製作を開始します!^^;



これがE-MAX BL2215/20の全パーツです。
クロスマウント、スピンナー、アンプ側のコネクター(メス)が付いています。
商品の出荷時はリアマウントになっています。



シャフトを移動してフロントマウントに変更するために、マイナスドライバーを使ってシャフトを固定しているEリングを外します。



Eリングを外したら、シャフトを固定しているイモネジも緩めます。

この後、プラスティックハンマーを使ってシャフトを反対側から軽く、軽~くコツコツと叩きます。この時、決して無理に力を入れてはいけません。
あくまで軽くコツコツと叩くのがコツです。


シャフトを固定するイモネジを締め込みます。



グライダーの機首の部分を見ます。
グライダーのネジ穴の間隔とモーターのネジ穴の間隔が明らかに違います。よって新しく穴を開けることにします。



ベニヤ板を使ってマウントの内張りを作ります。
ベニヤ板はKK HOBBYの1.6mm厚航空ベニヤを使用しました。
こんな感じで型を取ります。



胴体の厚みがあるので、その分小さ目にカットラインを引きます。



こんな感じに切り取りました。
胴枠は内側から接着しますので、形はそれ程正確に仕上げる必要はありません。



胴体に胴枠を接着します。
胴体の材質が何だか良く判らないので、とりあえず万能なボンド ウルトラ多用途SUを使ってみました。

なんてったって「多用途」ですから!^^;




え~ こんな感じに付きました!



前から見ると、こんな感じになります。
胴枠はブラシレスモーターとスピンナーにサンドイッチされますから、多少密着度が悪くても大丈夫です。



接着剤が完全に乾いたら、モーターのシャフトとモーターを固定するビスの穴を開けます。



モーターを引き出すのには意外と手間がかかります。
そういう時は、同径の長いビスを使ってモーターを仮止めして引き出します。

どうですか?
今まで苦労していたあなた!
目から鱗が落ちたかな?!

じゃあまた来週!



第80回記念のプレゼント当選者様には個別にご連絡させて頂きます。
今後も、第90回、第100回・・・と、10回ごとにプレゼントを提供させていただく予定です。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(84)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画③~(2011/06/10)

まず始めに、お便りを紹介します。

**********************************************************************
毎回楽しみに拝見しています。「ナベさんの気ままなラジコン日記」(82)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画?@~(2011/05/27)のように具体的により詳細にパーツ名等詳しく、載せていただけると大変参考になります。そこで提案ですが「ナベさんのrcクリニック」を開設してはいかがですか。その際は宜しくお願いいたします。
**********************************************************************

いつも「ナベさんの気ままなラジコン日記」をご覧いただいてありがとうございます。

私も電動飛行機や電動グライダーを始めた頃は、モーター、プロペラ、アンプ、リポの選定には苦労しました。今はモーターのデータがメーカーから積極的に公表されていますので、ある程度の目安が付きますが、昔は電動の大先輩のアドバイスを聞いたり、口コミ情報などを頼りに試行錯誤でパワーユニットを選んでいました。
まさに電動の黎明期ですね。
そこで、私が体験した苦労を読者の皆様には体験して欲しくないと思い、目安程度ではありますが、パワーユニットの選定方法について書かせていただいた訳です。

ラジコン仲間の話では「パワー不足だったのでプロペラを大きくしたら、アンプが燃えて墜落した」などという話をよく聞きますから、パーツ選びって重要ですね。

それから「ナベさんのrcクリニック」ですか?
昔、ヘリで有名な泉水和幸さんが「ドクター和幸のヘリクリニック」だったか、正式な名称は忘れましたが、確かそんなことをやっていましたが、私は別にラジコン界の重鎮でも匠でもないし、そんな資格も技術もありませんから出来ません(笑)。

ただ、私のコンセプトは「気さくなラジコンおやじ!」ですから、週末は気の合う仲間とラジコンを楽しんでいる中で、製作のアドバイスをしたり、フライト調整をしたり、楽しいイベントを企画したりして交流を深めています。
そんなポジションが気楽で楽しくて、自分の中では居心地が良いと感じています。

なんだか、答えにならない答えですみません。

さて、今週もソアラス・スポーツの製作を続けます。



アンプはホビーウイングのPENTIUM-30Aを使用します。4セルまで使えます。BECは2Aですが、今回使用するサーボは、アナログサーボが3個ですから問題ないでしょう。



モーターに付属しているコネクターを半田付けするため、前もってコネクターに半田メッキしておきます。


こんな感じで半田付けします。リード線もあらかじめ半田メッキされているので、半田付けが容易に行えます。


半田の熱が冷めたら、その上からシュリンクチューブをかぶせてライターの熱を加えます。
最近、気づいたのですが、ライターによってチューブが煤ける場合があります。
ライターに使用されている燃料の違いによるものかも知れません。


電源側のリード線にはT型コネクターを使用するため、先にシュリンクチューブを入れておきます。


T型コネクターの端子にも前もって半田メッキしておき、半田と半田を融合するような気持ちで半田付けをします。


エレベーターサーボとラダーサーボに使用するハトメは下から差し込みます。


ロッドにクレビスをねじ込みます。クレビスの位置はネジヤマの調整しろのちょうど中間にしておきます。


エレベーターホーンを取り付けます。エレベーターホーンの位置はロッドに無理な力が掛からない(ストレスがかからない)場所に取り付けます。


ラダーにもラダーホーンを取り付けます。ロッドに無理な力が掛からない(ストレスがかからない)場所という意味では、エレベーターと同じ条件になります。


ロッドとフレキシブルチューブを組み合わせてみました。適当な部材が見当たらない場合は、テトラなどから販売されているパーツをそのまま使っても問題ありません。


まず始めにガイドチューブ(フレキシブルチューブ)の方から胴体に挿入します。胴体の中でたわむとバックラッシュの原因になりますから、たわみを良く取ります。


このような感じでエレベーターとリンクしますが、その前にエレベーター自身の動きが渋くないか、良く折り込んでおきます。


送信機の電源を入れたら、エレベーターサーボに受信機、ニッカドを繋いで動作状態にし、ニュートラル状態でエレベーターホーンとロッドが直角になるようにトリムを合わせたら、ロッドに印をします。


印をした場所を目安にZベンダーを使ってロッドをクランク状に曲げます。


こんな感じでエレベーターとラダーのリンケージが完成しました。
リンケージロッドの長さのズレは、この段階ではサブトリムを使わずに、ロッドアジャスターの方で調整するのが基本です。



第90回、第100回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(85)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画④~(2011/06/17)


ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



読者プレゼントの当選発表です。
今回は千葉県のNさんが当選しました!
お便りと写真が届いていますので、早速ご紹介させていただきます。
**********************************************************************
女性の私にASW28が当選するとは、夢にも思いませでした。びっくりと喜びで、いっぱいです。ラジコンは男性ばかりですが、操縦の下手な私に父と父の友人の方々に教えてもらっています。2月に娘が誕生したのでちょっとお休みしますが、パパも始めそうなので子育ての合間にASW28で練習したいと思っています。
kkHobby小西さんラジコン日記のナベさんありがとうございました。
ナベさんの気ままなラジコン日記いつまでも続きますように!
**********************************************************************









いつも「ナベさんの気ままなラジコン日記」をご覧いただいてありがとうございます。
いや~こちらも驚きました!
女性の方だったんですね。イケ面のご主人さまとかわいいお子様に囲まれて、幸せそうな様子が伝わってきます。
家族でラジコンを楽しまれているって、素晴らしいことだと思います。ラジコンを通じて家族の会話も弾んでいるんでしょうね。
この度はおめでとうございます。


それでは製作に入ります。

今回は「手戻り」をしてしまいました。
「手戻り」とは、先のことを良く見通さないで作業を進めたために、作業をやり直しになることです。結論から言いますと、エルロンリンケージでエルロンサーボを縦に積んだら、胴体内のサーボに当たってしまい、横に積みなおしたという失態です。
お恥ずかしい話ですが、読者の皆様、どうか暖かい気持ちで見守ってやってください。



エルロンサーボのサーボマウントをバルサで作りました。この頃はエルロンサーボを縦置き出来るものと信じて疑いませんでした。
サーボはパワーHDのHD-1160Aを使用しました。
小型ながらも2Kg/cm以上のトルクを発生します。



とりあえず主翼に乗せてみます。ロッドの位置やリード線の配置を確認します。



エルロンが中立の位置でリンケージが出来るように、マスキングテープを使ってエルロンを中立の位置で固定します。



ロッドアジャスターを調整します。クレビスが丁度ネジ山の中間の位置にしておいて、後でロッドの長さを伸ばすのも縮めるのもどちらにも対応が出来るようにします。



エルロンホーンにロッドアジャスターを取り付けて、サーボホーンの穴の位置にペンで印をします。



ペンで印をした位置を目安にZベンダーを使ってロッドをクランク状に曲げます。



このようにして左右のエルロンロッドが出来上がりました。



エルロンホーンにロッドを組んでみました。
こんな感じで意気揚々と作業を進めていたのですが、主翼を胴体に取り付けようとしたとき不具合が発生しました。
主翼のエルロンサーボと胴体内のエレベーター・ラダーサーボが干渉して主翼が胴体に取り付けられないのです。
久しぶりにやってしまいました。



しかたがないのでエルロンのサーボベットをカッターで取り除きます。



気を取り直してエルロンサーボ横置き用のサーボベットを作ります。バルサの角材を適当な長さに切ります。



エルロンサーボ横置き用のサーボベットは、写真のような形でサーボを固定します。サーボの耳の部分は、耳の厚さに合わせて棒ヤスリで溝を整形します。



こんな形で主翼にエルロンサーボを搭載します。この方法ですとサーボのストロークが十分に取れないのですが、胴体に主翼が取り付けられないのですから仕方がありません。



サーボの上からサーボストッパー(サーボを固定する板)をネジ止めしてみました。スロープソアラーの場合、サーボを直接胴体の内側に接着剤で固定してしまう人もいるのですが、人から依頼を受けて製作する機体ですので、後々のメンテナンス性を考慮して、このような形にしました。



第90回、第100回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(86)~モーターグライダーのブラシレス化復活計画⑤~(2011/06/24)


ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



ソアラススポーツが完成して、いよいよファーストフライトの日が来ました。
このお披露目のことを実機では「ロールアウト」と言います。

今日の天気はくもり、風はほぼ無風です。
ファーストフライトには絶好のコンディションです。
さて、どんなフライトになるでしょうか。



これがソアラススポーツの勇姿です。
スパン2m、4チャンネル3サーボ装備のエルロン機です。
機体は13年くらい前の物ですが、スピンナーと折りペラが現代の機体であることを物語っています。
機体重量は850g、3セル2200mAhのリポが160g、よって全備重量は1,010gで仕上がりました。以前の重いブラシモーターとまたまた重いニッカド仕様のことを考えると、まさしく雲泥の差です。
当時、このソアラススポーツを設計した人たちは、現代のブラシレス仕様をたぶん想像出来なかったことでしょう。



機首部です。モーターの後ろにある黒い物は、釣り用の板錘の上からビニールテープを巻いて両面テープで胴体の内側に固定したものです。リポを固定するためのマジックテープも見えます。



胴体内のエレベーター・ラダーリンケージ部分です。あれからフレキシブルチューブを固定するための胴枠をバルサで作りました。また、リンケージロッドが引き抜けるように途中でカットし、ロッドジョイントで繋ぎ直してメンテナンス性を高めました。
受信機は今流行の2.4MHz中国製モジュールの組み合わせです。



フライト前にモーターのテストをしてパワーユニットの状態を把握しておきます。
スロットル上げた瞬間、十分な推力を感じました。よほどの問題がない限り、このグライダーは良く飛ぶと確信しました。



充電直後のパワーユニットの状態です。
電圧11.74V<電流18.5Aで9×6の折ペラを9960回転で回しますから、1kg程度のグライダーには十分な推力です。
また、電流値も、このモーターやアンプの許容範囲内に十分納まっています。



フライト前に必ずプレフライトチェックをします。
オーナーは昨夜送信機を交換したと言うので、各舵の動作チェックをします。
案の定、エレベーターの動作方向が送信機のスティックと逆方向でした。
安全フライトのためには全てを疑ってかかり、プレフライトチェックを確実に行います。



十分な推力を発生したソアラススポーツは垂直とまではいきませんが、なかなか気持ちの良いスピードで上昇していきます。プロペラを20秒も回していれば、もう空の点になってしまいます。
モーターをカットして、全てのトリムを取ります。前もってウエイトで調整しておいたせいか重心位置は問題ないようです。後はエルロンの舵角が少し足りない感じがします。



13年前に購入したグライダーがブラシレスモーターとリポで現代に蘇りました!
調整が取れたグライダーを上空で操縦を代わると、オーナーも大喜びです。
二人の中年おやじが、まるで子どものようにはしゃいでいます。この楽しさかラジコンの魅力なのでしょう。



何回か上昇させてはソアリングを楽しんだ後、リポの電力に余裕があるうちに着陸態勢に入ります。
アンプのブレーキも良く効いています。このグライダーはスポイラーが無いので、地上1mくらいから地面効果が現れ、なかなか降りてきません。私どもの飛行場は滑走路が長いので何とかなりますが、通常はエルロンサーボを2個にしてスポイロン仕様に改造するのも良いかもしれません。



無事にファーストフライトが完了したので、壊さないうちにオーナーにグライダーをお返しします。
念願のファーストフライトに感無量だったようです。

あ~壊さなくて良かった!^^;



第90回、第100回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」(87)~お便りのご紹介①~(2011/07/01)


ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



ソアラススポーツのフライトが無事に成功したので、この辺で皆様から頂いたお便りに簡単なコメントを付けてご紹介したいと思います。

雑誌でいうところの「読者のページ」のようなイメージでご覧いただけたら幸いです。
紙面と時間の都合上すべてをご紹介出来ませんが、ご了承ください。

〔お便り①〕
いつも楽しくラジコン日記を読ませて頂いております。子供の頃は電気屋で発砲スチロ-ルを譲り受け、09エンジンでコンバット機(Uコン)を製作、またロケッティ-で遊ん でいました。ナベさん同様当時ラジコン飛行機は高根の花であり断念、その後大学生活よりHGにのめり込みコンペティタ-としてフライトを楽しんでおりました。EP機の出 現で手軽で安価となり数年前よりリポ2Cと3Cの飛行機を飛ばしております。ヘリには興味ありませんが、今では無尾翼機、グライタ-を含め所有飛行機が14機になりました 。
以前は荒川、江戸川の河川敷でもフライトを見かけましたが現在は禁止の為 野田へ出かけ利根川河川敷でフライトを行っています。飛行場の確保、フライヤ-のマナ-、 フライヤ-の高齢化?問題について是非 ラジコン日記での提言を宜しくお願い致します。

〔コメント①〕
Uコンのコンバット機やタイガーロケッティー、大変懐かしいです!
私と同じようなモデルライフを送られていますね。HGは腕力でランチするハンドランチグライダーのことでしようか?それとも実際に人間が乗るハンググライダーのことです か?同じHGでも意味合いは大違いですね!^^;

「フライヤ-の高齢化」について気になることがあります。
ある日、近所の公園でクラフトペーパーとバルサ板で出来たフリーフライトのグライダーを輪ゴムでランチさせて楽しんでいるグループを見かけました。彼らのグループも 他に漏れず高齢化が課題であると感じました。
そこで、私が「小学校の特別講座としてグライダーの作り方を指導したらどうか」と提案したところ、すでに学校に働きかけていたそうです。そして、学校側の回答は「児 童がカッターで怪我をしたら責任問題になるから難しい」という返事だそうです。
私は大変驚いたのですが、学校側の慎重すぎる姿勢にも問題はあるのかも知れませんが、それ以上に保護者の児童に対する過保護な姿勢と、何か事故があれば他人のせいに する考え方に問題があると思いました。
子どもを大切にする事は重要なことかも知れませんが、こんなに過保護に育った子どもが現代の自由競争社会に適応できるのだろうか、人事ながら心配になってしまいます 。ましてや今後、地震や津波によって崩壊した町の復興や、電力使用量の削減、原発による放射能汚染の問題など、ますます厳しい世の中になっていくのは目に見えていま すが、この人たちは自分の力で生きていけるのだろうかと不安になります。

と言う訳で、カッターさえも持たせられない児童が増える中で、ラジコン飛行機を製作して調整して飛行させようなどと思う人は、今後そう多くは出てこないかも知れませ ん。

私もおやじ世代を自認して言いますが今時の若い人は、カラオケとか飲み会(「飲み」と言うそうです)とか、合コンのように即時に楽しめることには興味を示しますが、ラ ジコンのように機体を製作して調整して操縦して、時には墜落させた飛行機を修理するなどという作業には興味を持たないのかも知れませんね。


〔お便り②〕
なかなか大きな飛行機を作る場所がなくてこまっています。
収納場所と製作部屋がほしいですね。
日本では、みなさん住宅環境が狭いのでしかたないですね。
なべさんの製作技術を参考にしながら、ちいさな機体を製作しています。

〔コメント②〕
東京近郊のモデラーは本当に大きな飛行機を作るのには苦労しますね!
地方のフライトエリアに行けば行くほど飛ばしている機体が大きくなってくるのは私も感じています。各地のフライトショーに行っても、大きな機体を飛ばしている人は大 概地方に住んでいて、母屋のほかに離れを持っていて、そこがラジコンの製作場所兼収納場所になっていることがしばしばあります。私なんかも、とてもうらやましく感じ てしまいます。
私の住む場所も東京から40Km圏内ですが、周囲に住宅が立ち並ぶようになり、庭でコンプレッサーとガンを使って塗装するのは気が引けます。いっそ定年になったら、郊外に引越しましょうか?!^^;


〔お便り③〕
いつもながらナベさんのRCにかける情熱には感服いたします。
久々に大型に挑戦されてますね、初飛行はいつですか?見に行きますので日時が判りましたら公表してください。私はこのところEPの機体ばかりとばしています。なにし ろ簡単軽量迅速掃除なしが気に入っています。EP8割GP2割で燃料はなかなか減りません。
65歳をすぎて重たい物を持って土手を越えて飛行場に行くのがしだいにシンドくなってきましたが今年もカブ主集会を開催するにあたり(中略)カブを購入してしまいま した。昨年はナベさんは参加されなかったので今年は御待ちしています。  KKホビーさんにお願いです、小型のバルサEPが無くなってしまい寂しいです
(中略)

〔コメント③〕
え~私が入会しているラジコンクラブのHさんです!
いつもお世話になっております!^^;
いやいやHさんこそラジコンに情熱をもたれている方です
。いつも大きな機体を沢山車に乗せてフライトエリアに来ています。
今年もカブ主総会やるんですね! それでは私のカブも整備しておきましょう!
私のカブはスパン2.6mでENYAの120-4Cが積んであるのですが車を買い換えたので、乗るかどうか正直判りません(笑)
こんなこと書くと「だったら家まで迎えに行くよ!」なんて話にもなりかねません。
ん~「検討しておきます!」


〔お便り④〕
すばらしいブログで楽しく見させていただきました。
ラジコングライダーをこよなく愛するところは私と共通点が多く、共感する事しきりです。
KKホビーさんは普及価格で品質の良い商品をいつも提供してくれますので、時々利用させて頂いております。
ご参考まで、私のグライダーとヨットのブログです
http://cumic.exblog.jp/

〔コメント④〕
この方のブログ、拝見しました。
いや~グライダーにかける情熱が沸々と感じるブログです。
機体もすばらしいし、これだけのグライダーを操縦する技術も超一流の方ですね。
敬服いたしました。
グライダーとヨットって、風の力で走るというところでは共通点が多いようで、両方を楽しむ気持ちが判ります。私もやりたいと思ったことがあるのですが、泳げないのと 救助用のボートを持っていないので、なかなか踏み切れないところです。


今週はこの辺にしておきます。
今年は節電に取り組みながら暑い夏を迎えることになります。
どうかみなさん、熱中症に注意して無理のないラジコンライフを楽しみましょう!



