「ナベさんの気ままなラジコン日記」(519)~オテンバの製作⑮~(2019/11/01)
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先週はオテンバの下塗りを終えましたので、今週からフィルム貼りを始めたいと思います。
フィルムを貼る前にデザインを考えなくてはいけないのですが、私は以前制作したツインプラム号のデザインを踏襲しようと思います。 その理由は、今制作中のオテンバとツインプラム号をフィールドで並べたとき、同じ航空会社の機体のような関連性が持たせられるかなぁと考えたからです。
よく調布飛行場で新中央航空株式会社のドルニエが止まっているじゃないですか。あのイメージです(笑)。
でもって、ツインプラム号ってどんなのよ? という読者の方にご紹介します。

これがムサシノ模型飛行機研究所のツインプラム号です。
昔はエンジン機仕様が前提でしてから、エンジンが片肺になっても直線飛行出来るように、エンジンのサイドスラストが大きく外側に広がっていました。
まぁ、それが特徴でフィールドに置いておくと、よく話しかけられました。

それでは、手始めに水平尾翼からフィルムを貼っていきます。
水平尾翼より大きめにフィルムをカットします。

水平尾翼の四隅と中央部の前後の計6か所、アイロンで熱を加えてスポット圧着します。

フィルムが水平尾翼のバルサ材に着いたら周辺を5mmほど残して余ったフィルムをカットします。

フィルムの端の部分は折り曲げますので、こんな風にカットします。

曲線部分はフィルムを縮ませながら貼っていくので、曲面の形に合わせてカットします。

周辺のカットが終わりましたら、フィルムを折り込んでいきます。

曲線部分はいきなり圧着するのではなく、じわりじわりと熱を加えてフィルムが縮む性質を利用して貼っていきます。

水平尾翼のバルサ材の周辺にフィルムがしっかりと圧着されたのを確認したら、いよいよ全体に熱を加えます。

片面が終わったら、裏面に移ります。
① フィルムをカットする。
② 周囲をスポット圧着する。
③ 周囲を折り込む。
④ 全体に均等に熱を加えね。
この繰り返しです。

次はエレベーターです。
エレベーターは裏表を一度に貼りますので、倍の面積のフィルムをカットします。

エレベーターのフィルム貼りは、まずヒンジラインから下面を貼って、上面に回り込んでからヒンジラインで終了します。
フィルムの端の処理は水平尾翼と同じです。

フィルム貼りが終わったら、設計図を参考にしてヒンジの溝をカットします。生地完成の時点でヒンジ溝はカットしてあるので、簡単に探せると思います。

次は垂直尾翼です。
水平尾翼の時と同じように、やや大きめにフィルムをカットしたら周囲をアイロンでスポット圧着します。

こちらも同様に周囲のフィルムの処理をします。

こちらも同様です。
曲線部分はその曲線に合わせてフィルムをカットします。

周囲のフィルムを折り返したら、全体に熱を加えていきます。

次はラダーです。
やってることは全く同じです。
フィルムの折り返し部分を処理していきます。

ラダーのように小さなバルサ単物は気泡が出来やすいので、気泡が出来てしまったら、待ち針で穴を開けた後、アイロンを宛てて空気を出します。

とりあえず、水平尾翼と垂直尾翼のフィルム貼りが終わりました。
ヒンジは差してあるだけで、まだ接着していません。
それではまた来週! (^o^)/~~
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