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「ナベさんの気ままなラジコン日記」(499)~ニュージーランドに行ってきた!②~(2019/06/14)

ナベさんのプロフィール

(過去の日記はこちら)


先週に引き続いてニュージーランド旅行記をお伝えしたいと思います。

『クイーンズタウンに行ったら絶対にミルフォード・サウンドに寄れ!』と言われるくらいミルフォード・サウンド(Milford Sound)は有名な観光地で、息を呑むほどの大自然の景色が堪能できます。



これがミルフォード・サウンドの地図です。
そう! サウンドといっても音ではなくて入り江のことなんです。山が氷河よって削り取られて、そこに海水が入り込んでフィヨルドが形成されています。
写真のように形状が複雑に入り組んでいるため、当初、タスマン海を航行する船からは入り江の存在が判らなかったそうです。そこに偶然に通りかかったジョン・グロノというヨーロッパの冒険家が発見したことになっています。(諸説あります。)
この入り江の一番奥のミルフォード・サウンドからタスマン海の入り口まで行って帰ってくる観光船のアクティビティーに参加する為に世界中の観光客が集まってきます。



観光船の展望デッキに出てみました。どうですか? 左右の山肌は氷河に削り取られて切り立っています。神々しいほどの景色で神秘的な別世界に入り込んだ気分になってしまいます。
また、太陽の日差しは暑いのに風は冷たい感触です。



山の上に雪が積もっています。息を呑む光景って、このことをいうのでしょうね。
私たちが乗った観光船と一緒にイルカの群れが泳いだり、あたりの岩の上でアシカが日向ぼっこをしています。



ミルフォード・サウンドから戻ったら、今度はバンジージャンプを見に行きました。深い谷間の橋の上から足にゴムを付けて飛び込みます。写真の赤い丸の中にジャンパーが写っています。一度飛び込んでしまうと、後は自由落下ですから何も出来ません。ただただゴムの力にまかせてビョ~ンビョ~ンと飛び跳ねているだけです(笑)。この0Gの感覚が、とても気持ちいいらしいのですが、私だったら絶対にしません。他力本願ってこのことをいうのでしょうか(笑)。



ジャンパーが静止したら川からゴムボートでお迎えが来ます。棒を使ってこんな感じで回収されます。



クイーンズタウンからクライストチャーチに戻る道中は長いので、いろいろな所に寄ります。
これは羊の毛刈りショーです。『かわいい~!』とかいって日本人も中国人も韓国人も羊に群がっています。羊も慣れているのか余裕の営業スマイルです(笑)。



羊の毛刈りショーの後は昼食です。『かわいい~!』とかいっていた観光客が一瞬の躊躇もなくラム肉を食べています(笑)。私はさすがにラム肉は遠慮して牛肉を選びました!^^;



この花はルピナスです。ピンクや黄色いルピナスもあるのですが、花が育つと最終的には写真のように紫色になるそうです。ルピナスは美しいのですが、外来種なのでニュージーランド人はこの花を嫌い、見つけると駆除するそうですが、繁殖力が強いので追いつかないといっていました。 その奥にある湖はティカポ湖です。氷河で削り取られた岩石の成分から青くなったそうですが、まるでバスクリンを入れたお風呂の様な色をしています。それから右奥に石で出来た教会があります。



これがその教会です。 『The Church of Good Shepherd』直訳すると良き羊飼いの教会ってとこですかね。軒並み観光客が撮影しているので、人がいない教会を撮るのに40分くらい待ちました。ここは夜、星空見るアクティビティーが人気なのですが、私が行ったときは天候が悪くて星空は見られませんでした。