涼しい高原で飛ばすグライダーは最高ですね!



第90回、第100回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(88)~お便りのご紹介②~(2011/07/08)


ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



今週もお便りのご紹介コーナーを続けます!


〔お便り①〕
いつも、kkhobbyさんのホームページを見る度に、拝見していました。
 今回の、実機グライダー滑空場のレポートも、楽しく拝見いたしました。
 今回は、プレゼントに惹かれて、初めて投稿いたしました。
これからも、楽しいレポートお願い致します。

〔コメント①〕
模型のグライダーや飛行機だけを楽しんでいると、次第に飽きてきたり、限界を感じてしまうことがあります。もちろん模型も素晴らしい趣味なのですが、本物の飛行機を見たり試乗体験をすると、より深く飛行機を知ることが出来ます。それがラジコンを操縦する上で「実機らしい飛ばし方」を実感することになり、それが大変有意義な経験となります。
機会があったら是非本物の飛行機に触れ合ってみてください。


〔お便り②〕
○○と言います。毎週拝見し、とても参考になります。
RCは少ない予算の中なんとかやりくりしスタントやアクロ、スケール機、EDFと何でもやります。最近はヘリに挑戦しようとシングルローターの室内へりを毎日飛ばしてます。
私も以前パラグライダーをやっていて(山飛び)大会に出場したりクロカンに出たりしていましたが経済的理由で止めてしまいました。
なので当然RCグライダーのソアリングも楽しんでいますが、性能や強度に疑問が有り発泡製の機体には躊躇しています。
で、プレゼントに応募となったしだいです。

ところで以前RCエアワールドに寄稿されていた「工作室」(無くなってしまいとても残念)の最後でメビウスのフライトインプレッションが気になっているのですがどうなったのでしょうか?
経済的に小型機しか飛ばせない私にとって憧れの大型機の記事は非常に興味があります。

これからも経験や知識そして裏ワザの記事を期待してます。

〔コメント②〕
今から数十年前のラジコン黎明期、プロポ一式が大卒の初任給の3ヶ月分くらいした頃は一部のお金持ちしかラジコンを楽しむことが出来ませんでした。ところが今はその頃に比べて物ラジコンの値段は10分の1くらいになっています。その気になれば誰もがラジコンを楽しむことが出来る時代になりました。
その反面、ラジコン人口が増えるにしたがって、飛行場や騒音など、ラジコンマニアのモラルの問題が浮き彫りになってきました。
私たちも、ただ自分だけがラジコンを楽しめば良いというのではなく、社会の中で他人の迷惑にならないように楽しむためにはどうしたら良いのかということを考えさせられます。

パラグライダーは私も以前にやっていました。
自分で空を飛んでみるとサーマルソアリングやランディングアプローチの高度処理の技術を実際に学ぶことができて、それはラジコンを操縦する際にも大変参考になります。
ただし、お金がかかること、風向きや風の強さによってフライト確立が変動すること、事故により怪我のリスクが伴うことなどによって、私も次第に足が遠のいてしまいました。

以前、RCエアワールドに掲載していた「ナベさんの工作室」を良くご存知ですね!
おっしゃる通りメビウスが完成して、フライトインプレッションをする直前で終わっています。その後、編集長をはじめ人事異動があり、雑誌も隔月発行になってから製作記事の依頼がなくなりました。
現在、そのメビウスは私の手元にあり、アンプのセッティングが不調なのですが、このアンプさえ治れば飛ばせる状態になっています。アンプが治ったら、この場をお借りしてフライトインプレッションをご紹介したいと思います。


〔お便り③〕
KKホビーさんは安い機体があり私のようなマニアにはピッタシで万年初心者である私はラジコン日記でのノウハウ伝授は助かります。
これからも機体・ノウハウなど御提供ください。とりあえずリポ充電器のお勧めがありましたらお願いします。
(私は重いニッカドで飛ばした電グラ世代でリポ電グラで電動復活を考えているマニアです。)

ラジコンのよいところは世代を超えて友人ができるところです。
過日80歳過ぎの方が眼のおろとえからやめると言い出してしまい、今度電グラ始めるから一緒に飛ばしましょうって言ったらうれしそうにまた通うと言ってくれたのが最近のよい話です。この方は隼や月光の整備兵で当時の話をよくしてくれるんですよね。

何を買おうか考え中ですがFOXあたりがいいと思ってます。
埼玉県児玉郡  ピーポーマン

〔コメント③〕
昔はリポのノウハウがそれほど解明されていなかったため、充電器によっては性能に大きな差があったのですが、今は技術革新によってそれほど大差がなくなりました。
充電器の選択ですが、バランス充電、バランス放電の機能が備わっていて、自分が使おうとしているリポの容量に合った出力が取り出せることを確認する必要があります。
メカが苦手で心配な方は、少々値段が張りますがリポメーカー純正の充電器を選べば良いですし、値段や機能を重視する方は余程のことが無い限りお好きなものを選んでも差し支えないと思います。
ちなみに私は、電動の走りの時代にシュルツやハイペリオンの比較的高価だった充電器を購入したのですが、今となっては純正の充電器でさえドンドン安くなってきているので、少し悔しい思いがしています。


〔お便り④〕
記事読ませていただいてます。ラジコン歴35年の私でも楽しめる内容となっており、一緒に楽しんでいる初級者にご紹介できる記事ですので、今後も体験とアイデアをおりこんだ記事にご期待いたします。

〔コメント④〕
うわぁ~!
ベテランの方に読まれていると思うと、正直緊張しています。
読んでいただければ判るとおり、この程度のことしか書けないのですけれど!^^;

「ラジコン日記」のコンセプトは、本当に気ままなラジコンライフをお伝えするブログのつもりで始めたのですが、気がついたらRCエアワールドのように製作記事が中心になってしまいました。

みなさんのお便りやKK HOBBYさんの意向、また普段お付き合いさせていただいているラジコン仲間の意見(意外とこれが直球で来ます!^^;)を参考に、より良いものにしていきたいと思いますので、これからもご愛顧の程よろしくお願いいたします。



諏訪湖をバックに優雅に飛ぶグライダー



第90回、第100回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。


最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(89)~お便りのご紹介③~(2011/07/15)


ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



毎日暑い日が続いていますが、みなさんお身体の具合はいかがですか?
水分を十分に摂って熱中症にならないようにRCフライトを楽しみましょう!。

さて、今週も引き続きお便りのご紹介コーナーを続けます!^^;

〔お便り①〕
三重県の○○と申します。
FSD FC6362-8T KV310 を GoldWing YAK55M 30CC に使い、良好な結果が出ましたので報告させていただきます。
リポ6セル5000mAh、アンプ85A(安物)、ペラ Hawk 21×10(木製)の組合せで、全備重量4957g の機体を十分なパワーで引き上げてくれます。 地上でMAX70Aを超えますが、飛行中は連続10秒も使わないので問題なしと判断しています。モータの発熱も少なく良い結果を得られ満足してい ます。
当初APC20×8Eペラでトライしたのですが、水平飛行の速度が遅いのと、トルクロールからの引き上げがゆっくりとしか出来ませんでした(当然 消費電流も少ないです)。
6セルでこのクラスの機体を飛ばすには、安価で良いモーターだと思います。
尚、モーターのマウント方法は「TL-2000電動化計画」を参考にさせていただきました。
今後とも良い商品を提供していただきますよう、宜しくお願い致します。

〔コメント①〕
FSD FC6362-8Tの使用レポートありがとうございます!
また、「TL-2000電動化計画」のマウント方法を参考にしていただいてありがとうございます。

いや~正直脱帽しました!
この方の文章は非常に洗練されていて論理的で無駄がありません。
文章の中に奢り高ぶりや無駄な力が入っていないんです。
かと言って冷たい訳でもなくとても誠実な人柄を感じます。
私もこのような文章が書けるように日々精進したいと思います。

素晴らしいの一言に尽きます!


〔お便り②〕
ご意見・ご感想:いつも楽しく拝見させていただいてます、栃木の○○です。
ナベさんの気ままなラジコン日記81の、りっくんランド編で、AH-1Sの後ろの「張り子の虎」みたいなヤツは、「FFOS」という無人 偵察機なのですよ!。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis- Mars/9578/ffos.html
日本の富士重工業さんで作ってます。
RC機に限らず、こういう空モノ見学記とかも面白いですね、これからも色々な空モノ紹介をよろしくお願いしますm(__)m。

〔コメント②〕
え~この方は昔からのお友達です!
私のラジコン日記をご覧いただいてありがとうございます。

あの後方に置いてあるヘリコプターはラジコン好きな自衛官が飛ばさなくなったラジコンヘリを塗装して置いてあったのかと思いました。まったく知らないというのは恐ろしいものですね!^^;
情報提供ありがとうございます。

先週も書きましたけれど、単にラジコンだけでなく飛行機をより多角的な角度から接するのは良いことだと思います。必ずラジコンにフィード バックされますしね!

これからもよろしくお願いします。
そしてまた一緒に飛ばしましょう!


〔お便り③〕
ご意見・ご感想:いつも拝見させていただいております。
大変ためになります。自分はまだラジコン歴2年くらいですが、電動からエンジンまで楽しんでおります。
最近、EDFではショックコードを使って離陸する方法を考えてます。KKHOBBYさんでもいい物があれば販売してもらいたいです。
エンジン機のほうは、スモーク装置に興味があり、考え中です。
何かいい情報があれば教えていただきたいです。
今後とも楽しみにしています。

〔コメント③〕
ラジコン暦2年ですか!
今が一番楽しい時期だと思います。
いろいろなものに挑戦してみてくださいね!

ショックコードは発泡のEDFの場合、直接機体にバンジー(ゴム)を引っ掛けると、ゴムの強力な力で機体が壊れてしまいます。
そこで、バンジーの端にリングを付けて地上に置いたフックに掛けて機体のフックもそのリングに掛けておいてフットスイッチを踏むと地上の フックが外れて機体がバンジーの力で加速するという仕掛けが一般的です。
文章だけでは分かりづらくてすみません。
顧客からのニーズが少ないので市販されている物は、あまり見たことはありません。



離水直後のCanadair CL415 夏の風物詩ですね!



第90回、第100回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼン トを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします 。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(90)~BIG FOXの製作①~(2011/07/22)


ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



RED FOXというグライダーのエアロバティックチームをご存知でしょうか?
グライダーの曲技チームは世界的にも珍しかったのですが、宮崎県都城市で行われたスカイ・レジャー・ジャパン‘07イン都城というイベントで曲技飛行中に不幸にも不時着し、それ以来あまり噂は聞かなくなってしまいました。

しかし、あの時のグライダーMDM-1 FOX(JA21FX)の姿がとても印象的だったので、いつかラジコンで作ってエアロバティックを再現してみたいと思っていました。

そこで、KKHOBBYさんからも2種類のFOXを販売していますが「どうせ飛ばすなら大きいほうがいい!」と思い、BIG FOXの方をマウスでカチッとクリックしました!^^;



BIG FOXの箱です。全長1m29cm、全幅2m32cm。確かにEPO製にしては大型機の部類に入ります。



これがBIG FOXの全パーツです。サーボは全部で4個、エルロン2個、エレベーター1個、ラダー1個と、すべてリンケージ済みです。また、ブラシレスモーターとアンプも取り付け済みです。
作るところはほとんどないと言っていいでしょう。



エレベーターロッドもクランクに曲げられていて、エレベーターホーンを引っ掛ければ完了です。



コクピットには出荷時からパイロット人形が乗っています。このパイロット、生え際がかなり危ないと思うのは私だけでしょうか?!



胴体を見るとFOXが完全に中翼であることが分かります。メインギアも取り付け済みです。



ラダーもリンケージ済みです。尾輪もちゃんとしたタイヤが付いています。ヨーロッパ製のスケールグライダーでも尾輪はグラス胴の延長で形だけという物が多い中、なかなかこだわりのある商品です。



アンプは30AのBEC付きアンプが搭載されています。



送信機の電源を入れ、受信機とニッカドを接続してみて、ラダーとエレベーターのサーボのニュートラルの状況を確認します。



エルロンのニュートラルの状況も確認します。その結果、どのサーボのリンケージも良く出来ていて、サブトリムの調整も最小限で済みました。



アンプのコネクターが私の使用しているタイプの物と違うので、リード線をカットして予備半田をしておきます。コネクターはディーンズT型コネクターを使用しました。



新しく取り付けるコネクターの端子も半田メッキしておきます。



半田付けが終わったら、シュリンクチューブを使って、それぞれの端子を絶縁します。



番外編
100円ショップに行ったら手ごろな整理箱が売っていましたので、良く使う工具と接着剤関係の整理をしてみました!


「ナベさんの気ままなラジコン日記」読者プレゼント第3段のお知らせです!

平成23年8月10日(水)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『EPP SILENT(メカ付)』をプレゼントします。
楽しいお便りを待っています!






第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(91)~BIG FOXの製作②~(2011/07/29)


ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



先週に引き続いて、今週もBIG FOXの製作を進めます。

このBIG FOX、エアロバティックグライダーということもあって、なかなか精悍なスタイルです。
私にとっても、とても魅力的に映るグライダーです。
そうなると、発泡スチロール製のグライダーといえども製作に気合が入ってきます!^^;



エルロンサーボが主翼下面に露出していますので、サーボカバーを自作してこれを隠すことにします。サーボカバーは厚紙で型紙を作り、これを元に白いプラスティックの板で作ります。何か良い素材はないかと、いろいろ物色していたら、ありました! ありました!昔のVHSテープのケースです。白くて薄くて軽くて工作がし易い!
まるで、このBIG FOXのためにあるような素材です。



こんな感じでエルロンサーボカバーが出来上がりました。エルロンサーボは胴体中心線に対して左右対称ですから、当然サーボカバーも左右対称になります。



それでは早速取り付けてみます。サーボカバーがサーボホーンやロッドに当たらないか良く確認します。



こんな感じになります。
黒いサーボの色はかなり目立たなくなり、なかなかスマートになりました。
その分、返ってエルロンサーボのリード線が目立ってしまいます。



サーボのリード線を白いビニールテープで覆います。テープが剥がれないように、発泡の表面の剥離剤をアルコールで良くふき取ります。
「こんなんでいいの?!」と言われそうですが、剥がれそうになったら、また貼るという軽いノリで行きます!なにしろ素材がEPOですから(笑)



リード線の元の部分は剥がれないように接着剤で固定します。



エルロンサーボの処理が出来ました。
なかなかスマートです!



次に胴体から薄紙を使って主翼断面の型を取ります。これは、発砲のグライダーは長期間飛ばしていると素材が変形してきて、胴体と主翼の間に隙間が出来てグラグラになってしまうのを防ぐためのものです。



型が取れました!
この補強材は、胴体の中に入ればそれ程正確にトレース出来ていなくても大丈夫です。



この型を基に1.1mm厚の航空ベニヤから補強材を切り出します。



出来上がった補強材をカンザシに通してみました。外形はどうでも良いのですが、カンザシの通る穴はガタが出ないようにします。



補強材を胴体に接着したらこんな感じになりました。これで1年間はガタが出ないかな?!



