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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(446)~作りかけだったスーパーチップマンクのフライトインプレッション!~(2018/06/01)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


いよいよ初フライトの日が来ました。
天気は晴天、風は0~2m/sと初飛行には理想的なコンディションです。
前回エンジンを回しているし一応飛んでもいるので、本当ならリラックスして飛ばせるはずなのですが、カウリングを付けるとまた印象が変わってきます。

はたしてどうなることやら・・・。



私が製作したスーパーチップマンクは全長1,360mm、全幅1,630mm、乾燥重量3,240g(共に実測値、主翼面積は不明)となりました。
これが重いんだか軽いんだか良く分かりませんが、とにかく飛ばしてみれば感覚的に分かると思います。

紅白の派手なストライプが緑の芝生に映えて、なかなか良い感じです。
やはりカウリングを付けるとスケール感がグッと上がりますね。



こちらがサイドビューです。

マフラーの露出も思ったより少なく、目立たなくて良かったです。
こうして見るとキャノピーが大きいので、RC仲間から「パイロット人形は乗せないの?」とよく言われます。



チップマンクを正面から見ます。

胴体の断面(胴枠の形)ですが、上半分は丸くプランクされているのですが、下半面は四角く切られていて、まるで蒲鉾(かまぼこ)のようです。
この辺がスケール機としては惜しいところですね。



後方からのビューです。
水平尾翼の下の胴体の処理が気に入らないのでずか、まぁそこはセミスケール機だと割り切るしかなさそうです。



燃料を入れてフライトの準備に取り掛かります。

久し振りのエンジン機のせいか、なんだか自分が緊張してあがっているのが分かります。
こういう時、ポカをやり易いので、燃料パイプのIN側(タンク側)とOUT側(エンジン側)で色を変えておいて良かったなぁと思いました。



エンジンが掛かると体内のアドレナリンが放出して血圧が上昇するのを感じます。
スロットルのハイ側とロー側でのエンジン回転の様子を確認したら滑走路(正確には誘導路?)に機体を置きます。

自分に対して「落ち着いて!落ち着いて!」と言っているのですがなかなか平常心に戻りません。
きっとカメラマンとの会話もロレツが回ってなかったんじゃないかと思います。



スロットルを徐々に開けると機体は直進し、加速しながら離陸しました。
引込脚を上げてチップマンクをコースに入れると、なんだか急に落ち着いてきました。
不安要素が解消されたからでしょうか、機体を見ながらフライトを楽しむ余裕も出てきました。

車輪を引き込んだチップマンクはとてもスタイリッシュです。こうなると尾輪が露出しているのが気になるのですが、実機のチップマンクも尾輪は固定式と聞きますので、これでいいんだ!と自分に言い聞かせます。

実機のチップマンクの引込脚は後方に倒れ、車輪の半分は露出しているのですが、もうそんな事は全然気にならなくなってきました。



何度か宙返りを試みます。
最初はAPCの12×6を付けていたのですが、あまりにもプロペラが小さくて上空でスリップしている感じがしたので13×7に交換したところ加速も減速も良く空気をかいている感じになりました。



ナイフエッジです。
水平に保たれているのが僅か1~2秒で、その後だらだらと降下していきます。
仕方がないので4ポイントロールで逃げますが、スタント機のようにはいきませんね。



360度旋回を繰り返しながら良いアングルの写真を撮っていただきました。

セミスケール機とはいえ、なかなか良い雰囲気を醸し出しています。
こういう時、モデラーとしては製作の苦労が癒されます。ホント!作って良かったなぁと感じます。



背面飛行で滑走路上空をローパスさせます。
ギャラリーから歓声が聞こえてきました。

あの天才パイロットであるアートショール氏も演技を終えた後、キャノピーを開けてコクピットから身体を乗り出して足で操縦桿を操作しながら手を振って観客に応えていたそうですから、その雰囲気が解るような気がします。



初フライトで燃料消費量がわからないので、早めに着陸コースに入れます。
機体をダウンウインドレグに入れて第3旋回に備えます。

第3旋回は追い風の中でスロットルを絞り、機体を降下させながらエルロン・エレベーター・ラダーを操作しますので失速しやすい場面です。
スロットルを絞り過ぎないように我慢しながら高度処理をしていきます。



機体がファイナルアプローチから滑走路に進入してきました。滑走路には人も他機もありません。
『ランウェイクリアー』『ミニマム!』
いよいよ着陸を決断する時が来ました。
一瞬フラップを降ろすのを忘れていたことに気付きましたが、機速が十分落ちていたのでこのまま降ろすことにしました。
『ランディング! 』
とコールすると何故か業界関係者が笑っています。



程よい降下率でチップマンクが進入してきます。
前日の雨で滑走路はウエットの状態ですから、ていねいな着陸を心掛けないと機首からお辞儀をしてしまいます。
車輪が接地する最後野最後までエレベーターを操作してフレアーを掛けます。



スーパーチップマンクの初飛行が無事に成功しました。

私の極度の緊張感が伝わったのか、カメラマンのYさんが『せっかくだから記念写真を撮ろうよ!』と言ってくださいました。

このスーパーチップマンク、スケール感がおかしいとか、引込脚の構造が違うとか、いろいろと文句を言ってしまいましたが、良く飛んでくれると分かったとたん、急に愛着が沸いてきます。
『出来の悪い子ほどかわいい!』って、このことでしょうかね?!



初飛行を無事に終えて翼を休めるスーパーチップマンクです。

先ほど『出来の悪い子』と言ってしまいましたが、どうやらそうでもなさそうです。
『ちょっと型破りなやんちゃ坊主』ってところかもしれません。

パイロット人形を乗せずにスケール感を高めるとしたら、内側からスモーク塗装をして白い窓枠を縦にペイントしたり、パイロットが主翼に乗るステップ部分に黒いフィルムを貼るなど、まだまだスケールアップする余地は残されています。

そんな訳で、とりあえず『作りかけのスーパーチップマンク』の回は幕を閉じることにします。

しかし・・・・・・・・・・・・・・。
まだまだ物置に作りかけの機体が山ほどあるんだよなぁ~。
どうしましょう?!



それではまた来週! (^o^)/~~



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