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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(96)~EV-97ユーロスターの製作②~(2011/09/02)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



ユーロスターの勢作の2回目です。
今週は主翼を製作します。
エルロンは飛行機で一番使用する舵ですから、ガタの出ないリンケージを心がけましょう。



使用するサーボをサーボベットに置いてみましょう。
サーボベットがきつい様でしたら、飛行機の振動が常に直接サーボに伝わる訳ですから、サーボにとって良いことはありません。サーボベットをベニヤ板でか さ上げしたり、リード線の通る隙間を増やして、リード線の断線を防ぎます。



エルロンの差動を防ぐために、サブトリムを使ってエルロンロッドとサーボホーンが直角になるよう調整します。



エルロンサーボを取り付けます。最初にサーボベットとのクリアランスやリード線の取出口を調整しておいたので、スムーズに取り付けることが出来ました。



エルロンが適正な舵角が取れるか確認しています。
私が見たところ。片側のエルロンの舵角が不足していました。
どうやらエルロンホーンの出口のバルサ材の切り欠きが不足していたので、カッターで広げました。
まぁ、この程度はご愛嬌なので気にしません。



サーボホーンの穴をバイス広げます。
エルロンロッドのピアノ線の太さをノギスで測り、それに合うようにサーボホーンの穴を徐々に広げていきます。
最初は渋いですが、バイスのドリルをコンマ1mmずつ根気良く広げていきます。
渋くもなく、かといって緩くもない時点で止めておきます。



燃料パイプを輪切りにします。
これをエルロンロッドアジャスターのクレビスを通して、クレビスがエルロンロッドから外れないようにします。



エルロンサーボにロッドを取り付けます。
ロッドのクレビスとエルロンホーンの穴の調整もバイスを使ってていねいに進めていきます。
これを省略すると、飛行中にトリムが決まらなかったり舵が残るなど、操縦に不快な印象が残ってしまいます。
リンケージ自体は簡単なんですが、それまでの下準備が重要だと思ってください。



主翼はダウエルと2本のネジで胴体に固定されます。
ナット側は既に胴体に固定されていますので、ビスの通る穴を開けます。
フィルムは写真のように半田ごてで溶かすと、きれいな丸い穴になります。



主翼取付け部の補強用にベニヤ板を接着します。
こちらの穴も半田ごてを使って開けると、きれいに仕上がります。



接着面のフィルムは、補強用のベニヤ板よりやや小さ目にカットしておきます。



エポキシ系の接着剤を使って、ベニヤ補強材を接着します。
この後、メインギアとタイヤを付ければ主翼はあっけなく完成してしまいますが
「どこまで気を使って作業が進められるか」が製作のポイントだということが判っていただけたかと思います。
さて、第90回の読者プレゼントの当選者の方から、お便りが届きました!!
これは強制的なお願いではないのですが、KKHOBBYさんと読者の方と私のコニュニケーションになればと思ってお願いしています。
今のところ、みなさん送っていただいていますので、とてもありがたく思っています。



今回、EPP SILENT(メカ付)が当選した宮崎県のUさんです。
Uさんのフライトエリアは宮崎県の三股町 (都城市の隣町)の河川敷で、定期的に町が芝生を刈ってくれます。幅も長さも申し分ありませんし、太陽を背にする ので、まぶしくもなくとても恵まれた環境の中でラジコンを楽しまれています。
以下、Uさんの原稿です!



SILENTの作成自体はEEP機を一度作成した事があったので、すんなり行きました。
以前作成したGB(KKホビーで扱っている機体)よりも作りやすかったです。
特に、エレベータのヒンジを付ける際、GBはカーボンの補強材とヒンジの差込位置と近く、ヒンジとカーボンが干渉して差込にくかったのですが、SILENTはす んなり差し込み出来ました。
また、メカ搭載に関しても、GBは俗に言う "もなか" ではなくBOX構造なので、リポの出し入れの工作に苦労しましたが、SILENTは "もなか" なので、マジッ クテープで閉じるだけで済みました。



重心位置は主翼の1/3程と説明書には記載ありますが、テーパー翼なので、1/3が何処なのか良く分らなかったので、取りあえず出来るだけ前重になるように、 アンプとリポを最前に搭載しました。参考までに写真を添付します。
アンプは33Aの立派なものが付属していましたが、モーター側の配線が長く、新品のアンプの配線を切るのも忍びないので、手持ちのものの配線を短くして搭 載しました。
リポは手持ちの3Sの850mA(30C)を使い、アンプのすぐ後ろに搭載し、モーターの空箱のスチロールを切ってボンドで接着し、リポが後ろにいかないようにしま した。
リポにはマジックテープは使用せず、キャノピー部分に付属のマジックテープを接着する事で、リポをキャノピーで包み込む事で固定しました。



リンケージロッドは、途中をV字に曲げ、長さを調整出来るようにしました。
合わせて、動翼側のホーンにはシュリンクチューブを被せ、ロッドがホーンから外れるのを防止しました。
プロペラ取り付けは、コレットとプロペラセーバーの2種が付属していましたが、コレットを使用しました。というのも、GBではプロペラセーバーを使いまし たが、上空でプロペラが外れて、河の中に落ちて、私自身も腰まで水に浸かったので。

フライトインプレッション!
初飛行は土曜日の午後、風は2m程度と初飛行には最適な条件で、風上に向けて地上滑走で離陸させました。
パワーがあるので一気に上昇し、すぐスロットルを中立にし、トリムを見ました。
エルロントリムを右に一コマ修正した以外はOKでした。
飛びは素直で、万年初心者の私にも十分飛ばせます。
重心位置はまったく問題ないようです。
ホバリングの真似事をしてみますが、長続きせず倒れてしまします。
着陸は、地上20cm位でモーターを止め、ふわっと失速させるように降ろしますが、必ずお辞儀をしてしまいます。
これからは、この機体で曲技の練習を積んで、腕を磨きたいと思います。


宮崎県のUさんには感想だけでなく、製作のポイントからフライトインプレッションまで書いていただきました。
本当にありがとうございました!



しかし、このスーパーデカスロンはスパンが4m近くあるのでしょうか、とても大きい機体ですね!
充実したラジコンライフを送られている宮崎県のUさん!
素晴らしいです!

いつかご縁がありましたら、一緒にフライトを楽しみたいと思います。
これからもKKHOBBYとナベさんの気ままなラジコン日記を末永くよろしくお願いします。



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