重心位置は主翼の前縁から40mmだそうで、指で判るように胴体下面にビニールテープで印をします。



ついにBIG FOXが完成しました!
ていうか、割とあっけなく出来上がってしまいました。
他のBIG FOXとの差別化のためにも、モデラーとして自分なりの工夫やオリジナリティーが大切なのではないかと思います。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」読者プレゼント第3段のお知らせです!

平成23年8月10日(水)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『EPP SILENT(メカ付)』をプレゼントします。
楽しいお便りを待っています!






第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(92)~BIG FOXの③フライトインプレッション~(2011/08/05)


※8月5日掲載分につきまして掲載操作ミスで8月5日に掲載できず8月7日に掲載いたしました。お詫び申し上げます。KKHOBBY小西

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



私の作ったBIG FOXの総重量は1,290g(3セル2200mAhのリポ75gを含む)になりました。
前日まで各舵の動作量やリポの搭載位置を移動して重心位置を調整しました。
初フライトの前に、考えられるチェックはすべて行っておく。これは鉄則です。
ひとたび手を離れて飛び立った機体はもう手が届かないのです。
後は安全に着陸するまでは、送信機、受信機、サーボ、バッテリーの力に頼るしかありません。
ですから安全に初フライトを完了するためには点検・確認が重要になってきます。



いよいよBIG FOXの初フライトの日がやってきました!
今年の夏は猛暑が続いていますので、午前5時からの早朝フライトです。
騒音の少ない電動だから早朝から飛ばすことが出来ます。
前日遅くまでの職場の付き合いがたたって、睡眠不足で頭がもうろうとしています。



初フライト前にデータを取っておきます。
プロペラの回転数は6,180回転、電流値は約20Aです。
モーターのデータが判らないので、この回転数が適正なのかどうかは判断出来ませんが、この電流値はアンプの許容範囲内になっています。



飛ばす前に撮影する!
特に初飛行の時は、これが鉄則です!^^;
プロペラは黒くても回転中は目立たなくて良いのですが、スピンナーは白い方が良かったですね。
今度、天気の良い日に塗ってみますか!^^;



このBIG FOXは中翼ですので、手投げするときに構造上胴体が持ちにくくなります。
また、胴体に剥離剤が残っていて滑りやすくなっていますから、手投げはラジコン仲間にお願いした方が良さそうです。
手を離れたBIG FOXはきれいに上昇していきます。
例えばシトロンのような垂直上昇まがいな技は出来ませんが、かといってじれったい訳でもありません。特段トリッキーな挙動を見せるわけでも無く、適度な上昇率で高度を取っていきます。



ある程度高度を取ったら、こちらにターンしてみます。
見た目のデザインとはうらはらに、とてもゆっくりと飛びます!
上級者には拍子抜けしてしまいそうな飛びですが、初心者にはFOXのような精悍なスタイルのグライダーを安心して飛ばせると思えば、それはそれで十分存在意義のあるグライダーといえます。



目の前をローパスしてみます。
各舵の効きは至ってマイルドです。
なんて言いますか、動翼が発泡製なので材質の弾力により物理的なエクスポーネンシャルがかかっている感じです。



とりあえず、各舵の動作量、重心位置、トリムの量が把握出来たので、ひとまずランディングアプローチに入れます。



地上高50cmまで降りてきました。
このあたりから地面効果が現れ、滑空比が伸びていきます。
滑走路の端まで滑るように伸びていきました。
接地後はタイヤもスムーズに回り、スケールグライダーらしい着陸を見せてくれます。



2フライト目です。この頃になると天気も良くなり、太陽の光線が胴体や主翼を通り抜けます。
エルロンサーボのカバーや配線の目隠しをしておいたため、主翼の裏側が見えても、それほどボロは見えません。



BIG FOXの雄姿です!
え~私もバリバリの中年おやじですので、視力も運動神経も落ちてきています。
そんなとき、このようなBIG FOXだと視認性も良いし、挙動が安定しているので、とてもリラックスして飛ばせます。
KK HOBBYで販売しているFOXは、大小ありますが、「大」の方が落ち着いていて、見た目も良さそうです。



高度60mくらいから約60度の角度でダイブさせてみました。すると、一瞬エルロンの舵が効かなくなって慌てましたが、その後何事も無かったようにリカバリー出来ました。おそらく、ダイブ中の風圧に主翼の強度が負けて、主翼がねじれたんだと思います。その後、ねじれた主翼による空気抵抗で機体が減速し、元に戻った感触でした。OPPテープで補強するという手もありますが、元々発泡製のグライダーですからスロープグライダーのようにハイスピードでキンキン飛はずようなことは考えず、穏やかなグランドサーマルを追いかける方が、このグライダーには合っているのかも知れません。



フライトを終えて翼を休めるBIG FOX
精悍なスタイルと穏やかな飛びが共存しているグライダーです。
部屋の片隅に1機置いておいても良いグライダーだと思います。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」読者プレゼント第3段のお知らせです!

平成23年8月10日(水)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『EPP SILENT(メカ付)』をプレゼントします。
楽しいお便りを待っています!






第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(93)~サーボの消費電力を測定する~(2011/08/10)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



先日お恥ずかしい話ですが、Ka-8b(サーマル工房製バルサキット)というスケールモーターグライダーを落としてしまいました。
作って2年間くらいは正常に飛んでいたのですが、ある日突然空中でサーボが動かなくなって(そういうことにしておいてください!^^;)ノーコンで墜落です。

それから修理して3年、また同じ症状で墜落です。
このグライダーは私がとても気に入っていた機体ですから、そうそう落ちては困るのです。
(落として嬉しい人はいないと思いますが!^^;)

いろいろと原因を考えてみたのですが、どうやらアンプのBECの容量が足りないのではという推論が立ちました。

そしてクラブの仲間と井戸端会議がはじまります。
「腕のせいじゃないの?」
はいはい、そう言われるのは十分予想しておりました。
「普通BECってサーボ4個までと言われているよね」
確かに説明書にはそう書かいてあります。
「デジタルサーボって、電気食うんじゃない?」
そうですよね、サーボホーンに負荷が掛かっていなくても電力を消費していますからね。

私のKa-8bはエルロンサーボが2個、エレベーターサーボが1個、ラダーサーボが1個、スポイラーサーボが1個、計5個のサーボを使用していて、そのうちデジタルサーボを4個使用しています。
そのことを仲間に伝えると
「おまえが悪い!」
という結論に達しました(笑)

それではBECを止めて、3端子レギュレーターを付けるにしても、別電源にするにしても、とどのつまりは使用しているサーボにどれだけの電流が流れているのかを知っておくことは良いことだと気が付きました。(遅い?)
そこで早速、サーボ、受信機を含め、使用している機体のトータルの消費電流を測ることにしました。



まずは準備する材料です。
シュリンクチューブ×2色、30から50cmくらいの延長ハーネス1本、ワニ口クリップ×2個を用意します。



次にデジタルテスターです。我が家にもテスターくらいは置いてあるのですが、DCA(直流電流)レンジでは最高600mAまででした。
昔のテスターって意外と計れないんですね。
そこで、DIY店に行って10Aまで計れるマルチテスターを買ってきました。
価格は3千円でお釣りが来ました。今は、すごく安くなっているんですね!
しかし、家にテスターがあって、実際に使用している家って何軒に1軒の割合なんだろうと考えてしまいます。



色違いのシュリンクチューブをハーネスの中に入れます。
入れるときはラジオペンチを使ってこの様に広げて入れます。



テスターの測定端子を間違わないように、色違いに入れます。



ライターで炙ってシュリンクチューブをフィットさせます。これはリード線をカットしてワニ口を付けた時に、リード線が、どんどん裂けていくのを防ぐためのものです。



マイナス側のリード線(茶色)をカットします。別プラス側のリード線(赤)をカットしても良いのですが、中央は切り辛いのでマイナス側をカットすることにしました。



リード線をカットしたら、被服を剥いて半田メッキをします。



ワニ口とリード線を半田付けします。



リード線が外れないように、しっかりとカシメておきます。
黒い方のワニ口も同じように半田付けします。



こんな感じであっけなく完成しました。
ニッカドに接続すると、赤い線を左から右に電流が流れ、受信機とサーボを通って茶色の線を右から左へ流れることを想定してワニ口の色を決めました。



Ka-8bの消費電流を測定します。
測定の方法は
① アンプを逆方向電流で壊さないために、アンプのコネクターを受信機から抜きます。
② 今、作ったハーネスを受信機の空いているチャンネルに入れます。
③ マルチテスターのレンジを10Aにして測定端子にワニ口を取り付けます。
④ 受信機用のニッカド電池を接続します。

これで、送信機のスティックを思いきりグリグリと動かせば消費電流が測定できます。
今、アイドリング状態で0.09A流れています。
さすがに一人で送信機のスティックを動かしながらピーク時の写真を撮ることは出来ませんでしたが、ピークで1.02A流れていました。
5サーボのうちデジタルサーボが4個の割には、意外と電流値は少ないようでした。

この後、3Aの三端子レギュレーターを付けたので、電源は申し分ないものになりました。



今度はパプリカの消費電流を測定します。
このモーターグライダーは、エルロン×2個、フラップ×2個、エレベーター1個、ラダー1個の計6サーボです。
すべてアナログサーボを使用していますが、Vテールにバタフライミキシングを装備しているため、常に複数のサーボが同時に動いています。

写真のようにアイドリング状態で0.05A流れています。
同じく送信機のスティックをグリグリと動かしたところ、ピークで1.48A流れました。
こちらの機体はアンプに4AものクールBECが装備されていますので、2倍以上の安全率になります。

みなさん、いかがでしょうか?
少ない予算でサーボの消費電流を測定することができました。これらの測定値を参考にアンプやレギュレーターを選ぶことが出来ます。
上空では風圧がサーボに掛かっていますから、地上以上に電流が流れているものと思います。電源には十分な安全率を取ってフライトを楽しみましょう!

※ これでも落とした場合は、もはや言い訳は出来ませんので、原因は完全に私の腕のせいでしょう。ちなみに、巷ではこのことを「指ノーコン」と言うらしいです!^^;



第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(94)~サーボの品質を体感する~(2011/08/19)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



サーボの品質ってどんなもんでしょうか?

「何を今さら、カタログを見ればサーボのトルク、スピード、寸法、重量が書いてあるやろ!
 金属ギヤを使っていればバックラッシュも少ないし、それだけ丈夫なんや!」 
 (なぜか関西弁!^^;)

うん。確かにおっしゃるとおりカタログを見ればある程度の性能は判ります。
デジタルサーボは送信機から送られた角度の情報に忠実にシャフトを支持しますしハイスピードサーボのレスポンスはすばらしいものです。

しかし、実際にそれらのサーボの性能差を体感出来た人は少ないと思います。
そこで、少々意地悪な実験をしてみます。
ベニヤ板にセンターラインを引いてサーボを固定し、サーボホーンを思い切り長くしてサーボの動きを観察してみましょう!

サーボの性能差が出やすいように、そこらに転がっている手持ちのサーボ?をかき集めてきます。(ジャンクともいいます!^^;)
これらのサーボを実際に動かしてみて、サーボホーンの動きを観察します。
普段使うサーボホーンでは気が付かなかった動きが、ホーンを極端に長くすることにより、今まで見えなかった挙動が見えてきます。



適当なベニヤ板を正方形に切り出して、中心線を引きます。
この線上にサーボモーターの駆動軸が来るようにベニヤ板をカットします。



ベニヤ板を写真の様に細く長く切ります。
サーボホーンとベニヤ板を固定するビスとナットを用意します。



このような形でサーボホーンに固定します。



サーボホーンの裏側は、このようにナットで固定しています。



サーボのチャンネルは好みで良いですが、とりあえず私の場合はエルロンチャンネルに入れました。
サーボを固定したら、テスト用のホーンが中心線上に来るように、サブトリムを合わせます。
送信機のサブトリムの1クリックごとにサーボが正確に動くか確認します。
中には2~3クリック回してから、ようやくサーボが動く物もあります。



エルロンスティックをゆっくりと右に打ちます。
サーボは滑らかに動きますか?途中で止まったり、引っかかるような感触はありませんか?



今度はエルロンスティックを左に打ちながらサーボホーンの追従性を見ます。
スティックを素早く左右に動かしてみます。ホーンはどのような動きをするでしょうか。

次に、スティックを早く動かした後、素早くニュートラルに戻してみてください。サーボの動きはどうでしょう。

この時、予想されるパターンは
① サーボホーンは素早く中央線に戻る。
② サーボホーンは中央線の1~2mm手前から速度が落ちて、ゆっくりと中央線上に移動する。
③ サーボホーンは中央線を越えて1~2mm反対側まで動いてから、ゆっくりと中央線上に戻る。
の3パターンが考えられます。

①番が一番良いのは分かっていますが、サーボのギアにバックラッシュがあったり、分解能が悪いサーボの場合、②や③のパターンがあります。



いかがでしょうか?
みなさんも時間があるときに是非試してみてください。

今回行った実験では、同じメーカーのサーボを使用しました。
その結果、高性能サーボから普及型サーボまで、みごとに価格に比例した性能を体感することが出来ました。
このことはメーカーの商品構成としてはなかなか素晴らしいことです。(仮に反比例だったら大変なことになっています!^^;)

みなさんのお手元にあるサーボも、このように簡単な実験を通じて品質を体感することができます。
この業界もOEMが盛んですから、案外、サードパーティーのサーボもメジャーメーカーのサーボに肉迫するものもあるかも知れません。
私がこのような実験を行ったのは、別にメーカーのサーボの評論をするためではありません。手持ちのサーボを有効利用するための判断材料にしたかったからです。たとえば、飛行機のサーボの重要性としては重要な順から

①エルロン②エレベーター③ラダー④スロットル⑤フラップ⑥スポイラー

とします。(異論もあるかとは思いますが・・・)

であれば、同じ型番のサーボであってもこのような実験をして、ニュートラルのしっかりと出るサーボをより重要な動翼に当てるというのもアリなのではないかと思っています。

このベニヤ板には4つの辺がありますから、標準サーボの他にミニサーボ、サブマイクロサーボ、マイクロサーボの切りかきを作っておけば、このベニヤ板一枚で全てをまかなうことができます。

最後に誤解ないよう書いておきますが、今回の実験ではサーボの品質の差を出やすくするために、サーボホーンを必要以上に長くしました。
実際に使用する場合、ニュートラル性能やバックラッシュは余程のことが無い限り気にならないと思います。

各舵のニュートラル性能やガタは、サーボ本体の性能よりも、むしろリンケージのやり方で大きく変わってきます。
例えば、リンケージ用のフレキシブルロッドの動きが渋かったり、ロッドアジャスターの角度に無理があったり、動翼のホーンの穴が大きすぎてガタが出ている場合がほとんどです。
ニュートラルの出ない機体のリンケージを、ワイヤーリンケージに交換したら、とたんに動翼の動きがすっきりした。という例はいくらでもあります。

それではまた来週お会いしましょう!



第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」(95)~EV-97ユーロスターの製作①~(2011/08/25)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



KKHOBBYで取り扱っているEV-97ユーロスター、とてもかわいい飛行機だなぁと以前から気になっていました。
給料日の夜、たぶん少しばかり気が大きくなっていたのでしょう。
気がついたらマウスで「ポチッ!」とクリックしていました。

読者のみなさんの中には
「ナベさんはKKHOBBYから無料でもらってるんじゃないの?」
と考えている方もいらっしやると思いますが、実はそんなことはありません(笑)。自費で購入しています。
まぁ、たま~にモニターとして頂く場合もありますが(爆)
たまにですよ!あくまでたま~に!^^;

ユーロスターは元々がライトプレーンで、操縦の訓練機として使用されています。操縦席はサイド・バイ・サイド(座席が横並び)で、操縦桿はスティックタイプです。
キャノピーが大きくて胴体の幅より膨らんでいます。
これは、視界を広く取ることは勿論のこと、下方の視界までも確保しています。
動画を見ますと、軽翼面加重の利点を生かして、それこそ芝生の上から短距離で離着陸が可能となっています。
なんか生活に密着した身近な飛行機という感じがして、とても好感が持てます。



送金した翌日、早速ユーロスターが届きました。
速い!速すぎます!
私の場合、信用取引なのかしら?!^^;
まぁ。同じ千葉県内でKKHOBBYと30Kmも離れていませんから。



ダンボールの箱に無造作に入っていたパーツを、一つひとつ丁寧に取り出します。
第一印象はとてもきれいです。
フィルムの貼り方もカウルの色分けも素晴らしいです。
もし、同じことをやれと言われても私にはとても出来ません。
「中国パワー恐るべし!」です。



主翼中央部です。
エルロンホーンが他の部品に当たって凹みが出来ないように、発泡スチロールで保護されています。
この辺の気配りは大したものです。数年前では考えられませんでした。



水平尾翼と垂直尾翼のホーンも、発泡スチロールで保護されています。
中国メーカー、くやしいけど確実に進歩しています。



カウルも綺麗に塗装されています。星マークはデカールを貼った上から、更にクリアを吹いているのでしょうか。日本の物と遜色ありません。



キャノピーです。
中国の塗料は質が良くないので、ハサミで切っていくと、ポロポロと塗料が剥がれていく場合がありますので、いきなり切らずに外周から何回にも分けて切っていきます。
そういえば動画ではセンターに白いラインが入っていましたが、このキットには入っていません。
「よし!後で塗ろう」
モデラー心が沸々と湧いてきました。



次にモーターを選択します。
KKHOBBYのサイトではBL2220/07とBL2215/20を推奨しています。
BL2220/07のデータを見るとAPC10×4.7のプロペラで1,300gの推力を発生します(リポ3セル)。これだとオーバーパワーですね。
次にBL2215/20のデータを見ますと、APC9×4.7のプロペラで1,020gの推力となっています(電源12V時)。こちらは丁度良さそうです。

ピッチ6のプロペラは厚みが増すのでプロペラアダプターの長さが足りなくなる恐れがありますから、APC9×4.5Eを使用することにしました。



次にバッテリーの選択です。
KKHOBBYのサイトでは3セル2200mAhを推奨していますが、機体を一目見ただけで明らかにオーバースペックです。このままですとノーズヘビーで重心位置が合いそうもないですし、せっかくの軽量機の性能をスポイルしそうなので、バッテリーを小さくします。
という訳で、KYPOMの3セル1300mAhに決定しました。
ただのヤマ勘です!^^;

これでもAPC9×4.7使用時のカタログ上の最大電流値は17.5Aですから、仮に巡航速度で平均10A流れたとして飛行時間は
バッテリー容量÷平均消費電流×60分ですから
1.3÷10×60分=7.8分
となります。
通常は全くのゼロのなるまで飛ばしませんから、約6~7分程度の飛行時間です。



続いてアンプを選択します。
カタログのスペック上最大電流値は17.5Aですから、少し余裕を持ってHiModelの30Aのアンプを選んでおきます。
今回使用するサーボは3個ですから、余程の事がない限りアンプ内臓のBECを使用しても問題ないでしょう。



最後にサーボを選択します。
機体のサーボベットの大きさからタワープロのSG91Rを選択しました。
価格が安くてもハーフメタルギアを採用しています。
速度が0.10sec/60度と速く、トルクも2.0Kg/cmと十分です。
それにしても安過ぎます。
今度、94回のベニヤ板でテストしてみますか?!^^;

という訳で、パーツは揃いました。
来週からいよいよ製作を開始します。

それではまた!



