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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(367)~YS-11のフライトインプレッション~ (2016/11/25)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)



平成28年11月○×日、ついにYS-11の初飛行の日が来ました。

カメラマン、アシスタントなどなど、フライトロケに協力してくれる仲間が集まってきました。

出来あがったYS-11を見て、みんな一様に「お~!」と感嘆の声を上げます。



芝生のグリーンの中に置かれたYS-11は、少々小振りながらも精悍なスタイルを醸し出しています。
主翼の前縁の黒い部分も実機に忠実に片翼4つにして良かったと思いました。

あっ、そうそう!
この黒い部分は「防氷ブーツ」というそうです。
ゴム製エアーマットのような構造をしていて、飛行中に着氷があるとブーツに圧縮空気を送って膨張させ、前縁に付着した氷を剥がす構造になっているそうです。
教えて頂きました西東京市のTさん、ありがとうございました。



YS-11のサイドビューです。
海上保安庁仕様のブルーのデザインが芝生の緑に映えます。



YS-11のフロントビューです。

何が言いたいかと言いますと、角が左寄りに1本・・・じゃなくて
プロペラのクリアランスです。
このプロペラFMSのminiシリーズ用(7.5×4)なのですが、胴体とのクリアランスは5mm位で、地上とも20mm位しかありません。

ギリギリですね。




フライト前にパワーユニットのデータをとっておきます。

電流値は27.5Aです。
30Aのアンプを2つ使用していますから、十分過ぎてお釣りが返ってきてしまいますね。

プロペラの回転数は、なんと1万9890回転! すごい!
というのは嘘で、4枚ブレードのプロペラを使用していますから2で割って9,945回転。
なかなか良く回っています。



滑走路に正対させてプレフライトチェックをします。
「エルロン LEFT RIGHT」
「ラダー  LEFT RIGHT」
「エレベーター UP DOWN」
「フラップ DOWN」
声に出して指差し確認です。
各舵とも正常に動作しています。

スロットルを穏やかに開け、プロペラの反トルクで機首が左に取られるのをラダーでカウンターを当てて、機体が安定して直進したら、いよいよフルスロットルです。

機体が失速を起こさないように、滑走路を長めに使って機速が十分についてからローテーションをかけます。
するとYS-11は穏やかに離陸しました。



なにしろ初飛行ですからトリムを調整する余裕などなく、とりあえずYS-11を安全高度まで上昇させます。



トリムを取ったら水平飛行に移ります。

ギャラリーから
「お~! すげー! 飛んだじゃん!」
と歓声の声が聞こえます。

やっぱりスケール機は見て楽しむもの。水平飛行だけでも十分に満足してしまいます。



更に機体を上昇させます。

このアングルのYS-11も中々良いものですね。

タイヤの大きさが目立ちます。
実はプロペラの地上クリアランスが少ないため、ファーストフライトの着陸でプロペラを折ってしまいました。

更に滑走路が前日の雨のために湿っていたので、タイヤをキット指定の35mmから45mmに変更しています。



YS-11が180度ターンをして戻ってきました!

このバンク角、プロペラの縁のイエローカラーが丸く円を描いているのが見えるでしょうか。



目の前で360度ターンをして、ギャラリーにアピールします。

まるで航空ショーみたいです! (自己陶酔)



カメラマンからローパスのリクエストがありました。

地上高1mくらいでしょうか、機首を下げて滑走路上空を舐めるように飛行します。



ゴー・アラウンド!
パワーを入れて再び上昇に移ります。



下からYS-11の腹を見上げます。

いい感じのアングルですね~。(自我自賛)



調子に乗って、ここで背面飛行に入れてみました。
旅客機なので勿論こんなことはしないのですが、お遊びといいますか、とりあえず機体の飛行性能を確認してみたかったのです。

この後、クリクリとロールに入れてみたら
Y教官が一言
「あんなことをしたら、パイロットはクビだな!」
とつぶやいていました。



バッテリーの残量が気になるので着陸態勢に入ります。

エルロンの舵角が大きいせいか、複葉機のようにロール軸がコロコロと落着きません。
舵角を減らすか、それとも3Dジャイロを使おうか、いろんな事を考えながらアプローチさせます。



地上高2mで滑走路に進入しました。

以前、下総基地で見たYS-11を思い出しました。

このアプローチが見たくてYS-11を作ったのでした。



フラップを降ろすと機体の姿勢が若干乱れました。

もっと上空からフラップを降ろして、トリムを取り直してから着陸態勢に持ってくればよかったと思いました。

それでも、フラップのブレーキ効果は顕著で写真のとおりノーズを上げながらメインギアから接地しました。

製作の苦労が吹き飛ぶ瞬間です!



無事に着陸したので記念写真です。

ナベさんとゆかいな仲間たち&ワンコ1匹
(本日のフライトロケを手伝ってくれた皆さんです。)
皆さん、お忙しい中ご協力頂きましてありがとうございました。



とりあえずYS-11のフライトは無事に終了しました。

私のYS-11の全備重量は1,502g(3セル2200mAh174gを含む)になりました。
エレベーターサーボを2個から1個に減らしましたが、フラップを装着したのでやや重目です。

しかし、ラジコン界の重鎮Cさんから
「このくらいなら重いうちに入らないよ!」
と励ましのお言葉をいただきました。

このYS-11のキット、製作の途中でいろいろありましたが、飛ばしてみると中々良い機体です。
フラップを降ろすと機速も落ちますし、ノーズを上げてフレアーをかけながら進入してきますから、スケールマニアならたまりません。
読者の皆様も、このYS-11を製作する機会がありましたら、是非フラップを装備することをお勧めします。

それではまた!




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