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「ナベさんの気ままなラジコン日記」⑮~切った貼ったのお話~~(2010/02/12)

 いろいろな飛行機の種類と特性の話をしてきましたので、そろそろ飛行機の製作の話をしたいと思います。最近はARF機が全盛の時代になりましたが、それでも製作のポイントと航空機の知識をしっかりと押さえておかないとラジコン飛行機は飛んでくれません。そこで、製作に必要なアイテムをご紹介しようと思います。
今回は「切った貼ったのお話」ですから、まずは切る方からご説明します。


カッターが2種類あります。大きいほうは2mm厚の航空ベニヤも切れます。切れなくなったら刃を折るところから、オルファーカッターと名付けられた物もあります。ピラニアンソーは、バルサやベニヤを切る時に割りと良い精度で切れます。バルサカンナは主翼の前縁を整形する時などに使いますが、大き目の方が、操作が安定しています。


瞬間接着剤とアクセラレーター(促進剤)です。瞬間接着剤には、低粘度、中粘度、高粘度などがありますが、基本的に成分はみな同じです。低粘度はバルサに良く染み込みますし、使っているうちに溶剤が蒸発し、次第に中粘度になってきます(笑)。 よく、使わない時は乾燥剤と一緒にするとか冷蔵庫に保管するなどと言われますが、瞬間接着剤は鮮度が重要ですから、1機完成する程度の量の瞬間接着剤を小まめに買うのがベストだと思います。 毎回使った後は、ノズルの先をティッシュで拭くと長持ちします。右側のアクセラレーターは白濁しないので、キャノピーにも使えて重宝しています。


右側がセメダインCです。透明で軽くサンディングが効きます。世の中スピード時代ですから、瞬間接着剤がもてはやされていますが、プランク材などのように、接着してから位置を調整する場合などは、セメダインCくらいの硬化時間が丁度良くなります。 ただし燃料に犯されますので、エンジンマウント付近には使いません。右側はタイトボンドです。特徴はセメダインCと似ていてサンディングが効きます。さすがアメリカ製、量が多いです。


燃料に犯されない接着剤というと、左側のエポキシ系接着剤が有名です。2液を混合して使うタイプの接着剤ですが、硬化時間が、5分、10分、20分、30分、1時間、6時間、12時間、といろいろあります。早い方がいいのですが、あまり硬化時間が早いものは、キャラメル状になって、完全に硬化しない物もありますから注意が必要です。 右側が弾性エポキシです。外側からショックが加えられても剥がれにくいという性質のもので、接着剤が硬化しても独自の弾力があって、なかなか剥がれません。グライダーなどのFRPの胴体と胴枠の接着などに威力を発揮します。


衝撃に強いと言えば、このような接着剤もあります。弾性エポキシとの違いは1液性なので、手軽に作業が進みます。多少の隙間があっても充填効果がありますので、ガッチリと接着できます。


ヘリコプターをやられる方ならおなじみのロックタイトです。主にモーターアダプターなど、ネジのゆるみ止めに使います。嫌気性の接着剤ですから、ねじ山の奥に入ると効果がありますが、表面にはみ出した分は空気に触れますので拭き取りやすくなります。


バルサやベニヤを整形するアイテムとして、サンディングボードの製作をご紹介します。
写真のような木片とロール状のサンディングペーパーを用意します。サンディングペーパーはDIY店で入手できます。私はよく住友3Mのスキティッシュペーパーを使っています。


ペーパーの裏側には糊がついていて、このようにして木片と貼り合わせます。このペーパーは120番です。整形用としては、割と荒目で十分です。


木片と貼り合わせたら、写真のように周辺の余ったペーパーをカッターで切り取ります。


このようにして簡単にサンディングボードが作れます。写真のように、大、中、小と、いくつか用意しておきますと、作業が効率的になります。


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