第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(96)~EV-97ユーロスターの製作②~(2011/09/02)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



ユーロスターの勢作の2回目です。
今週は主翼を製作します。
エルロンは飛行機で一番使用する舵ですから、ガタの出ないリンケージを心がけましょう。



使用するサーボをサーボベットに置いてみましょう。
サーボベットがきつい様でしたら、飛行機の振動が常に直接サーボに伝わる訳ですから、サーボにとって良いことはありません。サーボベットをベニヤ板でか さ上げしたり、リード線の通る隙間を増やして、リード線の断線を防ぎます。



エルロンの差動を防ぐために、サブトリムを使ってエルロンロッドとサーボホーンが直角になるよう調整します。



エルロンサーボを取り付けます。最初にサーボベットとのクリアランスやリード線の取出口を調整しておいたので、スムーズに取り付けることが出来ました。



エルロンが適正な舵角が取れるか確認しています。
私が見たところ。片側のエルロンの舵角が不足していました。
どうやらエルロンホーンの出口のバルサ材の切り欠きが不足していたので、カッターで広げました。
まぁ、この程度はご愛嬌なので気にしません。



サーボホーンの穴をバイス広げます。
エルロンロッドのピアノ線の太さをノギスで測り、それに合うようにサーボホーンの穴を徐々に広げていきます。
最初は渋いですが、バイスのドリルをコンマ1mmずつ根気良く広げていきます。
渋くもなく、かといって緩くもない時点で止めておきます。



燃料パイプを輪切りにします。
これをエルロンロッドアジャスターのクレビスを通して、クレビスがエルロンロッドから外れないようにします。



エルロンサーボにロッドを取り付けます。
ロッドのクレビスとエルロンホーンの穴の調整もバイスを使ってていねいに進めていきます。
これを省略すると、飛行中にトリムが決まらなかったり舵が残るなど、操縦に不快な印象が残ってしまいます。
リンケージ自体は簡単なんですが、それまでの下準備が重要だと思ってください。



主翼はダウエルと2本のネジで胴体に固定されます。
ナット側は既に胴体に固定されていますので、ビスの通る穴を開けます。
フィルムは写真のように半田ごてで溶かすと、きれいな丸い穴になります。



主翼取付け部の補強用にベニヤ板を接着します。
こちらの穴も半田ごてを使って開けると、きれいに仕上がります。



接着面のフィルムは、補強用のベニヤ板よりやや小さ目にカットしておきます。



エポキシ系の接着剤を使って、ベニヤ補強材を接着します。
この後、メインギアとタイヤを付ければ主翼はあっけなく完成してしまいますが
「どこまで気を使って作業が進められるか」が製作のポイントだということが判っていただけたかと思います。
さて、第90回の読者プレゼントの当選者の方から、お便りが届きました!!
これは強制的なお願いではないのですが、KKHOBBYさんと読者の方と私のコニュニケーションになればと思ってお願いしています。
今のところ、みなさん送っていただいていますので、とてもありがたく思っています。



今回、EPP SILENT(メカ付)が当選した宮崎県のUさんです。
Uさんのフライトエリアは宮崎県の三股町 (都城市の隣町)の河川敷で、定期的に町が芝生を刈ってくれます。幅も長さも申し分ありませんし、太陽を背にする ので、まぶしくもなくとても恵まれた環境の中でラジコンを楽しまれています。
以下、Uさんの原稿です!



SILENTの作成自体はEEP機を一度作成した事があったので、すんなり行きました。
以前作成したGB(KKホビーで扱っている機体)よりも作りやすかったです。
特に、エレベータのヒンジを付ける際、GBはカーボンの補強材とヒンジの差込位置と近く、ヒンジとカーボンが干渉して差込にくかったのですが、SILENTはす んなり差し込み出来ました。
また、メカ搭載に関しても、GBは俗に言う "もなか" ではなくBOX構造なので、リポの出し入れの工作に苦労しましたが、SILENTは "もなか" なので、マジッ クテープで閉じるだけで済みました。



重心位置は主翼の1/3程と説明書には記載ありますが、テーパー翼なので、1/3が何処なのか良く分らなかったので、取りあえず出来るだけ前重になるように、 アンプとリポを最前に搭載しました。参考までに写真を添付します。
アンプは33Aの立派なものが付属していましたが、モーター側の配線が長く、新品のアンプの配線を切るのも忍びないので、手持ちのものの配線を短くして搭 載しました。
リポは手持ちの3Sの850mA(30C)を使い、アンプのすぐ後ろに搭載し、モーターの空箱のスチロールを切ってボンドで接着し、リポが後ろにいかないようにしま した。
リポにはマジックテープは使用せず、キャノピー部分に付属のマジックテープを接着する事で、リポをキャノピーで包み込む事で固定しました。



リンケージロッドは、途中をV字に曲げ、長さを調整出来るようにしました。
合わせて、動翼側のホーンにはシュリンクチューブを被せ、ロッドがホーンから外れるのを防止しました。
プロペラ取り付けは、コレットとプロペラセーバーの2種が付属していましたが、コレットを使用しました。というのも、GBではプロペラセーバーを使いまし たが、上空でプロペラが外れて、河の中に落ちて、私自身も腰まで水に浸かったので。

フライトインプレッション!
初飛行は土曜日の午後、風は2m程度と初飛行には最適な条件で、風上に向けて地上滑走で離陸させました。
パワーがあるので一気に上昇し、すぐスロットルを中立にし、トリムを見ました。
エルロントリムを右に一コマ修正した以外はOKでした。
飛びは素直で、万年初心者の私にも十分飛ばせます。
重心位置はまったく問題ないようです。
ホバリングの真似事をしてみますが、長続きせず倒れてしまします。
着陸は、地上20cm位でモーターを止め、ふわっと失速させるように降ろしますが、必ずお辞儀をしてしまいます。
これからは、この機体で曲技の練習を積んで、腕を磨きたいと思います。


宮崎県のUさんには感想だけでなく、製作のポイントからフライトインプレッションまで書いていただきました。
本当にありがとうございました!



しかし、このスーパーデカスロンはスパンが4m近くあるのでしょうか、とても大きい機体ですね!
充実したラジコンライフを送られている宮崎県のUさん!
素晴らしいです!

いつかご縁がありましたら、一緒にフライトを楽しみたいと思います。
これからもKKHOBBYとナベさんの気ままなラジコン日記を末永くよろしくお願いします。



第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上 げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(97)~EV-97ユーロスターの製作③~(2011/09/09)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


北海道の美幌峠でスロープソアリングを楽しんでいるIさんからお便りが届いていますのでご紹介します!

**********************************************************************
こんにちわ!
目から鱗のサーボ消費電力テストに感心しました!
私も2年ほど前、OKのターメリック初飛行で、わずか数分でノーコン・・川の中(ii w ii)という苦い経験をしました。
完全にアンプのBECの容量が足りないのが原因でした。
T国製の40アンペアBEC 3Aという性能でしたが、なんとその後,
同じアンプの説明が変わっていて、BEC 1.5Aに(@0@)ナなんで?
この後は必ず別電源使用する用にしています(燃える事も考えて)
やはりラジコンは安全第一で楽しみたいですよね!
**********************************************************************

Iさん お便りありがとうございます。
よく考えてみればBECって、「サーボ4個まで」とか、かなりいい加減な考え方でしたよね!
まるで迷信に近い扱われ方だったと思います。
その後、クールBECや三端子レギュレーターが普及してきましたが、結局のところ自分の飛行機はどれくらいの消費電力なのかを、はっきりと掴んでいないと不安要素は払拭出来ないわけですね。
特に空物ラジコンの場合、何処に墜落するか判らない不安材料を残したままフライトをするのは精神衛生上良くありません。
そのようなことから消費電力の測定を企画した訳ですが、意外と好評だったので安心しました。

屈斜路湖をバックに悠々と飛ぶグライダー、想像しただけで夢のような世界です。
私も北海道に行きたくなりました!


さて、ユーロスターの製作を続けます。
今週はエレベーターとラダーのリンケージをします。

各舵のホーンとアジャスターの接続部にガタが生じないことと、ロッドが軽くスムーズに動くことがリンケージのポイントになります。



エレベーターとラダーのチューブ状のロッドガイドは既に胴体内に納められていますので、ロッドの出口は胴体側面を良く見て指で確認します。
ロッドの出口はカッターでフィルムを切っても良いのですが、そのまま切り口が広がるのを防ぐために、半田ごてを使って出口のフィルムを溶かしました。




ロッドを通してみたところ、ラダーは問題なかったのですが、エレベーターのロッドの動きが渋かったので、ロッドのピアノ線をやや曲げてストレスを解消しました。



エレベーターホーンは、キットの状態で既に取り付け済みです。クランクに曲がっているロッドをどうやって取り付けようか、しばし考えていたのですが、幸いなことにエレベーターホーンがプラスティック製で柔らかいため、ホーンをラジオペンチで曲げながらロッドを押し込みました。



写真のような感じでエレベーターロッドを取り付けました。ロッドを曲げたことにより、動きがかなりスムーズになりました。



エレベーターとラダーのサーボはタワープロのSG91Rを使用しました。
このサイズでベアリング入り、しかもハーフメタルギアを使用したサーボです。



サーボホーンの穴をクレビスに合わせて広げます。
バイスを使って慎重に徐々に広げていきますが、必要以上に広げないように心がけます。



何かの衝撃でクレビスがホーンから外れないように、燃料パイプを輪切りにしてクレビスに挿入します。



写真のようにエレベーター用とラダー用に2組作ります。もし、この時点でガタが出てしまった場合は、もう一度作り直します。



サーボを胴体に取り付けます。
送信機と受信機をONにして、サーボホーンがロッドと直角になるように、予め送信機のサブトリムで調整しておきます。



サーボホーンにロッドを取り付けます。
クレビスはロッドアジャスターのネジヤマの中央の位置にして、前後どちらにでも調整できるよう、調整シロを確保しておきます。



エレベーター、ラダー共にリンケージが完成しました。
リンケージにガタはないか、ロッドがスムーズに動くか、舵角は十分に取れるか、もう一度確認しておきましょう。

それではまた来週!



第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(98)~EV-97ユーロスターの製作④~(2011/09/16)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


お名前は分からない方からお便りが届いていますのでご紹介します!

**********************************************************************
なべさんこんにちは
サーボの話おもしろいですね
値段の高いサーボは使用した事がないのでわかりませんが私もいろいろなサーボを使用しましたがなぜかKKホビーさんで販売しているコロナのミニサーボ(700円)を購入してしまいます
いままで使用した中でとても自身にフィーリングが合うのです
スペック上ではなく使用感がよく信頼度が自分の中ではかなり上です。
なぜなのでしょうかね
**********************************************************************

お便りありがとうございます!
おそらく第94回の「サーボの品質を体感する」の記事についての感想だと思います。

サーボも、スペック以外にフィーリングなど、マニアの独特の愛着がありますよね。
人間の感受性ってスペック以外の所まで感じ取れる訳ですから、優秀なセンサーだと思います。

話は変わって、オーディオの世界も人間の感受性で大きく左右されます。例えばスピーカーは耐入力、周波数特性、指向性など、カタログスペックを表示されてもそれはあくまで参考にしかすぎず、あくまでユーザーが気に入った音色を奏でるスピーカーが良いスピーカーとされます。アンプやプレーヤーのカートリッジも同じですね。

それでは、ユーロスターの製作を続けます。
今週はノーズギアのリンケージとパワーユニットの取付けをします。



これがノーズギアアッセンブリーです。タイヤ、カラー、ストッパー、ホーンなどがひと通り揃っています。



ノーズギアを取付けるとこんな感じになります。軽量化のために防火壁にかなり大きい穴が開いていますが、強度的にはどうなんでしょう。ノーズギア取付け部周辺の強度が少々気になります。



ノーズギアのステアリングロッドのガイドチューブを取付けてみて、ラダーとステアリングのサーボホーンが共通であることに気がつきました(笑)



久しぶりの「手戻り」です。
急遽ラダーサーボのホーンを交換します。
サーボホーンにロッドストッパーを取付けます。この時、ストッパーがスムーズに動くように、かつガタの無いようにホーンの穴の大きさを調整します。



ストッパーの裏側のネジが振動で緩まないように、お約束のロックタイトを少量塗ります。



ノーズギアステアリングのリンケージはこんな感じになりました。高さを合わせる為にロッドを曲げて調整してあります。



ステアリングホーンのリンケージはこんな感じになりました。ナイロン製のホーンのストッパーの保持力がちょっと心配ですが、小型軽量機なので、なんとかなりそうです。



続いてモーターマウントの製作です。
ん~なんと言おうか・・・パズルです(笑)
モーターマウント部分のセンターが機体側から見ると左にズレています。しばしその理由を考えること数分・・・。
判りました! 
モーターにサイドスラストを付けたとき、機体側から見るとモーターシャフトが右にズレるので、あらかじめモーターマウントを左にオフセットさせ、プロペラとスピンナーを取付ける位置で、丁度カウリングのセンターに持ってこようという設計意図のようです。



モーターマウントの差込みがズレないようにマスキングテープで仮止めしながら瞬間接着剤で組み立てます。この後モーターを取付けて、第一防火壁からプロペラ取付け位置までの距離を測り、カウリングの取付け位置の参考にします。



こんな感じでモーターを取付けてみました。
プロペラを仮組みすると良く判るのですが、モーターマウントとモーターの間に1mm位の航空ベニヤをかませて、これを削りながらサイドスラストとダウンスラストを調整します。



プロペラアダプターのイモネジが緩まないように、モーターシャフトをルーターで削ります。



カウリングを取付けるのに、ノーズギアが邪魔をするので、カウリングを部分的に切り取ります。



カウリングを固定するタッピングビスの穴を開けます。穴はビスを回さなくてもスッポリと入るように、若干大きめに開けます。



カウリングをタッピングビスで固定する前にプロペラとスピンナーを取付けます。



スピンナーの形状とカウリングの曲面が合うように、指で良く確認しながら、1本ずつタピングビスの位置を決めていきます。
また、この時カウリングとプロペラスピンナーとのクリアランスも調整しておきます。

それではまた来週お会いしましょう!



第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(99)~EV-97ユーロスターの製作⑤~(2011/09/23)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


今週もお便りのご紹介をします!

**********************************************************************
全く同感です。私も複数のサーボを似通った方法で選択して使用しています。ただ、私はグライダー系が多いので、エレベーターを重視しています。
私の場合、ニュートラル特性の試験として、ホーンを左右に動かし、ガタの確認を付け加えています。結構ハウジングとベアリングのガタ等でニュートラルのずれる物が見受けられます。これの良しあしも値段と正比例の様ですね。
**********************************************************************

お便りありがとうございます!
こちらも第94回の「サーボの品質を体感する」の記事への感想ですね。

グライダーの場合、エレベーターのニュートラルポジションで機速や滑空比が変わってきますから、エレベーターサーボのニュートラル特性は重要な要素になりますね!

