「ナベさんの気ままなラジコン日記」（１５３）～ピッツフ　ライトインプレッション　順不同～（2012/10/05）

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秋の稲刈りシーズン中のフライト自粛期間やフライトツアー、台風の到来などで、伸び伸びとなっていたピッツの初フライトの日がようやく訪れました。
このピッツは、デカールの貼り方がいまいちだったり、タイヤスパッツに星マークがなかったりで、ＫＫＨＯＢＢＹさんでも相当ディスカウントして販売しておりましたが、私の勘といいますか、とにかくメチャクチャかわいい機体なので衝動買いしてしまいました。



風のない早朝のフライトエリアにそっとピッツを置いてみました。
ランウェイの芝生は綺麗に刈り込まれています。



ピッツを斜め後方から見ます。
フライトショーで良く見かけるＳ-2Ａ型と違って尾翼が丸くないので、とても新鮮なイメージです。
きっとパイロットはこの方向から歩いて機体に近づいて行くのでしょうね。



私が製作したピッツの総重量は１，０３０ｇ（リポ３セル２２００ｍＡｈ　１８５ｇを含む）になりました。
キット付属のスピンナーのバックプレートがグニャグニャだったので、さすがにＭＫ製のスピンナーと交換しました。また、キット付属のプロペラも、これまたグニャグニャだったので、ＡＰＣの１０×５Ｅに交換しようと思ったのですが、ＡＰＣとの性能差を体感する意味で、あえて付属のプロペラを使用しました。
写真のようにリポは胴体側板から挿入します。



３セル２２００ｍＡｈのリポを搭載した後に重心位置を確認します。
説明書の指定どおりに上翼の前縁から５０ｍｍの所にビニールテープを貼り、指で機体を持ち上げてみます。
当初は３セル１５００ｍＡｈのリポを搭載してみたところ重心位置が後ろ気味だったので、急遽３セル２２００ｍＡｈを搭載したところ指定の重心位置に収まりました。



滑走路を直進するようラダートリムを合わせた後、いよいよ離陸に移ります。
機体重量が軽いのとグニャグニャのプロペラの割には引きが良いのとで、ピッツは気持ちよく大空に吸い込まれて行きました。
とにかく機体が軽いのでストレスがありません。
機速は十分につくし、上昇力も満足いくものです。こんなかわいい機体が大空を元気良く飛んでくれるので、久しぶりにワクワクした気分になりました。



機体は追い風に入りますが、失速の気配はまったくありません。
エルロンの小舵も良く効いています。
このキットのサイズからいって、ドッシリしたフライトとは言えませんが、それでも元気に良く飛んでいます。



次は背面飛行です。
エレベーターダウンの舵も比較的少量でも浮いています。
機体が軽量だということが、全て良い方向に作用しているようです。



機体が風上に向いて水平直進飛行をしています。
撮影のためにハーフスロットルまで絞っても舵は良く効いています。
失速の気配はありません。
ループの登りと下りも、ほぼ等速で飛行できますし、ロールの軸も良く通っています。



ピッツの初フライトの模様を仲間たちが見守っています。
久しぶりに良く飛ぶキットに巡り合えたので、私もご機嫌です。



初フライトですので、リポに残量がある内に、さっさと降ろしてみます。
着陸もそれ程気難しい機体ではありません。
エルロンの修正舵だけは最後まで気を抜かないことです。



次は、ピッツを同時購入した仲間のフライトです。
彼はキット付属のスピンナーを、バッテリーは３セル１５００ｍＡｈを使用しています。
私のピッツと同じようにパワフルに離陸しました。



なかなかスポーティーなフライトです。
パワーにも余裕があり、オーナーも喜んでいました。



やはりこの機体の付属スピンナーもグニャグニャだったらしいのですが、オーナーはそのまま使用しています。
しかし、私が見ていた限りでは、特に振動も大きくなく、音も静かだったので拍子抜けしてしまいました。



仲間のピッツも着陸態勢に入りました。
ちょっとバンクが大きいのですが、懸命にエルロンを操作しているのが見て取れます。



２機が無事に着陸しましたので記念写真を撮りました。
同じ機体が２機並ぶと壮観です。



同じピッツの仲間とも記念写真を撮りました。
ギャラリーから「安くてこんなに良く飛ぶ機体なら買っておけば良かった」という声が聞こえてきそうです。
数ある中国産の機体の中でも、このピッツは当たりでした。
このピッツ、今ではＫＫＨＯＢＢＹさんでは取り扱っていませんが、先に買われた方は損はないと思います。


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