いよいよ南島とお別れをして北島に移動します。クライストチャーチからロトルアへのフライトです。高翼の双発機で長刀のような形状のプロペラ、それにT尾翼。私はてっきりポンバルディアかと思いましたが、よくよく見るとATRでした。コンピューターで設計しているので、各メーカーの機体のデザインが似てきます。
ATRが離陸してまもなくのこと、機体は45度くらいのバンク角で180度旋回に入るとクライストチャーチの空港に戻ってしまいました。整備員がライトでエンジンのエアインテークを覗いています。どうやらバードストライクのようです。飛行機が出発空港に戻る場合、一旦、離陸してから戻るATB(エア ターン バック)と誘導路を走行中に異変に気付いて戻るGTB(グランド ターン バック)の2種類があります。バードストライクといっても墜落事故に繋がる深刻なケースがあります。読者の皆さんならご存知の方も多いと思いますが、2015年にトランスアジア航空235便が第2エンジンがフレームアウトしたにもかかわらずパイロットのミスにより第1エンジンのスロットルを絞ってしまい失速、やがて川に墜落しました。乗客、乗員の命って、まさにパイロットに委ねられているんですね。
しばらくすると機体にタラップが横付けされて私たちは待合室に戻されました。次の便の空席を確保する為に各旅行会社の添乗員がカウンターに詰め寄ります。ほぼ満席の機体でしたから、おそらく次の便だけでは吸収しきれず、次の次の便、また、次の次の次の便に分散するとツアーのグループ全員がその日の内にロトルアに着けるかどうか確約は出来ません。こんな時は個人旅行よりも、交渉力の強い旅行会社が主催するツアーの方が安心です。



偶然にも代替機がクライストチャーチに置いてあったため、予定の1時間遅れで全員がロトルアに到着しました。本当にラッキーでした。 ここはロトルア湖です。セスナの水上機が無造作に(笑)置いてあります。ニュージーランドは日本と比べると飛行機が人々の生活に密着しているように感じます。気が付いたらセスナは何処かへ飛んで行ってしまいました。



こちらがロトルアの間欠泉です。あるツアー客が『ロトルアと別府温泉とどちらの間欠泉が大きいの?』と質問して添乗員を困らせていました。私はすかさず『比べたことないから判らな~い!』とおどけてみせて、その場を凌ぎました(笑)。



こちらはハンギ料理といって温泉の地熱を利用して作る料理です。まぁ、特別どうってことない蒸し焼きの料理でした(笑)。



ハンギ料理を食べていたらマオリ族のショーが始まりました。昔、私が見た時は30人くらいの大勢の人たちが迫力ある男性コーラスと火の踊りを見せてくれたので、それを期待していたのですが、予想に反して今回はあまりにも少人数なので拍子抜けしてしまいました。後でよく考えたのですが、きっと後継者不足なんだと思いました。観光客相手の歌や踊りのショービジネスよりも、もっと割りの良い仕事に流れて行ったのかもしれません。 後方の男性の演奏しているギターが、なぜか『YAMAHA』なのには笑ってしまいました。



マオリ族の資料館にあった船です。マオリの人々はこんな華奢な船に乗って、有るのかどうかも分からないニュージーランドの島を発見したのですから、それはそれは命懸けの大冒険だったのでしょうね。



さて、いよいよオークランドから日本に向けて出発です。
行きと同じく帰りもニュージーランド航空のボーイング777-300です。この機体は行きの機体と色違いで白地に黒でニュージーランドと書かれています。
ニュージーランドにもっといたいという気持ちと日本が懐かしいという気持ちが頭の中で交差しています。



これは客室から主翼を撮った写真です。
飛行機が成田空港に近づいてきました。皆さんご存知のとおり、主翼は炭素繊維から出来ている複合材で、日本の東レの技術で作られているそうです。綿密な構造計算により外力が主翼全体に分散しているためか、均等にバランス良くしなっています。とても美しい機体でした。

今回の旅では、スケジュールの関係から30年前にお世話になったホームステイファミリーとはお会いできませんでしたが、それがもう一度ニュージーランドに行こうという意欲に繋がってきます。そして今回見られなかったアオラキ・マウントクックやティカポ湖の星空をぜひ見たいと思います。


さてさて、2回に渡ってラジコンとは関係のない私の旅行記にお付き合いいただきましてありがとうございました。また、来週からはいつものラジコン日記に戻りますので、これからもよろしくお願いいたします。


それではまた来週!  (^o^)/~~



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