確かにサーボケースの剛性も重要です。最近はサーボの放熱効果を見込んで、一部金属を使用しているケースもありますが、これらも剛性の向上に寄与しているものと思われます。



メインギアのパーツ群です。品質もこれといって問題ありません。



メインギアのピアノ線を取り付ける溝と穴がフィルムに隠れていますので、フィルムを良く透かして見て、その部分のフィルムをカッターで切ります。



メインギアを固定するストッパーの穴を錐で開けます。



セルフタップビスを使ってメインギアを主翼に固定します。
この辺の手法は、通常の飛行機の製作とまったく変わりません。



こんな感じでメインギアの取付けが完了しました。
手で持ち上げたときに重心位置が判るように、主翼前縁から50mmの位置にビニールテープを貼っておきます。



受信機を取り付けますが、アンテナが引っ張られて、受信機の基盤から剥がれないように、燃料パイプを使って「抜けとめ」を作ります。



アンテナは胴体内にガイドチューブが内蔵されていますので、その中を通します。
胴体尾部の外側から細いピアノ線をガイドチューブに通しておきます。
そのピアノ線と受信機のアンテナの端をマスキングテープで止めて、アンテナを胴体の外に引き出します。



アンテナを胴体の外に引き出した様子です。



ユーロスターの実機の動画をYouTubeで見ていたら、キャノピーのセンターラインを見つけました。
「これは再現するしかない!!」っと、急遽塗装することにしました。
周囲のラインの太さに合わせてマスキングテープを貼っていきます。



マスキングが終了したら、こんな感じになりました。
塗料が内側に回りこまないように、内側にはティッシュペーパーを詰めます。



塗装をしてみました。
電動飛行機なので、耐燃料性の塗料でなくても大丈夫です。私は白のラッカーを使ったのですが、予想通り色付きが悪くて5回も吹いてしまいました。
色付きが悪いといって一度に大量に吹くと、塗料が垂れてしまいますから、薄く吹いては乾燥させ、また吹いては乾燥させるの繰り返しです。
このラインを吹くだけで半日費やしてしまいました。



塗料が乾燥したので、いよいよマスキングテープを剥がします。
塗料の切れが良くなるように慎重に剥がします。
この瞬間が一番楽しいですね!
手付きがおかしいですが、右手でカメラのシャッターを切っていますので、その辺はご勘弁願います。



出来上がったキャノピーを胴体に乗せてみます。
ライン1本入れたことにより、だいぶスケール感がアップしました。
何気ない一工夫で他人と違う演出をするのも、ラジコンモデラーとしての楽しみです。



キャノピーをタッピングビスで胴体に取り付けます。
カウリングの所で解説したとおり、キャノピーに開ける穴はビスを回転させなくても通る程度に開けます。
また、ビスは1つずつ、キャノピーの位置がズレないように、良く確認しながら止めていきます。



ついにユーロスターが完成しました!
芝生のグリーンに映えて、とても素晴らしい飛行機です。
こうなるとスパッツも履かせてみたくなります。

来週は、いよいよユーロスターのフライトインプレッションです。
お楽しみに!



第100回、第110回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(100)~EV-97ユーロスター フライトインプレッション!~(2011/09/30)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


「ナベさんの気ままなラジコン日記」もおかげさまで100回を迎えることが出来ました!
昔のログを見てみると、初回は2009年11月6日から始まって、まもなく2年になろうとしているんですね。
これもひとえに読者の皆様のご支援とKKHOBBYさんのご理解の賜物だと感謝しております。

さて!
恒例の読者プレゼント第4弾ですが、今回は100回記念ということで、KKHOBBYさんにお願いして特別に高価な機体を提供していただきました。

それは・・・
「SUPER Cub 60」です!

平成23年10月12日(水)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から抽選で1名の方に、この迫力ある『SUPER CUB 60』をプレゼントします。

それでは楽しいお便りをお待ちしております!



全長1450mm、スパン2050mm。私としてはちょうど良い大きさの機体です。
飛行機も主翼が2mクラスになるとレイノルズ数が大きくなりますので、空気に張り付いた飛びとでも言うのでしょうか、とてもドッシリとした挙動で大変飛ばしやすくなります。
長い主翼も2分割になりますから、小型の乗用車でも、問題なく運べます
スタイルも落ち着いていて、思わず私も欲しくなってしまいます!



胴体の内部を見てみます。
この手のスケール機でしたら、4サイクルエンジンの排気音がとても良く似合いますが、これだけ軽量化されていればブラシレスモーターでも十分飛びそうです!エンジン機が飛ばせない早朝の時間帯に優雅に飛ばすには、ブラシレスモーターが最適です。



翼の翼型は半対象ですから、基本的なアクロやスポーツフライトも視野に入れた設計になっています。
中央に太目のカンザシが通り、その前後にノックピンが配置されています。中央の樹脂製のネジは、主翼の固定用と思われます。サーボのリード線を通す穴もメンテナンス性に配慮して、大きめに開けられています。


それでは今週はEV-97のフライトレポートをお送りします!



待ちに待ったフライトの日が来ました!
風速は0~1m/sの微風、天候は快晴、まだまだ蒸し暑さが残る気候ですが、飛行場の芝生も綺麗に刈られて絶好のコンディションです。
ユーロスターは小型機なので、なるべく風のない早朝に初フライトを試みます。



Eメーターを使ってフライト前にパワーユニットのデータを取っておきます。
リポはKYPOMの3セル1300mAhを使用しています。



データが取れました。
電流値は約17Aで、APC9×4.5Eのプロペラを7,320回転で回しています。
アンプもHiModelの30Aのアンプを選んでおいたので余裕です。



私が製作したユーロスターの総重量は790g(機体本体685g、リポ105g)になりました。この種の機体としたら、かなり軽く出来たと思います。

「エルロン右、左、エレベーターアップ、ダウン、ラダー右、左」と声に出しながら各舵の動作確認をします。テールに数gの鉛板を貼って、重心位置も合わせました。地上で出来る確認事項はすべて行っておきます。
ユーロスターを風に正対させ、いよいよ離陸です。もし、滑走中に蛇行したら、直ちに離陸を中止するよう、自分に言い聞かせます。



スロットルをゆっくりと穏やかに上げていくと、ユーロスターは5mくらいの滑走であっけなく離陸しました。心配していた離陸時の蛇行も、まったく問題ありませんでした。



上空でスロットルを70%くらいに抑えてクルージングに入ります。各舵のトリムが取れたら、いよいよスポーツフライトに入ります。操縦の感触は軽量スポーツ機そのもので、とても軽快な飛行をします。プロペラはAPC9×4.5Eで十分です。9×6だとオーバーパワーかもしれません。



速度に目が慣れてきたので、ユーロスターをフルパワーで走らせてみます。軽量なボディと有り余るパワーでぐいぐいと上昇していきます。さすがにF3A機のように、レールに乗ったようなコース取りや軸の通ったロールは無理ですが、それでも重力を無視したようなスポーツフライトを楽しませてくれます。



ローパスを試みてみます。私たちの飛行場は地形の影響で、地上5m以下で気流が乱れ始めるので、機体が時々揺すられ、エルロンの修正舵が頻繁になります。。



いよいよ着陸です。
地面効果でグライドが延びるのかと思いましたが、意外にあっさりと降りてしまいました。



ユーロスターが着陸したので、他の機体のために滑走路を速やかに空けます。
フラップを装備しなくても着陸滑走距離が短くて済むので助かります。



ユーロスターの初フライトが無事に成功しました。
一言でいうと、小型機ゆえに上空でひらひらする挙動もありますが、とても軽快な飛行をする機体です。

このユーロスター、デザインがとてもかわいくて愛着が持てる機体です。出来ればスパンが1m80cmくらいあれば、飛行中の視認性も良くなるし、落ち着いた挙動になると思います。
そのくらいのサイズのユーロスターが発売されれば、間違いなく買ってしまうでしょう!



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(101)~フライトツアーに行ってきました!~~(2011/10/07)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


今となっては季節が変わってしまいましたが、毎年恒例となった夏のフライトツアーの模様をご紹介します。

今年の夏は東日本大震災により節電していたので、満足に冷房が掛けられませんでした。
ラジコン仲間から「早く涼しい高原に行こう!」という声が上がっていたので、仲間の都合と宿の空き状況を調整して、今年もフライトツアーを決行しました!

平成23年8月16日
グライダーと着替えを持って車3台計8人の旅がはじまりました!
みなさん住んでいる所が少しずつ離れているので「四街道ICを4時30分に通過する予定で出発しようね~!」と言ったのにみんな楽しくて待ちきれなかったのか、全員フライングして出発しました(笑)

お盆明けの中央高速下り線ということで、渋滞はまったくありません。
みんな快適に車を走らせて八ヶ岳パーキングで待ち合わせです。
普通は談合坂SAや双葉SAでの待ち合わせの方が、エリアが大きくて売店も充実しているのですが、もし混んでいると入るのにも出るのにも時間がかかってしまいます。
その点、八ヶ岳PAまで行けば時間調整の間も涼しくて快適です。
八ヶ岳PAに全員が揃うと普段の楽しい会話が始まります!
中には1台のプリウスに大人3人とグライダー9機を積んできたツワモノたちもいます。

諏訪ICで高速を降りて、近くのコンビで昼食を買います。
その後、霧が峰まで登りますが、諏訪ではあんなに暑かったのに霧が峰高原は涼しくて快適です。
「こんなに涼しければ、来年は二泊だね~」と、話していました。



駐車場に着いたら、グライダーを持って15分くらい山を登ります。
下は微風でも山の頂上は爆風が吹いている場合もあるので、強風用と弱風用のグライダーを2種類用意すると充実した時間が過ごせます。



フライトエリアに着きましたら、まずは記念写真です。
「落とす前に撮る!」これが鉄則です。
「本格的に楽しむならピュアグライダーだ!」という方もいますが、無風では飛ばせないし回収が困難なほど遠くに行ったときでも、モーターの力で帰って来れますから、遠くに遠征する場合は、ほとんどのメンバーがモーターグライダーを持っていきます。



まず最初にダミーのシトロンが飛び出しました!
0~2m/sの微風でしたが、上手くリフトを捕らえています。
「あっちに行ってみて!こっちにも行ってみて!」とリクエストして、スロープエリアの風の流れを探ります。



シトロンの浮きに気を良くしたのか、続いてマジョラムの登場です。
こちらはエルロン機なので、スポーティーに斜面を攻めています。
小型のグライダーですが、それ程風に揺すられることもなく頑張って飛んでいます。



とりあえず1フライトしたら安心したのか、アルコールが入りました。
もう!いつの間に用意していたのでしょう?“楽しくてしかたがないといった感じです!^^
高原は空気が薄いから、出来上がるのも早いよ~!



しばらく飛ばしていたら、他のグループに会いました。
ていねいに挨拶をしてから、しばらく情報交換です。
周波数も2.4GHzなので混信の心配もなく安心しました。
遠征のときは2.4GHzが便利ですね!



これはすごい!
アメリカ製のバードオブタイムですが、なんとバルサキットから作ったそうです。
アメリカ製のバルサキットって大雑把なものが多く、このバードオブタイムも古いキットなので、箱の中はバルサの板と棒の塊のようです。
オーナーいわく「まるで半分自作のようだった」と言っていました。
スパン3m超のラダー機ですが、その割にはなかなかコントローラブルなフライトでした。



こちらはKKHOBBYで取り扱っているASW28です。

EPO製のグライダーで、突風に当たると主翼を羽ばたかせていましたが、それでも元気良くスロープを攻めていました。
オーナーいわく、「このグライダー、EPOでもスロープで飛ばせられるんだ~」と感心していました。



とてもきれいなミニモアです!
もう、このグライダーが飛ぶと、全員ため息が出ています。
別にキンキン飛ばなくても、スケールグライダーは浮いているだけで存在感があります。
美しいミニモアのフライトを見るとスケールグライダーが作りたくなります!^^;



こちらもミニモアが斜面をローパスしています。
このミニモアはサーマル工房製だと思います。
とても軽くてスケール感もあり、強風の中でも凧のように大空に張り付いていました。



こちらは以前KKHOBBYで販売していたDG1000です。
胴体はグラスファイバー製で、主翼は発泡スチロールにバルサのフルプランクです。
主翼が前進翼で、とても美しいグライダーです。
オーナーも調整に苦労していましたが、ようやくモノにしたようで満足気でした!



私のパプリカです。
この日のために突貫工事で仕上げました。それでも、フラップサーボカバーやエルロンサーボカバーはちゃんと塗装しました。
スケールグライダーのような優雅さはありませんので、せめてロールでもしてみました。



私のKa-8bです。
スロープソアリングの醍醐味として、目線よりも下を飛ばそうと思い、沖に向かってダイブを掛けています。
バックには諏訪湖が見えます。ここから吹いてくる風が斜面に当たって良質の上昇風になります。
サーマル工房製のバルサキットから作ったスケールグライダーです。主翼に強度的な余裕がないので、スボイラーを使って速度調整をしています。



一日のフライトが終わったら、宿に向かいます。
お風呂と美味しい食事とお酒が待っています。
みんなで楽しい時間を過ごして親睦を深め合いました。

翌朝、宿の前で記念撮影です。
「来年は二泊だよね!」
「暑い千葉を逃げ出して二泊したいね!」
グライダーの仲間が楽しい思い出を残して、それぞれの帰路についたのでした!



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(102)~冬のラジコンライフをもっと楽しむ!~~(2011/10/14)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


え~本題に入る前に、まずはお便りの紹介をします。

***********************************
はじめまして
今日、初めて拝見してます。
グリーンの中の高翼機、綺麗ですね。
私は「スケール高翼機」が大好きです。
のんびり、4サイクルエンジンでローパスもよし、アクロバット飛行も低翼機より、高翼機での筋の通らぬスタント飛行が、楽しく大好きです。
この頃、電動にもチャレンジしてます。
これからも、記事を楽しみにしています。
神奈川の50代の飛行少年より
***********************************

神奈川の50代の飛行少年さん ありがとうございます!

私もスケールの高翼機は大好きです。
私の所属しているクラブにもパイパーカブJ3などのスケールの高翼機を愛好している人がたくさんいます。
最近は黄色に黒の稲妻マークのカブが多くなり過ぎたので、たまには毛色の変わった機体を、ということで私は白いスーパーカブを飛ばしています。
あまりクラブで飛んでいない機体を飛ばしたいという観点からは、べランカシタブリアやスーパーデカスロンなんかも良いですね!

最近はブラシレスモーターもアンプもリポも安くなってきましたから、電動も手軽で良いですよ!周辺への騒音の心配もありません。ぜひチャレンジしてみてください。


それでは、本題の~冬のラジコンライフをもっと楽しむ!~に戻ります。

今回はラジコンとは直接関係ないのですが、冬のラジコンライフを豊かにするグッズを紹介します。



これがそのグッズです。イスとテーブルとその他もろもろのアイテムが入ったバックです。



まずは折りたたみ式のイスです。
「そんなの知ってるよ!」と突っ込みが入りそうですが、とりあえず基本はイスです。
日中、ラジコンを楽しむ時間は意外と長いので、背もたれがあって、なるべく座り心地の良いイスを選びましょう。
収納袋は軽くて風に飛ばされやすいので写真のようにイスに縛りつけておきます。



次にテーブルです。
本格的な料理をするのではなければ、そんなに大きな物は要りません。コンロと食べるものが乗せられれば十分です。
車のトランクに手軽に収納できる大きさと軽さが重要です。



テーブルの裏面です。
脚が2種類ありますので、高さが2段に選べます。



テーブルを組んだ状態です。
イスとの大きさを比較してみると、おおよそのサイズが判ると思います。
大勢で食事をするときは、みんなでテーブルを持ち寄れば済みます。



ガスコンロです。登山愛好家の人たちはストーブと言うそうです。
左にあるのがゴトクで右が使い捨て型のガスボンベです。



ガスコンロを組み立ててみました。
なかなか雰囲気があるでしょう?!
ガスボンベには大・中・小のサイズがあって、それぞれ高さが変わってきます。
フライト日数と使用頻度にもよりますが、私はこのボンベ1個でひと冬過ごせます。



これは折りたたみ式の風よけです。
ステンレス製?で持ち歩くのには軽くてコンパクトです。



このようにコンロを巻くようにして使うと火も消えないし、お湯も早く沸くような気がします(笑)



ホーロー製のケトル(やかん)とコーヒーカップです。コーヒーカップも中空になっていて保温性が優れています。



コーヒーとコーヒーシュガーです。
野外で飲むレギュラーコーヒーの味は格別です。
砂糖もコーヒーシュガーを用意して、ちょっとリッチな気分を味わってみました。



サンドイッチやパン、カップラーメンも用意しました。
飲み物もコーヒーだけでなく、ポタージュスープや日本茶も用意してあります。
これで、寒い冬のフライトも暖かい気持ちで乗り越えられそうです。

私のコンセプトは「気軽に楽しく!」ですから、どちらかというと、あまりカリカリと操縦に打ち込むことより、ラジコンで知り合った仲間と楽しい時間を過ごすことを楽しみとしています。

例えば、一緒にラジコンを飛ばしている人がいて、その人に何か教えてもらいたいなとか、いろんな話を聞かせて欲しいなとか、もっと親しい友達になりたいなと思ったら、勇気を出して
「コーヒーいかがですか?!」と声をかけてみましょう!
冬の寒い空気の中で、一杯の暖かいコーヒーをいただいたら、誰でも顔がほころぶことと思います。
一杯のコーヒーが親友を作るきっかけとなれば、それはそれで素晴らしいことです。

話は脱線しますが、同じラジコン飛行機を愛する者同士が、いがみ合ったり、陰口を言い合ったり、誹謗中傷をすることは、お互いに趣味を楽しむ時間の損失になります。

よく、「誰も相手にしてくれない」とか「みんなが冷たい」と愚痴をこぼす人を見かけますけれど、私は「自分から心を開かなかったら、相手から寄ってきてはくれない」と思っています。

世の中、すべてが上手くいくとは思っていませんけれど、もし、人間関係を円滑にして、楽しいラジコンライフを送りたいと思ったら
「コーヒーいかがですか運動」
を、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか?



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。


「ナベさんの気ままなラジコン日記」(103)~パプリカの製作①~(2011/10/21)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


お便りの紹介をします。

***********************************
初めまして 浜松市のFといいます。
毎週 ナベさんの気ままなラジコン日記の連載を楽しみにしています。
記事を見ると 私と同じ様に創意工夫と考え方でラジコンライフを送って居られるのが良くわかり、時折 歯を出しながら拝読して居ります。限られ た予算で最大限に楽しむ・・・をモットーにしている私にとって 力強い味方ですが 全国のラジコン仲間に対しても心強い味方であると確信してい ます。
楽しい日記が続く事を願っています。 
***********************************

浜松市のFさん、お便りありがとうございます!

浜松といえば、航空自衛隊の発祥の地ですね。
私の父も元自衛官で(とっくに退役して今は他界してしまいましたが・・・)も浜松の基地にいました。
あそこの航空祭には、もちろんブルーインパルスも飛来しますが、地元のT-4のフォーメーションが有名だったと記憶しています。

さて、Fさんの限られた予算で最大限に楽しむというコンセプトは私も好きです。
誰もが仕事があって、家族がいて、収入の中から食料費や高熱水費、養育費、教育費を除けば、それ程余裕のある人は少ないはずです。
その中から私もお小遣いの範囲内で楽しんでいます。

さて、今までどれくらいラジコンにお金を掛けてきたでしょうか?
私の場合、月平均で2万円使ってきたと仮定してみます。
ラジコンは22歳から始めましたから34年もやっていることになります。
その割には上手くならないのですが、その話はさて置いて^^;

2万円×12月×34年=816万円

「ひぇ~816万円も使っているんだ~!」
「こっ、高級外車が買える~」 
と、今更驚いても仕方がないのですが、でも、今までラジコンを生き甲斐として34年間楽しんで来たのですから、これくらい良いと思いましょう! ^^;
みなさんはどのくらいラジコンに投資していますか?
え?恐ろしくて考えたくもない?
その気持ち、痛いほど判ります!^^;

話を本題に戻して、今週からOK模型のモーターグライダー「パプリカ」の製作をご紹介します。
ご承知のとおり、このグライダーは既に霧が峰で飛んでいますので、製作の解説記事は回顧録になります。

このパプリカはメーカーサイトをご確認いただければ判りますが、2メートルクラスのモーターグライダーです。
モーターこそ付いていますがVテールでフラップも装備し、まるでF3B機のような精悍なスタイルをしています。
翼型も薄く、空気を切り裂くようなフライトを想像しながら製作を進めて行きましょう!

〔バタフライミキシング〕
言わずと知れたバタフライミキシングですが、コンピュータープロポの設定方法は第45回SALTOの製作②でご紹介しておりますので、そちらを 参考にしてください。

〔フラップサーボのリンケージ〕



フラップとエルロンのサーボハウスの部分は、あらかじめプランク材に穴が開いていますので、フィルムを切り取るだけで済みます。実際は切り取る と言うよりは、写真のように半田ごてを使ってフィルムを溶かす方が手間がかからないと思います。



フラップサーボとエルロンサーボの配線が主翼内を通ります。フラップの配線を通した後はエルロンの配線が通り難くなるので、あらかじめエルロン サーボのハウジングまで水糸を通しておきます。



サーボマウントを主翼に接着する際に、瞬間接着剤がはみ出してサーボまで接着しないように、サーボにハンドクリームなどを塗っておきます。



フラップのリンケージはフラップの動作角が大きく取れるように、リンケージロッドは主翼の下面から主翼の上面に貫通する形になります。とりあえずサーボ側のリンケージロッドはクランクに曲げてサーボホーンに取り付けます。



ロッドの長さを調節する時はフラップをニュートラルの位置に保持するため、マスキングテープで固定します。



フラップホーンを仮止め(接着しない)し、ロッドの長さが最適な位置をペンでマークして、ロッドをZベンダーを使って曲げてフラップホーンに取 り付けます。ロッドの長さやフラップの動作角に問題がないことを確認したらフラップホーンを接着します。



こんな感じでフラップサーボのリンケージが完了しました。
来週はエルロンサーボのリンケージをします。



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼント を差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(104)~パプリカの製作②~(2011/10/28)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


読者プレゼントの当選発表のお知らせです!

SUPER CUB 60の当選者は栃木県のNさんに決まりました!
早速、Nさんからお便りと画像が届きましたので、ご紹介します。

***********************************
プレゼント当選!!ありがとうございます!。
戦闘機も良いですが、やはり、こういう平和な飛行機が好きです。
主翼はそこそこ重量がありますが、スパン2mのGP仕様ですので普通な出来でしょう。
翼型が下面膨らんでるタイプですが、翼面荷重が軽く済みそうなんで、スケールフライトはソコソコレベルでイケそうです。
胴体は予想よりもかなり軽いです、コレは電化して楽しめそうです!。
各部の作りは、こないだ作ったARFのFA200 4c-50よりも、丁寧に出来てます。
白だと思っていたフィルムが、クリーム色で良い感じですね、
日焼けした羽布張りみたいに見えます!。
でも、修理の時は、同色見つけるのに困るかな?(;^_^A アセアセ・・・。
これで売値が¥21000ですから(しかも自分はプレゼント!)、ホントに時代が変わりましたねぇという感じです。
キット内容をもう少し眺めまわして、足りない部品(モーター&コード類)をKKホビーさんへ発注しようと考えています。
***********************************
Nさん、ありがとうございます。
これも何かの縁ですので、今後もKKHOBBYのご利用よろしくお願いします!



スーパーカブ60が栃木県のNさんに無事に届きました!
大地に両足を踏ん張って、なかなか凛々しいお姿です。



これが文面にもあったFA200 4c-50でしょうか、きれいに舗装されていて、まるで実機の滑走路のようです。



おおっ!これはかわいい飛行機。
ムサシノのスカイパピイでしょうか?
芝生のきれいに整備されていて、すばらしい飛行場ですね!


さて、それではパプリカの製作の続きをご紹介します。
今週はエルロンサーボの取り付けです。



エルロンサーボは送信機のスティック・トリムともニュートラル時に、写真のようにサーボホーンをオフセットしておきます。
これはアドバースヨーに対処するため、エルロン下げ舵よりも上げ舵の舵角を多めに取るようにします。



エルロンサーボのリード線を延長します。
もうリード線の半田付けは慣れっこになってしまいましたので、躊躇なくバンバン切っていきます。
リード線は細いので、カッターの刃を新しいものにして、外皮に軽く刃を当てて転がすように切らないと、芯線まで切れてしまいます。



リード線の先端に半田メッキをします。半田の付きが悪いとリード線に余計な熱が伝わって、外皮を溶かしてしまうので、芯線にはあらかじめフラックスを塗っておくと瞬時に半田メッキができます。



半田メッキを済ませた芯線同士を半田付けします。シュリンクチューブを入れておくのを忘れないようにしましょう。



主翼にエルロンサーボのマウントを接着します。瞬間接着剤を多く流すと中の発泡スチロールを溶かしてしまうので、程ほどにします。



半田付けで延長したエルロンのリードハーネスを、事前に通しておいた水糸に結んで主翼内に通します。



このような形でエルロンとフラップのリートハーネスを通すことが出来ました。



エルロンホーンの足はエルロン材の厚さに比べて長いので、足を適当な長さにカットします。



ロッドを通して、適当な長さのところにペンで印をします。



エルロンホーンの接着面のフィルムをはがして、ホーンの接着力を高めます。



エルロンロッドのピアノ線を通してエルロンホーンを接着します。
接着剤が乾くまでは、手が触れない場所で放置しておきます。
ロッドの長さが余程違わない限り、後はサブトリムで調整できると思います。



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(105)~2011秋 電動機の集いに行ってきました!~(2011/11/04)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


電動機の集いと言えばご存知の方は多いと思います。
あの電動飛行機の開拓者でもある角倉さんが主宰する飛行会です。

平成23年10月30日(日)に埼玉県の本庄市で開催されました。
この飛行会の特徴は、電動の飛行機(ヘリも可)なら、何でも参加できて、演技も飛行の順場も決められてないので、参加者はとてもリラックスしてのんびりと楽しめることです。
ですから、私のように操縦が上手くない人間でも気軽に参加できます!^^;

今回の参加人数は15人、機体は50機を越えます。
参加する機体のリストを見てみますと、発泡のスケール機、ダクテッドファンのジェット機、EPPの3Dアクロ機、大型のアクロ機などが目立ちます。

私は、なるべく他の参加機とかぶらないようなユニークな機体を持っていって別の意味で目立とうと目論見ました!^^;

まずは誰も持ってこないスケールグライダーとしてKa-8bを、それから誰もやらないであろうエアロトーイングをやるためにスカイウォークⅡを、曳航機としてサイズ的に似合うツインプラム号を持っていくことにしました。この機体は30年位前にムサシノ模型飛行機研究所が09エンジンを2基積んだ双発機として発売していたものを私がEPに改造しました。
それから最後にとりあえず真っ当なスケール機としてスーパーカブを用意しました。

私の住んでいる千葉から本庄市まで、片道165Kmあります。高速道路は経済性も考えて三郷南ICから本庄児玉ICまで利用することにしました。
朝5時に自宅を出て友達の家により、大人2人と模型飛行機6機の旅がはじまりました。

途中、朝デニ(デニーズのモーニングセットのこと)をして、目的地のクロスウインドフライヤーズクラブに着いたのは午前9時になりました。



到着したら参加費1,000円を支払って受付を済ませます。
バンド管理板もあって、飛行会の運営はスムーズです。
「おはようございます。今日はお世話になります!」
この方が、あの有名な角倉さんか・・・と思いながら少々緊張気味に挨拶をしました。



フライトの順番は特に決められていないのですが、適当に落ち着いたところでKa-8bを飛ばしました。
ダクテッドファンのジェットがものすごいスピードで飛んだ後なので少し拍子抜けでしたが、高い高度を優雅に飛びました。
後ろから「あれ、ナベさんだよ」とか「サーマル工房のグライダー?」などと話している会話も、ちゃんと聞こえています!^^;



Ka-8bの着陸です。
ここの飛行場は周辺に木が生い茂っているので、比較的高い高度からのアプローチになります。
こういう時はスポイラーの性能の見せ所です。
滑走路を高目に進入して、観客には「オーバーランするのではないか?!」と気を引き付けておいてから、おもむろにスポイラーを出して40度くらいのグライドスロープで降ろしました。
予想どおり「あんな小さなスポイラーで良く効くなぁ」という声が聞こえました。



京商の50クラスのFA200を電動化しています。この機体のオーナーの方は富士重工に勤めています。



電動のヘリが登場しました。このヘリは機首にカメラを積んでいます。飛行機から、おそらく動画を撮っているようでした。
カメラのレンズの汚れ防止のためか、テーブルの上から離陸してテーブルの上に着陸しました。
その飛行技術はたいしたものです。



非常に大型のSbach342です。総重量が6.3Kgですが、トルクロールをした後、そのままどこまでも上昇していきました。リポ12セルのパワーは恐ろしいくらいです。



ど迫力のSbach342の後にツインプラムが飛びます。
もう、なんていうんでしょう?!
まるで肉料理の後のお茶漬けみたいな存在です(笑)
でも、今日のツインプラム君はスカイウォークⅡをトーイングするという使命があります。
いつもと違った凛々しい姿で頑張ります!^^;



トーイングの準備をします。ツインプラム君からゴムと水糸のラインを15mほど伸ばしてスカイウォークⅡに繋ぎます。
グライダーの操縦は、たまたま通りかかった群馬の木村さんに押し付けました(笑)
「ええ~!僕がやるのぉ?ホントにぃ?」
言い終わる前に送信機を無理やり渡しました(笑)



曳航機が走り出すと、まず最初にグライダーが浮き上がります。そのままグライダーが上がっていくと曳航機が辛くなるので、グライダーは少しダウンを入れて曳航機と高さを合わせます。
その後、曳航機が引っ張って行ってくれますから、グライダーは傾きの修正だけ考えていれは事足ります。
右手の人差し指はギアSWに掛けておいて、いつでも離脱できるように準備しておきます。
スカイウォークⅡは高度150mくらいで離脱してから、悠々とソアリングを楽しんでいます。



エアロトーイングを何回もやってみて、私も曳航機とグライダーを経験しましたが、グライダーの方が楽しく感じました。
当日は風もないコンディションでしたので、ハンドキャッチが楽に出来ました。



何度もやっているうちに「私にも操縦させてくれ」という声が掛かったので、すっかりおまかせしました。エアロトーイングは曳航機とグライダーの息を合わせるために自然とチームワークが生まれ、ひとりでは味わえない独特の楽しさがあります。みなさん、とても素敵な笑顔です!



途中で雨が降ってきました。
愛機に傘をかけている人がいます。機体を大切にしていますね!



私がスーパーカブの準備をしている時に、何やらすごい飛行機が飛んだのでしょうか?
「え?何?何が起きたの?おせーて?!」
気もそぞろです。



スパン1m87cmのスーパーカブの離陸です。機体重量が2.2Kgしかないので、数mの滑走で離陸してしまいます。プロペラは12×6E、3セルリポ3300mAhで十分飛びます。



東京都から参加の木下さんのジプシーモスです。
この方のスケール機はどれも精巧に出来ています。そのまま博物館に展示されていてもおかしくありません。



ジプシーモスのフライトです!まるで空飛ぶ芸術品です。



3Dアクロ機を立てちゃっています。
すごいですねぇ~!
世の中には上手い人がいるものです。



私の友人で今日のパートナーです。
彼も3Dアクロは上手です。
この日はギャラリーがいるせいか、ラダーが地面に付きそうでした。付いたのかな?!



零戦です!
発泡の機体ですが1mも離れると、もう発泡とは思えない迫力とスケール観です。
左脚が先に引き込んで、次に右脚が引き込みます。出るときは同時に出ます。
このあたりも実機に忠実に動いているんでしょうね。
脚を引き込んで爆弾を抱えてダイブする姿は、模型といえども大迫力でした!



大迫力といえばこの機体でしょう!
ボーイングB-17フライングフォートレスです。
なんと4発ですよ!4発!
思わずオーナーの方にノウハウを伺いに行きました。
4発の場合、両外の2発よりも中央の2発のパワーを上げるのがコツだそうです。
4発とも同じパワーだと旋回に入りにくいそうです。言われてみるとそんな気もします!^^;
それから、双発の場合、片側のBECは切るのが常識ですが、彼に言わせると「BECは繋いでも問題ない!」そうです。

いやはや目から鱗が落ちる思いでした。
これだけのノウハウを知っただけでも、はるばる電動機の集いに参加して良かったと思いました。



ボーイングB-17フライングフォートレスのフライトです!
オーナーの方はスケール機について造詣が深く、飛ばし方ひとつ取っても実機らしいフライトを心がけています。
上昇角も降下角も穏やかで、旋回もじわぁ~って感じで回ってきます。
見ていてゾクゾクするフライトでした。



最後に参加者全員の集合写真です。
埼玉県、群馬県、栃木県、東京都、千葉県、神奈川県と、関東一円から電動機の愛好家が集まってきました。
お互いに情報交換をして、親睦を深めて、また来年会おうと心に決めて家路に着きました。

このような素晴らしい飛行会を主宰していただいた角倉さんとクロスウインドフライヤーズクラブのみなさんにあらためまして感謝申し上げます!
参加者のみなさん、大変お世話になりました!^^;



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(106)~パプリカの製作③~(2011/11/11)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


はじめにお便りの紹介です!

************************************
ナベさん、こんにちわ。
どうしても今回のプレゼント「60カブ」が欲しくて感想を書くことにしました。KKさんとこは安いし面白いのでほぼ毎日見ています、もちろんナベさんの工作室もチェックしてます。
で、やはりKKさんの志向に合わせると電動になってしまうのでしょうか?それともナベさんはもう燃料でベタベタするのがイヤなんでしょうか?
私も一時期電動にハマりまくってましたが最近はGPに回帰しています。飛行環境にも因るところでしょうが「男の悦」はGPの方が一枚上かななどと勝手に思ってしまうのです。
ナベさんの工作室に是非油のニオイを・・と思ってやまないモンゴルであります。
60カブが当選した折にはもちろんGPで飛ばします。しかも水上機にもしちゃいます・・是非私にくださいm(__)m
************************************

モンゴルさん お便りありがとうございます。
それから60カブが当たらなくてごめんなさいね!
今回の倍率は8倍でしたから、宝くじに比べたら遥かに当たる確立は高いです。
これに懲りずにまたお便りをお願いします。

私は電動も好きですけどエンジン機も好きですよ!
何ていいますか、あまりこだわりはないですね。
例えば、肉料理を食べ続けていると、たまには魚料理が食べたくなったり、クラシック音楽を聴いていたら、たまにはギンギンのヘビーメタルを聞いてみたくなったり、自由気ままにラジコンライフを楽しんでいます。

せっかくですから私のエンジン機をご紹介させていただきます。



私のお気に入りのパイパーカブJ3です。
ウイングスパンは2.6m、エンジンはENYAの120-4Cです。
ENYAのエンジンを使っていると、周りの仲間から珍しがられるというか驚かれるのですが、昔はENYA、OS、FUJIなどの模型エンジンメーカーがあって、その中でもENYAが一番高価で丈夫と言われていましたが、最近はあまり見かけなくなりましたね。
そういう意味では、なかなかレア物のエンジンを所有していることになります!^^;



J3がほぼアイドリング状態でローパスしています。排気煙を見ていると4サイクルエンジンが2回転に1回爆発しているのが手に取るように判りますね!派手なアクロは出来ないのですが、大型機は近くをローパスさせるだけでも感慨深いものがあります。



アルカス大橋さんとの2ショットです!
アルカスさんは私の尊敬する大先輩で師匠でもあります。

アル「ナベさん、しばらくぶり!元気?」
ナベ「アルカスさん、お久しぶりです!おかげさまで元気にやってます。アルカスさんは?」
アル「僕も元気だよ!」
ナベ「健康の秘訣ってなんでしょうね!」
アル「やっぱり天気の良い日はお天道様の下で大好きなラジコンやってることかな」
ナベ「そうですよね!ラジコンってストレス解消になりますものね。ところで最近目がかすむようになってきて」
アル「目がかすむのはしょうがないよ。年齢と共に誰もがそうなるから」
ナベ「そうですか、最近、血圧も高くなってきたから薬を飲もうかと」
アル「僕は大丈夫だよ。僕は戦中派だから、あまり良いものを食べてこなかったし」
ナベ「粗食の方が健康に良いっていいますしね」
アル「そうだよ。ナベさんなんか脂っこいものが好きなんじゃないの?」
ナベ「そうですねぇ、どちらかというと肉料理を食べますね。運動した方が良いですかね」
アル「それは良いけど、急に慣れないことすると肉離れとかしないように気をつけないとね」
ナベ「肉離れですか~そうですよね。慣れないことはね・・・。」

アルカスさんと会うとラジコンのことはそっちのけで、健康の話になってしまいました。


さてさて脱線してしまいましたが、パプリカの製作の続きに入ります。



エルロンとフラップのサーボハッチを塗装します。
キットには白いプラ板のハッチが入っていますが、どうせなら塗装すると紅白のデザインが生きてきます。

塗料は電動なのでラッカーでもエンジンカラーでも良いのですが、塗料の付きを良くするためサーボハッチを中性洗剤でよく洗って、陰干ししておきます。
塗料が付いてはいけない部分はマスキングテープで養生しておきます。

スプレーは一度に多めに吹かず、かすれていても良いですから、吹いては乾かし、また吹いては乾かす作業を3~4回繰り返します。吹いている時間は僅かですが、作業全体でかれこれ半日くらいかかってしまいました。



塗料が乾いたらマスキングテープを剥がします。
マスキングテープは塗料が切れるように、鋭角の方向に引っ張ります。
また、半乾きのマスキングテープがハッチに触れて塗料が付かないように注意をします。



エルロンサーボハッチとフラップサーボハッチの塗装が完了しました。



ハッチの裏側に両面テープを貼っていきます。



両面テープの余った部分をカッターで切り取ります。



フラップサーボのハッチを取り付けました。



エルロンサーボのハッチの両面テープも同じようにカットしていきます。



エルロンサーボのハッチの色分の部分は、このようになります。



次にV尾翼の製作に移ります。
左右のV尾翼がズレないようにマスキングテープで仮止めしておきます。



説明書にある冶具の型紙をカットして設計どおりの取付け角になるか確認します。



取り付け角が適正であれば、瞬間接着剤を用いて左右の尾翼を接着します。



Vテール中央に補強材を接着します。
当然、接着面のフィルムはカットしておきます。



V尾翼のリンケージロッドを通します。
ピアノ線とクレビスは写真のようにピアノ線を折り曲げて押し込みます。
用心のために瞬間接着剤を少量付けておきました。



V尾翼のリンケージです。
リンケージはボールリンク式でガタの出ないように工夫されていました。



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(107)~パプリカの製作④~(2011/11/18)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


今週もお便りの紹介をします!

************************************
大阪より初めてお便り致します
まずは100回執筆おめでとうございます 
以前エアワールドで執筆されてた時はてっきりプロの方だと思っており、記事を参考にイヴォルブやシュトルヒを買って製作させて頂きました ラジコン日記はここ1~2ヶ月前から拝見させて頂いておりますが なかなか役に立つ記事が多くいろいろと参考、実践させて頂いております
これからも楽しみにしておりますのでいろいろな機体の製作記事やフライトインプレッションをお聞かせ下さい
************************************

お便りありがとうございます!

原稿を書いて、原稿料をいただいて、生計を立てるのが執筆業のプロだとしたら、私はプロではないかも知れません。
確かに原稿を書いて、原稿料をいただいてはいますが、どこの雑誌の原稿料も微々たる物で、ボランティアか趣味程度のものと割り切らないとやっていけない金額です。
ですから、私に限らずラジコン界で執筆業としてのプロはいないと思います。
時々メーカーや業者の方が書いている原稿を見ますが、自己の取り扱う製品についてしか書かないのが暗黙の了解のようです。

話は脱線しますが、ラジコン雑誌のようなメジャーな媒体に連載を持って原稿を書くということは、かなり気を使う仕事です。

例えばメーカーや広告主など、スポンサーの商品について悪いイメージを持つ内容の記事は書けません。
最初の頃は、私もこの業界のことを知らなかったので、「飛ばない」とか「取扱説明書が不十分」などネガティブなことを書いてしまい、よく編集段階で修正された記憶があります。

編集部からページレイアウトが上がってくると、そのマスに合わせて文字数と行数が指定されます。この文字数と行数に合わせて文章を書くというのは、慣れるまでかなり苦労します。編集部員もラジコンのことを良く知らないので、あまり重要でない写真を大きく取上げたり、重要な写真を落としてしまうことがあって、数回後には私がレイアウトの指示を出していました。

執筆作業の中で一番緊張するのは、やはりフライトロケです。
フライトロケの1週間後には原稿の締め切りが迫っていますので、その飛行機が飛ばないことにはインプレッションの書き様がなくなってしまうのです。ですから、何が何でも飛ばすしかないのです。

ある日、水上機のフライトロケがありまして、その飛行機が全く離水しなかったんです。
現場には重い空気が流れて、私もカメラマンも編集部員も途方に暮れました。
このスタッフの中で飛行機を改良できるのは私しかいませんから、それはもう必死に無い頭をフル回転させて打開策を練りました。

家に帰ってから
① 水跳ねを防ぐためにフロートの形状を変更する
② フロートの支柱を補強する
③ モーターを交換する
④ プロペラのダイヤを小さく、ピッチを多めに変更する
⑤ 機体を出来るだけ軽量化する
などなど、考えられることは全て改良しましたところ、その水上機は翌週に無事に離水しました。

あの時、もしあの水上機が飛ばなかったら、フライトインプレッションのページはどうなっていたのかと、今考えても恐ろしくなります。


さて、余談はそのくらいにして、パプリカの製作に入ります。



主翼を胴体に取り付ける部分の製作をします。
左右の主翼にカンザシを通して一体化します。



主翼結合部がズレないように、上面下面ともにマスキングテープで固定します。



取扱説明書に印刷されている型紙を主翼に貼り付けて、主翼固定用のビスの穴をドリルで開けます。
パプリカの製作の内で一番神経を使う作業です。
まず最初は主翼のみに開けます。
主翼の下に不要な木材を宛てて、ドリルが作業マットを傷つけないようにします。



ドリルの穴が垂直に開けられたか、また主翼固定用のビスが問題なくツメ付きナットに通るか確認します。



ビス穴の型紙を付けたまま、主翼を胴体の上に載せてマスキングテープで固定します。
その上からドリルで胴体に穴を開けます。



主翼固定用のビスが通る穴が開きました。主翼に開けた穴がドリルのガイドになりますので、割と簡単に胴体に穴を開けることが出来ました。



主翼取付けビスの受け台を胴体の内側に接着します。
接着剤が硬化する前にビスを通して位置合わせします。



胴体に主翼が取り付けられました。
このまま接着剤が完全に硬化するまで、一晩寝かせておきます。



主翼にデカールを貼ります。
キット付属のデカールを切り取り、パッケージの写真を参考にして貼る位置を決めていきます。
デカールは古くなると角の部分が剥がれやすくなるため、鋭角の角は写真のようにカットしておきます。



デカールをきれいに思った位置に貼るため、デカールの裏紙の一部をハサミでカットします。



デカールの貼る位置を確認します。



デカールを貼る位置を決めたら、裏紙を切り取った部分から貼っていきます。デカールの位置が固定されたら、残りの裏紙を剥がしながら、空気が入らないように注意して貼ります。



このくらいの大きさのデカールなら、空気は入らないと思います。
最後にデカールの上からティッシュで押さえておきます。



こちらのデカールも同じように貼ります。
こちらのデカールは大きいので、貼るのに自信が無い場合は、水に中性洗剤を少量混ぜた液体を主翼表面にスプレーしてから貼ると空気が逃がせます。



無事に空気が入ることなくデカールを貼り終えたので、ティッシュで押さえて完了です。



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(108)~パプリカの製作⑤~(2011/11/25)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


今週もお便りの紹介をします!

************************************
バルサキットの作り方やラジコンに対する姿勢や考え方は大変参考になります。いわゆるベテランと言われる昔からラジコンをされている方々の中にはゴーイングマイウェイといいますか、独りよがりな考えに陥りがちなものです。なべ様の記事はそういう方々(自分も含めて)に是非読んでいただきたいと思います。
ラジコン日記の初期のころ(1回~7回目)の内容はもうマナーですね!特にラジコン仲間にこの記事を読むようすすめてます。
「バルサキットを作ろう」の激レアツインプラム号の解説が大変丁寧でわかりやすいのでよかったです。またバルサキットの製作記事お願いします。(個人的にはテトラのフィンピー15が希望です)
南の島のラジコンオヤジより
************************************

南の島のラジコンオヤジさん、お便りありがとうございます!

ラジコン業界にしても空物のラジコン愛好家にしても、とても狭い世界の中で活動しているように思われます。
ラジコンのモデルショーや各地のフライトショーに行くと、大概は顔なじみの人がほとんどです。
誰かが何か言ったとか、何かしたとかいう噂は、良い話でも悪い話でも瞬く間に伝わります。

私も信州の山奥のスロープで初対面の人に「ナベさんでしょ?!」と話しかけられたり、伊豆の達磨山で愛知県の方に「ラジコン日記読んでますよ!」と言われたり顔が割れているとあまり悪いことも出来ないなぁと(悪いことをする気はないのですが)思ったりもします。

ラジコンクラブやサークルって地域によっていろいろ特色はありますが、一般的によそ者を受け付けないところが見受けられることが往々にしてありました。
そして大概の場合は、地元の権力者、声の大きい人、操縦の上手い人、機体にお金をかけている人、以前から長くいる人などがリーダーシップを発揮していることがあります。

別にリーダーシップを発揮することは良いことなのですが、それが自己中心的なリーダーシップだと周囲の人が疑問や時には嫌悪感を感じる場合もあります。
お恥ずかしい話ですが私の所属していたクラブでも、空中衝突による損害額を価格の低い飛行機の操縦者に請求したとか、混信で墜落した原因を探るために会員の車の中を一台一台調べたとか、常識で考えたら信じられないことが過去にありました。

やはりリーダーとなるべく人は、人格的に優れていて、法律の知識もあり、正しい判断が出来る人がならないと、そのクラブは不幸ですし去っていく会員も出てきます。

「会員が減って飛ばす機会が増える」などと考える人もいますが、それは大きな間違いです。
ラジコンクラブやラジコンに悪い印象を持って去っていった人は、騒音や墜落などを理由に、地域や行政や警察に働きかけて、その場所をラジコン禁止にする活動を始めることもあるのです。

だからという訳ではりませんが、せっかく同じ趣味で知り合った仲間同士なのですから、みんなが礼儀正しくルールを守って、互いの人権を尊重し合って、楽しく和気あいあいと過ごせる時間を大切にしたいと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?


だいぶ脱線してしまいましたが、まもなく完成するパプリカの製作を続けます。



パプリカのパワーユニットの選定ですが、私の場合は自前のストック(ジャンクかも?!)の中から、以前、墜落させたメイスのモーター、プロペラ、スピンナーを流用しました。
ブラシレスモーターはER-252312d、プロペラは12×6折ペラ、スピンナーはターボスピンナーを使用しています。

なお、メイスの墜落の原因は背面時にバッテリーがはずれて操縦不能となり大破したため、墜落の原因は全て私にあります。念のため付け加えておきます。

モーターをそのままマウントに取り付けるには手間がかかりますので、同径の長いボルトをねじ込んでから写真のように誘導します。



モーターをマウントまで誘導したら、リード線の処理をしてビスで固定します。ビスは緩まないようにロックタイトを少量付けます。また、ねじ山を潰さないようにプラスドライバーは太目の物を使用します。



アンプも自前のストック(これもジャンク)の中から探し出しました。50Aもあれば十分です。パプリカはVテールですし、バタフライミキシングも掛けますのでBECは余裕のクールBECです。



バッテリーベットを胴体内のRに合わせて整形します。
メイスの飛行中にバッテリーを脱落させたので、今回は慎重に作りこみます。



バッテリーを固定するマジックテープを取り付けます。
ビスの頭がバッテリーを傷付けないように注意します。



バッテリーはKYPOMのK6 3セル2200mAhを使用しました。
リポを複数使用する場合は、充放電の管理をし易くするために写真のようにテプラなどを使って番号を付けると良いでしょう。



キャノピー取り付けるピアノ線をキャノピーのラインに沿って曲げます。



キャノピーにピアノ線を乗せたら、その上からグラステープを乗せます。
グラステープは変形したりほつれ易いので、静かにそっと乗せます。



エポキシ系の接着剤を上から垂らします。
最初はまだらでもかまいません。
上からドライヤーで熱風を送ると面白いようにエポキシが染み渡ります。
いい気になってやっているとキャノピーが熱で変形してきますので、適当なところで止めます。



ついにパプリカが完成しました!
部屋の中では大きいと感じましたが、フィールドに出るとそれ程でもありません。
中型グライダーといったところでしょうか。
このグライダーをスロープに持っていく前に、バタフライミキシングなどの調整をします。

フライトの模様は来週お届けします。



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(109)~パプリカの製作⑥~(2011/12/02)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


今週もお便りの紹介をします!

************************************
先日電動機の集いに参加した者です。ラジコンエアーワールド誌にて、ナベさんの自作機コーナーが好きで、何年間も購読させていただきました。
元々ムサシノ飛行機の機体が好きで、設計者の館林さんと一緒に公園にてフライトした経験もあり、集い当日にはQRPのエスパー自作機もEPPの機体とともに持参しました。
スカイウォークを曳航したのも懐かしいムサシノ機、癒されました。自作の経験がある方なら皆さんそうだと思いますが、機体に愛着を持てて大事にできます。
中国製等のARF機が多いい中、日本製のバルサ製のKITは、作るのは大変ですが、製作技術も会得出来、趣味の醍醐味を味わえます。私もナベさん同様、自作も念頭に電動機のフライト続けたいと思います。次回の集いには、ムサシノ飛行機のスバル09の電動換装機、QRPのスマイル400、いずれもバルサ製のキットですが、持参予定です。
************************************

お便りありがとうございます!

2011秋の電動機の集いでお会いした方ですね、覚えております。
その節は大変お世話になりました。

「自作」という言葉ですが、昔は自分で設計して自分で作るという意味で使っていました。
私の存じ上げている方々の中では、神林久雄さんやアルカス大橋さんがその様な楽しみ方をされていました。

お便りの文面からするとARF以外、バルサキットを製作することも含めて「自作」と捉えられているように思えます。
別に正しいとか間違いとかの議論ではありませんが、言葉の持つ意味や使い方って歴史の流れの中で少しずつ変わってきて、それが「文化」なのだと思います。
「自作」の意味が、少しずつ広義になってきたということですね。

そういえば私の子どもも、「セブンイレブン」を「セブン」と、「オールナイト」を「オール」と、また「飲み会」のことを「飲み」と言っています。
このことを職場の同僚に聞いてみたのですが、同僚のご子息も同じような言い方をするそうで、これもひとつの「文化」なのかと無理やり自分を納得させたりもしています!^^;

バルサキットって、最近見なくなりましたね。
もし、気に入ったバルサキットをお店で見つけたら、ストックしておいた方が良いかもしれません。私のツインプラム号のように、「うん十年ぶりに電動化して復活!」なんてこともありますから。


さて、ようやくパプリカも完成しましたので、今週はフライトインプレッションをお届けします!



フライト前夜にパワーユニットのデータを取ります。
KYPOMの3セル2200mAhを充電直後にフルスロットルにしたときの消費電力は30A、プロペラ回転数は8400回転を上回っていました。
手にもかなりの推力が伝わってきます。



パプリカをフィールドに持ち出しました。
私の製作したパプリカの総重量は1150g(うちリポは180g)でした。
薄型のMH翼、細い胴体にVテール。とてもすっきりしたデザインです。
なんだか所有することが嬉しくなるグライダーです!



まずはバタフライミキシングの調整をします。
パプリカを上空高く上げてからバタフライを掛けます。
とたんに機速が落ちてブレーキが利きます。
その時の挙動と降下率を注意深く観察します。
自分が着陸しやすいと思える降下率になるようにエレベーターミキシングの量を調整していきます。
バタフライミキシングはエアーブレーキですから減速するのは構わないのですが、いい気になってミキシング量を増やしていくと翼端失速に陥りやすくなります。
よって、自分で適切なミキシング量を決めたら、いたずらにそれ以上増やさないことです。
また、バタフライの舵角が大きくなるとエルロンが効きにくくなりますので程ほどにします。
私の場合フラップの舵角は多く取りますが、エルロンを跳ね上げる舵角はあまり取ってはいません。
この辺は好みの問題もありますので、何ミリという具体的な数値よりも飛ばしこんで決めていった方が良いでしょう。



今度はバタフライを解除して、通常のグライド性能を見ます。
フルカーボンのレーサーのような飛びはしませんが、挙動も落ち着いていて、なかなか切れのあるフライトを約束してくれます。



ここは信州のフライトエリアです。周辺は一面熊笹が茂っています。
南からの風が5m/sくらい入っていますので、丁度良いコンディションです。
早速パプリカを組み立てます。
「ここでビスを落としたら見つからないだろうなぁ」
なんて考えながら慎重に組み立てています。



グライダーを斜面に放ちます。
ホームエリアで見た時と同じように安定した挙動を示します。
しかもスロープの上昇風のおかげでプロペラを回さなくてもどんどん上昇していきます。
この楽しみのために、はるばる信州まで遠征したのです。



パプリカを2~3回ターンさせて感触が掴めたら、今度はハイバンクターンでスロープを攻めてみます。
主翼の剛性やカンザシの強度が判らないので、最初のうちはどうしても遠慮がちになります。



だいぶパプリカのスロープフライトにも慣れてきました。
周囲の風景を楽しみながら飛ばすスロープソアリングって、本当に楽しいです。



南風が益々強くなってきました。
上空でバタフライミキシングを入れると、グライダーがバックし始めました。
ミキシング量を調整すると、その場でホバリングします。



ロールやループも試してみました。
主翼上面のアイボリーと下面の紅白のストライプのコントラストが鮮やかで、とても視認性の良いグライダーです。



パプリカのランディングアプローチです。
風にもよりますが、バタフライの量によってエルロンの効きが変わってきますので、自分のコントロールしやすいミキシング量を見つけ出すと、とても飛ばしやすいグライダーになります。



無事に着陸しました。
フラップサーボを保護するために、着陸寸前にバタフライを解除した方が良いのですが、そんなことはすっかり忘れていました。

パプリカは、俗に言うオールカーボンのカチカチ系スロープ機とは違いますが、そこそこ切れの良いスロープグライダーとして誰でも楽しむことが出来るグライダーです。
かと言ってサーマルではダメなのかというと、そんなことはありません。
サーマルを拾って的確に上昇することも出来ます。
ただし、機速が速いので、機体の挙動を注意深く観察していないと、サーマルを突き抜けても気づかないことがあります。
滑空比の良さはサーマルを探すための足となります。つまり、より広範囲の空域のサーマルを探しに行けるということです。
パプリカは軽量なラダー機をマスターした方が次に選択するグライダーとして最適だと思います。



第110回、第120回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(110)~スーパーカブの製作①~(2011/12/09)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


最初に、「ラジコン日記」第100回記念の読者プレゼントでスーパーカブ60が当選した栃木県のNさんからお便りが届きましたのでご紹介します。
************************************
プレゼントで戴いた60CUBをEP化して飛ばしました。
モーターはFSD FC5055-8T KV560、リポ4セルで、若干アンダーパワーセッティングですが、
PA-18スーパーカブのスケール機なので、問題なし!です。
フライトは大きさからの安定感があり、落ち着いたスケール機らしい感じになります。

舵の効きも結構良いので、セッティング次第で、色々楽しめる機体だと思います。
************************************
栃木県のNさん お便りありがとうございました。
無事に飛んだようで、一安心しました!^^;

主翼スパンが2mを越えていますので、4セルで落ち着きのあるフライトになったみたいですね。



完成したスーパーカブ60です。隣の機体はムサシノ模型飛行機研究所のEプレーリーだそうです。
大きさと存在感の違いを感じますね!
スーパーカブの機首のあたりの雰囲気が好きです。



スーパーカブの離陸です。
スパンが2mを超えていますから、さすがにどっしりとした離陸です。


さてさて、今週から私もスーパーカブの製作をします。
かといってもKK HOBBYさんのカブではありません。
KK HOBBYさんがスーパーカブを販売開始する前に、すでに私がYahooオークションで入手していたストックの物です。


最近、私たちのクラブでもパイパーカブJ3が人気で、よく『カブ主総会』が開催されます。
そのたびに例の黄色いカブがたくさん並びますので、たまには毛色の変わった物をと思い、オークションで白いスーパーカブを落札しました。



このように胴体の側面が開いて主翼を取り付けたり、リポを乗せたりするようです。
ハッチはマグネット止めのようです。



なんだか妙に腰高な感じです。車輪のカバーと胴体に隙間があるのが気になります。
一応フラップも付いているようです。



これが全体像です。
う~ん、やっぱり腰高です。タイヤの角度が内股になっているような気がします。

全長1200mm、主翼スパン1870mmと大き過ぎず小さ過ぎずで、大きさは気に入っています。
このスーパーカブ、オークションで15,000円でした。
この価格が高いのか安いのか良く判らないうちに、気がついたらポチッとクリックしていました(笑)



写真を見て、デザインに物足りない部分があったので主翼と水平尾翼の翼端にストライプを入れることにしました。
最初は翼端と同色の赤を入れるつもりでしたが、フィルムのストックが無かったので急遽ブルーのフィルムを使用することにしました。

ブルーのストライプを入れたら、ますます中華っぽくなってしまいました(笑)



商品の梱包を解いていたら、カウルが割れているのを見つけました。
カウルはかなり薄手のプラスティックです。
仕方がないので裏側からグラスを充てて、瞬間接着剤で補強しました。

このことを出品者に言って、3,000円安くしてもらいました。
ワシも悪よのう~(笑)



カウルを補修した跡を表から見たところです。
灯油でマスキングテープの糊を除去した後、コンパウンドで磨いたら、傷はかなり目立たなくなりました。



主翼のサーボハッチのスリットのフィルムを溶かして穴を開けます。
左右エルロンサーボハッチ、左右フラップサーボハッチの計4箇所開けます。



エルロンサーボです。
ニュートラルの状態で若干差動を付けています。
スケール機の場合、アドバース・ヨー※を解消するためにエルロンの舵角は下側より上側の方を多くとります。

※ アドバース・ヨー→ エルロンを切ったときに前面投影面積の関係から左右の翼への空気抵抗に差が生じて、機首が逆方向に向こうとする力のこと。
例えば右旋回をする場合、右翼のエルロンは上に向き、左翼のエルロンは下に向きます。飛行機はおおよそ2~3度の迎え角で飛んでいますから、機体を前から見ると左翼のエルロンは見えますが、右欲のエルロンは翼の厚さの中に隠れてしまいます。すると、右翼に比べて左翼の空気抵抗が増えるため、機首が左へ向こうとする力が働きます。この力が右旋回に入る運動の妨げとなり、舵の効きが遅れる現象が起きます。



サーボの受け台を瞬間で接着します。受け台はリード線のある方が小さくなります。



エルロンのリード線を半田付けして延長します。
リード線は細いので、それぞれ半田メッキをしておき、半田同士を溶着するようにします。
シュリンクチューブを入れ忘れないようにします。



こんな感じになりました。
これを左右エルロン、左右フラップの計4個作ります。


さて、「ナベさんの気ままなラジコン日記」第110回の読者プレゼントのお知らせです!

平成23年12月25日(日)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『PHOENIX 2000』をプレゼントします。
楽しいお便りをお待ちしております!






第120回、第130回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(111)~スーパーカブの製作②~(2011/12/16)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


はじめに「ラジコン日記」にお便りが届いておりますのでご紹介します。
************************************
いつも楽しく拝見させていただいております。

とくに製作記事は参考にさせて頂くことが多く、モニターの前で、よく「なるほどー」と言っております。

今後とも投稿の程、宜しくお願いします。

************************************
お便りありがとうございます。
ラジコン飛行機の製作を初心者の方にもわかりやすく解説していくことをモットーに、この「ラジコン日記」を進めております。

今のラジコン雑誌は、時代と共にわかりやすくなってきていますが、昔は本当に「わかる人にだけわかれば良い」とでも言うような解説が多くありました。
あの頃から私は「何でもっとわかりやすく説明してあげればいいのに・・・」と思っていました。
今となって、まさかこのようなラジコン日記を書く立場になるとは思ってもいませんでした。

ただ、私は写真のライディングの設備を持っていないので、写真によく影が出ています。
写真に詳しい方なら、ダメ出しする箇所は山程見つかると思います。

以前RCエアワールドの取材の時にはプロのカメラマンが自宅に来て、ストロボライトを2灯設置して、光量をチェックしてから撮影していたのが、今は私がラジコンを作りながら片手間にデジカメで写真を撮っていますから、どうかその辺はご勘弁頂きたいと思います。
さてスーパーカブの製作を続けます。
先週はエルロンサーボのリード線を半田付けで延長し、エルロンとフラップ、計4個のサーボをサーボベットに固定したところでした。



これが延長処理をしたエルロンサーボです。これからハーネスを主翼の内部に通しますので、コネクターの先に水糸を取り付けます。



水糸の先には釣り用の鉛のウエイトを取り付けます。



このようにエルロンサーボハッチの入り口から水糸をたらして主翼中央までハーネスを誘導します。
先にフラップサーボのハーネスを貫通させると、エルロンサーボのハーネスが通りにくくなるので、エルロンの方を先に処理します。



エルロンサーボ、フラップサーボ共にハーネスが主翼内を通りましたので、サーボハッチをタッピングビスで主翼に固定します。



次は主翼の支柱を組み立てます。
支柱を胴体に止める先端はこのようにアジャスターがついていて長さが微調整できる構造になっています。



2本の支柱をV字に接着します。
はめ合わせが渋いので、エポキシを塗ったらビニールの袋の中に入れて、上から軽く叩いて面を合わせます。



接着剤が硬化したら静かに取り出します。
他の必要なパーツも取り付けます。



主翼側に支柱を取り付けるガイドを付けます。
この辺りはなかなか凝っていて、ドライバーなどの工具がなくてもフィールドで組み立てられるように工夫がされています。



ついに主翼が完成しました。
キット付属のロッドアジャスターとクレビスのサイズが合わないので、そのまま入れようとすると指の皮が剥けそうな程きついです。
ここはバイスやキリなどを使って根気よく調整する必要があります。

サーボホーンの位置がわかるでしょうか?
エルロンは上の舵角が増えるように差動がついています。また、フラップは下の舵しかありませんので、これまた大きな差動を付けています。
また、重心位置を確認するための赤いビニールテープが貼ってあります。

それから、エルロンサーボとフラップサーボのコネクターを識別するために、片側に赤いシュリンクチューブを入れてあります。

これで主翼は完成しました。



さて、「ナベさんの気ままなラジコン日記」第110回の読者プレゼントの再度のお知らせです!

平成23年12月25日(日)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『PHOENIX 2000』をプレゼントします。
楽しいお便りをお待ちしております!






第120回、第130回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(112)~スーパーカブの製作③~(2011/12/23)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


はじめに「ラジコン日記」にお便りが届いておりますのでご紹介します。
************************************
いつも拝見させていただいております。毎週金曜日が来るのを楽しみに待っています。ラジコン日記を拝見するようになって早1年が経ちます。日記は毎週、印刷して「おやじのラジコン日記」と称してファイリングしてあります。今まで、KKホビーさんのDG1000やアポロ50など、嫁さんにわからないように購入しては、飛行を楽しんでおります。組立のポイントやセッティングは必ずファイルを読み直しては、組立て失敗のないように注意はしているのですが、飛行に関してはなかなか、うまくいかないものです・・・。
これからの時期は風の強い日が多いのでビギナーには、ちょっとこたえますね~。ナベさんも風邪をひかないようにしてくださいね!
でも毎週必ず休まず日記が掲載されるのですから大丈夫ですね。
************************************

お便りありがとうございます!

私のラジコン日記をファイリングしていただいているとは、嬉しいのと同時に責任の重さを感じています。
間違いを書いていないかなぁ~?

まっ、編集部員がいないので誤字脱字があるのは自分でも気づいていますが、読みづらいところは恐縮ですが、文章の前後関係からご判断ください。

ラジコンという趣味の素晴らしさは私も承知していますが、夫婦仲の方も円満におねがいしますね!
天気の良い日はラジコンを楽しんで、雨の日やかぜの強い日は家族サービスや大掃除に精を出す。そんなバランス感覚も大切ではないでしょうか?!^^;

ラジコンの製作はブログに書きやすいのですが、飛行については文字で表現するのは難しいですね。
私の場合はいろいろと指導してくれる先輩に恵まれたので助かりました。それから墜落したとしても、一度失敗したら必ず原因を追究してノートに記録し、二度と同じ失敗を繰り返さないように時々読み返しました。

まだまだ寒い日が続きますが、お身体に気をつけて楽しいラジコンライフを送りましょうね!


さてスーパーカブの製作を続けます。
今週は尾翼周りの製作とリンケージを行います。



水平尾翼を胴体に通して、水平尾翼と胴体との接着面が判るようにペンで印をします。



ペンで印をした内側のフィルムをカットします。この時カッターが切れないとバルサ材まで傷つけてしまうので、カッターの刃は新しいものを使います。



フィルムをカットしたら、アルコールを湿したティッシュペーパーで拭くとペンの跡がきれいに取れます。



コの字金具を通してエレベーターを取り付けたら、今度は垂直尾翼のフィルムをカットするために線を引きます。その後の作業は水平尾翼の時の要領と同じです。



ラダー連動の尾輪を取り付けた後に、エレベーター・ラダーロッドを胴体に取り付けます。中国製のキットはリンケージパーツの品質が良くない場合が多いのですが、このキットの場合動きもスムーズですしニュートラルも良く出るので、そのまま利用することにしました。
念のためロッドに付着しているグリスはアルコールを湿したティッシュでよく拭き取り、代わりにCRC-556などの潤滑剤を含んだティッシュで拭いておきます。



エレベーターホーンはロッドにストレスが生じないように、なるべくロッドの延長線上に配置します。



ラダーホーンの場合も同じです。ロッドにストレスを与えるとラダーの舵が残ったり、ニュートラルが安定しなくなるので、極力ロッドの延長線上にラダーホーンを配置します。



ロッドは太目のピアノ線ですのでフラックスを塗りハンダの食いつきを良くしておきます。



ロッドにクレビスのアジャスターをハンダ付けします。ハンダゴテは大きめ(70Wくらい?)の物を使用して、ハンダの乗りを良くします。



ロッドの熱が十分冷めたら、樹脂製のクレビスを取り付けます。その際、飛行中の振動でクレビスがはずれないように、燃料パイプを輪切りにして挿入します。



尾翼のリンケージが完成しました。
典型毛的なリンケージの構造です。ラダーはワイヤーリンケージでも良いのですが、既存のロッドが意外とスムーズに動くのと、それ程クリティカルな機体でもないので、キットのままのリンケージとしました。



今度はサーボ側のロッドストッパーをホーンに取り付けます。サーボホーンの穴の大きさは、ガタが出ないように、かと言って渋くならないように、絶妙な大きさにします。



フライト中にロッドストッパーが外れないように、裏側からロックタイトを少量垂らしておきます。



尾翼のリンケージが完成しました。
リンケージは基本どおりサーボがニュートラルの位置でロッドとホーンが直交するようにします。



さて、「ナベさんの気ままなラジコン日記」第110回の読者プレゼントの再度のお知らせです!

平成23年12月25日(日)までに「ナベさんの気ままなラジコン日記」に対するご意見や励ましのお便りをいただいた皆様の中から、抽選で1名の方に『PHOENIX 2000』をプレゼントします。
楽しいお便りをお待ちしております!






第120回、第130回・・・と、10回ごとになべさんのラジコン日記にご意見や励ましのお便りを頂いた方の中から抽選で1名の方にプレゼントを差し上げます。
ご意見や励ましのお便りは、この下記の文章をクリックしていただくと入力できます。メールアドレスの記入をお忘れのないようお願いします。

ご感想送信フォームはこちらをクリックして下さい。




最新の日記はこちら

「ナベさんの気ままなラジコン日記」(113)~スーパーカブの製作④~(2011/12/30)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


スーパーカブの製作を続けます。
今週はパワーユニットの取付けです。

さて、パワーユニットの選択ですが、いくつかの条件からモターを絞り込んでいきます。

私の場合は
3セル2200mAhのリポをたくさん所有しているので、これを利用したい。
②プロペラと地上のクリアランスから、ダイヤが12インチのプロペラまでは回せそう。
③機体の総重量が計算上2.2Kgくらいになるので、スーパーカブの性格から推力は総重量の80%くらいとする。
というような条件設定をしました。

そのような条件からKK HOBBYで販売している最適なブラシレスモーターを探してみます。
するとFSD3542-6T 820KVというモーターを見つけました。
早速データを見ると3セル2100mAhのリポでAPC12×6Eのプロペラを7,750回転で回します。その時の推力は1,855gで電流値は30Aほどです。推力/重量比は1,855/2,200で約84%となります。
スーパーカブをスケール速度で飛ばすとしたら丁度良いパワーです。このモーターに決めることにしました。
電流地が30Aですので、余裕を見てアンプはHimodelのFLY-40A-proSBとしました。このアンプは5AのスイッチングBECを搭載していますので、6サーボのスーパーカブでも大丈夫でしょう。